2015.12.30

【ボリビア】

■ポオポ湖、従来の4% Página Sieteの記事
「消滅」が宣言されたオルーロ県のポオポ湖は、従来面積の4%となっているという。同県のビクトル・ウゴ・バスケス知事が29日、明らかにしたものだ。干上がった状態で、水が残るのはわずかな湿地部分だけだ。この事態を受け県は、ポオポ湖一帯に非常事態を出しているが、これから雨季が本格化しても、水が戻るかは不透明な状態となっている。

■ウルウル湖も水量減少 La Patríaの記事
「消滅」したオルーロ県のポオポ湖に隣接するウルウル湖も、水量が減っているという。県の環境局によると、通常のこの時期の水深は2.5メートルほどだが、今は1.4メートルまで浅くなっている。ポオポ湖消滅は雨不足が原因とされるが、同時に流域での水の使い過ぎと沙漠化の影響も指摘されている。ウルウル湖も同様の状況になるおそれがあるとして警戒感が高まっている。

■エル・シジャルで土砂崩れ El Díaの記事
ボリビアの東西を結ぶ街道のエル・シジャルで土砂崩れが発生した。警察によると、2個所で起きた土砂崩れで、サンタクルスとコチャバンバを結ぶ街道は現在、通行止めになっているという。現在現場では復旧工事が始まっているが、再開の時期は不明だ。サンタクルス、コチャバンバを発つ、このルートのバスの便は29日朝から運転が見合されている。

■スクレ-ポトシ道も土砂崩れの影響 Oxigenoの記事
憲法上の首都スクレと、ポトシを結ぶ道路も、土砂崩れの影響を受けた。プエンテ・スクレ付近で土砂が崩れ、道路の一部を塞いだものだ。警察によると、このルートでも復旧作業が始まっており、間もなく通行は再開される見通しだという。コチャバンバとサンタクルスを結ぶ道路の土砂崩れの影響で、スクレは迂回ルートとなっている。

■政府、経済5年計画示す Página Sieteの記事
エボ・モラレス大統領とレネ・オレジャナ開発相は29日、2016年から2020年の経済成長戦略計画を示した。この中で政府は、平均で毎年5.8%の成長を見込み、2020年には国内総生産(GDP)を570億ドルとする目標を示した。また極貧率を現在の17.3%から、9.5%に引き下げる目標も示している。

■エネルギーに58億5400万ドル投資 Página Sieteの記事
政府は2020年にかけて、エネルギー分野に58億5400万ドルを投資するという。29日、政府が2016年から2020年までの経済戦略5か年計画を示したものだ。再生可能エネルギーを含む電源開発に、政府は積極的に取り組む姿勢だ。また国内での天然ガス開発には、126億8100万ドルを投じる。

■道路整備には1169億ドル La Razónの記事
政府は2020年にかけ、国内の道路整備に1169億9770万ドルを投じる。29日に政府が明らかにした、2016年から2020年までの経済戦略5か年計画で明らかになったものだ。国内の道路は脆弱で、今後の成長のためにも大きな投資が必要と政府は判断した。また空港の整備などにはこの期間、7億5480万ドルを投じる。

■政府、3都市にテレフェリコ La Razónの記事
ボリビア政府は2020年にかけ、スクレ、ポトシ、オルーロに都市交通型テレフェリコ(ロープウェイ)を整備する。5か年の経済戦略計画が示され、この中で触れられたものだ。ラパスでは昨年3路線が開通し、現在6路線の整備が進められている。コチャバンバとサンタクルスでは鉄道建設が決まり、これら地方都市でも新たな交通戦略が進められることになった。

■ウユニ、準備万端 El Díaの記事
ポトシ県ウユニでは、準備が整いつつある。1月7日から9日、ダカールラリーが国内のポトシ県とオルーロ県を通過し、ウユニがその中継点となる。この国際的イベントで、この町は国内外から多くの観光客や来訪者を迎える見通しだ。ウラジミール・アパラ市長はこの受け入れ態勢がほぼ整ったことを明らかにした。ウユニのラリー通過は、これで3年連続となる。

■30歳男性、狂犬病の症状 El Díaの記事
サンタクルス県のモンテロで、30歳の男性が狂犬病発症の症状を示しているという。この男性は1か月前に手を犬にかまれ、その4日後にワクチンを受けた。しかしこの27日に症状を呈して現地の医療機関に入院した。狂犬病は発症すると致死率がほぼ100%という危険な感染症だが、感染直後にワクチンを受けると発症を回避できるケースが多い。

■TAM公企業化、3カ月の猶予 La Razónの記事
ボリビア空軍航空(TAM)の公企業化について、政府は期限を3か月遅らせる方針だ。空軍の一部門である同社は今月末までに公企業化され、監督権が交通通信省に移される予定だった。しかしプロセスの遅れから、来年3月末までに期限延長となる見通しとなった。この間、TAMは通常どおり便を運航する。

■双子誘拐の容疑で女を拘束 El Díaの記事
サンタクルス県のカミリで、生後4か月の双子を誘拐した容疑で、女が拘束された。警察により逮捕されたのはマリア・ルイス・サラス容疑者だ。バスターミナルで双子を誘拐し、トルフィーで逃走したものだ。警察は防犯カメラの映像などからこの女を特定し、逮捕したという。この女には3人の子の養育を放棄した容疑もあり、誘拐は売る目的だったのではないかとみられている。


【ペルー】

■政府「人形を燃やさないで」 El Universoの記事
保健省や環境省は、国民に対し「人形を燃やさないで」と呼びかけた。国内では年越し時、人形や古い衣類などを焼く習慣がある。しかしこの煙による大気汚染や健康被害が起きるおそれがあるとして、これを止めるよう呼びかけたものだ。リマでは自治体単位でこの人形燃やしを禁じる動きもある。

■コロラダ湖、干上がる可能性 Perú21の記事
プーノ県ランパ郡にあるコロラダ湖が、この異常気象で干上がる可能性があるという。生態学のダビド・アラニバル氏が警告を発したものだ。気候変動の影響とみられるこの気象で、この湖の水が損なわれ、干上がる可能性がある。農業や地域の生態系に甚大な被害をもたらすおそれがある。隣国ボリビアのポオポ湖消滅は、アンデス一帯に衝撃をもたらした。


【チリ】

■バチェレ「最悪の年だった」 Ultima Horaの記事
ミチェル・バチェレ大統領は今年を「最悪の一年だった」と振り返った。メディアの取材に答え、語ったものだ。息子の汚職疑惑に加え、3月には北部で大水害、9月には第4(コキンボ)州で大地震が起きた。自身の身内の不祥事と、相次ぐ災害への対応に追われた一年だったと大統領は述べた。

■イルカの死、原因はクジラか BioBio Chileの記事
第1(タラパカ)州イキケの海岸で、体長1.78メートルのイルカが死んでいるのが発見された。海洋生物の専門家が死因を調べたところ、ウイルスや病害ではなく、打撲が原因であることが分かった。この海域には多くのクジラが棲息しており、こうしたほかの生物に攻撃を受け、死んだとみられるという。


【アルゼンチン】

■オンセ事故で判決 La Nacionの記事
オンセ駅で起きた列車衝突事故で、リカルド・ハイメ元交通相に6年の刑が言い渡された。2012年2月22日、ブエノスアイレスのこの駅に到着した列車のブレーキが効かずホームに激突し、乗客ら51人が死亡、789人が負傷する惨事となった。また事故当時のフアン・パブロ・シアビ元交通相には8年の刑が言い渡されている。

■コンコルディア、まだ雨が続く Clarín.comの記事
エントレ・リオス州のコンコルディアの状況は、悪化しているという。パラグアイ川が氾濫し、市街地の広い範囲が水に浸かった状態のこの町だが、雨がさらに続いており、水かさは増している。マウリシオ・マクリ大統領が休暇を中断しこの町を視察し、インフラ整備を約束したが、現状が変わらぬことに市民の多くが焦燥感を高めている。

■ブエノスアイレス、暑さで警報 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスの気象機関は市内と都市圏に上から2番めのランクの「オレンジ色警報」を出した。先週末から一帯では暑さが続いており、29日には市内で摂氏37度を記録した。同機関はこの暑さが年内いっぱい続くとみて、熱中症に注意するよう呼びかけた。さらにこの暑さにより、突発的な大雨や強風が起きるおそれがあるとの予報を示している。

■ブエノスアイレス、停電続く Carín.comの記事
ブエノスアイレス市内などでは、停電も続いている。突然の暑さで冷房需要が増したことで、各地で停電が起きているものだ。電力機関によるとピークとなった28日23時には、9万人が停電の影響を受けた。また24時間以上停電に直面している人は5万人いるとみられる。電力会社は、不要な家電の電源を切るなど、市民に協力を呼びかけている。

■エセイサ、グリプトドンの化石 Clarín.comの記事
ブエノスアイレス州のエセイサで、2メートルの大きさの「グリプトドン」の化石が発見された。この化石は、カルロス・スペガチーニ小川の河岸で見つかったもので、1万年前のものと推定される。グリプトドンはアルマジロに近い哺乳類で、南米大陸各地で繁栄したが、その後絶滅した。

■クジラ王が死去 La Nacionの記事
チュブ州プエルト・ピラミデスの「クジラ王」が死去した。マリアノ・バン・ヘルデレン氏は、地域のレジェンドだ。1970年頃から、海岸でクジラの観察を開始し、その後保護活動にも積極的に関与した。気さくな人柄で親しまれていたが、持病の糖尿病の悪化などで死去したという。70歳だった。


【コロンビア】

■ベネズエラへの渡航、大幅減 Caracol Radioの記事
コロンビア国民のベネズエラへの渡航は今年、大幅な減少を見た。移民局によると陸路、空路を合わせベネズエラを訪れた国民は今年1~11月で1万5769人と、昨年同期の11万8173人から90%減った。経済政策の対立で国境が閉じられたことと、ベネズエラの経済悪化により渡航を控える国民が増えたためとみられる。

■ムリンド、M5.0の地震 Caracol Radioの記事
アンティオキア県のムリンドで29日、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源はこの町の南東18.05キロで、震源の強さはマグニチュード5.0だ。この震源に近い、チョコ県都キブドでは比較的強い揺れとなり、市民が街路に避難するなどパニックがみられた。人や建物への被害報告はない。


【ベネズエラ】

■人口当たり殺人、記録的 El Universoの記事
国内では今年、殺人事件が激増した。NGO団体のまとめによると、今年国内で殺害された人の数は2万7875人と、2014年の2万4980人が大幅な増加を見た。人口10万人あたりの殺人は90件と、ホンジュラスを抜き、エルサルバドルと同じレベルとなる可能性がある。同団体はこの殺人増加が、ベネズエラの対外イメージのさらなる低下を招くおそれがあると警告した。

■医薬品、さらなる悪化予想 Informe21の記事
国内での医薬品の不足は、2016年にはさらに悪化する見通しだという。国内の医師らの団体が見方を示したものだ。経済失政で物資不足が続くが、とくに医薬品の状況は悪化している。カラカスの病院で治療を受けていた小児癌の少年が、医薬品の入手ができず死亡する事態も起きた。団体は、特定の疾患を持つ患者が、死に瀕する事態が続出するおそれがあるとした。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パラグアイ、依然1万6千人避難 Telesur Tvの記事
水害に見舞われているパラグアイでは、依然として1万6千人が避難を続けている。大雨の影響で、首都アスンシオンを流れるパラグアイ川が増水し、一部で氾濫した。ピーク時には10万人が避難し、その数は減ったものの、今も103個所の避難所に多くの市民が身を寄せている状態だ。

■ウルグアイ、嵐近づく El Paísの記事
ウルグアイ川の増水、氾濫で多くの人が避難しているウルグアイ北部を、新たな嵐が襲う予報だ。同国の気象機関は、国内北部に上から2番めのレベルのオレンジ色警報、ほかの地域に黄色警報を出した。30日にかけて大雨や強風が起きる予想で、水かさが増した川などがさらに増水するおそれがある。

■エルサルバドル、殺人70%増 The Globe and Mailの記事
エルサルバドルでは今年、殺人件数が昨年よりも70%増える見通しだという。同国の法務機関が明らかにしたものだ。今年、国内で殺害された人の数はすでに6650人と、昨年一年間の3912人を大きく上回っている。国内ではギャング同士の抗争が激化しており、10万人あたりの殺人率が104件と、世界でもっとも高い水準になる可能性がある。

■パラグアイ、マリファナ摘発増 Caracol Radioの記事
パラグアイでは今年、違法に栽培されていたマリファナ(大麻草)畑が2116ヘクタール、摘発、掃討されたという。これらの摘発で押収されたマリファナの量は、実に6千トンに達する。同国は南米ではブラジルに次いでマリファナ栽培が多いとみられ、これらのマリファナはブラジルやアルゼンチン、チリといった「大量消費地」に密輸されているとみられる。

■ホンジュラス、ジカ熱40件 Tiempoの記事
ホンジュラスでは今年、ジカ熱の感染例が40件、確認されたという。同国保健省が29日、明らかにした数字だ。感染が確認されたのはバジェ、チョルテカ、エル・パライソの3地域だ。ジカ熱はデング、チクングニヤ熱と同じネッタイシマカが媒介する感染症で、ブラジルでの流行の後国内に上陸した。


【サイエンス・統計】

■南ア、ペンギンに犬の脅威 News24の記事
南アフリカ共和国、ケープタウン周辺では野生のペンギンが、ペットとして飼われる犬の脅威にさらされているという。ペンギンの繁殖地を抱えるサイモンズタウンなどで、散歩中の犬に襲われたペンギンが今年、40羽殺された。1月は孵化のピークで、警官らによるガードが行なわれるが、犬による攻撃を完全に防ぐのは難しい状況だという。