2015.09.25

【ボリビア】

■ハーグ、チリ抗弁を退ける La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所は24日、ボリビアがチリに要求する海岸線の問題について、問題そのものを否定するチリの抗弁を退ける裁定を下した。この審議に置いて、チリの抗弁に賛成は2、反対は14という結果だったという。この判断を受け、同司法はボリビアのこの要求の問題そのものについて、審議を進めることになる。

■エボ、チリに対話を呼びかける La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所の裁定を受け、エボ・モラレス大統領の第一声は、チリに対する対話の呼びかけだった。この裁定ではボリビアがチリに海岸線を要求する正当性が認められたことになり、モラレス大統領は「ボリビアは団結してこの道を進む」と述べ、その上でこの問題についてチリ政府側に対し、話し合いの場を持つことを提案した。

■ムリーリョ広場は祝賀ムード La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所の裁定を受け、ラパス中心部のムリーリョ広場は祝賀ムードとなった。ボリビアがチリに海岸線を要求する問題で、ボリビアの主張の正当性が認められた。エボ・モラレス大統領は、大統領府が面するこの広場で国民にこの結果を報告し、集まった市民らも「海の回帰」の悲願達成に向けた第一歩を祝った。

■ロドリゲス氏「重要な一歩」 La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所の裁定言い渡しに立ち会った、前大統領のエドゥアルド・ロドリゲス氏は「重要な一歩」と評価した。同司法はボリビアがチリに対し要求する海岸線の問題で、ボリビアの主張の正当性を認めた。ロドリゲス氏はこの裁定が「最初の勝利」であり、海岸線回帰の間違いない一歩であると評価した。この上で「戦いは続く」とも述べている。

■パス・サモラ氏「正しい道だ」 La Razónの記事
1989年から1993年まで大統領を務めたハイメ・パス・サモラ氏は、ボリビアが「正しい道を進んだ」と評価し、国民に祝辞を送った。ハーグの国際司法裁判所がチリの抗弁を退ける裁定を出したことを受けたものだ。同氏はエボ・モラレス大統領の「勝利宣言」の場に立ち会い、メディアの取材に対し喜びの言葉を述べた。しかし同時に、これから難しい道になるとの見方も示している。

■キロガ氏も裁定を評価 La Raz&oacugte;nの記事
元大統領で、現政権と対峙する勢力のホルヘ・キロガ氏も、ハーグの国際司法の裁定を評価した。キロガ氏はメディアの取材に対し、この裁定により「ボリビアとチリの間に、海岸線についての問題が存在することを世界に示した」と述べ、この問題が今後国際社会の中で解決が図られることになることに、期待を示した。キロガ氏はこの海の問題に限り、モラレス政権と歩調を合わせている。

■ボリビア国民、裁定を見守る La Razónの記事
ボリビア国民の多くは、異例のテレビ中継がなされたハーグの国際司法裁判所の裁定言い渡しを見守った。ボリビア時間24日午前9時から放送されたこのテレビを多くの人が熱心に見つめ、裁定言い渡し後には、感動の涙を流す人もいた。またムリーリョ広場のパブリックビューイングの場では、「ボリビアに海を」の合唱も起きた。

■エボ、法王に電話 El Deberの記事
エボ・モラレス大統領は、ハーグの国際司法裁判所の裁定を受け、米国滞在中のローマ法王フランシスコ1世に、電話を入れたという。政府関係筋が明らかにしたもので、短い通話ながらこの裁定の結果を法王に直接報告した。この7月に法王は来暮し、モラレス大統領とこの件について意見交換を行なったとみられる。

■コスタス氏も祝う El Paísの記事
サンタクルス県のルベン・コスタス知事も、ハーグの国際司法裁判所の裁定結果を祝った。サンタクルスの記念日と重なったこの裁定を受け、この日の夜にコスタス知事はメディアに対し「サンタクルスにとっては二重の喜びだ」と語った。コスタス知事は政府と対峙する立場で、普段はエボ・モラレス政権や与党MASへの批判の急先鋒的存在だ。

■サンタクルス、205年 El Deberの記事
サンタクルスは24日、解放宣言205年の記念日を迎えた。県知事や市長、さらに地域行政、軍、学術界などから多くの人が参加し、この式典が大規模に行なわれた。エボ・モラレス大統領は、ハーグ国際法廷の裁定と重なったため欠席し、アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領が参列した。

■タリハ、国境道封鎖 El Deberの記事
タリハ県のアルゼンチン国境、ベルメッホで国境道路が封鎖された。地域の農業関係の工場の労働者らが行なった、要求行動だ。国産のサトウキビの輸出について、税関などの手続きの遅れで相当の時間が必要な状態だという。労働者らは、この手続きの迅速化と正常化を強く求めている。

■ワルネス、風力発電計画 Renewablesの記事
サンタクルス県のワルネスで、国内最大となる風力発電公園の整備計画が浮上している。この地では先週、国内最大となる火力発電所が稼働し始めたばかりだ。政府は発電用風車を設置し、80メガワットの電力創出を図る計画を示した。国内ではコチャバンバ県、タリハ県、オルーロ県に風力発電施設が設けられている。


【ペルー】

■マヌー、拘束観光客解放 Perú21の記事
マドレ・デ・ディオス県のマヌー国立公園で、ナティーボ部族に、40人の観光客が拘束される事態が起きた。ディアマンテ族が、地域行政が原生林を切り開き、新たな道路を建設する計画を示したことに、反発した動きだ。拘束された40人は一夜を過ごし、24日15時頃に解放されている。

■イカ県、強風吹き荒れる RPPの記事
イカ県で強風が吹き荒れた。23日午後、オクカヘでは風速20メートルの風が吹き、海岸から巻き上げられた砂が、一帯に降る状態となった。またナスカやアカリ、パルパ、ピスコでも風速15メートル前後の風が吹いたという。地域気象台は26日にかけ、強風となりやすい状態が続くとの予報を示している。

■プーノ-フリアカ道、議会が視察 RPPの記事
プーノとフリアカを結ぶ高速道の建設現場などを、県議会議員らが視察した。県都と県内最大都市を結ぶこの道路は、国が建設を決め、この6月22日にオリャンタ・ウマラ大統領も参列し、着工式が行なわれていた。工事は順調に進んでいると、ルベン・コンドリ・クシ議員は述べている。

■ティア・マリア闘争、再び Perú21の記事
アレキパではティア・マリア闘争が再燃した。サザン・ペルー社による鉱山開発に反対する動きで、現地やアレキパ市内では断続的にこの闘争が繰り返されている。今回は72時間の時限ストが通告され、およそ500人がアレキパ市内を行進し、パンパ・ブランカ橋を塞いだ。


【チリ】

■バチェレ「ボリビアは勝っていない」 La Terceraの記事
ミチェル・バチェレ大統領は、「ボリビアが勝ったわけではない」と語った。24日、ハーグの国際司法裁判所は、ボリビアがチリに海岸線を要求している件について、チリ側の抗弁を退け、この件を審議の対象とするとの裁定を下した。この裁定言い渡しを中継で見た大統領はこれを受け、「チリ側の立場を全力で主張する」と語った。

■スカイ、LCC運賃国際線にも La Terceraの記事
スカイ航空は、国際線にもLCC運賃を適用すると発表した。同社は8月末にLCC化を発表し、今月4日から段階的にLCC型への意向を進めている。新たに国際線にも適用を広げ、サンティアゴ-ブエノスアイレスを最低価格79ドル、サンパウロを79ドル、リマを104ドルで販売することを明らかにした。同社の取り組みが、ラテンアメリカの航空界を激変させる可能性がある。


【アルゼンチン】

■青ドル、再び16ペソ台 La Nacionの記事
平行市場(闇市場)における通称青ドルは24日、再び16ペソ台をつけた。今月後半は15ペソ台後半で概ね推移していたが、この日はドル高が進み、16.01ペソとなった。一時的に記録した過去最高値の16.02ペソの手前まで上昇したことになる。一方の正規レートは、1ドルは9.35ペソとなっている。

■「ブラジル危機」で一時帰休の動き La Nacionの記事
ブラジルの景気減速、レアル下落の影響で、国内の工場の中に一時帰休の動きがある。ブラジルでの需要の減少を受け、タイヤ生産のFate社と、シート関連を生産するLear社は、従業員の一時帰休の方針を示した。両社によるとすでに、生産調整だけでは対応できない状況にあるという。こうした動きが広がれば、再びアルゼンチン経済に大きな影響が広がるおそれがある。

■バラデロ鉱山、操業再開へ La Nacionの記事
サンフアン州は、バラデロ鉱山の操業の再開を認めた。ブリック・ゴールド社が運営するこの鉱山から、大量のシアン(青酸)化合物を含んだ汚染水が流出したことが報じられ、環境への影響が広がっている。州側は、同鉱山会社への責任追及と、環境対策を進める姿勢を示す一方で、地域経済などへの影響をとどめるため操業再開を認めたと発表した。

■リネアDで人身事故 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)リネアDで、人身事故があった。運営するメトロビアによると、この日の朝、カジャオ駅構内で人が轢かれ、死亡したという。この事故の影響で4時間にわたり、アグエロ駅とコングレソ・デ・トゥクマン駅の間で、運転を見合わせた。同路線は13時頃には、全線で平常化している。


【エクアドル】

■エスメラルダス、隠し潜水艦 El Universoの記事
エスメラルダス県のコロンビア国境で、潜水艦が隠してあるのが発見された。軍側が明らかにしたもので、8トンの輸送能力のあるこの潜水艦は、マタヘ川につながる運河に係留されていたという。この潜水艦は、薬物の輸送に使用された可能性が高いとみられている。すでにこの潜水艦は、爆破処理された。


【コロンビア】

■カルタヘナ、26日に停電 Caracol Radioの記事
要塞都市としてユネスコ世界遺産に登録されるカルタヘナの歴史景観地区ではこの26日、9時間にわたる停電が予定されている。電力会社によるとダヘルにある変電施設の工事が必要で、この日朝9時から16時まで、市内中心部への送電が停止されるという。市内では観光への影響を懸念する声が上がっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パナマ空港、使用税値上げへ Prensaの記事
パナマのトクメン国際空港の使用税は、来年1月から値上げされる。空港の運営会社が明らかにしたもので、現行の40ドルから、50ドルに改定されるという。この空港の使用税は2010年に、20ドルから現行額に引き上げられたばかりだ。観光業界は、この値上げによる観光への影響を懸念している。この値上げで同空港の使用税は中米主要空港でもっとも高くなるが、ボゴタの66ドルよりは安い。

■ウルグアイ、雹被害 El Paísの記事
ウルグアイ、セロ・ラルゴのアマリージョで降雹による被害が発生している。アラチャニア、クチーリャ・デ・パライソなどの集落一帯で23日23時30分頃から翌朝2時頃にかけて雹が降り、住宅の屋根が壊れたり、家畜が死ぬなどの被害が起きている。この地域に降った雹は、タマゴ大で重さも180グラムもあった。