2016.03.20

【ボリビア】

■エボ、Unasur緊急会合呼びかけ El Díaの記事
エボ・モラレス大統領は、南米諸国連合(Unasur)の緊急会合招集を呼びかけた。議長国のウルグアイに働きかけたもので、ブラジルでの政情不安に対処するためのものだ。相次ぐ汚職と経済悪化で、同国のジルマ・ルセフ政権の求心力が急速に低下しており、南米の大国のこの事態は各国に深刻な影響を与えかねない。

■エボ、野党を批判 El Díaの記事
エボ・モラレス大統領は「女性とこどもを政争の道具にしている」と野党を批判した。汚職の容疑で拘置されている、モラレス大統領の元交際相手ガブリエラ・サパタ氏が、大きなスキャンダルとなり、野党が攻勢を強めている。モラレス大統領は、プライベートな事項や個々の人権を無視する行為を、野党側が行なっていると断じた。

■サパタ氏の子、教育の記録なし El Díaの記事
ガブリエラ・サパタ氏が主張するエボ・モラレス大統領の息子について、学校教育を受けている記録がないという。同氏はこの子を2007年4月に出産したとされ、修正済みながら写真を公開した。しかしロベルト・アギラール教育相は、初等教育をこの子が受けている記録がないとして、サパタ氏の主張に対する疑問を呈した。

■エボの子、市民登録も「無効」 El Díaの記事
ガブリエラ・サパタ氏が主張するエボ・モラレス大統領の息子について、市民登録上も「無効」となっているという。2007年4月に出産したとされるこの子について、コチャバンバの市民登録局が明らかにしたものだ。出生届け提出の際、父親の欄は空欄になっており、モラレス大統領の子としては登録していない、という。

■エボ、未成年者との淫行容疑の可能性 Página Sieteの記事
元交際相手ガブリエラ・サパタ氏の主張が正しければ、エボ・モラレス大統領が「未成年者との淫行」の容疑がかけられる可能性がある。同氏は17歳の時に大統領就任前のモラレス大統領と出会い、交際したとされる。しかし18歳未満女性との性交渉が法に抵触する可能性があり、同氏発言が事実とすればモラレス大統領の責任が問われることになる。

■野党「本当のことを語れ」 Página Sieteの記事
野党はエボ・モラレス大統領に対し、「本当のことを語れ」と断じた。元交際相手ガブリエラ・サパタ氏と、同氏が出産したとされるモラレス大統領の息子についての件が、大きなスキャンダルとなっている。野党はこの件について、「泥仕合ではなく、本当のことを語ってほしい」とモラレス大統領に呼びかけた。またオンブズマン機関もこの事態に、重大な懸念を示している。

■トラック輸送業者、スト再開を示唆 El Díaの記事
トラック輸送業の団体は、国内での道路封鎖、ストライキを再開することを示唆した。税関の問題などから同団体はこの1月末から2月初めにかけてストを行ない、国内の交通や物流が大きく混乱した。政府側との交渉の進展が見られないことから、団体側は週明けから再び、ストを行なうことを示唆した。

■ロシアとの合意、ウラン開発が可能に Página Sieteの記事
ボリビア、ロシア両国が合意した原子力エネルギー開発計画について、国内でのウラン資源開発も可能となる内容だという。この合意はエルアルトへの原子力センター建設が具体的内容だが、ウラン資源についても触れられている。国内ではポトシ県に少量ながらウラン鉱があることが確認されており、両国はこの開発を視野に入れているとみられる。

■横断鉄道、990万トン輸送見込み Página Sieteの記事
政府が実現を目指す大陸横断鉄道は、年間990万トンの貨物輸送を見込んでいる。この鉄道は、国内鉄道網を活用する形でブラジル側の大西洋と、ペルーの大西洋岸を結ぶものだ。この3か国のほかパラグアイやアルゼンチン、ウルグアイにも資すると試算されている。この貨物輸送は2055年には2420万トンまで増えると予想された。

■横断鉄道、オルーロも通過 La Patríaの記事
政府が計画する大陸横断鉄道は、オルーロも通過するという。交通通信省とオルーロ県が会合を持ち、この中で計画についての説明があったものだ。オルーロはアンデスにめぐらされた西部鉄道の起点だが、この計画ルートから除外されるとの危機感があった。しかし政府側は既存鉄道の活用を挙げており、オルーロもこの鉄道網に含まれることが明らかになった。

■アルゼンチン、国境ドローン警戒 El Deberの記事
アルゼンチンはボリビアとの国境について、無人航空機(ドローン)を使用した監視体制を強化するという。同国のパトリシア・ブルリッチ安全相が国境地域を訪れ、明らかにしたものだ。両国間では密入国や薬物などの密輸が相次ぎ、両国は警戒を高めている。同国はドローンを活用し、監視を強化するとともに安全体制を確保する方針だという。

■アラライ、下水が原因か Los Tiemposの記事
コチャバンバのアラライ湖の汚染について、下水など生活排水の流入が原因との見方が示された。この湖では魚の大量死が発生し、汚染物質や富栄養化による酸素不足の可能性が指摘された。環境省は原因調査の結果、下水流入と、これにともなうガスの発生が大量死を招いた可能性が高いとの見解を示した。


【ペルー】

■ケイコ氏も「除外」の可能性 Correo Perúの記事
投票まで3週間に迫った大統領選は、異常事態だ。各社調査でトップを走るケイコ・フヒモリ氏について、選管は「除外」の可能性を審査し始めた。同陣営からの贈賄が告発されたためだ。この選挙では有力2候補が、直前に除外される事態となっている。ケイコ氏の父で元大統領のアルベルト・フヒモリ氏への反発から、ケイコ氏への「アンチ層」が国内に根強い。

■ミスティ山と住宅開発 Correo Perúaの記事
アレキパ市は、ミスティ山と住宅開発の危険性について、分析を始める。ランドマークであるこの山は火山で、噴火に至れば市内に甚大な被害をもたらすと分析されている。しかし急速な都市化で、住宅街がこの山に近づいている状態で、都市や火山の専門家を交え、この状況を分析するという。


【チリ】

■経済成長で移民増 Caracol Radioの記事
チリのメディアは、国内の経済成長にともない、移民が増えていると分析した。チリ経済はこの20年にわたり成長を続け、南米唯一のOECD加盟国となっている。国内に合法的に居住する移民は47万人を超えており、とくにペルー、ハイチ、ドミニカ共和国からの人々が多い。こうした移民の大半は、経済やビジネスが理由と、メディア側は分析している。

■アントファガスタ、危険な住宅開発 La Terceraの記事
第2州都アントファガスタでは、危険な住宅開発が進んでいる。居住者が増える一方、新たな住宅開発は山側に進んでいる。生活インフラが整わない住宅地が新たに整備され続けている状態だ。さらに、こうした新開発地域は、土砂災害の危険にさらされている。昨年3月、一帯では少量の雨による大規模土砂災害が起きている。


【アルゼンチン】

■ソル航空、不透明 La Nacionの記事
1月に運航停止したソル航空の今後については、不透明な状態だ。同社についてはボリビアのアマスソナス航空などが買収または事業継承に関心を示していることが伝えられている。しかし停止から2か月、その後の状況は明らかにされていない。同社の職員190人については、今も雇用が維持されている状態だ。

■前政権末期、資本流出進む La Nacionの記事
昨年12月に退任したクリスティナ・フェルナンデス政権の末期、国内からの資本流出が一段と進んだという。2015年の国内からの資本流出額は79億500万ドルだったと国立統計機構(INDEC)が明らかにした。この額は2014年の30億6500万ドルから、実に158%も増えたことになる。

■リネアE、ひどい状況 La Nacionの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)6路線のうち、リネアEの状況は際だって悪いという。管轄が市に移管されて以降、スブテ各路線では車輛や駅などのサービス改善が進んでいる。しかしリネアEはこの取り組みが遅れ、車体もサービスもほかの路線に比して悪く、脆弱な状況にある。リネアEは5月広場とフローレスを結ぶ9.8キロ区間だ。

■オベリスコ前に木のモニュメント La Nacionの記事
ブエノスアイレスのランドマーク、オベリスコ前の共和国広場に、臨時に木のモニュメントがお目見えした。19日、世界自然保護基金が提唱する「アースアワー」が行われる。地球環境を考えるこの日に合わせ、オベリスコの前に木で市名を示す「BA」の文字が描かれたものだ。この木は、高さが6.5メートルあるという。


【エクアドル】

■マナビ、ダムでこどもが不明 El Universoの記事
マナビ県都ポルトビエホ近郊のダムに転落した1歳9か月のこどもが、不明となっている。18日19時頃、県都中心部から1キロのパハンで、このこどもがダムの中に転落したという。このこどもはダムから300メートルの地点の畑仕事をしていた祖母に連れられていた。現在、ダムから川の下流にかけ、捜索が続けられている。


【コロンビア】

■ジカ熱、5万5724件 La Opinionの記事
国内でのジカ熱感染例は、5万5724件となった。保健省が19日、明らかにした数字だ。この1週間に新たに感染が確認された人の数は2千人前後と、その前の週の半分程度には減っている。また感染した妊婦の数は1万319件で、小頭症が確認されたのは352件、ギラン・バレー症候群が248件となっている。

■ロシア航空事故でコロンビア人死亡 Caracol Radioの記事
ロシアで発生した航空機事故で、コロンビア国籍の女性1人が犠牲になった。ロストフナドヌーの空港でフライドバイの便が着陸に失敗したもので、62人が死亡している。この死者の中に、コロンビアの1人が含まれていることが明らかになった。死者のうち44人はロシア人で、スペインの2人も含まれている。


【ベネズエラ】

■生活状況の悪化、続く El Paísの記事
ベネズエラ国民の生活状況の悪化は、続いている。経済失政と原油安で、国内では物資や食料の不足と、インフレが1年以上にわたり続いている。Keller社が行なった調査によると、国民の80%が事態が悪化していると感じているという。また経済の数値は24州のうち21州で、やはり悪化している。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■アマスソナス・パラグアイ、国際参入 Ultima Horaの記事
アマスソナス・パラグアイが初の国際定期便を就航した。新たに開設したのはアスンシオンと、ウルグアイの首都モンテビデオを結ぶ路線だ。同社はボリビアのアマスソナス航空とスペイン企業が合弁で昨年立ち上げた企業で、国内線にまず参入していた。今後同社はブラジル、アルゼンチン、チリへの路線拡充を図る方針だ。

■パナマ、小頭症で死者 Nacionの記事
パナマで初めて、ジカ熱による小頭症で死者が確認された。同国保健省が明らかにしたものだ。ジカ熱に感染した妊婦が出産した新生児が小頭症を発症しており、この17日に死亡が確認されたという。国内ではコロンビア国境に近いインディヘナ(先住民)のグナ・ヤラでジカ熱感染が広がり、現在は首都圏を含む広い範囲に拡大している。

■パナマ運河も消灯 El Nacionalの記事
アースアワーに合わせ、パナマ運河も消灯するという。19日、世界自然保護基金が地球環境を考えるため提唱するこの取組が行われる。20時30分からの60分間、消灯するというものだ。太平洋とカリブ海を結ぶ主要ルートであるパナマ運河も、この動きに賛同し照明などを消すという。

■ボラリス便に遅れと欠航 Plaza de Armasの記事
メキシコのLCCボラリスの便に18日、広く遅れや欠航が生じた。国内と米国内を結ぶ国際線を含め、多くの便がキャンセルされ、このほかの便にも遅れが生じたものだ。同社はSNSを通じてこれを発表し、利用者に対し謝罪している。この事態が生じた原因については、明らかにしていない。

■ハバナ、オバマ封鎖 Caracol Radioの記事
キューバ、ハバナ市民の間では、市民生活に対する不安が生じている。この週明け、米国のバラク・オバマ大統領がこの町を訪れる。2012年に両国が関係正常化交渉入りを発表し、この訪問はまさに歴史的なものになる。しかし安全確保のためハバナは厳戒態勢がとられ、市民の多くはこれを大きな負担に感じているという。

■ウルグアイ、災害への脆弱性 Espectadorの記事
国連は、ウルグアイの災害に対する脆弱性を指摘した。国内を流れるウルグアイ川は昨年暮れから今年初めにかけ、大きく増水し氾濫した。この事態は、地球規模で進行する気候変動の影響によるもので、ウルグアイはこうした事態に対する弱さを抱えていると指摘したものだ。