2015.06.24

【ボリビア】

■ペルー、ボリビアの海を「支持」 El Deberの記事
ペルーのオリャンタ・ウマラ大統領はボリビアの海を「支持」したという。23日、初めてとなる二国間の共同閣議がプーノで行なわれた。ボリビアは平和条約に基づきチリに、主権ある海を求めているが、同大統領はボリビアのこの立場を支持し、両国間の平和的解決を望むと、発言したという。先月にはハーグの国際司法裁判所で、この件の弁論が行なわれたばかりだ。

■大陸横断道、調査でも合意 El Deberの記事
23日、プーノで開催されたボリビア-ペルー共同閣議で、「大陸横断道」の一部をなす両国間の道路整備への調査に合意した。ベニ、パンド両県とペルー、ブラジルを結ぶルートについて、実現に向けた技術的調査を行なうという。また両国間に、トラックなどの車輌が通過できる新たな国境を整備することでも合意がなされた。

■薬物対策強化も合意 El Deberの記事
23日、プーノで開催されたボリビア-ペルー共同閣議では、薬物、密輸対策の強化の方針も意見が一致した。薬物輸送などは南米では国家をまたぐ問題となっている。両国は国境エリアでの対策を強化し、情報を共有するなどこの問題への対処を強化することに合意した。この問題については、両国の国防相同士が会談の場を持っている。

■鉄道は具体的進展なし Página Sieteの記事
23日にプーノで開催されたボリビア-ペルー共同閣議で、鉄道の問題には大きな進展はなかった。ボリビアはブラジル、サントスとペルー、イロを結ぶ大陸横断鉄道建設を目指すが、ペルー側はブラジルと二国間の鉄道建設計画を進めている。両国首脳会談でこの問題も触れられたが、ペルー側の譲歩はなく、進展はみられなかった。

■ペルーへのガスパイプライン敷設へ La Razónの記事
天然ガス担当のルイス・アルベルト・サンチェス大臣は、ペルーとの間でパイプラインを建設することに合意したことを明らかにした。両国間共同閣議の機会に担当閣僚同士が会談したものだ。国内産の天然ガスを同国に輸出するルートを設ける。また今後電力融通用送電網の整備を行ない、ボリビア石油公社(YPFB)はペルー海岸に石油化学工場を設けるという。

■トラックの組合、チリへの抗議を計画 Página Sieteの記事
トラックの運転手の組合は、チリに対する抗議行動を計画している。ボリビアが外港として使用するイキケ港では港湾ストが続き、ボリビアの輸出業や輸送業が大きな打撃を受けている。組合側は「すでに緊急事態にある」として、イキケ港湾とチリ政府に対する、大規模な抗議行動を検討している。輸送業だけですでに4千万ドルの損失を被っているという。

■インカ古道の一部、損傷か Página Sieteの記事
昨年6月にユネスコ世界遺産に登録されたインカ古道(カパック・ニャン)の一部が、損傷を受けたとみられる。文化省が明らかにしたもので、ルートの一部であるラパスのクンブレ付近の道が200メートルにわたり、損傷を受けた。同省によると、車輌がこの区間に不法侵入した可能性が高いという。

■テラサス氏、やや上向く El Deberの記事
国内唯一の枢機卿であるフリオ・テラサス氏の容体は、やや上向いた。同氏は先週末、自宅で倒れ、サンタクルス市内の医療機関に入院している。今も治療、療養が続いているものの、入院時よりも容体は上向いていると病院側が発表した。7月8日に来暮するローマ法王フランシスコ1世は、同氏の自宅に宿泊する予定となっている。

■トゥヌパ火山、活発化の兆し La Patríaの記事
オルーロ県のトゥヌパ火山に、活発化の兆候が表れているという。この山を抱えるサリナス・デ・ガルシ・メンドサの行政が明らかにしたものだ。観測機関が、この火山の火山性の動きを観測したもので、今後の動向に注意を払う必要があるという。オルーロ市から279キロ、県南部のこの火山は標高5432メートルだ。

■環境省、花火も禁止 La Razónの記事
環境省は、23日の「サンフアンの夜」の花火も禁止した。この夜には伝統的にたき火や花火をする習慣があるが、この煙による大気汚染が問題となり、これまで各地域行政が禁止の措置をとっていた。今回初めて、国側が禁止に動いたもので、たき火だけでなく、花火の販売、使用が差し止められた。違反者には、罰金が科されるという。


【ペルー】

■プーノ、二か国共同閣議 RPPの記事
プーノで、ペルーとボリビアの二か国による共同閣議が行なわれた。両国大統領の会談とともに行なわれたもので、二か国の閣僚らは両国間の問題について話し合った。とくに近年、国境を越えた問題となっている薬物輸送について両国が協力関係を強化することで合意している。また両国のアマゾン地方を結ぶ新たな国境道の整備についても意見が一致した。

■モケグアからプーノへ Correo Perúの記事
ペルー、ボリビア両国の共同閣議が行なわれたプーノへ、モケグア県知事とイロ市長が向かった。ペルー政府はブラジルとの間で大陸横断鉄道の建設計画を進めている。ボリビアは自国を通るルートを提案しており、このルートの太平洋の出口となるのがイロ港だ。モケグア県とイロ市は、ボリビアが推すこのルートの実現を求め、この共同閣議の場でアピールするという。

■ウビナス、活発な状態 El Comercioの記事
モケグア県のウビナス火山は23日も、活発な状態を維持している。この火山は22日朝、小規模な噴火を起こし、噴煙が立ち上ったほか、火口から半径15キロの範囲に火山灰も降った。観測機関は今後もまた小規模な噴火を起こすおそれがあるとして、周辺コミュニティに対し注意を呼びかけている。

■チャチャポヤス、M4.2の地震 Perú.comの記事
アマソナス県の県都チャチャポヤス近くで23日午前0時33分頃、地震が起きた。観測機関によると震源は同市の南東34キロ、震源の強さはマグニチュード4.2、震源の深さは25キロだ。チャチャポヤス市内ではメルカリ震度2の揺れがあったが、人や建物への被害報告はない。

■協同組合破綻、預金は戻らず La Repúblicaの記事
国内で営業する、貯蓄組合(信用組合)などの協同組合金融機関が破綻した場合、預金は戻らないという。銀行保険業監督庁が明らかにしたものだ。リマ県の組合が巨額損失を出したことが報じられている。銀行が破綻した場合、その預金は保護されるが、こうした協同組合金融機関の場合、預金は保護対象にならないという。

■カジャオで大きな火災 Perú21の記事
リマに隣接する港町カジャオで大きな火災が起きた。市内のウマーノ・カナダの住宅地で23日未明、火が出た。火は瞬く間に広がり、これまでに50棟が焼失し、63世帯が焼け出されている。地域消防によると、負傷者などは出ていないという。この地域の家々は多くが木造家屋だった。出火原因などはまだ分かっていないが、断線の可能性が高いと消防は見ている。


【アルゼンチン】

■サルミエント線、ストは中止 Clarín.comの記事
23日に予定されていた、ブエノスアイレスの近郊鉄道、サルミエント線のストは中止となった。労働組合は安全対策などを求め、24時間のストを通告していたが、運営側との対話を理由に20日間、ストは延期するという。この前日にスブテ(地下鉄)リネアCでストがあり、交通が大きく乱れた影響もあるとみられる。

■リネアCストは13時間に Clarínの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)リネアCで22日に行なわれたストは、実に13時間に及んだ。「武闘派」の少数労働組合の30人がコンスティトゥシオン駅でピケを張り、利用を妨げたことから全線で運転を見合わせたものだ。このため平行するコレクティーボ(路線バス)に利用者が集中し、交通システムが破綻寸前となった。

■アエロパルケ、過去最高に Télamの記事
ブエノスアイレスのホルヘ・ニューベリー空港(アエロパルケ)の利用者は2014年、過去最高となった。空港システムを管理する国の機関が明らかにしたもので、同空港の年間利用者は1025万5541人となった。またエセイサ国際空港のこの年の利用者は860万877人だった。利用者は全体的に増加しており、両空港のインフラ拡充が必要だという。

■また停電抗議封鎖 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスでは市民による、停電への抗議封鎖が行なわれている。22日、市内はこの冬一番の寒さとなり、気温は摂氏1.6度まで下がった。低温で暖房利用による電力需要が増え、停電が各地で発生している。ビジャ・デボトやフローレス、カバジートなどでこれに抗議する市民が道路にピケを張ったり、封鎖したりするなど、怒りの声を上げた。


【エクアドル】

■クエンカ、トランビア予算を承認 El Universoの記事
ラファエル・コレア大統領は、クエンカに整備されるトランビア(路面電車)の最終予算を承認した。今回認められたのは整備運営にかかる22のプロジェクトの予算で、アンデス開発公社(CAF)や世界銀行からの融資を受け入れたものだ。クエンカは公共交通を自動車に依存しており、このトランビアによりその脱却を図る。

■サンフアニートの日 El Universoの記事
24日は、エクアドルでは「サンフアニートの日」でもある。この日はケチュアの太陽祭「インティ・ライミ」だが、同じくシエラ(アンデス)の伝統的な音楽リズム、ダンスであるサンフアニートを祝う日だ。この踊りは国内発祥で、ペルーやボリビアでも人気が高い。サンフアニートの日を受け、キトなど各地で、このダンスが披露される予定だ。


【ベネズエラ】

■レオポルド・ロペス氏、ハンスト中止 El Universoの記事
野党リーダー、レオポルド・ロペス氏がハンガーストライキを中止した。同氏は、次期議会選挙が12月6日に決まったことと自身の体力の問題から、ストを中止したと妻が明らかにした。同氏は16か月前に逮捕されたが、ニコラス・マドゥロ政権による「弾圧」と主張し、政治的言動の自由を国内外に訴えていた。

■ダイナミック航空、カラカスへ Expresoの記事
米国のダイナミック航空が、カラカスに就航した。同社は来月17日から、マイケティア国際空港とフロリダ州のフォート・ローダーデールを結ぶ便を、一日一往復運航する。経済問題から、カラカス線を運休する国外航空会社が多いが、同空港としては久しぶりの新規乗り入れだ。同社はチャーター航空会社として実績を積み、今回の定期便就航につなげた。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■米国、エルサルバドルに注意情報 Cruise Law Newsの記事
米国政府は国民に対し、エルサルバドルについての注意情報を出した。同国では殺人や暴力などの犯罪が多発し、国民が渡航する際、こうした事件に巻き込まれるおそれがあると警告したものだ。2010年1月以来、同国では34人の米国民が殺害され、419人が暴力事件に遭遇している。

■ブラジル、刑務所はパンク状態 Caracol Radioの記事
ブラジル国内の刑務所は、すでにパンク状態だという。同国法務省が明らかにしたもので、国内の1424個所の刑務所の受刑者収容キャパシティが37万6669人である一方、実際の収容者数は60万7730人だという。人口10万人あたりの受刑者数は300人にのぼり、2022年には収容者は100万人を突破する可能性があるという。