2017.03.29

【ボリビア】

■チリ、フェレイラ大臣訪問を拒絶 Página Sieteの記事
チリのエラルド・ムニョス外相は、レイミ・フェレイラ国防相の訪智を拒絶した。オルーロ県のピシガの国境でボリビアの税関職員と兵9人が、チリ側に拘束される事件が起きた。同大臣は、この9人と面会するため同国を訪れる方針だった。しかしチリ政府側は同大臣の過去の言動などから「ビザ取得」を求め、事実上拒絶した。さらに同外相は、ボリビア政府に謝罪を要求した。

■人権団体、チリに解放要求 Página Sieteの記事
国内の人権団体はチリに対し、ボリビアの9人の即時解放を求めた。オルーロ県ピシガの国境で、密輸の取り締まりにあたっていた税関の7人と兵2人が、突然チリ側に拘束されたものだ。団体側は、ボリビアとチリの関係が極度に悪化する中、チリ側の対応に明らかに問題があると指摘した。

■記者ら、チリ領事館前でデモ Página Sieteの記事
国内の記者らが、ラパスのチリ領事館前で抗議デモを行なった。取材のためチリを訪れたボリビアTVの記者とフォトグラファーが、チリ当局に拘束された。チリ側は書類の不備などを理由としているが、ボリビア政府は問題がなかったことを確認している。記者らは、チリによる「嫌がらせ逮捕」で、報道の自由を侵したと指摘している。

■新大統領府、チリ企業も参画 Página Sieteの記事
ラパスで建設が進められている新大統領府について、チリ企業も参画しているという。2015年、現行のパラシオ・ケマードの隣接地で、新しい建物の建設が着工された。公共事業省によると、この建設にチリのエチェベリア社が参加しているという。ボリビアとチリの関係が極度に悪化する中、同社の参加に批判が起きている。

■エボ、喉の状態が悪化 El Díaの記事
エボ・モラレス大統領の喉の状況が悪化しているという。モラレス大統領はこの週末、またキューバに向かい治療を受けることが発表されている。今月初めに数日間の入院をしたばかりだが、喉の状況が悪化し、急遽手術を受けることになったという。手術や治療を国内で受けないことに、国内の医療関係者から批判も起きている。

■新5ボリビアーノ硬貨発行 Página Sieteの記事
ボリビア中央銀行(BCB)は、新しい5ボリビアーノ硬貨を発行した。同行によると、大きなデザイン変更ではないが、国旗にも使用されている「黄色」をより鮮明に際立たせる変更を行なったという。新硬貨はすでに3月20日頃から、市中に出回り始めている。旧硬貨についても、これまで通り使用できる。

■二重アギナルド、再開方針 Página Sieteの記事
政府は今年、二重アギナルド(クリスマス手当)を再開する方針だ。いわば年末のボーナスであるアギナルドについて、政府は賃金生活者の質向上を目指し、倍払を義務づけた。しかし昨年は、経済成長が目標に達しなかったことから、実施が見送られた。政府は今年の目標を5%成長とし、この二重アギナルドを復活させる方針だ。

■日本、地熱発電に5億5200万ドル投資 Prensa Latinaの記事
日本政府は、ボリビアの地熱発電開発に5億5200万ドルを投資する。ポトシ県のチリ国境、ラグーナ・コロラダ付近でこの開発計画が進められているものだ。日本は、40年間の新たな借款を行ない、この開発を援助する方針だ。ボリビア政府は電力を新たな輸出品と位置づけ、国内の電源開発を進めている。

■ルレナバケ、観光50%減 Los Tiemposの記事
ベニ県のルレナバケを訪れる観光客は、この3年で50%減ったという。市側が明らかにしたもので、2013年の観光客が3万5千人だったが、2016年は1万7千人となった。この地はイスラエル人に人気の観光地だったが、政府が2014年、パレスチナ政策への批判からイスラエル人へのビザを義務づけ、来訪者が激減した。

■LATAM、サンタクルスへ Diario Financialの記事
LATAM航空は28日、チリのサンティアゴとサンタクルスを結ぶ直行便を開設した。同社のサンタクルス乗り入れは、リマ線に続く2路線めだ。この路線は174人乗りのエアバスA320型機を使用し、週3往復の体制で運航する。片道の運航時間は、2時間15分だ。同社は国内ではラパスとサンティアゴを結ぶ路線も運航している。

■エル・シジャル、再開 El Deberの記事
サンタクルスとコチャバンバを結ぶ新道の、エル・シジャルの区間は28日14時、通行が再開された。ボリビア道路管理局(ABC)は、この区間の道路改善工事を行ない、8時間にわたり通行規制がかけられた。この工事が無事完了し、通行が再開されたものだ。旧道が使用できる状態だったため、大きな混乱には至らなかった。

■オルーロターミナル闘争、膠着化 La Patríaの記事
オルーロの新バスターミナルをめぐる闘争が、膠着化している。2月にオープンした新ターミナルだが、旧ターミナルからの移管が進まず、先行き見通しが立たないとして今月、運営会社が閉鎖を決断した。この問題ではターミナルの利権などをめぐる各方面の思惑が交錯し、議論が進まない状態となっている。


【ペルー】

■ハウハ、旅客機火災 El Comercioの記事
フニン県ハウハの空港の滑走路上で27日16時58分、ペルービアン航空の旅客機が火災を起こした。この機はリマから到着した便で、着陸したとたんに機体から火が出たという。この便の140人の乗客と乗務員は逃げ、全員無事だった。同社は、機体に何らかの異常が起きたとみている。この機体が滑走路を塞いでいるため、同空港は閉鎖された状態だ。

■PPK、ピウラを視察 Perú21の記事
ペドロ・パブロ・クチンスキー大統領が、ピウラ川の決壊による洪水に見舞われたピウラを空から視察した。市街地の広い範囲が水に浸かり、1万人が被害を受けているとみられている。クチンスキー大統領は被害についての説明を受け、この上で被災者向けの人道支援を迅速に行なうことなどを指示した。

■ペルーに18か国から支援 Perú21の記事
中部から北部で水害が相次いだことを受け、ペルーには18か国から物資支援などが届いているという。エクアドルやコロンビアなど周辺各国のほか、北米、スペインなど欧州、日本やインドなどアジアからも物資などが次々に届いている。今回の一連の水害で、避難者数だけで10万人を超えている状態だ。

■マチュピチュ観光は影響なし La Repúblicaの記事
国内随一の観光地マチュピチュに、水害の影響は生じていない。国内中部から北部では、大雨の影響による洪水や川の氾濫、土砂災害などが相次いでいる。このため世界各国はペルー観光への注意喚起を行なっているが、マチュピチュ来訪者は一日2700~2800人と安定しており、影響はないという。


【チリ】

■トーレス・デル・パイネ、新吊り橋 BioBio Chileの記事
第12(マガジャネス)州のトーレス・デル・パイネ国立公園に、新たな吊り橋が完成した。この吊り橋はグレイ氷河やエル・パソキャンプ場近くの、観光ルート上に設けられたものだ。同公園によると、米国からの資金協力を得て、この吊り橋が新設されたという。この橋の完成で、テルセーラ・ケブラダへのアクセスが向上した。

■イキケ、水道管破裂 BioBio Chileの記事
第1(タラパカ)州都イキケで、水道管が破裂する事故が起きた。この事態を起こしたのはカウポリカン地区の住宅街の街路に敷設されている水道管だ。27日午前3時、この破裂で大量の水が噴出し、周囲10棟の住宅が浸水を受けた。また事故の影響で、周囲一帯の広い範囲で断水した。


【アルゼンチン】

■貧困率、30.3%に La Nacionの記事
アルゼンチン国民に占める貧困層の割合は、30.3%となった。アルゼンチンカトリック大学(UCA)が明らかにしたデータだ。この数字は昨年下半期の32.2%からは若干改善したが、今もなお1300万人が貧困層となっていることになる。クリスティナ・フェルナンデス政権末期の2015年下半期の貧困率は、29.0%だった。

■マリファナ薬事利用、成立へ Clarín.comの記事
マリファナ(大麻草)の薬事利用解禁に関する法案が、29日にも成立する見通しとなった。緩和ケアなどの使用に限り、マリファナの利用を合法化するものだ。下院を通過したこの法案は上院に送られており、この日にも賛成多数で可決される見通しとなった。周辺国ではチリやコロンビアで、同様の解禁がなされている。

■イグアス、プーマの議論 Clarín.comの記事
ミシオネス州のプエルト・イグアスでは、プーマ(ピューマ)についての議論が続いている。イグアス国立公園にプーマが現れ、2日間にわたり閉園される事態が起きた。このプーマが再び現れた場合、生け捕りをめざすか、または射殺するかで議論が起きている。プーマは絶滅危惧種だが、観光客の安全とどのようなバランスをとるかが焦点だ。

■AR、乗客置き去り Primera Ediciónの記事
ミシオネス州ポサーダスの空港で、アルゼンチン航空の旅客機が乗客を置き去りにしたという。ブエノスアイレス行きの便が、同社のソフトウェアの問題でトラブルとなり、遅れが生じた。手続きを済ませた乗客らは出発を待っていたが、この機は待つ乗客に搭乗案内をすることもなく、離陸してしまったという。乗客らは同社のブース前で猛抗議した。


【エクアドル】

■新種のカエルを発見 El Comercioの記事
国内で、新種のカエルが見つかったという。ブラジル、サンパウロ大学の研究者が明らかにしたものだ。コンドル山脈の東側の原生林で見つかったのは、体長18ミリほどのカエルだ。このカエルには「Chiasmocleis Parkeri」という学名がつけられている。この研究者は、国内機関の協力を得て、生態などについて調べを進めるという。


【コロンビア】

■予防接種はあくまで推奨 El Heraldoの記事
黄熱病の予防接種はあくまで推奨で、義務ではないという。隣国ブラジルでこの感染症が広がっていることから、4月から国内航空便の利用時、イエローカードの提示が求められるケースが生じる。保健省によるとこれは義務ではないものの、旅行者に対し接種を強く促すものだという。同省は、アフリカの一部の国々への渡航などには、接種を事実上義務づけている。

■アビアンカ機、バードストライク El Heraldoの記事
アビアンカ航空の旅客機で、エンジンに鳥が飛びこむ「バードストライク」が起きたという。バランキージャの空港で、ボゴタ行きの8574便が離陸した際にこの事態が生じ、同空港に引き返して着陸した。右側のエンジンに、鳥が飛びこんだという。この影響で、後続の便にも遅れが生じた。

■結婚式で天井が崩れる Caracol Radioの記事
メデジンの結婚式の会場で、天井が崩落する事故が起きた。ジャノ・デ・ボリバールの施設で式が行われていたが、新郎新婦が指輪の交換をしようとした際に、突然崩落が起きた。この事故で、合わせて7人が負傷している。新婚の二人は、無事に式を終え、新婚旅行に旅立った。


【ベネズエラ】

■OAS、カラカスの状況調査へ Caracol Radioの記事
米州機構(OAS)はカラカスの状況を実地調査する。ベネズエラについての審議が28日に行われ、過半数の20か国がこの調査開始に賛成した。ルイス・アルマグロ総裁は、国内で普通選挙が行われず独裁体制にあるとして、同機関からの資格停止の方針を示している。この議決について、ベネズエラに近いボリビアとニカラグアは棄権した。

■司法、議会特権を否定 El Universoの記事
最高裁は、議会特権を否定する判断をした。一院制議会は、ニコラス・マドゥロ政権の退陣を目指す野党が圧倒的多数を占めている。この議会は、マドゥロ政権に対する国権最高機関としての裁判を行なおうとしているが、最高裁は司法判断に基づく特権は同国憲法上、ないと判断した。

■元大統領ら、アルマグロ支持 El Paísの記事
イベロアメリカの元大統領の多くが、米州機構(OAS)のルイス・アルマグロ総裁の考えを指示した。同総裁は、独裁体制にあるとの理由から、ベネズエラの資格を停止する方針を示している。イベロアメリカの元大統領らが連名で、このアルマグロ総裁の考えを支持、同調する文書を発表した。

■コロンビアへの移民、120万人 Segundo Enfoqueの記事
コロンビアへ移民したベネズエラ国民の数が、120万人に達したと推定される。経済失政により国民生活が困窮する中、安定した生活を求め移民する国民が増えている。とくに言葉の障壁が低い隣国コロンビアに行く人が多く、同国の移民局のデータではその数が120万人に達したとみられるという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■食肉スキャンダル、全容解明へ Gestionの記事
ブラジルの捜査機関は、食肉スキャンダルの全容解明に、全力を挙げている。この17日、検察が明らかにしたこの事件は、捜査機関が2年にわたり捜査を続けてきたものだという。ブラジルは世界第2位の食肉輸出国で、輸出相手は150か国にのぼる。世界の職の安全のためにも、同機関は食肉をめぐる組織犯罪の全貌を明らかにする姿勢だ。

■グアテマラ、3人がリンチ死 La Prensaの記事
グアテマラで男3人が、リンチを受け死亡した。同国警察が明らかにしたもので、事件が起きたのはインディヘナ(先住民)文化が根強いサンマルコスだ。男4人が、この町でプリペイドカードを売っていた男性に強盗をはたらこうとした。町の人々がこの4人を拘束し、暴行したうえ生きたまま火を放ったという。3人が死亡し、1人が重傷を負った。

■モンテビデオ、こどもの肥満 El Paísの記事
ウルグアイ、モンテビデオでもこどもの肥満が深刻だ。市内の医療機関が市内48の学校を調べたところ、10歳から13歳の児童生徒の、実に40%が肥満または体重過多の状態にあるという。きわめて重度の肥満の児童生徒も24人が確認された。同機関は食生活の変化と運動不足を最大の理由に挙げている。放置すれば、生活習慣病が蔓延しかねないと警告した。

■プエルトリコ、LCC効果 Caracol Radioの記事
プエルトリコでは、LCC就航による顕著な経済効果がみられたという。サンフアンの空港には、昨年6月から米国のLCC、フロンティア航空が乗り入れた。この路線のこれまでの利用者が11万人となり、観光業を中心とした経済効果が2100万ドルに達したという。フロンティア航空はサンフアンとオーランド、フィラデルフィアを結ぶ路線を運航している。

■キューバでホテル業の国際会議 Caracol Radioの記事
キューバで、世界25か国、250社が参加するホテル分野の国際会議が開催される。5月にハバナやオルギンで開催されるもので、ヒルトンやフィンドハム、マリオットなど、主要チェーンの関係者も参加する。キューバでのこうした会議の開催は初めてだ。キューバは観光業の振興に力を入れており、こうした会議を通じた新たな投資に期待を寄せる。


【サイエンス・統計】

■アンデスの氷河、63%喪失 ABC Colorの記事
アンデス山脈の氷河は、この50年で実に63%が損なわれたという。米州開発銀行がコロンビア、ボゴタで報告したものだ。ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアの氷河の融解、喪失が想像以上のペースで進んでいる。あと30~40年で、すべての氷河が失われる可能性もあるという。背景には温暖化などの気候変動があるとみられる。