2016.07.06

【ボリビア】

■ハーグ、シララの日程示す El Díaの記事
オランダ、ハーグの国際司法裁判所はシララ問題の裁定に向けた日程を示した。ポトシ県のシララ水系からチリが百年以上にわたり無許可取水を続けている問題だ。ボリビア側がこの件の提起を決めていたが、ハーグ側もこれを受け入れ、2017年7月から両国からの意見聴取などを行なうことを発表した。2018年7月に最初の判断が出される見通しだという。

■コカ葉の35%、違法市場に Página Sieteの記事
国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、ボリビア国内で栽培されるコカ葉の実に35%が、違法市場に流れていると指摘した。コカ葉はアンデス原産のハーブだが、コカインの原料となることから生産や流通は規制されている。国内ではラパスのビジャ・ファティマとコチャバンバのサカバに正規市場があるが、35%相当はこれ以外に流通している実態だという。

■チリ領事館前で抗議行動 Página Sieteの記事
ラパスのチリ領事館前で、トラック輸送業者らが抗議デモを行なった。内陸国のボリビアは外港として、同国北部のアリカ港を使用している。しかしこの港湾で、ボリビアのトラックや運転手が差別的言動を受けたり、外国人排斥の動きに瀕したりしている。トラック輸送業者らはミレンコ・スコクニック領事に対し、この件に対する速やかな対応を求めた。

■Enatex馘首無効も Página Sieteの記事
政府は、アパレル会社Enatexの職員大量馘首を「無効」とする可能性を示した。同社が業績不振を理由に180人を解雇した件を受け、同労働組合は社会闘争に入っている。同調した有力労働組合連合COBとの対話の場で、政府側はこの馘首を無効とする可能性を示したという。「安易な解雇」を規制する条項に抵触する可能性があると政府側は説明した。

■ティティカカ、魚の調査へ La Razónの記事
ボリビア、ペルー両国の専門家らが、ティティカカ湖での魚の調査を行なう。この湖ではペヘレイ、イスピ、カラチといった魚の漁が盛んだ。しかし乱獲と気候変動、水質汚染などからこの魚資源の減少が指摘されている。専門家らはこの湖で魚の調査を行ない、資源の増減などについて調べを進める。将来的に、漁業制限などを提言する可能性もあるという。

■ウユニ時計塔、文化財指定 El Deberの記事
ポトシ県のウユニの中心部にある時計塔を、文化省は文化財に指定した。下院議会が法案を可決し成立させたものだ。ポトシ通りにあるこの時計塔は1930年に完成したもので、ウユニ塩湖観光でこの町を訪れる観光客にもなじみの存在だ。ウユニはこの7月11日に開府127周年を迎える。

■病院のエレベーターが落下 La Razónの記事
ラパス、オブラヘスのカハ・ペトロレラ保険病院で、施設内のエレベーターが落下する事故が起きた。4日14時頃、この病院施設内の一般向けエレベーターが突然転落した。利用していた9人が負傷し、このうち一人は足を骨折する重傷だという。警察はこの病院側の管理体制に問題がなかったか、調べを進めている。

■6月、ジカ熱発生なし Página Sieteの記事
この6月、国内ではジカ熱の感染例は報告されなかったという。保健省が明らかにしたものだ。ブラジルを震源に南米各国でもこの感染症が広がり、国内では5月にかけて、サンタクルス県を中心に感染者が報告された。しかし冬を迎え蚊が減ったことなどから、この6月は一例も新規感染例は報告されなかった。国内ではオルーロ、ポトシ県を除き媒介するネッタイシマカが棲息する。

■スクレ、未払いシマウマ Correo del Surの記事
スクレでは、「シマウマ」の一部が3か月間、賃金を受けていなかったという。ラパスでは、シマウマの着ぐるみを来た若者が、市街で交通指導を行なっている。雇用確保とマナー向上を目的としたモデルで、スクレでもそのまま導入されている。しかし市側から払われる一部の賃金が執行されず、未払いのままとなったシマウマが10%にのぼることが明らかになった。

■ベニ県でバス事故 Página Sieteの記事
ベニ県でバス事故が起きた。現場はサンタロサ・デ・ヤクマから160キロのパルマ・フロールだ。パンド県都コビッハからラパスに向かっていたバスが衝突事故を起こしたものだ。地域のラジオの報道によると、この事故で少なくとも4人が死亡し、複数の負傷者が出ているという。事故を起こしたユンゲーニャ社の便は、先週にも大きな事故を起こしている。


【ペルー】

■壁画発見、再評価も El Comercioの記事
壁画発見により、マチュピチュ遺跡についての評価も変わる可能性があるという。遺跡公園から100メートルの地で、リャマとみられるラクダ類や人が描かれた先インカ時代の壁画が見つかった。ある考古学者は、この壁画発見で、インカ帝国のもとでつくられたとみられるこの遺跡そのものの位置づけが変わる可能性があると語った。

■PPK、首相指名へ Los Andesの記事
28日に大統領に就任するペドロ・パブロ・クチンスキー氏は、この10日にも首相を指名する方針を示した。首相は行政権を担う内閣のトップで、とくに議会との関係が重要視される立場だ。同氏は現在、安定政権の樹立に向け、この首相の人選を進めているところだという。この名前について、一部のメディアでは閣僚経験者などを候補として挙げている。

■パナマ、ペルー人に接種義務づけ Perú21の記事
パナマ政府は、同国に渡航するペルー国民に対し、黄熱病の予防接種を義務づけた。在リマの同国大使館が明らかにしたものだ。世界保健機関(WHO)の黄熱病汚染国のリストをもとに、この義務づけを判断したという。パナマは黄熱病の汚染国ではないが、この感染症を媒介するネッタイシマカがジカ熱を広げており、感染症対策の強化一環としてこの措置をとったとみられる。

■パトリアス祭、220万人が旅行か El Comercioの記事
7月28日の独立記念日前後の連休、パトリアス祭では今年、220万人の国民が国内外を旅すると予想された。ペルー観光議会(CANATUR)が発表した数字だ。今年は曜日配列に恵まれたこともあり、例年よりも多くの人が、旅行する見通しだ。リマやクスコ、アレキパといった在来の人気地だけでなく、今年は北部海岸やマンタロ谷なども人気を集めている。


【チリ】

■イキケで強風 BioBio Chileの記事
第1(タラパカ)州のイキケやアルト・オスピシオでは5日、強風が吹き荒れた。両地域では風速10メートルを超える風が吹き仕切り、多くの市民がこの風に驚いた。両地域ではこの風による建物などへの被害報告はない。一方、タマルガルではこの風に加え、落雷も起きたという。

■カラマの企業で爆発 BioBio Chileの記事
第2(アントファガスタ)州カラマの企業施設内で5日朝、爆発があった。朝9時頃、ソトマヨール通りとサンタマリア通りに面する施設内で爆発があった。この事故で、同企業の職員3人が火傷などを負い、市内のカルロス・システルナス病院に運ばれた。この企業ではもともと、爆発を起こすおそれのある化学物質を扱っていたという。


【アルゼンチン】

■バリロチェ、雪不足 Clarín.comの記事
リオ・ネグロ州のバリロチェは、雪不足が深刻だ。バリロチェ一帯はスキー場などが多く、この時期はスキー、スノーボード客で賑わう。しかし今季、地域では積雪がほとんどない状態で、スキー場は開店休業状態となっている。ホテルの予約も30%台に落ち込むなど地域観光、経済に大きな影響が生じている。

■メトロブスに電気自動車 La Nacionの記事
ブエノスアイレスのBRT、メトロブスに電気自動車が導入される。この交通システムは専用軌道を走行するもので、現在も市の計画により路線拡張などが進んでいる。環境行政の施策により、電力で走行するバス車輛が400台、導入される見通しとなったという。この導入開始は2019年頃となる予定だ。

■2つの空港で遅れ La Nacionの記事
ブエノスアイレスの2つの空港では4日、多くの便に遅れが生じた。管理するアルゼンチン2000によると、この日の朝の時間帯、航空管制が使用する通信システムにトラブルが生じたという。このためアエロパルケでは13便、エセイサ国際空港では12便に、遅れが生じた。3日の夜に、落雷があったことがトラブルの原因とみられている。

■テクノポリスに手榴弾 La Nacionの記事
ブエノスアイレス州ビセンテ・ロペスのテクノポリスの路上で、手榴弾が見つかったという。警察によるとこの手榴弾はコンスティトゥジェンテス通りとラサリェ通りの交差点付近で、ゴミの中にまぎれていた。軍などに配備されているモデルで、安全ピンはそのままとなっていた。警察はこの武器が置かれた状況などについて、調べを進めている。


【エクアドル】

■エスメラルダスでM4.0の地震 El Comercioの記事
エスメラルダスで5日朝6時25分頃、地震があった。地質機関によると震源はエスメラルダス市の東9.72キロで、震源の規模はマグニチュード4.0、震源の深さは10キロだ。市内でははっきりとした揺れを感じたが、人や建物への被害はない。この地震は、4月16日に発生した大地震の余震とみられる。同機関によるとこの本震以降の余震の数は2031回に達しているという。

■クエンカ空港、本格改修を検討 El Universoの記事
交通公共事業省は、クエンカのマリスカル・ラマール空港について、滑走路の本格改修を行なう可能性を示した。同空港の滑走路は傷みが進み、便の欠航もこの2か月で120回発生している。地域交通や観光に対する影響が大きいとして、国の事業として本格改修を行なう可能性があるとしたものだ。


【コロンビア】

■ストで生鮮品価格が上昇 Caracol Radioの記事
トラック輸送業者らによるストの影響で、国内では生鮮品価格が上昇している。統計機関DANEによると、レタスやニンジン、インゲンマメ、果物類などの価格上昇が顕著だという。とくにアマゾン地方のネイバでは市中の生鮮品価格が77%、ブカラマンガでは71%の上昇を記録している。

■養鶏業、影響は深刻 Caracol Radioの記事
国内の養鶏業の団体は、トラック輸送業者のストの影響が深刻であることを明らかにした。国内では内陸などで養鶏が盛んだが、このストの影響で太平洋岸のブエナベントゥーラ港との間の流通が絶たれ、多くの業者が養鶏の餌の確保が困難になっているという。現に、餌の大半を占める輸入トウモロコシが、国内市場に到着しなくなっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パラグアイ、ワニが渇死 News24の記事
パラグアイのチャコ地方で、雨不足によりワニが渇死しているという。地域の環境活動家らが報告したものだ。ボリビア、アルゼンチン国境に近いこの地域は雨不足が深刻で、河川や湖沼の付近で水を求めたワニが、動き回り、牛の放牧などにも影響が生じている。活動家らによると、すでに数千頭のワニが死んだと推定されるという。

■ウルグアイ、同性愛難民受け入れ El Paísの記事
ウルグアイは、ロシアからの「同性愛難民」を受け入れる。政府側が明らかにしたものだ。ロシアでは同性愛者に対する弾圧が続き、35歳の男性が昨年、この弾圧から逃れて国内に来たという。政府は難民に準ずる形でこの男性を国内に受け入れ、施設に収容している。男性は民間企業で働き、自活に向かっているという。

■マリファナ押収量増える Caracol Radioの記事
ウルグアイでは、むしろマリファナ(乾燥大麻)の押収量が増えているという。個人使用など一部が解禁された同国だが、今年1月から6月までに押収された量は2.75トンと、昨年3~12月の2.52トンを上回っている。またパコと呼ばれる格安コカインも今季の押収量が111キロと、前年10か月間の68キロを上回った。

■ニカラグア、輸出減少 Caracol Radioの記事
ニカラグアからの輸出が、減少している。同国の輸出業機関Cetrexによると、この第1四半期(1~3月)の輸出は12億4240万ドルと、前年同期の13億9810万ドルから11.13%減少した。輸出量は3.68%のマイナスだが、輸出額についてはこれを上回る落ち込みとなった。伝統産品の国際価格の下落が、大きく響いたという。