2015.11.26

【ボリビア】

■インスルサ氏が来暮へ Página Sieteの記事
前米州機構事務総長のホセ・ミゲル・インスルサ氏が、チリ側の代表として来暮するという。エボ・モラレス大統領が明らかにしたものだ。ボリビアはチリに対し主権ある海岸線を求めているが、この件についてボリビア政府側と対話の機会を持つという。時期は未定だが、ハーグの国際司法裁判所の裁定前に、この対話が行なわれる見通しだ。

■ラゴス氏、鍵はペルー La Razónの記事
チリの元大統領、リカルド・ラゴス氏は「鍵はペルーだ」と語った。ボリビアはチリに対し、主権ある海岸線を求めており、この件をハーグの国際司法裁判所に持ち込んでいる。ラゴス氏はこの件に触れ、大統領時代にもこの件についてボリビアと意見を交わしていたことを明らかにした。このボリビア側の要求が実現するかは、ペルーの調整力にかかっていると語った。

■原子力センター、ロシア担当者が来暮へ El Deberの記事
政府がエルアルトに建設を目指す原子力センターについて、ロシアの担当者が近く来暮するという。先週、エボ・モラレス大統領はイランで同国のプーチン大統領と会談し、この施設実現に向け同国から協力を得ることが決まった。この施設の実現に向け、ロシアの原子力委員会の担当者がボリビアを訪れ、各方面との会合を持つという。

■在外投票登録、9488人 La Razónの記事
来年2月21日に行なわれる憲法改正の是非を問う国民投票で、在外投票登録をした人が9488人にとどまっている。この選挙では、33カ国で在外投票が実施され、その対象者は26万人いると推定されている。登録締め切りが迫る中、手続きが大きく遅れている状態だ。登録者数がもっとも多いのはアルゼンチンの3483人、少ないのはオーストリアの1人だ。

■「No」運動の犬 El Universoの記事
憲法改正の是非を問う国民投票で、一匹の犬が「No」への投票へのシンボルとなっている。この犬はもともと野犬だが、今年ポトシの市民グループが社会闘争を起こした際、反政府運動の象徴的存在となった。今回も、この国民投票で「No」を投じる運動をする人々の間で、この犬が同じような役割を果たしている。

■「No」はアルゼンチンに続く Página Sieteの記事
アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領は、「No」への投票はアルゼンチンの道を歩むことになると語った。アルゼンチンでは22日の投票で中道右派のマウリシオ・マクリ氏が勝利し、左派政権からの政権交代が起きることとなった。国民投票で「No」が勝利すれば、ボリビアでも右派が優勢になる、と副大統領は警戒感を示した。

■エボ、マクリ氏に祝いの書簡 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は22日のアルゼンチン大統領選で勝利したマウリシオ・マクリ氏に、祝いの書簡を送った。モラレス大統領はこの中で、ボリビア国民として祝いの言葉を述べるとともに、アルゼンチンとの間の協力関係の継続、深化に期待を示した。モラレス大統領は対向していた左派のダニエル・シオリ氏を支援していた。

■TAM、激変の可能性 La Razónの記事
ボリビア空軍航空(TAM)の体制は今後、激変する可能性がある。空軍の一部門である同社は今後公営化され、監督権が民間航空局に移る。しかし一般航空会社となった場合、不採算路線の切り捨てや、運賃の大幅上昇を招くおそれがあるという。この移管プロセスで、同社の機材の不効率な運用体制などが明らかになっている。

■テラサス氏、状況やや好転 El Deberの記事
ボリビア唯一の枢機卿、フリオ・テラサス氏の容体は、やや好転したという。同氏は糖尿病など健康上の問題を抱え、サンタクルス市内の医療機関に入院している。担当医師は、同氏は食事をとれず、重篤な状態にあると発表していた。この医師は容体が上向いたことを明らかにしたが、今もなお呼吸を機械に頼る状態でもあるという。

■スクレで雹害 El Deberの記事
憲法上の首都スクレ一帯で雹が降り、被害が出ている。25日午後、強風、雨とともに広い範囲で雹が降り、市の元施設の建物の壁が倒壊した。また5つの地域ではこの雹の影響で浸水、冠水が起きており、一帯では農作物への被害も報じられている。市内では3日前から交通ストも行なわれており、市民の移動は困難な状態に陥っている。

■政府、チャラニャと合意 El Deberの記事
ボリビア政府と、ラパス県のチリ国境の町チャラニャの人々の間で、合意がなされた。チャラニャの人々はビアチャとを結ぶ107号の舗装工事を政府と県に要求し、ラパス市まで行進した。政府側は対話に臨み、2017年に舗装に向けた調査に入り、2018年に事業化する方針を示し、チャラニャ側も了承した。

■年末に向け豚肉増産 El Deberの記事
サンタクルスの養豚業団体Adeporは、年末に向け豚肉の出荷を増やすことを確認した。国内ではクリスマスから年末年始にかけ、家庭などで豚肉料理がつくられることが多く、この需要が急増する。団体はこれに合わせ、出荷量を通常時期の3倍まで増やすことを決めた。国内では肉類は鶏肉、牛肉が主流で、豚肉は多い水準ではない。

■オルーロ、観光振興へ La Patríaの記事
オルーロ県は県内の観光振興に、注力する方針を示した。オルーロではユネスコ無形文化遺産に登録されるカルナバルがあるものの、ほかの時季の観光は活発とは言えない。県内の新たな産業育成の一環として、マチャカマルカの鉄道博物館やサハマなどの自然資源を活用し、観光振興に力を入れるという。

■アラシータ、無形文化遺産へ La Razónの記事
ユネスコは、アラシータの無形文化遺産登録について、2016年から2017年にかけ審査を行なう。ラパスを中心に行なわれるこの行事は、エケコ人形に願かけをするミニチュア製品を捧げる独特のものだ。ボリビア文化省はユネスコに登録を申請しており、ほかの審査対象とともに審査が行なわれることになったものだ。


【ペルー】

■ブラジル国境で強い地震 El Comercioの記事
マドレ・デ・ディオス県のブラジル国境地域で24日夕方、強い地震が起きた。観測機関によると地震が起きたのは17時45分頃で、震源の強さはマグニチュード7.3だ。この地震の揺れは国内の広い範囲だけでなくブラジルやボリビア、チリなど5カ国で感じた。直後の17時52分には余震とみられるマグニチュード7.2の地震も起きている。

■マドレ・デ・ディオス、空港停止 El Comercioの記事
23日からゼネストが行なわれているマドレ・デ・ディオス県では、県都のプエルト・マルドナード空港がデモ隊により封鎖される事態に至った。違法鉱山の労働者らが、認可を求めた社会闘争だ。県内各地でデモが行なわれ、道路封鎖が続いているが、新たに空港も封鎖される事態となった。同県のルイス・オオツカ知事は、このデモの動きを厳しく批判している。

■プーノでも24時間スト Los Andesの記事
プーノ市内でも25日、24時間の時限ストが行なわれている。市内の複数の市場で働く人々が、水道料金の値上げに反対し、行なっているものだ。中央市場やライカコタなどの市場が閉鎖されているほか、市内と周辺部を結ぶ交通の便が道路封鎖の影響で運転できなくなっている。

■アレキパ、アルパカ致死率上昇 Correo Perúの記事
アレキパ県内で、アルパカの致死率が上昇しているという。県のアルパカ生産者らの団体が明らかにしたものだ。2014年、県内では1万8800頭が死に、致死率は3~4%だった。今年はすでに2万8200頭が死んでおり、致死率は2ポイント程度上昇する見通しだという。高地地方での気候変動の影響が大きく、今後エル・ニーニョ現象によりさらに悪化するおそれもある。

■アレキパにH&M上陸 El Comercioの記事
スウェーデンのファストファッション「H&M」が26日、アレキパ市内に進出する。新店舗がオープンするのは、市内の商業施設レアル・プラサ・アレキパ内だ。同チェーンはリマに国内初の店舗を設ており、2018年までにクスコ、トルヒーリョ、ピウラに進出し、11店体制とする計画を示している。

■ペルー、銅生産世界2位に La Repúblicaの記事
ペルーは銅生産において、来年半ばには世界2位となる見通しだ。アレキパ県のセロ・ベルデ鉱山の本格操業が始まり、銅の国内生産量は250万トンとなる。この数字が実現すれば、チリの550万トンに次ぎ、世界2位となるという。この新銅山開発には、46億ドルもの投資が行なわれている。


【チリ】

■ラ・セレーナ、大学講師が不審死 BioBio Chileの記事
第4(コキンボ)州のラ・セレーナで、51歳の大学講師が不審死した。セ・セレーナ大学の教壇に立つこの男性講師が姿を見せないことから、関係者が自宅を訪れ、遺体を発見した。この講師の姿は、先週末から誰も見ていないという。この男性の死因はまだ特定されておらず、警察は事件と病死の双方の可能性を探っている。


【アルゼンチン】

■マクリ氏、組閣着々 La Nacionの記事
22日の大統領選で勝利したマウリシオ・マクリ氏は、12月10日の新政権誕生に向け組閣を着々と進めている。国連官房長のスサナ・マルコラ氏の外相就任が伝えられたが、新たに首相にマルコス・ペニャ氏、財務相にアルフォンソ・プラット・ゲイ氏、安全相にパトリシア・ブルリッチ氏、農相にリカルド・ブルヤイレ氏が内定した。

■アメリカン、ペソ支払受けつけず La Nacionの記事
アメリカン航空は、アルゼンチン・ペソでの運賃支払いを受けつけない決定をした。アルゼンチンでは米ドルに対し、ペソは正規レートと平行レート(闇レート)の二重状態となっている。ドルを闇市場で換金すれば、安くチケットが買える状態だ。同社はこれを避けるため米ドルやユーロなどでの支払い、決済のみを受けつけることになった。

■エセイサ、また不審物騒ぎ Minuto Unoの記事
ブエノスアイレスのエセイサ国際空港で、また不審物騒ぎがあった。24日夜、施設内で不審なスーツケースが放置されているのが発見され、警察が出動する事態となった。しかしこのスーツケースは、乗客の忘れ物であることが後に分かった。空港を管理するアルゼンチン2000によると、このような事態は珍しくはないという。


【エクアドル】

■コレア、マクリ氏に懸念 Caracol Radioの記事
ラファエル・コレア大統領は、22日のアルゼンチン大統領選で勝利したマウリシオ・マクリ氏に懸念を示した。同氏は「野党党首への弾圧」が行なわれたとされるベネズエラに対し、メルコスルからの追放の考えを示した。コレア大統領は「ベネズエラにも、好く好かないは別にして、民主主義は存在する」とし、この「極論」に懸念を示した。


【コロンビア】

■12月10日、自主的ノーカーデー Caracol Radioの記事
12月10日、ボゴタでは自主的な「ノーカーデー」が実施される。グスタボ・ペトロ市長が方針を示したものだ。法的拘束力はないが、この日市民に対し、自動車の利用を控え、自転車の利用を推奨するという。二酸化炭素や窒素酸化物の排出を減らすだけでなく、市側が進めるメトロ整備などの交通政策の資料の側面もある。


【ベネズエラ】

■ベネズエラ、人道的危機のおそれ El Nuevo Heraldの記事
ベネズエラは今後、人道的危機に直面するおそれがあるという。国内の科学者の団体が警告したものだ。経済失政により国内では物資不足が続いているが、医薬品の不足による医療環境の悪化や、石鹸やトイレットペーパー、洗剤の不足による国民生活の衛生状況の悪化が懸念されるという。国民の保健衛生が、まさに危機にあるとした。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■グアテマラ、M5.2の地震 La Prensaの記事
25日午前4時23分頃、グアテマラ南部、太平洋岸でやや強い地震があった。同国の観測機関によると震源はグアテマラシティから105.4キロのエスクイントラ県内で、震源の強さはマグニチュード5.2だった。この地震により首都ではメルカリ震度3の揺れがあり、国内中部から南部の広い範囲で揺れを感じた。この地震による人や建物への被害はない。

■エルサルバドル、ジカ熱確認 El Salvadorの記事
エルサルバドル保健省は、国内でジカ熱の感染例が確認されたことを明らかにした。確認されたのはウスルタンで2例、サンサルバドルで1例の合わせて3件だ。ジカ熱はネッタイシマカが媒介する感染症で、同じ蚊が媒介するチクングニヤ熱が昨年以降、国内で蔓延したばかりだ。

■ブラジル汚染水、拡大のおそれ El Universoの記事
ブラジル、ミナス・ジェライス州では雨季の影響で、汚染水が拡大するおそれがある。同国環境省が新たに警告したものだ。今月5日、地滑りで鉱山からの汚染水をせき止めていたダムが決壊し、汚染水が広がる事態が生じた。地域を流れるドセ川を通じてこの汚染水が雨季の間、さらに広がる可能性がある。この状態は雨季が終わる来年3~4月頃まで続くとみられる。