2015.09.23

【ボリビア】

■キヌア価格が暴落 Página Sieteの記事
アンデス原産の穀物キヌアの価格が、まさに暴落している。2013年の「国際キヌア年」を受けて国際市場での需要が増加し、2014年2月には1キンタルあたりの価格が2500ボリビアーノとなった。しかし需要が落ち着き、隣国ペルーで著しい増産があり、この価格は300ボリビアーノに落ち込んだ。この「バブル崩壊」で、収穫するほど赤字という農家も現れている。

■5県そろって「No」 Los Tiemposの記事
20日に自治憲章の是非を問う住民投票が行われた5県では、いずれも「No」との結論が出た。投票が行われたのはラパス、オルーロ、ポトシ、コチャバンバ、チュキサカ県で、中間発表で「Sí」(YES)が優勢だったコチャバンバ県も逆転した。この結果に、野党は政府与党MASの求心力が低下している、と指摘している。

■国民投票は2月21日に延期 Página Sieteの記事
憲法改正の是非を問う国民投票は、当初予定から3週間遅れて、来年2月21日になる見通しだ。与党MASは、エボ・モラレス大統領の再選を可能とするための改正を図り、1月31日の投票を模索していた。政府側は、選管の十分な準備期間をとったための措置としているが、20日の住民投票の結果を受けた動きとの見方もある。

■チモレ空港、就航の動きなし Los Tiemposの記事
政府がコチャバンバ県の熱帯地方に建設しているチモレ空港について、旅客、貨物ともに航空便の就航の動きがないという。政府が公共事業として進めるこの工事は、すでに進捗率が99%に達し、竣工間近となっている。国営ボリビアーナ航空(BoA)とアマスソナスは同空港への就航について「予定なし」と答え、エコジェットも「市場を分析中」との回答にとどめた。

■塩の禁止を検討 El Deberの記事
ボリビア政府は、国内の飲食店のテーブルに「塩」を置くことを禁止することを検討している。消費者保護行政が明らかにしたもので、塩分の取り過ぎによる、高血圧症などの生活習慣病を避けるための措置だという。また国内飲食店に対し、含有する塩分、砂糖分の表示を義務づけることも同時に検討している。

■チャコ、新しい橋 El Deberの記事
サンタクルス県のチャコ地方に向かう、新たな橋が建設されることになった。新設されるのはコルディジェラ郡とバジェグランデを結ぶ区間で、グランデ川にかかる全長200メートルの橋が建設される。予算は4500万ボリビアーノで、アンデス開発公社(CAF)からの資金援助を受ける。

■越境ペルー警察官を逮捕 El Deberの記事
ラパス県で、越境してきたペルーの制服警察官が逮捕された。この事態が起きたのはトラコリョで、ペルーのタクナ県警の警察官が、違法にボリビア領土内に入り込んだという。この際、もう一人も越境したとみられるが、この一人は取り逃がしている。拘束された警察官は、食料を探しに来たと語っているという。

■ワルネス、新発電所 Página Sieteの記事
サンタクルス県のワルネスに、新たな火力発電所が完成した。政府とサンタクルス県が建設を進めていたもので、200メガワットの発電が新たに可能となる。21日夜には、エボ・モラレス大統領も参列し、竣工式が行われた。政府はこの発電所建設に、1億7100万ドルを投じている。ボリビアは電力を新たな輸出品と位置づけ、国内での電源開発を進めている。

■ワルネス道はエクアドル社 El Deberの記事
サンタクルスのワルネスに至る道路建設は、エクアドルの企業が落札した。新たに火力発電所が稼働したワルネスに至る全長28キロの道路が建設されるが、ラファエル・コレア政権の後ろ盾を得た同国企業がこれを請け負うこととなったという。新道路の建設予算は1億1800万ドルで、完成後には一日2万7千台が通行すると予想されている。

■プマカタリ、大増量 Página Sieteの記事
ラパス市が運営するBRT、プマカタリは大増量となる。昨年初めから運転されているこのバスだが、市側は新たに中国製の新車輌80台を調達し、これが来週から国内に届き始めるという。新車輌は2016年1月から使用され始め、市側は新路線の開設も視野に入れている。

■サンタクルス、夏のような暑さ El Deberの記事
サンタクルス市内は、夏を迎えたかのような暑さとなっている。熱帯地方のこの町は年間を通して温暖だが、先週末以降最高気温が摂氏35度前後まで上昇している。24日はサンタクルスの記念日で、この日にかけ多くのイベントや行事が予定されており、異例な暑さの中でこの日を迎えることになりそうだ。

■オルーロ、ルービックキューブクラブ La Patríaの記事
オルーロで新たにルービックキューブ競技者の団体が生まれた。この「ルービッククラブ」はオルーロ工業大学内に設けられたもので、競技者の技術向上や、若者やこどもの能力開発を目的としたものだ。同様の団体は、国内では初めてのものとみられる。団体側は、このクラブはすべての市民に参加の扉を開けている、とした。


【ペルー】

■モロポン癰感染、49人に El Comercioの記事
ピウラ県モロポンでの癰(よう)感染は、49人に増えた。癰は黄色ブドウ球菌などによる皮膚感染症で、県保健局によるとラ・エンカンターダ、チュルカナスのコミュニティで、この感染者が増えているという。感染四市区のためコミュニティ側は牛4頭を生贄にした。保健局は衛生管理徹底など、流行抑止に向け取り組んでいる。

■地上絵、滑走路の影響なし Cronica Vivaの記事
文化省は、イカ県のナスカの地上絵への「滑走路」の影響はないとした。周辺農地への農薬散布用小型機飛行のため、手製の滑走路が設けられたことが報じられた。この滑走路の、地上絵への影響が懸念されたが、文化省によると立地の上でもこの影響はないと判断されたという。地上絵では先週、ペリカンの絵のわきに個人名が描かれていたことが判明したばかりだ。

■タクナ観光、6割減 Correo Perúの記事
チリのパトリアス祭期間中の、国内南端タクナの観光は今季、昨年に比して60%減ったという。チリ北端のアリカに近いこの町は、チリからの手軽な外国旅行先として人気が高い。しかし今年は連休直前の16日夕方に、同国でマグニチュード8.4の地震が発生したことから、旅行の自粛が広がった。ホテル予約のキャンセルが相次ぎ、飲食店や土産物店も不振だったという。

■マラヌラ、学校が風の被害 RPPの記事
クスコ県ラ・コンベンシオン郡のマラヌラの学校が、強風の被害を受けた。この地域では強風が吹き、さらに降雹があったという。この影響で学校の建物の天井が吹き飛ばされ、4つの教室が瓦礫に覆われる状態となった。現在この学校では、ペルー軍が後片づけを行なっているという。


【チリ】

■余震、545回 La Terceraの記事
16日夕方に第4(コキンボ)州沖で発生した大地震の余震とみられる地震は、21日17時までにすでに545回発生している。2010年2月に発生したマグニチュード8.8の地震の際には、余震は1万回以上起きており、観測機関は今後1年にわたり、余震が発生するの可能性が高いとみている。22日午前4時12分には、マグニチュード6.2のやや強い余震が起きた。

■米国の津波探知システム導入へ BioBio Chileの記事
チリ海軍水路海洋局は、新たに米国の津波探知システムを導入する。16日夕方の大地震で、震源に近い第4(コキンボ)、5(バルパライソ)州で津波による被害が生じた。このことからさらなる対策必要性が指摘され、北は第2(アントファガスタ)州から南は第7(マウレ)州の沖合に探知用ブイを設ける、新たなシステムょ導入することになった。

■15カ国の専門家が会合 Caracol Radioの記事
サンティアゴでは22日、15カ国の地震、地質の専門家らが集まった。太平洋岸でマグニチュード8.9の地震が発生することを想定し、その被害を分析するとともに、これを軽減するための措置について話し合った。チリのほかラテンアメリカ各国の専門家に加え、中国からも参加はあったが、日本は含まれていない。

■航空運賃戦争勃発か La Terceraの記事
国内航空で、運賃戦争が勃発したかもしれない。スカイ航空は8月末に「LCC化」を発表し、22日から12路線の運賃を「バス並み」に引き下げた。これに呼応するかのように、最大手のLAN航空もプロモーション運賃を設定し、これに対応する動きを見せた。LAN側は「運賃戦争」ではなく、需給による価格調整システムの作動と説明している。


【アルゼンチン】

■検察「バリック社に責任ある」 La Nacionの記事
サンフアン州の検察は、バリック・ゴールド社に責任があるとの見方を示した。同社が操業するバラデロ鉱山からシアン(青酸)化合物を含んだ汚染水が流出し、ハチャル川に流れ込んだ。川の流域では取水制限が行なわれるなど影響が広がっている。検察は同社の責任を認め、今後本格的に捜査する方針を示した。

■ネウケン-サンタクルス鉄道計画 La Mañana Neuquénの記事
ネウケン州とサンタクルス州を鉄路で結ぶ計画が浮上している。アルト・バジェとリオ・ガジェゴスを結ぶ区間を新設し、旅客、貨物列車を走らせる計画だ。トランスパタゴニコ計画として示されたもので、中国企業がこの建設に強い関心を示しているという。完成すれば全長783キロの鉄路となる。

■ウシュアイアでもSUBE Actualidadの記事
国内南端、ティエラ・デル・フエゴ州の州都ウシュアイアでも「SUBE」の運用が始まった。SUBEはブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)や近郊鉄道、コレクティーボ(路線バス)で使用されている運賃決済用のICカードだ。地方都市でも運用が広がり、現在はネウケンやトゥクマンなどでも使用されている。ウシュアイアでは21日から、一部のコレクティーボで利用できるようになった。

■クレーンがひとりでに動く La Nacionの記事
ブエノスアイレスのプエルト・マデーロで、建設用のクレーンがひとりでに動いたという。高層建造物が多く、今も建設が続くこの地では、多くのクレーンが動いている。クリバ社のクレーンが、風に乗りあたかも人が操作しているかのように動き、関係者を驚かせた。この事態が起きたのは、ブエノスアイレスでもっとも高い建物の建造現場だ。


【ベネズエラ】

■ベネズエラ人、洗濯できない El Universalの記事
ベネズエラ国民は今、衣類を洗濯することが難しいという。経済の失政などから国内では食料や日用品の不足が顕在化しているが、とくに洗濯用の洗剤はほぼ入手不可能な状態だ。このため市民は川で衣類を洗い、太陽光で殺菌する昔ながらの生活様式をとっているという。石鹸や練り歯磨きなども不足しており、各家庭での衛生状況の悪化が懸念されている。

■餌不足で警察犬にも影響 El Universoの記事
国内で続く食料、物資不足は、警察犬にも影響を及ぼしている。ミランダ州の警察は27頭の警察犬を抱えるが、物資不足でペットフードが手に入らず、運営に支障をきたしている。捜査追跡や薬物探査などの、犬たちのパフォーマンスにも影響が生じている。また餌が手に入らず、飼い犬を捨てる人も相次ぎ、国内では野犬が増加しているという。

■治安が悪化している、75% Caracol Radioの記事
ベネズエラ国民の75%は、直近の12か月間で「治安が悪化している」と感じている。欧州連合(EU)の支援を受けた市民団体「パス・アクティーバ」が行なった世論調査の結果だ。とくに物資不足などを受け、窃盗や強盗事件が増加していると市民の多くは感じている。また国民の66.8%は、政府による物価安定策の充実を望んでいる。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■法王、早期の制裁解除を望む Caracol Radioの記事
ローマ法王フランシスコ1世は、米国のキューバに対する制裁の、早期解除を望んだ。法王はキューバの訪問日程を終え、22日に空路で米国ワシントンに向かった。この出発直前に語ったもので、法王の両国訪問が制裁解除を促進することを願った。また法王は滞在中に面会した、フィデル・カストロ前議長と「たくさん話をした」とも述べている。

■ホンジュラス、キューバ人がなだれ込む La Prensaの記事
ホンジュラスに、違法入国のキューバ人がなだれ込んでいるという。国内南部国境では先週末、合わせて301人の違法移民を拘束したが、このうち281人がキューバ人だった。同様のキューバ人の拘束は昨年までは年間200人程度だという。このほか拘束されたのはアフリカ系の4人やバングラデシュ、ルーマニア、パレスチナ人らだ。

■ベネズエラ-ガイアナ間、緊張高まる Caracol Radioの記事
ベネズエラとガイアナの間で、外交的な緊張が高まっている。ガイアナ政府はベネズエラが、エスキボに向けて軍の配備強化を行なっていると指摘した。このエスキボの領有をめぐり両国は争いを続けており、ガイアナ側はこの事態が悪化しているとした。この領土問題などから、両国間には外国人が往来できる陸路国境がない。