2017.04.02

【ボリビア】

■ボリビア、外交的孤立のおそれも Página Sieteの記事
ボリビアは外交的に孤立するおそれもある。ベネズエラで最高裁が議会効力を停止したことを受け、ラテンアメリカ各国では反発が広がった。こうした中ボリビアは唯一、ニコラス・マドゥロ政権を支持表明した。同様の支持を示した国はほかになく、今後ボリビアもこうした各国の批判にさらされるおそれがある。

■エボの手術は成功 La Razónの記事
政府は、キューバで行われたエボ・モラレス大統領の喉の手術は成功したと発表した。モラレス大統領はこの手術を受けるため、ハバナの医療機関に入院している。政府広報は手術の成功を伝えるとともに、この術後4~7日は、モラレス大統領は声を出せないことも明らかにした。

■9人、米州人権委員会に申し立て Jornadaの記事
オルーロ県ピシガの国境でチリ警察に拘束された税関と兵合わせて9人は、米州人権委員会(CIDH)に人権救済の申し立てを行なった。9人は職務中にもかからわず、チリ側に盗みなどの嫌疑をかけられ拘束された。9人はいずれも容疑を否定しており、この申し立てを負なった。CIDHは米州機構の米州人権条約に基づき、設置されている。

■9人、家族と面会 Jornadaの記事
オルーロ県ピシガの国境でチリに拘束された9人は、訪問した家族らと面会した。9人はイキケ近郊のアルト・オスピシオの施設に拘置されている。国内に住む家族が、政府が手配した交通機関で現地を訪れ、面会を果たしたものだ。同行する予定だったレイミ・フェレイラ大臣は、チリ側の干渉により訪問を断念した。

■外相、ジュネーブで訴え El Deberの記事
フェルナンド・ワナクニ外相はスイスのジュネーブを訴え、国際機関にチリの問題を訴えた。税関、兵9人がチリ警察に逮捕され、さらにボリビアTVの記者ら2人も拘束を受けている。ワナクニ大臣は、チリの行為に人権上の重大な問題があるとして、複数の国際機関に訴え、協力を求めた。

■カミリ-ヤクイバ道、橋が落ちる El Díaの記事
サンタクルス県チャコ地方のカミリと、タリハ県ヤクイバを結ぶ道路にかかる橋が落ちた。ウルンダイティ橋が落下したもので、この区間の車輛の通行はできなくなっている。チャコ地方ではチュキサカ県内を中心に大雨が続いており、この雨で川が増水しこの事態に至った。このルートは、アルゼンチンへの輸出ルートとなっており、通商に今後影響が生じるおそれがある。

■YLB創設へ Correo del Surの記事
政府は、ボリビアリチウム公社(YLB)を創設する。ポトシ県のウユニ塩湖やオルーロ県のコイパサ塩原には、世界有数のリチウム資源がある。この金属資源を開発、活用するあらたな公社を設立する法案が、両議会で議決された。現在、リチウム行政は鉱山公社が管轄しているが、今後新公社にこの機能が移管される。

■修道女ら、中絶に反対 Página Sieteの記事
ラパスのカテドラル(大聖堂)前で、修道女らが中絶合法化に反対するデモを行なった。政府は、正当な理由がある場合に限り、中絶を合法化する方針を示している。カトリック教会はこの方針に全面反対の姿勢で、修道女らはこの姿勢に沿い、反対の声を上げた。しかし国内では、中絶はいわゆる「モグリ」で横行している状態だ。

■教員ら、また社会闘争へ La Patríaの記事
教員らはまた、社会闘争に突入する。オルーロの教員の組合はこの5、6日の両日、県内の幹線道路の封鎖などを行なうことを通告した。教員らは先月、県内のチャリャパタからラパス市までデモ行進を行なったばかりだ。組合は賃上げや、教育分野への公共投資の充実を訴えている。

■シマウマ、サンタクルス進出か El Deberの記事
ラパスの「シマウマ」がサンタクルスに本格進出する可能性がある。ラパスではシマウマの着ぐるみを来た若者らが、市内で交通整理や指導を行なう。交通マナー向上と若者の雇用創出が目的のモデルで、すでにスクレやタリハに進出している。サンタクルスでは先週、シマウマが「出張」し市民にお目見えした。ラパスのルイス・レビジャ市長は、サンタクルスへの進出の可能性を示した。


【ペルー】

■水害死者、101人に El Comercioの記事
国内で発生した大雨による洪水、土砂災害などによる死者は101人に達した。緊急オペレーションセンターが31日時点での被害についてまとめたものだ。今もなお、北部を中心に14万人が避難したままとなっている。負傷者数は353人で、水害の影響を受けた人の総数は実に94万人に達した。

■中央アンデス鉄道、運転再開 Gestionの記事
リマとフニン県のワンカヨを結ぶ中央アンデス鉄道の再開を、ペドロ・パブロ・クチンスキー大統領が宣言した。大雨の影響で、リマとラ・オロヤの区間で運転ができなくなっていたものだ。交通通信省と中央アンデス鉄道が復旧工事を行ない、列車の運行が可能な状態を回復した。この鉄道の不通で、エネルギーや鉱産品、農産品の流通に大きな影響が生じていた。

■ペルービアン機、今度は緊急着陸 El Comercioの記事
ペルービアン航空の旅客機が、今度は緊急着陸した。1日、この事態を起こしたのはリマのホルヘ・チャベス空港を発ち、クスコに向かった便だ。離陸後に機体の翼に異常が生じ、引き返して緊急着陸したという。乗客120人に負傷などはなかった。ペルービアン航空の旅客機は先週、ハウハの空港で炎上する事故を起こしたばかりだった。

■落石でエンジニアが死亡 Perú21の記事
ランバエケ県で落石があり、エンジニアの32歳の男性が死亡した。現場となったのはカハマルカ県のサンタクルスと、チクラヨを結ぶ道路だ。仕事のため移動していたこのエンジニアの男性が乗った車が、土砂崩れによる落石の直撃を受けた。男性は車から助け出されたが、すでに死亡していたという。


【チリ】

■スカイ、24時間体制で受けつけ La Terceraの記事
スカイ航空はアルゼンチン路線の利用日変更の受けつけを、24時間体制で行なっている。この6日、アルゼンチンでは交通ゼネストが予定され、航空便はこの日全便が停止となる可能性が高まった。このため同社は、この日のチケットを持つ利用客の利用日変更の手続きを無料で受けつけている。LATAM航空も同様の受けつけを現在、行なっている。

■アタカマ、地熱発電所稼働 BioBio Chileの記事
第2(アントファガスタ)州のアタカマ沙漠では、国内そして南米で初となる地熱発電所が稼働した。オリャグエのセロ・パベリョンに設けられたこの施設は、エネル・グリーン・パワー・チレ社が設けたもので、48メガワットの発電が可能となるものだ。地域の16万5千世帯分の電力を、この施設がまかなうことになる。


【アルゼンチン】

■バリック・ゴールド、停止長期化も La Nacionの記事
サンフアン州バラデロの鉱山に対する操業停止は、長期化するおそれがある。州側が、運営するバリック・ゴールド社に対し出した措置だ。先週、この鉱山から汚染物質が流出したことが明らかになった。今回の規模は小さいが、過去2年で実に3度めの流出事故で、過去には猛毒のシアン(青酸)の流出も起きた。州側は、同鉱山の運営体制に重大な問題があると指摘している。

■コモドロ水害、100ミリの雨 El Patagónicoの記事
チュブ州のオイル産業の町コモドロ・リバダビアで起きた水害は、100ミリにも及ぶ降雨が原因だった。この町では先週、市街地の広い範囲が水に覆われ、深いところでは水嵩は成人の腰の高さに達した。気象機関によると、2014年1月に起きた時とほぼ同規模の局地的な雨、降雹があり、今回の水害に至ったという。

■イグアスで停電 Misiones Onlineの記事
ミシオネス州のイグアス国立公園では31日、停電があったという。公園内や周辺に電力を送る変電施設でトラブルが生じ、この日の19時30分から、送電が止まった。公園観光は時間が遅かったため、大きな影響はないが、停電の影響は近隣のシェラトンホテルにも及んだ。

■フライボンディ、当初5路線 Infobaeの記事
新たに国内市場に参入するLCC、フライボンディは当初5路線で運行を開始する予定だという。同社はジュリアン・クック会長が明らかにしたものだ。9月に運航開始予定だが、ブエノスアイレスとコルドバ、イグアス、バリロチェ、メンドサ、サルタを結ぶ路線を最初に開設する。同社はノルウェーのLCCの資本傘下にある。


【エクアドル】

■キト、橋が落ちる El Comercioの記事
キトでは大雨などの影響で、幹線道路にかかる橋が崩落した。市内東部のラ・アメリカ通りにかかる橋が、雨により地盤が緩んだことから崩落した。この橋は、すでに危険性が指摘されており、3月6日から通行が差し止められていた。30日以降、市内では各地で、大雨の影響による土砂災害が相次いだ。

■トゥングラワ火山、雨への懸念 El Universoの記事
キトの南140キロのトゥングラワ火山では、雨の増加に対する懸念が増している。この火山は1999年から断続的に活発化しており、火山周辺部には多くの火山灰が堆積している。雨の影響で、この堆積火山灰が流れ出したり、崩落する可能性が指摘されているものだ。土石流や泥流が発生するおそれがあり、火山周辺は警戒感を強めている。


【コロンビア】

■モコアで土石流、154人死亡 El Comercioの記事
プトゥマヨ県の県都モコアで1日、大規模土石流が発生した。地域を流れる3つの河川で同時に発生した事態で、これまでに154人の死亡が確認され、200人以上が負傷している。市街地の広い範囲が土砂や岩石に覆われ、多くの家屋が倒壊した。この事態を受けフアン・マヌエル・サントス大統領が急遽、現地入りした。周辺各国政府が哀悼の意を表している。

■サントス、キューバ訪問を中止 El Comercioの記事
フアン・マヌエル・サントス大統領は、キューバ訪問を中止した。同大統領は国内の財界関係者らと同国を訪問し、ビジネス、経済関係の強化などについて取り組む予定だった。しかし隣国ベネズエラ情勢の悪化や、プトゥマヨ県モコアでの大規模土石流発生を受け、これを急遽中止した。

■カルタヘナ空港への懸念 Caracol Radioの記事
カルタヘナ市議会は、カルタヘナの空港に対し異例の懸念表明をした。カルタヘナは要塞都市がユネスコ世界遺産に登録され、さらにカリブ海岸にビーチを抱えることから、国内有数の観光地となっている。国内外からの航空便も多いが、この空港のインフラ整備について、国の方向性が見えないと議会側は指摘する。


【ベネズエラ】

■最高裁、議会掌握を撤回 News24の記事
最高裁は1日、事実上の議会掌握を撤回した。先週、法定軽視などを理由に最高裁は、議会の効力を否定する裁定を出した。議会だけでなく国民や、さらには周辺国を中心に世界各国がこの裁定に猛反発した。国内外から「政府によるクーデター」との声が上がる中、最高裁はこの判断を事実上撤回する内容を発表した。

■マドゥロ、憲法順守をアピール El Paísの記事
ニコラス・マドゥロ大統領は、憲法を順守する姿勢をアピールした。先週、最高裁が議会の効力を否定する判断を示し、国内外から「政府によるクーデター」との声が上がっていた。マドゥロ大統領は「クーデター」を否定し、憲法を順守する姿勢をアピールし鎮静化を図った。議会は野党が圧倒的多数を占めており、同政権にとってもっとも扱いが難しい機関となっている。

■メルコスル、ベネズエラ放擲も El Paísの記事
ブラジルのアロイシオ・ヌネス外相は、メルコスルからベネズエラを放擲する可能性を示した。最高裁が議会効力を停止する裁定を示したことから、民主主義や三権分立が侵されたとしてメルコスルは緊急会合を行ない、同国を強く非難した。メルコスルはベネズエラの資格を停止しているが、同外相はこの枠組みから放擲する可能性を示した。

■米州機構も緊急会合へ El Paúsの記事
米州機構(OAS)も、ベネズエラ問題を受け緊急会合を行なう。加盟34か国のうち、過半数となる20か国がこの緊急会合に合意したものだ。ベネズエラの司法判断が、民主主義や三権分立を損なうとして、これら20か国は重大な懸念を表明している。一方、マドゥロ政権に近いボリビア、エクアドル、ニカラグアは賛意を示していない。

■選挙前倒しを求める声高まる ABC Colorの記事
国民からは、大統領選挙の前倒し実施を求める声が高まっている。最高裁が議会の効力を否定する判断を示したことを受け、野党だけでなく多くの国民も、街路に出て声を上げた。2015年12月の議会選挙で野党が圧勝した際、野党側は大統領選の早期実施を目標に掲げていた。経済困窮だけでなく、マドゥロ政権の「独裁化」に国民の多くが懸念を抱いている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パラグアイ議会にデモ隊なだれ込む News24の記事
アスンシオンのパラグアイ議会に、市民のデモ隊がなだれ込んだ。上院議会が、大統領の二選を認める法案を可決した。しかしこの変更に反対を訴える市民らが激しくデモを行ない、議会庁舎になだれ込んだ。反対派の市民らは「再び独裁体制が始まる」と危機感を示している。このデモ隊には、野党議員も参加した。

■25歳青年、ヒーローに Caracol Radioの記事
パラグアイ、アスンシオンでの、大統領多選反対運動で、参加していたロドリゴ・キンタナさんが死亡した。国内中部のラ・コルメナ出身のこの25歳の青年は、デモ隊が議会庁舎になだれ込んだ際、警官隊の発砲を受け、死亡した。多選反対派や野党は、この青年をヒーローとして扱っている。

■アスンシオン、211人逮捕 Caracol Radioの記事
パラグアイ、アスンシオンの議会庁舎にデモ隊がなだれ込んだ事件で、警察は211人を逮捕した。警察によるとこのうち90人については、間もなく解放されたという。しかし30人については、容疑が重いとして今後起訴を見据え、捜査が行われる。この事態は上院議会が、大統領二選を認める法案を可決したことに、反発した動きだ。

■サンホセ空港、火山の影響 Caracol Radioの記事
コスタリカの首都サンホセの空港は、火山活動の影響を受けた。同国の活火山、トゥリアルバ火山が再び活発化し、火口から火山灰やガスの噴出が続いた。この影響で、フアン・サンタマリア空港は離着陸に制限が生じ、合わせて15便に遅れが生じた。アメリカン航空やスピリット航空などは、利用者に早めの移動などを呼びかけている。

■フエゴ火山が活発化 Caracol Radioの記事
グアテマラの活火山、フエゴ火山が活発化した。首都の西50キロにあるこの火山は、同国内でもっとも活発な活火山の一つだ。火口から噴煙が上がり、小規模の爆発が起きていると観測機関が明らかにしたものだ。今回の小噴火は、今年に入りすでに3度めとなる。火口から南西方向10キロにわたり、火山灰の降灰も確認されている。

■ホンジュラス、殺人8.5%減 Caracol Radioの記事
ホンジュラスでのこの1~3月の殺人は、昨年同期よりも8.5%減少した。同国安全省が明らかにしたもので、今年のこの期の殺人件数は1075件と、前年同期の1175件から100件減った。この期の一日平均の殺人数は12.8件で、前年同期の13.0件より微減している。国内は麻薬カルテルのメンバー、パンディージャの台頭で、世界的にも殺人が多い状態となっている。

■グアテマラ、M5.4の地震 El Universoの記事
グアテマラ南部で1日午前1時54分頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源は首都グアテマラシティの南西129.2キロで、震源の強さはマグニチュード5.4だ。太平洋岸の町を中心に、やや強い揺れを感じたが、人や建物への被害報告はない。環太平洋造山帯に位置する同国は、世界有数の地震国の一つでもある。


【国際全般】

■スペイン、カード偽造団摘発 News24の記事
スペインの警察は、組織的なカード偽造団を摘発した。クレジットカード偽造の容疑で逮捕された者は、38人にのぼる。イタリアや英国、米国、オーストラリア、ドイツで発行されたカードを偽造し、150万ユーロを使用していたとみられる。この偽造団は、偽の旅行会社をつくり、利用者情報をもとにカードを偽造していたという。