2016.05.12

【ボリビア】

■政府、シララ防衛委員会創設へ El Comercioの記事
政府は新たに「シララ防衛委員会」を設ける。エボ・モラレス大統領は3月、チリがポトシ県南部のシララ水系から無許可取水を続けていることを、国際司法裁判所に持ち込むことを発表している。この委員会はシララ水系の水を守るだけでなく、国内の水資源を保護することも目的だという。

■エボ「戦争などしない」 El Deberの記事
エボ・モラレス大統領は「戦争などしない」と断言した。海岸線問題、そしてシララ水系問題でチリへの圧力を強めるボリビア政府の姿勢について、チリ出身で米州機構前総裁のミゲル・インスルサ氏が両国間の戦争を懸念する発言をしたことを受けたものだ。モラレス大統領は、チリへのこの要求は正当なもので、搾取を続ける国側として不適切な言動と断じた。

■司法、エボの子を否定 La Razónの記事
ボリビア司法は、エボ・モラレス大統領の隠し子は「いない」と判断した。元交際相手のガブリエラ・サパタ氏がモラレス大統領の息子を2007年に生んだとして、スキャンダルとなっていた。しかしサパタ氏側がこの子を公にすることを拒み、提出した証拠も説得力がないとして、この子は「現存しない」と裁定した。

■アルセ大臣「500Bs札は必要ない」 Página Sieteの記事
ルイス・アルセ経済相は、「500ボリビアーノ札は必要ない」と語った。メディア向けの会見で、経財省および政府の立場として述べたものだ。中央銀行(BCB)は先週、2019年までに最高額となる500ボリビアーノ札を新規発行することを明らかにしている。しかしアルセ大臣は、国内の紙幣流通システムは安定しており、今発行する必要はない、と語った。

■アントファガスタ市長「黙っとけ」 Página Sieteの記事
チリ、アントファガスタのカレン・ロホ・ベネガス市長は、エボ・モラレス大統領に「黙っとけ」とのメッセージを出した。1分間にわたる動画を通じて語ったものだ。モラレス大統領は、チリに対する要求の姿勢を強めているが、同市長は2007年のスペイン国王の発言になぞらえ、トップがしゃべりすぎる今の状態は、両国関係をさらに悪化させるだけと警告した。

■チリ「基地は離れている」 El Deberの記事
チリのハーグ特別大使は、軍の基地はボリビア国境から十分に離れている、と語った。エボ・モラレス大統領は、シララ水系問題を受けチリ政府が、ボリビア国境近くに基地を整備しようとしていると批判した。しかし同大使は、シララからは300キロ離れており、ボリビアの主張は的外れと断じた。一方、ベネズエラ支援でボリビアが設けた基地のほうが、国境に近いと指摘している。

■ミ・テレフェリコ、防止策を発表 El Díaの記事
ラパスのテレフェリコ(ロープウェイ)を運営するミ・テレフェリコは、事故の防止策を発表した。7日、市内で建設中だった白線の駅で現場が崩落し、10人が負傷した。この事故は、施工ミスが原因であるとの結論が出されている。ミ・テレフェリコは、今後の事故を防止する7つの対策を示し、工事を早期に再開したいと関係各方面に求めた。

■オルーロとポトシ、冬時間へ La Razónの記事
オルーロ、ポトシ県内の教育機関は、週明けの16日から「冬時間」に移行する。国内では夏時間、冬時間の時制上の変更はない。しかし標高が高い地域では朝夕の冷え込みが強く、生徒、児童の健康を守るため冬の間、始業時刻を遅らせる措置がとられる。両県ではほとんどの学校で、始業が1時間遅くなる予定だ。

■スクレ空港、14日便休止の動き FM Boliviaの記事
この14日の、スクレ空港便について欠航の動きがある。同空港は同日いっぱいで廃止され、15日からはアルカンタリ新空港が稼働する。現空港に乗り入れる航空会社は、この夜の駐機を避けるため、一部の便を休止する方針だ。同空港に乗り入れるエコジェットは、14日の同空港便すべてを休止することを明らかにした。

■オルーロ、カルナバル仮面展 La Patríaの記事
オルーロ市は、ユネスコ無形文化遺産に登録されるカルナバルの「仮面展」を開催する。フォルクローレのこの祭典が登録された5月18日を記念して開催されるものだ。モレナーダ、ディアブラーダなどのダンスに使用される仮面50点が、ルイス・ラミロ・バルトランのサロンで来週、展示されるという。アンデスのダンス文化にとって、仮面は重要な役割を持つ。


【ペルー】

■鉱山の5千人、プーノを行進 Los Andesの記事
プーノ市内を、鉱山労働者5千人が静かに行進した。県下最大都市フリアカでは、県が違法鉱山の摘発姿勢を強めていることに抗議し、今週初めから道路封鎖などのストが行なわれている。これに同調したラ・リンコナーダ、セロ・ルナールの労働者らが行進で県側に圧力をかけたものだ。

■ケイコ氏の選挙カーが事故 El Comercioの記事
6月5日の大統領選決選に進んだケイコ・フヒモリ氏陣営の選挙カーが、事故を起こした。ワンカベリカ県の道路を走行中、道路を外れて40メートル下に転落したものだ。車に乗っていた2人は軽傷を負っている。この車は隣接するアヤクチョ県での選挙運動のため、移動していた。決選はペドロ・パブロ・クチンスキー氏との間で争われる。


【チリ】

■第12州、特別時制へ La Terceraの記事
国内南端の第12(マガジャネス)州では、特別時制がとられることになった。同州を訪れたミチェル・バチェレ大統領が明らかにしたものだ。政府は、省エネなどを目的に夏時間の通年化を発表しているが、高緯度の同州ではこの適用が社会生活に大きな影響を与えると判断した。冬の間、サンティアゴなど本土のほかの地域と、1時間の時差が生まれることになる。

■航空2社、スケジュール修正 BioBio Chileの記事
LATAM(LAN)航空とスカイ航空は、スケジュール変更の手続きに追われた。政府は、5月14日までとなっている夏時間について、8月13日まで延長し、事実上の通年化を図ることを発表した。両社は国内線、国際線の出発時刻の変更を行ない、合わせて23万人の利用者に影響が生じるという。

■LATAM、プンタ・アレーナス線欠航 La Prensaの記事
LATAM(LAN)航空は、第12(マガジャネス)州のプンタ・アレーナスを発着する便を欠航とした。同社によると霧と雨の影響で、カルロス・イバニェス・デ・カンポ空港の視界が悪く、運航に支障が生じたという。サンティアゴなどとの間の3便について11日、欠航とした。同じく同空港に乗り入れているスカイ航空は、欠航には至っていない。

■中部でやや強い地震 La Terceraの記事
国内中部で11日午前10時11日頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源は第4(コキンボ)州トンゴイの南西59キロで、震源の強さはマグニチュード5.3、深さは34.6キロだ。第4州と5(バルパライソ)州の広い範囲で揺れを感じたが、人や建物への被害はない。揺れの強さはコキンボ、ラ・セレーナでメルカリ震度5だった。


【アルゼンチン】

■国家公務員、67%増 La Nacionの記事
アルゼンチンの国家公務員は、2003年から2015年の12年間で、実に67%も増えた。公共財政管理協会(ASP)が明らかにしたものだ。2003年時点の国家公務員数は48万4千人だったが、2015年時点では77万9千人となっている。公務員増加にともない、国の財政負担は増えている状態だ。マウリシオ・マクリ政権は、財政再建のため公務員を削減する可能性も示している。

■水道料金、375%上昇 La Nacionの記事
国内の水道料金は今年、平均して375%上昇する。財政再建を目指すマウリシオ・マクリ政権による、痛みをともなう改革だ。水道など公共サービスにかかる助成を減らすため、公共料金は軒並み大幅な引き上げとなる。水道については375%の上昇で、ブエノスアイレス首都圏でも297%値上げとなった。

■代替2空港、ILS不備 Cuyo Noticiasの記事
メンドサ空港の閉鎖期間中、便を受け入れる2空港には、計器着陸装置(ILS)が備わっていないという。同空港は9月7日から12月7日まで、滑走路補修などのため全面閉鎖となる。サンフアン、サンラファエルの両空港が代替えとなるが、離着陸の安全性に必要なこの装置がなく、安定性に疑問があるという。

■LCC、参入障害 Diario Unoの記事
アルゼンチンの航空行政には、ローコストキャリア(LCC)の参入障害があるという。国内線の運賃について、航空行政は最低運賃を示す制度を設けている。この制度が、価格競争を進めるLCCの戦略に合わず、国内への進出がかなわないと分析された。アイルランドのライアンエアが国内進出に意欲を見せているが、同社側は明確な態度を避けている。

■ブエノスアイレス市職員がスト Clarín.comの記事
ブエノスアイレスの市職員らが、ストライキに入った。労働組合が、大幅な賃上げを求めた動きで、組合員らは市役所のメインホールを占拠し、テントを張り長期戦の構えを見せている。組合側は、インフレ補填を含め、40%の賃金引上げを市側に求めている。このストに参加している職員は、千人にのぼるとみられる。

■ベルグラノ北線に16億ペソ投資 Clarín.comの記事
政府は、ブエノスアイレスの近郊鉄道ベルグラノ北線に、16億4千万ペソの投資を行なう。この路線は、近郊鉄道の中でも利用者が多く、ピーク時には8分に1本の列車が運転されている。しかし利用者減少と施設の老朽化が起きており、この投資によるテコ入れを図るという。


【エクアドル】

■議員、供与減額へ El Comercioの記事
議会議員の給与が、減額される見通しとなった。4月16日のM7.8の大地震で、コスタ(海岸)では甚大な被害が生じている。この復興に多額の資金が必要なことから、議員の間からこの削減が提案されているものだ。削減額について、今後議会で話し合いを行なう。政府はこの復興資金にあてるため、日本の消費税にあたる付加価値税(IVA)の税率を2ポイント、上げている。

■余震、今も続く El Comercioの記事
4月16日のM7.8の大地震の余震とみられる揺れは、今も続いている。観測機関によるとこの10日には、17回の揺れを観測しているという。本震発生後の余震は、すでに1376回に達した。本震直後に比べ、余震の数は減少しているが、今後もしばらくは警戒が必要と同機関は指摘する。

■キトで被災地物産展 El Comercioの記事
キトでは、4月16日の大地震被災地産の商品を販売する物産展が開かれた。農業省が企画したもので、マナビ、エスメラルダス県産の農産物、海産物を広く販売したものだ。ラファエル・コレア大統領は、被災地の復興を早めるため、被災地の産品の消費を国民に広く、呼びかけている。

■クエンカ、新空港が必要 El Universoの記事
クエンカの、マリスカル・ラマル空港に代わる新空港が必要との声が上がっている。この空港では4月27日、TAMEの便がオーバーランする事故が起きた。事故の直接的原因は天候だが、この空港は需要が多い一方で滑走路が1900メートルと短く、安全確保のためにも新空港が必要との指摘が、地域の航空関係者から上がっている。


【コロンビア】

■医薬品を求めた違法越境続く Caracol Radioの記事
医薬品を求め、ベネズエラから国内に違法越境するケースが、今も続いているという。国境警備側によると、その数は一日400人にのぼるとみられる。ベネズエラでは経済失政で物資不足が続くが、とくに医薬品は必要量の9割以上が足りない状態だ。違法越境者は、これらの医薬品を密輸しているとみられる。


【ベネズエラ】

■マラカイで略奪 Panam Postの記事
アラグア州の州都マラカイで11日、大規模な略奪が起きた。市営市場に5千人の市民が押し寄せ、市場内の店舗から次々と商品を奪ったものだ。未確認ながら、この事態で2人が死亡し、複数の負傷者が出ているとの報道もある。国内では物資不足が蔓延しており、これがこの暴力的略奪につながったとみられる。市場側の被害額は数百万ボリバールにのぼるとみられる。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■弾劾賛成、6割固める El Universoの記事
ブラジル上院議会では11日、ジルマ・ルセフ大統領への弾劾法廷を認めるかどうかの審議が始まった。下院ではすでに可決されているが、上院でも弾劾賛成が61%に達しており、可決される見通しだ。可決されれば最大180日、大統領は職務停止となり、テメル副大統領が代行する。

■ボラリス・コスタリカに免許交付へ Naciónの記事
メキシコのLCCの子会社に対し、コスタリカの航空当局は事業免許を交付する見通しだ。このボラリス・コスタリカは、サンホセをベースに低価格の便の運航を目指している。また同じく申請があったホリデー・エアについても交付が濃厚だ。一方、昨年12月に免許を得たエア・コスタリカについては、今の時点で運航開始の発表はない。

■アラス・ウルグアイに資本参加の可能性 El Observadorの記事
ボリビアの国営ボリビアーナ航空(BoA)は、アラス・ウルグアイへの資本参加の可能性に言及した。今年1月に商業運航を開始したアラス・ウルグアイとBoAは、業務提携で合意している。アラス・ウルグアイは財政難に陥っていることが報じられており、BoAは資本参加で同社の安定化を図る可能性を示した。


【国際全般】

■アラスカ航空、JALと提携 Travel Daily Newsの記事
アラスカ航空は、日本航空(JAL)と提携する。同社はシアトルをベースとし、米国西海岸にネットワークを持つ。JALの日本路線と接続する便でコードシェアを行ない、乗継利便性を高める。さらに預け荷物の通し預かりや、利用客へのサービスなどについても提携する。この提携は6月29日からの扱いだ。