2016.01.30

【ボリビア】

■デング254件、チクングニヤ熱350件 El Deberの記事
今季国内で感染が確認された例は、デングが254件、チクングニヤ熱が350件だという。保健省が明らかにした数字だ。夏、そして雨季を迎え、国内ではこれらの感染症を媒介するネッタイシマカが発生しやすくなっている。現在のところ蚊を防ぐ以外に有効な対策はなく、感染が増加しているサンタクルス、ベニ県などで同省は今後、薬剤散布などを展開するという。

■ジカ熱対策予算260万Bs El Deberの記事
保健省はジカ熱対策予算として260万ボリビアーノを計上した。ブラジルを震源にこの感染症がラテンアメリカ全体で流行する可能性が指摘されている。国内での感染例は今のところ、サンタクルスの4件だけだが、媒介するネッタイシマカは広い範囲に棲息することから、国内でも爆発的拡大が懸念されている。同省は市民への啓発も、平行して行なう。

■水遊び規制「難しい」 El Díaの記事
環境省が発表した水遊び規制について、「難しい」との声が上がっている。カルナバル時期には水をかけ合うなどの遊びが行なわれるが、少雨による水不足を受け今季、規制されることになった。サンタクルス市側は、同省や国の姿勢は評価できるものの、実際の規制や取締りは難しく、現実的ではないとの見方を示した。

■渇水、2万7600世帯に影響 La Razónの記事
国内では2万7600世帯が、雨不足による渇水の影響を受けている。オスカル・カブレラ国防副相が明らかにした数字だ。国内ではラパス、オルーロ、ポトシ県にまたがるアルティプラーノを中心に、雨が少ない状態となっている。地域では農作物や家畜の被害が生じ、オルーロ県のポオポ湖は干上がり消滅するに至っている。現在、アルティプラーノも雨季だ。

■ウユニ、観光に問題も Página Sieteの記事
観光地であるウユニ塩湖だが、観光業界が問題を指摘した。2000年代以降、国内のみならず南米有数の観光地に成長したこの地だが、現在深刻な雨不足に見舞われている。さらに観光インフラ投資の不足が起きていることも明らかにされた。また今月初めにこの地で開催されたダカールラリーで、むしろ外国人観光客が減少傾向を見せたことも指摘された。

■アルゼンチン、GPS義務づけ検討 El Deberの記事
アルゼンチン政府は、国境を越えて同国内を走行するボリビアのトラックに、GPS装備を義務づけることを検討している。ボリビアからの薬物や物品の密輸、さらに人身売買が依然として多いためだ。国境のフフイ、サルタ州の検問所を、GPS未搭載トラックが通過できないようにする措置が考えられている。同様の措置はパラグアイのトラックにも適用が検討されている。

■テレフェリコ、いかがわしい行為で告発 El Díaの記事
ラパスのテレフェリコ(ロープウェイ)を運営するミ・テレフェリコは、キャビン内で性交渉を行なった者を告発した。同社によるとこの行為は2014年に赤線のキャビン内で行なわれたとみられ、この動画がFacebookなどに投稿されていた。ミ・テレフェリコは公序良俗に違反するとして、検察に告発状を提出した。

■オリノカ博物館への懸念 Página Sieteの記事
政府がオルーロ県の寒村オリノカに建設している「民主革命博物館」について、無駄なハコモノ化への懸念が起きている。4700万ボリビアーノを投じ建設されているこの施設には、この地生まれのエボ・モラレス大統領の私物なども展示される。しかしこの地には観光客が宿泊できるホテルも、憩える飲食店もなく、来訪観光客はいないのではとの見方が根強い。

■デサグアデーロ橋、一時閉鎖 Página Sieteの記事
ボリビアとペルーとの間の主要国境であるデサグアデーロ橋が29日午後、一時閉鎖される。この国境ポイントを結んでいるのはティティカカ湖にかかるこの橋だが、メンテナンス工事のため正午から18時30分まで、通行できなくなるという。両国間のもう一つの国境であるユングーヨは、通常通り通過可能だ。

■エルアルト、キヌアのパン Página Sieteの記事
エルアルトでは新たに、キヌアを使用したパンが学校給食に出される。市内の学校に給食を供している5社が、新たに導入するものだ。アンデス原産の穀物であるキヌアは、栄養価の高さで知られる。しかし世界的ブームが終わり、国産キヌアの消費が落ち込んでいることから、新たに地産地消を図るものだ。


【ペルー】

■ジカ熱、ペルーにも上陸 Perú21の記事
ラテンアメリカで急拡大しているジカ熱が、ペルーにも上陸した。保健省は、24日に陸路で入国した27歳のベネズエラ男性が、この感染症に罹っていることを明らかにした。この男性は現在、リマのカラバイリョに滞在している。この男性はコロンビア滞在中に蚊に刺され感染したとみられる。国内で感染者が明らかになったのは、これが初めてだ。

■来訪観光客、350万人 Correo Perúの記事
2015年、ペルーを観光で訪れた外国人は350万人に達したという。マガリ・シルバ通商観光相が明らかにした数字だ。この数は2014年に比して8.8%の増加だ。クスコ、マチュピチュやティティカカなどの人気が高いが、同大臣は今年、アマソナス県のクエラップ要塞へのテレフェリコ(ロープウェイ)が開業するとし、この一帯の観光振興に期待を示した。

■アレキパ、バスに落石 El Comercioの記事
アレキパ県を走行していたバス車輛に、落石があった。29日午前2時頃、カマナ郡のオコニャ付近を走行していたシバ(CIVA)社のバスの右側に、崖から落ちてきた岩石があたった。このバスには50人の乗客がいたが、この事故で1人が負傷している。同社が用意した別の車輛で、乗客らは目的地に向かった。

■狂犬病の犬、4人を襲う La Repúblicaの記事
プーノ県で、狂犬病を発症した犬が、4人を噛む事態が起きた。同県保健局によると、この事態が起きたのは同県西部、メルガル郡のリャリだ。この4人はすぐにワクチンを投与され、経過が観察されている。狂犬病は感染し、その後発症すると致死率がほぼ100%という危険な感染症だが、発症前にワクチンを受ければ発症を避けられる可能性が高い。


【チリ】

■夏時間を2017年まで維持 BioBio Chileの記事
チリ政府は現在の「夏時間」をこの冬も維持し、2017年夏季まで継続すると発表した。現在国内の時制は、冬時間に比して1時間、時計の針が早まっている。政府は夏時間の時制を維持することで、エネルギー消費を1%抑えられるとし、この措置を決めた。この措置により1650万ドルの消費エネルギーを削減できるという。

■再生可能エネルギー、60%目標 Energia Limpia Para Todosの記事
チリは2020年に、消費エネルギーに占める再生可能エネルギーの割合を60%としたいという。マキシモ・パチェコエネルギー相が明らかにしたものだ。第1(タラパカ)州に大規模風力発電公園が整備される計画が発表され、政府は今後も風力、太陽光エネルギー開発を進める姿勢を示している。同大臣はこの割合を2050年には70%としたいとも述べた。


【アルゼンチン】

■記者2人、ドローンで逮捕 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスで、無人航空機(ドローン)を不適切に使用したとして記者2人が逮捕された。警察によるとこの2人は、オリーボスの大統領公邸付近にドローンを飛ばしていたという。国内法では、この公邸や一部の政府施設、空港関連施設周辺でドローンを無許可で飛行させることは禁止されている。

■ARもジカ熱対応措置 Día a Díaの記事
アルゼンチン航空も、ジカ熱に対する対応措置を発表した。妊婦がジカ熱汚染地域へのチケットを持つ場合、行き先の変更やキャンセル、返金に無料で応じるという。この感染症に妊婦が罹った場合、胎児に悪影響が起きる可能性が指摘されている。同様の措置は、LANアルゼンチンを傘下に持つLATAM航空も発動している。

■ブエノスアイレス、デング拡大 Clarín.comの記事
ブエノスアイレス州内でもデング感染が拡大している。保健省は29日、現時点で州内でデング感染が54件、確認されていることを明らかにした。また同じネッタイシマカが媒介するチクングニヤ熱も44件確認されている。同じ蚊が媒介するジカ熱の拡大の可能性も指摘されており、同省と州保健局は今後薬剤を撒くなどし、蚊の発生を抑止する方針だ。

■イグアス、バリロチェ線を希望 Misiones Onlineの記事
ミシオネス州のプエルト・イグアスは、バリロチェとの間の直行便就航を希望している。イグアスの滝を抱えるこの町と、国内第3の都市ロサリオ、そして観光地であるエル・カラファテを結ぶ直行便が昨年、就航した。観光地同士を結ぶ直行便の効果が高いとして、やはり観光地であるバリロチェ線の開設を、観光局が各航空会社に働きかけているという。

■すべての列車にATS La Nacionの記事
ブエノスアイレスの近郊鉄道のすべての列車に、今後4年をかけて自動列車制御装置(ATS)が装備される。現在この措置はロカ線の車輛の10%にしか装備されていない。2012年2月のオンセ駅の事故など、大きな事故が相次いでいることを受け、安全のためにこの措置がとられることになった。

■ラ・プラタ、2日間の断水 Clarín.comの記事
ブエノスアイレス州都ラ・プラタでは、2日間にわたり大規模断水が起きたという。水道が利用できなくなったのは、トロサ地区の5千世帯だ。水道システムのトラブルによるもので、水道会社は給水車を出すなどして対応した。同社によると、29日じゅうには、供給が再開されるという。


【エクアドル】

■ジカ熱感染、22件 El Universoの記事
エクアドル国内で、ジカ熱感染が確認された件数は22件、疑われるのは67件だという。保健省が現時点での数字を明らかにしたものだ。胎児に影響が及ぶおそれがある妊婦の感染例や疑われる例はない。国内の広い範囲に、この感染症を媒介するネッタイシマカが棲息するため、今後爆発的に流行するおそれがある。


【ベネズエラ】

■ジカ熱でギラン・バレー症候群が増加 El Universalの記事
ベネズエラ国内ではジカ熱感染の拡大で、難病であるギラン・バレー症候群が増えているという。保健省は国内でジカ熱感染が疑われる事例が4700件と発表したが、運動神経が侵されるこの難病が疑われる感染者が255人にのぼるという。ジカ熱そのものは軽傷だが、メカニズムは不明ながらこの難病を引き起こす事例が報告されている。

■86紙、非常事態 Bolsa Maníaの記事
ベネズエラ国内の新聞社86社が「非常事態」を一斉に伝えた。新聞発行に使用される紙が不足し、今後発行の継続が難しくなる可能性が高まっているという。通常、新聞発行に必要な紙の量の40%しか調達できない状態だ。同国では経済失政による基本物資や食料の不足が長期間続いている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ムヒカ氏、ラウルと会談 Informadorの記事
ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏がキューバを訪れ、ラウル・カストロ議長と会談した。同国のメディアの報道によるとこの会談では、国際関係や宗教について話し合われたという。またムヒカ氏は左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)のティモレオン・ヒメネス氏とも会談した。

■ニカラグア、ジカ熱7件に La Prensaの記事
ニカラグアでのジカ熱感染例はさらに4件増えて、7件となった。同国保健省は今週、マナグアで国内初のジカ熱感染例が確認されたと発表したばかりだ。今回確認されたのはアルタグラシアやボロニアなど、各地にわたる。世界保健機関(WHO)はラテンアメリカでこの感染症が大流行する可能性を指摘し、また感染拡大が異常な速さで起きていると警告している。

■コパ航空便変更など応じる La Nacionの記事
パナマのコパ航空も、ジカ熱感染拡大を受け、便変更や返金などに応じると発表した。この感染症に妊婦がかかると、胎児に影響が及ぶことが伝えられている。このため妊婦について、渡航予定の変更を受けつけるとしたものだ。同様措置をLAN、TAMを傘下に持つLATAMやデルタ航空、ジェットブルーなどがとっている。

■日本人商店主、殺害される Paraguay.comの記事
パラグアイのブラジル国境の町ペドロ・フアン・カバジェーロで、日本人の男性商店主が殺害された。地元警察によると29日午前10時頃、タマノ・ヒロユキさんが自宅を出たところ、バイクに乗った覆面姿の2人組に銃撃されたという。タマノさんは地域でよく知られた存在だった。襲った2人の特定を警察は急いでいる。

■メキシコシティ、州に Caracol Radioの記事
メキシコの首都が、州に昇格した。エンリケ・ペニャ・ニエト大統領がこの法案を承認し、「メキシコシティはメキシコ合衆国の32番めの州となった」と発表したものだ。メキシコシティの範囲などに変更はないものの、州に認められる自治権が新たに適用されるようになる。大統領はこの措置について「民主主義にもとづくものだ」と述べた。

■コパ航空、オルギンへ Caracol Radioの記事
パナマのコパ航空は新たに、キューバのオルギンに乗り入れる。同社が明らかにしたもので、7月21日からパナマシティとこの町を結ぶ直行便を火、土曜の週2便の体制で運航する。同社はハバナ、サンタクララに乗り入れており、3地点めの乗り入れとなる。オルギンは美しい海などで知られ、観光需要の創出に期待がかかる。


【サイエンス・統計】

■ジカ熱と小頭症の関係が判明 El Paísの記事
ラテンアメリカで猛威を振るうジカ熱と、妊婦感染により小頭症の新生児が増えている因果関係が判明したという。この問題を受け、ブラジルの現場に発ったウルグアイの脳の専門家、グスタボ・マリンヘル氏が明らかにしたものだ。音波による検査で、ジカ熱のウイルスが脳細胞の分化に影響を与えていることを発見したという。