2017.03.31

【ボリビア】

■チリとの関係、悪化の一途 Página Sieteの記事
ボリビアとチリの関係はこの2週間、悪化の一途を辿っている。17日、アントファガスタの領事館のボリビア国旗を警察官が降ろして以来、オルーロ県ピシガの国境でのボリビアの9人拘束、さらに記者2人の拘束、LATAM航空就航便取材記者団への嫌がらせと、チリ側の挑発行為がエスカレートしているものだ。

■エボ「ピノチェト時代が戻ってきた」 Los Tiemposの記事
エボ・モラレス大統領は現在のチリについて、アウグスト・ピノチェト軍政時代になぞらえた。この2週間、チリからの挑発に近い嫌がらせ的行為がボリビアに続いている。この状態について、1973年から80年代まで続いたこの独裁体制に重ね合わせ、モラレス大統領が発言し、批判したものだ。

■チリ、家族訪問は認める El Díaの記事
チリは、拘束ボリビア人の家族の同国訪問は認める姿勢だ。オルーロ県ピシガの国境でボリビアの税関7人と兵2人がチリ警察により拘束された。この対処のため国防相がチリを訪れようとしたが、同国側が事実上のストップがかかった。しかしこの9人の家族については、面会などのための訪問を認める方針だという。

■チリ問題でペルーとの協議加速へ La Razónの記事
チリとの関係がこじれる中、ボリビア政府はペルーとの協議を加速させる考えだ。内陸国のボリビアは、チリ北部の港湾を外港として使用している。しかし関係悪化からこの機能を、ペルー南部のイロ港に移転集約する方針だ。ペルー側と、港湾しようについての権益などについて、協議を加速したい姿勢を示した。

■野党、大使の召還を求める El Díaの記事
野党は政府に対し、在ベネズエラ大使の召還を求めた。ベネズエラの司法が、法廷侮辱などを理由に、議会の効力の一部を否定する判断を示した。野党はこのベネズエラ最高裁の姿勢は、民主主義と三権分立の考えを損なわせるものだと批判した。ボリビア政府に対し、在カラカス大使館の大使を、召還するよう要求した。

■エボ、腹部に強い痛み Página Sieteの記事
エボ・モラレス大統領は、腹部に強い痛みを感じていたという。アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領が明らかにしたものだ。モラレス大統領は31日、キューバで外科手術を受けることになっている。急遽キューバ入りした背景に、モラレス大統領のこの腹部の痛みがあったという。モラレス大統領は、少なくとも術後48時間はハバナにとどまるとみられる。

■チャコ地方、雨の被害 El Deberの記事
チャコ地方で大雨の被害が報告されている。この事態が起きているのは3つの県にまたがる同地方の、チュキサカ県内の地域だ。モンテアグードやワカレタで大雨による川の氾濫や土砂災害が起きているものだ。地域行政によると、人的被害の報告は今のところないが、住宅の倒壊などの被害が報告されているという。

■シェル、ボリビアの資源開発に意欲 Página Sieteの記事
世界的オイルメジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは、ボリビア国内の資源開発に意欲を示した。同社の副会長が語ったもので、ボリビア国内には手つかずの資源が多く残っており、開発の可能性が非常に高いと評価しているという。ボリビアの天然資源大臣と会談し、述べたものだ。

■ブラジルに鉄道事業参画を求める Página Sieteの記事
ミルトン・クラロス公共事業相は、ブラジルに大陸横断鉄道事業参画を求める書簡を送ったことを明らかにした。この計画はボリビア国内の鉄道網を活用し、大西洋岸と太平洋岸を結ぶ横断鉄道を目指すものだ。ボリビア、ペルー、パラグアイが合意し、大西洋側の出口であるブラジルに働きかけを強めている。政府はこの計画が「第二のパナマ運河になる」と位置づけている。

■アルカンタリ、工事完了 Correo del Surの記事
スクレのアルカンタリ空港ターミナルの、屋根の張り替え工事が完了した。施工したシナジー社が30日、明らかにしたものだ。この空港は昨年5月に開港したばかりだが、ターミナル内で雨漏りが相次ぎ、屋根の張り替え工事が急遽、行なわれていた。同社は、3月中にはこの工事が終わるとの見方を示していた。

■マディディ、大幅値上げへ FM Boliviaの記事
ラパス県北部のマディディ国立公園への入園量が、大幅値上げとなる。外国人観光客の入園量は現在は80ボリビアーノだが、倍以上となる200ボリビアーノに改定される。費用増加によるものと、地域行政への収入確保が目的の値上げで、観光業界はこの措置で同公園の訪問者が減ることを懸念している。

■サンタクルスにシマウマ El Deberの記事
サンタクルス中心部の市街地に、シマウマが現れた。ラパスでは、シマウマの着ぐるみの若者らが交通整理や指導を行なっている。交通マナー向上や若者の雇用創出が目的で、同モデルはスクレでも導入されている。メディアEl Deberの招きで、ラパスのシマウマがサンタクルスに出張し、デモンストレーションを行なった。


【ペルー】

■ハウハ空港、運用再開 Perú21の記事
フニン県のハウハの空港は30日、運用が再開された。この空港では28日夕方、リマから到着したペルービアン航空の旅客機が炎上する事故が起きた。この事故機が滑走路を塞いでいたため、閉鎖を余儀なくされていた。機体撤去が終わり、この日の午前6時から供用再開となった。現在も、事故原因についての調べが進められている。

■ピウラ、飢えが広がる El Comercioの記事
ピウラ県では「飢え」が広がっている。同県では今週、増水によりピウラ川が決壊し、市街地の広い範囲が水没した。この影響で物流などが影響を受け、食料などの供給が途絶えた地域がある。孤立地域を中心に、食料が得られない世帯が増加しているという。ピウラでは30日、また強い雨が降った。

■ウィニャイワイナ、土砂災害 Correo Perúの記事
クスコ県のインカ時代の遺跡、ウィニャイワイナが土砂災害に見舞われた。大雨の影響で地盤が緩んで鉄砲水が発生し、階段状になっている遺跡の一部が崩れたものだ。この遺跡はマチュピチュの南西、標高2700メートルの位置にあり、今から500年前に建造されたと推定されている。

■プーノ県南部で地震 Los Andesの記事
プーノ県南部のエル・コジャオで30日朝8時13分頃、やや強い地震があった。観測機関によると、震源はコンドゥリリの西24キロで、震源の強さはマグニチュード4.3、震源の深さは221キロだ。地表の揺れは大きくはなく、人や建物への被害報告はない。プーノ県では同じく南部で、地震による被害が生じたばかりだ。


【チリ】

■国際社会にリチウム投資呼びかけ BioBio Chileの記事
チリ政府は国際社会に対し、国内のリチウム開発への投資を呼びかけた。国内ではアタカマなどにリチウム鉱があり、昨年には米国のロックウッド・リチウム社がこの開発に参入した。電池開発の上でリチウムは重要な金属で、チリはさらなる投資を求め、国内資源開発に力を入れる方針だ。

■メトロ3号の現場で事故 La Terceraの記事
サンティアゴのメトロ3号線の建設現場で、事故があった。アラメダ通りとアルトゥロ・プラット通りの角付近で、現場の土砂が突然崩れたものだ。作業員1人が一時生き埋めとなったがその後救出された。この25歳の男性作業員は負傷したものの、命に別状はない。市内では現在、3号線と6号線の建設工事が進められている。


【アルゼンチン】

■マクリ、ベネズエラに懸念表明 Clarín.comの記事
マウリシオ・マクリ大統領は、ベネズエラに対する重大な懸念を表明した。ベネズエラ最高裁が、議会の効力の一部を否定する判断を示したことを受け、民主主義に対する圧力と批判したものだ。マクリ大統領は大統領府カサ・ロサーダに、収監されている野党指導者レオポルド・ロペス氏の妻、リリアン・ティントリ氏を迎え、会談した。

■コモドロで水害 La Nacionの記事
チュブ州のオイル産業の町コモドロ・リバダビアで、水害が起きている。29日にかけての大雨で、市街地の広い範囲が水に浸かり、住宅や車輛などに大きな被害が及んでいるものだ。市内の街路は川のような状態になり、商業や経済活動も影響を受けている。また国内南部の幹線道路国道3号にも、通行上の支障が生じている。

■サンフアン州知事、停止を求める La Nacionの記事
サンフアン州のセルヒオ・ウニャック知事は、カナダのバリック・ゴールド社に対し、操業停止を求めた。バラデロの鉱山から新たな化学物質の流出事故が起きた。この鉱山では過去二回、シアン(青酸)化合物が流出する事故が起き、地域の水源を汚染する事態も起こした。同知事は、同社の鉱山運営体制に重大な問題があるとして、停止を求めた。

■スブテで時限スト La Nacionの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)で30日、時限ストライキが行なわれた。6路線とプレメトロでは、朝5時から7時までの2時間、運転が見合された。交通行政に対する要求から、交通分野のさまざまな組合は4月6日にゼネストを予定している。今回のストは、いわばこのゼネストの「予備選」のような形となった。

■AR、ストで1億1200万ペソ損失見込み La Nacionの記事
4月6日に交通ゼネストが行なわれれば、アルゼンチン航空は1億1200万ペソの損失を被るおそれがあるという。同社が明らかにしたものだ。この日、国内の交通分野の労働組合連合は、24時間のゼネストを行なう構えを見せている。この日だけでアルゼンチン航空の便には2万件の予約があり、スト決行となれば影響は甚大だという。

■フライボンディ、9月運航開始か Clarín.comの記事
新たに参入するLCC、フライボンディは、9月にも国内線の運航を開始する見通しだという。同社が明らかにしたもので、ブエノスアイレスとコルドバを結ぶ路線ついて、最低価格が500ペソになるとの見方も示した。国内では昨年、アンデス航空がLCC型の便を初めて運航し、今年新会社が相次いで参入する予定だ。


【エクアドル】

■31日正午から禁酒 El Comercioの記事
国内では31日正午から、「禁酒」となる。2日、大統領選挙の決選投票が国内全土で行われ、この選挙が円滑に行われるためとられる措置だ。アルコール類の販売や提供は全面的に禁止される。この措置は、投票日の翌日である3日の正午まで続く。違法なアルコール類販売を行なった場合、187.50ドルの罰金が科せられる。

■農地8900haが被害 El Comercioの記事
国内のコスタ(海岸)では、合わせて8900ヘクタールの農地が、水をかぶる被害を受けている。国内のコスタやアンデスは現在雨季で、雨が多い状態が続く。今季はとくにコスタで、局地的な雨の被害が相次ぎ、農地の浸水が各地で報告されている。農業省によると、被害を受けている農家は1995世帯にのぼるという。


【コロンビア】

■ベネズエラに重大な懸念表明 Caracol Radioの記事
マリア・アンヘラ・オルギン外相は、ベネズエラに対し重大な懸念を表明した。ベネズエラ最高裁が、議会の効力の一部を否定する判断を示したことを受けたものだ。オルギン外相は、この事態はベネズエラの民主主義を損なうものだとして懸念を示し、さらに司法の政権への歩み寄りと見えるこの事態が、三権分立を損なうと断じた。


【ベネズエラ】

■司法、議会の効力の一部否定 Univisionの記事
最高裁は、議会の効力の一部を否定する判断を示した。天然ガス法などの問題について、最高裁が行なった司法判断を無視したことを受け、議会が「法廷侮辱」を行なったと判断した。議会は2015年12月の選挙で、野党が圧倒的多数を占めており、政府行政側との対立が続いている。司法側が、政権側を側面支援する判断を示したことになる。

■議会、最高裁に猛反発 El Paísの記事
議会は最高裁の判断に猛反発している。法廷侮辱を理由に議会の効力の一部を否定した判断を出したことについて、野党側は「ニコラス・マドゥロ政権によるクーデターだ」と指摘し、反発した。議会側は、独裁体制がさらに進むとして、米州機構(OAS)にこの件を訴える方針を示している。この事態にブラジルやコロンビア、メキシコなど各国が懸念を表明した。

■ペルー、大使を召還 El Comercioの記事
最高裁が議会の効力の一部を否定する判断を示したことを受け、ペルー政府は在カラカスの大使の召還を決めた。ペドロ・パブロ・クチンスキー大統領が決断したもので、大使は出国の準備を行なっている。この措置に対し、ベネズエラ政府は強い反発を示し、ペルー政府を批判した。

■PDVSAのトップを逮捕 Infobaeの記事
国営石油会社PDVSAのトップが、検察により逮捕された。国内では先週、ガソリンが涸渇する事態が生じ、国民生活に大きな影響が生じた。検察は、PDVSAの生産、流通体制に問題があったとみて、マルコ・マラベ会長を拘束した。このガソリン涸渇は、経済失政による問題で、生産体制に大きな影響が生じたため起きたとみられている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ブラジル、信頼回復に全力 Diario Las Americasの記事
ブラジル政府は、国産食肉の信頼回復に、全力を挙げている。今月17日、検査官買収により安全ではない食肉が流通していた疑惑が明るみに出た。同国は世界第2位の食肉輸出国で、世界の市場に大きな影響が生じた。政府は、食肉検査体制を強化するなど、この信頼回復に向けた取り組みを進めている。一時、輸入を停止した国々も、現在は多くが再開している。

■ブラジルにワクチン供給 Prensaの記事
世界保健機関(WHO)は、ブラジルに黄熱病ワクチンを供給する。ブラジル国内ではミナス・ジェライス州を震源に、黄熱病の感染が広がっていることが指摘されている。大流行に至ることを抑止するため、WHOはワクチン350万本をブラジルに供給することを決めた。感染者が出たリオデジャネイロ州では、300万人規模のワクチン運動が行なわれている。

■北朝鮮政府関係者にビザ El Paísの記事
ウルグアイは、北朝鮮の政府関係者に特別にビザを発給するという。ロドルフォ・ニン・ノボア外相が30日、明らかにしたものだ。外交関係の問題などから、同国の政府関係者の「外交ビザ」を認めることはできないが、入国ができるよう特別のビザを発給する用意があるという。在ペルーの北朝鮮大使館と、この件について協議を進めている。

■パナマでキューバ人らがハンスト Diario Las Americasの記事
パナマでキューバの71人が、ハンガーストライキを行なっている。北米を目指すキューバ人らがエクアドルに入り、コロンビアから同国経由で中米を北上しようとしていた。しかし書類などの問題から足止めされているもので、パナマ当局への抗議からハンストに入ったものだ。キューバ人らは、人道的問題を訴えている。

■トリニダード・トバゴ、黄熱病対策 Prensa Latinaの記事
トリニダード・トバゴは30日、黄熱病対策のため入管でのチェックを強化することを明らかにした。この感染症が国内に入り込むのを防ぐため、ブラジルやボリビア、スリナムなど南米7か国からの入国者に対し、イエローカード提示を義務づける。ブラジルでこの感染症が広がっていることを受けた措置だ。国内では1979年に、この感染症が流行した。

■パイサンドゥでデング増加 El Pa&aicute;sの記事
ウルグアイのパイサンドゥで、デング感染が増加しているという。同国保健省が30日、明らかにしたものだ。デングはネッタイシマカが媒介する感染症で、蚊に刺されないようにする以外、感染予防策はない。地域の保健局によると、新たな感染者はこのひと月で10%程度増えているという。保健省は各方面に、注意を呼びかけた。

■ジャスティン・ビーバー氏に出頭命じる Diario las Americasの記事
ブラジルの司法は、カナダの歌手ジャスティン・ビーバー氏に出頭を命じた。同氏はリオデジャネイロで公演を行なったが、宿泊していたホテルの壁にグラフィティと呼ばれるポップアートの落書きをしたという。司法は、ブラジルの文化遺産を棄損する行為に相当するとして事情聴取を行なう方針を示した。ビーバー氏はサンパウロでも公演を予定している。


【国際全般】

■エミレーツ機が接触事故 Gulf Newsの記事
エミレーツ航空の旅客機が、接触事故を起こしたという。事故ぎ起きたのはシンガポールのチャンギ国際空港だ。ドバイ行きのEK405便の機材が30日、この空港でスコット航空の機体と接触したという。この事故でエミレーツの機体は、エンブレム部分が損傷を受けた。双方の航空会社は、それぞれ別の機体を用意し、目的地に向かった。

■カタール航空、ラップトップ貸出 business Insiderの記事
カタール航空は、機内でのラップトップ貸出のサービスを新たに開始する。米国と英国が、一部の路線について携帯電話より大きな電子機器の機内持ち込みを禁じた。この影響を緩和するため、ビジネスクラスにおいて利用客にラップトップを貸し出すという。このサービスは、来週にも米国路線などで開始される。