2017.04.26

【ボリビア】

■ドリア・メディナ氏、エボに苦言 Página Sieteの記事
政権と対峙する立場をとる実業家、サムエル・ドリア・メディナ氏が、エボ・モラレス大統領に苦言を呈した。モラレス大統領がベネズエラのニコラス・マドゥロ政権を「ボリビア国民を代表して」支持したことについて、この件で「ボリビア国民の名」を使うべきではない、とした。反政府デモに揺れるベネズエラの政権に対し、ボリビア国民の大半が厳しい目を注いでいると断じた。

■ジョレンティ大使、トランプ氏と昼食会 Los Tiemposの記事
ホセ・ジョレンティ国連大使は、米国のドナルド・トランプ大統領と昼食会で同席した。国連安保理のメンバーとともにホワイトハウスを訪れたものだ。ボリビアは現在、非常任理事国で、ジョレンティ大使がこの役目を果たしている。ボリビアと米国は2008年にパンド県で起きた事件をきっかけに、関係が悪化したままで、ボリビア大使の米国大統領との面会は異例だ。

■9人解放、外交ルートで画策 La Razónの記事
チリ最高裁の上告否決を受け、ボリビア政府は外交ルートを通じて9人の解放を画策することとなった。3月19日、オルーロ県のピシガの国境で税関職員と兵合わせて9人が、チリ側に拘束、逮捕された。ボリビア側は職務中のこの事態に反発している。しかしボリビアとチリの間には正規の外交関係がなく、関係も悪化したままで功を奏するかは不透明だ。

■9人の家族、領事館前でデモ Página Sieteの記事
オルーロ県ピシガの国境で拘束された9人の家族らは、ラパスのチリ領事館の前で抗議デモを行った。9人の解放申立ての上告を、チリ最高裁が否決したことを受けた動きだ。この9人は、チリが拘束理由としている盗みなどの容疑を否定しており、ボリビア側は不当逮捕と訴えている。家族らはボリビアの国旗を手に、解放を求め声を上げた。

■バンジージャンプ、禁止へ El Díaの記事
法務省はサンタクルス県のバンジージャンプのアトラクションを禁じた。サンタクルスとコチャバンバを結ぶ旧道上の橋で行われているこのアトラクションで事故があり、挑戦した女性が川に着水する事態が起きた。このアトラクションを提供するアンドレアン・トレック社に対し、この停止を命じた。このアトラクションは、サマイパタを訪れる観光客に人気だったという。

■外国企業がらみの詐欺に危機感 Página Sieteの記事
与党MAS内部では、外国企業がらみの詐欺事件が相次いだことに危機感が強まっている。スペインの建設会社が、受注した公共工事を完了しないまま国内から撤退していたことが明らかになった。さらに中国企業がサンタクルスの空港のリモデル工事を放擲したことも記憶に新しい。政府内で、受注要件の見直しなどの改革が必要との声が上がっている。

■ピシガ道で事故、4人死亡 La Razónの記事
オルーロとチリ国境のピシガを結ぶ道路で事故があった。現場となったのはトレドから15キロの地点で、乗客を乗せたミニバスとトラックが衝突したものだ。この事故でミニバスの運転手を含む4人が死亡し、負傷した6人はオルーロ市内の病院に運ばれた。事故原因についての調べが進められている。

■チャパレ産バナナ、3500万ドル El D&aicute;aの記事
コチャバンバ県の熱帯地方、チャパレ地方産のバナナは2016年、3500万ドルを稼いだという。バナナ生産者の団体が明らかにした数字だ。同地域産のバナナの実に95%は、アルゼンチンに輸出されている。現在団体側は、新たにブラジルに販路を拡大することを模索しているという。

■Cepal、4.0%成長予想 El Deberの記事
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(Cepal)は、2017年のボリビアの経済成長を4.0%と予想した。この数字については国際通貨基金(IMF)は3.7%と予想し、ボリビア政府は成長目標を4.7%としている。このCepalの予想値は南米各国の中でもっとも高いもので、次点はパラグアイの3.8%、ペルーが3.5%で続く。

■パンド、ナッツ緊急事態 Página Sieteの記事
パンド県は、ブラジルナッツの緊急事態を発令した。同県を含む国内北部のアマゾン地域は、ブラジルナッツの産地となっている。しかし今季、天候の変化のためナッツの記録的不作となっている。パンド県はこの事態が、地域経済に深刻な影響を及ぼすとして、緊急事態を発令した。国産ブラジルナッツの生産量は、名前が冠されたブラジルよりも多い。

■世紀の強盗事件で国境封鎖 Página Sieteの記事
ボリビアは、「世紀の強盗」事件を受け、国境を一時封鎖したという。パラグアイ東部のシウダー・デル・エステで50人ほどの武装集団がセキュリティ会社を襲い、多額の現金を持ち去ったことが伝えられている。ブラジルの麻薬カルテルの関与が疑われるこの事態発生を受け、ボリビアもブラジル、パラグアイの国境を一時閉鎖したという。

■ボリビアの若者、対IS戦争に参加 Página Sieteの記事
ボリビアの若者が中東の地で、対イスラミック・ステート(IS)との戦いに参加しているという。「ケマル・ボリビア」と呼ばれるこの若者は、クルド人部隊に参加し、イラク国内のラッカ付近での戦闘に加わっている。このクルド人部隊は2012年に、クルド人勢力を中心に結成されたもので、外国人戦闘員も加わっているという。


【ペルー】

■フヒモリ氏への恩赦、支持高まる Perú21の記事
元大統領のアルベルト・フヒモリ(フジモリ)氏に対する恩赦実施に、国民間の支持が高まっている。同氏は在任中の人権問題で25年の刑を受け、服役中だ。しかし舌癌の手術を受けるなど健康問題が生じ、家族らが恩赦の実施を求めている。Perú21が読者アンケートをとったところ、86%がこの恩赦を支持する考えを示した。

■セマナサンタ、北部観光は減少 El Comercioの記事
このセマナサンタ(聖週間)の国内北部コスタ(海岸)への旅行は、前年比で10%程度減った。セマナサンタは年間最大の旅行シーズンの一つだが、今年はこの直前に同地域で水害が発生し、訪問を控えた人が増えたとみられる。とくにラ・リベルタ県では、来訪者数は前年同期比で90%もの減少となっている。


【チリ】

■バルパライソのメトロは運転再開 BioBio Chileの記事
第5州都バルパライソとリマチェを結ぶメトロ(電車)の運転は、再開された。バルパライソでは24日夕方、マグニチュード6.9の大きな地震が発生し、メトロの運転は差し止められていた。運営側は25日朝から、通常通りの運転を再開したことを明らかにした。また州の教育局は、地域の学校について26日から授業を再開することを明らかにしている。

■大統領府が虹色に La Terceraの記事
この5月17日、サンティアゴのラ・モネーダ宮殿(大統領府)が、虹色にライトアップされる。この日はホモフォビア(同性愛憎悪)に対する国際デーで、LGBTの尊厳を示す虹色で建物を照らし、チリ政府としてこの問題に取り組むことをアピールする。国内では長い間同性愛行為が違法とされていたが、現在は同性パートナーシップ性が導入されるなど、大きく変化している。


【アルゼンチン】

■AR、再民営化の可能性 Cronistaの記事
国営のアルゼンチン航空は、再民営化される可能性があるという。マリオ・デル・アックア会長が、その可能性を否定しなかったものだ。同社は1990年代に民営化されたが、クリスティナ・フェルナンデス前政権時代に再国有化されている。同会長は、経営の効率化を図る上で、再民営化の可能性もあるとした。

■上院、非常事態法案を可決 La Gacetaの記事
上院議会は、国内の10の州に非常事態を宣言する法案を可決した。国内では3月から今月にかけ、各地で大雨による洪水などの被害が相次いだ。この復興を図るため、180日間の非常事態を宣言する法案が審議され、可決された。この法案は今後下院に回され、審議が行われる。

■プーマの扱いに批判も Clarín.comの記事
ミシオネス州のイグアス国立公園で捕獲されたプーマ(ピューマ)の扱いに対し、批判があるという。この公園の遊歩道近くにメスのプーマが現れ、2日間にわたり公園が閉鎖される事態が生じた。公園側はこのプーマを捕獲し、プーマの飼育機関に引き渡すことを明らかにしていた。しかし公開された写真が、このプーマが劣悪な環境にいることを示し、批判が起きているものだ。

■アンデス、さらに2路線 La Titud2000の記事
アンデス航空は、さらに2路線を開設する。ブエノスアイレスのホルヘ・ニューベリー空港(アエロパルケ)とバリロチェを結ぶ路線を6月19日から、プエルト・イグアスを結ぶ路線を7月3日から運航する。同社は昨年12月、ブエノスアイレスとコルドバを結ぶ路線を、国内初のLCC型の体系で就航し、以後国内LCCを牽引する存在となっている。


【エクアドル】

■チュンチで土砂災害 El Comercioの記事
チンボラソ県のチュンチ郡で、土砂災害が起きた。25日朝7時30分頃、大量の土砂が崩れたもので、パンアメリカン道の一部がこの土砂で塞がれた。この土砂災害に、この道路を走行していた複数の車輛が巻き込まれ、これまでに4人の死亡が確認されている。現在この道路の復旧に向け、交通公共事業省が準備を進めている。


【コロンビア】

■モコア、環境対策 Caracol Radioの記事
大規模土石流に見舞われたプトゥマヨ県都モコアでは、環境対策への取り組みが始まる。3月31日夜から翌朝の大雨で複数の河川が同時氾濫し起きたこの災害では、328人が死亡した。多くの瓦礫が下流に流され、カケタ川流域の環境汚染が新たに指摘され始めた。政府、環境行政はこの軽減、対策に向け具体的行動をとる。

■レアル・カルタヘナ、無観客試合 Caracol Radioの記事
カルタヘナのフットボールチーム、レアル・カルタヘナは、無観客試合とすることを決めた。観客を入れずにゲームを行なうのは次の2つのホームの試合だ。運営会社に対する脅迫があり、セキュリティ上の大きな問題が生じるおそれがあると判断した。選手やサポーターの安全を最優先に考えた結果だという。


【ベネズエラ】

■反政府デモの死者、26人に El Comercioの記事
国内でこの1か月間続けられている反政府デモなどによる死者は、26人に達した。検察側が25日、明らかにした数字だ。最高裁が議会効力を停止し、その後撤回したことをきっかけに、ニコラス・マドゥロ政権の退陣を求めるデモが国内各地で激化した。死者のうち4人は未成年者となっている。このほかこれらのデモでの重傷者は、40人となっている。

■エル・トクヨで23歳男性死亡 ABC.esの記事
国内で続いている反政府デモで、新たな死者だ。国内西部、ララ州のエル・トクヨで23歳の男性が死亡した。ニコラス・マドゥロ政権の退陣を求めるデモの際、警官隊の発砲を頭部に受け死亡したものだ。またカラカスではこの前日、2人がやはりデモ参加中の負傷で死亡したことを明らかにしている。

■野党、また新たなデモ 20minutosの記事
野党は、また国民に新たなデモを呼びかけた。ニコラス・マドゥロ政権の退陣を求めるデモが各地で行われているが、25日にかけてまた新たにデモ参加者3人の死亡が伝えられた。野党側は、暴力的鎮圧行動に対する抗議の意味も含め、一切声を発さない「静かなデモ」を新たに行なうことを呼びかけている。

■閣僚「デモによる死者は野党のせい」 Caracol Radioの記事
ネストル・レベロル大臣は、反政府デモで死者が相次いでいることについて「野党のせいだ」と発言した。ニコラス・マドゥロ大統領の退陣を求めるデモが全土で繰り広げられ、国内は大きく混乱している。同大臣はこの責任は野党にあると述べた。野党側は政権側、とくにマドゥロ大統領の独裁化阻止を掲げている。

■政府、ラホイ案に反発 El Universoの記事
政府は、スペインのマリアノ・ラホイ首相の示した案に反発した。国内で反政府デモが展開され、大きな混乱が続いている。この事態を受け、南米歴訪中のラホイ首相は、選挙の前倒し実施で国内安定を図ることを提案した。しかし政府側は、この提案が野党の考えに立脚したものだとして反発した。

■米州機構、ベネズエラ問題で緊急招集も El Universoの記事
米州機構(OAS)は、ベネズエラの大混乱を受け、緊急の外相会談を行なうことを検討している。反政府デモの嵐となっているベネズエラ国内では、これらの事態ですでに26人の死亡が確認されている。ルイス・アルマグロ総裁は各国の外相を緊急に招集し、対応を話し合うことを検討していることを明らかにした。

■外相、Celacの会議を求める Caracol Radioの記事
デルシー・ロドリゲス外相は、中南米カリブ海諸国共同体(Celac)の緊急会合を求めた。現在のCelacの議長国であるエルサルバドルに対し、求めたものだ。国内の混乱や経済問題を話し合うためのものだ。米国の意向を強く反映する米州機構ではなく、北米2江国を除いた枠組みであるCelacの場での話し合いを求めたこととなる。

■FAO、食糧危機警告 El Informadorの記事
国連食糧農業機関(FAO)は、ベネズエラが今後深刻な食糧危機に陥る可能性が高いとの見方を示した。経済失政の影響で輸入が滞り、国内では食料品を含む物資の不足が深刻化している。FAOは状況がさらに進み、国内で飢餓が生じて、餓死者が出るおそれがあると警告した。

■不妊手術の動き広がる El Nuevo Heraldの記事
国内では、不妊手術を受ける人が増えているという。経済失政による物資不足の影響で、コンドームなど妊娠を防ぐための物品の涸渇も伝えられている。さらに、妊娠してもこどもを育てられる環境ではないとして、避妊の究極的な方法として、不妊手術を選ぶ人が増えつつあるという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■世紀の強盗で10人逮捕 Caracol Radioの記事
パラグアイ、シウダー・デル・エステで起きた「世紀の強盗」事件で、10人が逮捕された。50人ほどがセキュリティ会社の施設を襲い、現金4千万ドルを奪った事件だ。ブラジルの連邦警察はこの事件に関わった容疑で10人を拘束したことを明らかにした。警察はこのほか銃6丁、車輛7台、ボート2艘も押収した。

■ラホイ氏、ウルグアイへ Caracol Radioの記事
スペインのマリアノ・ラホイ首相が、ウルグアイを訪れた。25日、首相として初めて同国を訪れたもので、モンテビデオ市内でタバレ・バスケス大統領と会談する予定だ。ブラジルに続く公式訪問で、両国関係、とくに現在協議が続くメルコスルと欧州連合(EU)との経済連携協定などが主要な階段テーマとなる見通しだ。

■パナマ、太平洋同盟加入に意欲 Caracol Radioの記事
パナマのフアン・カルロス・バレラ大統領は、パナマのアリアンサ・デル・パシフィコ(太平洋同盟)加盟に意欲を示した。チリを訪れ、ミチェル・バチェレ大統領と会談し語ったものだ。太平洋同盟はチリ、ペルー、コロンビア、メキシコの4か国による経済ブロックで、自由貿易が基本的考えとなっている。バレラ大統領はこの加盟について「前向きに考えている」ことを明らかにした。


【国際全般】

■アリタリア、清算の可能性 El Universoの記事
イタリアのアリタリア航空が、清算処理される可能性が生じている。経営危機にある同社は再建策として、人員や給与を削減する案を示した。しかし労働組合からの賛同が得られず、投資家からの新たな出資に暗雲が立ち込めている。この状況が続けば、5月中には資金がショートする可能性があるという。