2017.05.02

【ボリビア】

■エボ、賃上げ公布 Correo del Surの記事
エボ・モラレス大統領はメーデーの1日、賃上げの政令を公布した。政府と有力労働組合COBは賃上げについて合意し、この内容に基づき最低賃金の10.8%、基本給の7%引き上げの措置がとられた。大統領は毎年このメーデーに、賃上げなどの発表を行なってきた。今年はサンタクルスで、この政令にサインした。

■賃上げ、経済政策ではない Los Tiemposの記事
有識者は、ボリビアの賃上げの政策が、経済政策ではないとみている。エボ・モラレス大統領は1日、最低賃金と基本給の賃上げを政令で示したが、賃金生活者の生活向上は題目で、実質的には政権側のポピュリズム政策に過ぎないとの指摘がなされている。大幅賃上げの副作用で企業業績の悪化や雇用喪失が起きる危険性が指摘されている。

■エボ、メーデー行進に参加 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は1日、サンタクルスでメーデーの行進に参加した。モラレス大統領は地域の労働組合連合CODの行進に同行して10ブロックにわたり歩き、到達した9月24日広場で行なわれた集会で演説した。この行進参加の前には、モラレス大統領は賃上げの政令にサインしている。

■労働時間、週45.5時間 El Díaの記事
ボリビア国民の2015年時点の平均労働時間は、週あたり45.5時間だという。国立統計機構(INE)がメーデーに合わせ、公表した数字だ。この数字は12年前の2003年に比して、およそ3時間長くなっている。分野別では機械工業が56.3時間ともっとも長く、国軍の兵が52.4時間、商業が50.6時間で続く。一方男性の平均が48.1時間である一方、女性は41.8時間となっている。

■契約不履行、監督体制の問題 El Díaの記事
スペインのコルサン・コルビアム社の契約不履行問題は、ボリビアの行政の監督体制にも問題があったという。同社は国内の道路工事などの公共事業を受注したが、工事を完了させることもなく国内から撤退してしまった。工事の落札会社が、適正に工事を行なっているか、行政側が把握できる仕組みがないことが、あらためて指摘された。

■アパレル産業「破綻に向かっている」 Página Sieteの記事
国内のアパレル産業は、破綻に向かっているという。衣類の縫製工場などの団体が明らかにしたものだ。国内には安い中古衣料が大量流入し、伝統産業であるアパレル産業はきわめて厳しい状況に直面しているという。政府は同産業保護のため中古衣料の輸入差し止めを行なっているが、小売業が強く反発している状態だ。

■死亡英国人、撲殺か Página Sieteの記事
ラパス、ソナ・スールのイルパビで遺体で発見された英国人男性は、撲殺されたとみられるという。ソナ・スールに居住するこの51歳の男性は、数日間にわたり行方不明になった後、遺体で見つかった。警察によると頭部に殴られた痕があり、これが致命傷になた可能性が高いとみられるという。

■ティワナク、ウユニに負けた Página Sieteの記事
ラパス県南西部のティワナクは、観光地としてウユニ塩湖に負けたという。ティワナクはインディヘナ(先住民)であるアイマラの聖地だ。しかし近年、この地を訪れる観光客が漸減傾向であることが指摘されている。国内ではポトシ県のウユニ塩湖が一大観光地となり、ティワナクから観光客を「奪った」と分析されている。

■ネット通販が増加 El Díaの記事
国内でもネット通販の市場が拡大しているという。欧州の市場分析を行なう企業が指摘したものだ。ラテンアメリカ全体では2016年、9040億ドル市場に成長し、ボリビアでも83億ドルを売り上げた。ボリビアはラテンアメリカ市場では0.8%のシェアと小さいが、今後の成長が見込めるという。一方、国内の物流インフラの脆弱さを問題として挙げている。

■オルーロ、気耕栽培レタス La Patríaの記事
オルーロで、「気耕栽培レタス」の実績を上げつつあるという。土壌を使用せず空中に根を露出させて行なうこの栽培方法は、使用する水が少なくて済む利点がある。オルーロの農家がベンチャーとして取り組んだもので、実際に栽培されたレタスが市場に出されるなど、着実に実績を示している。


【ペルー】

■チャチャポヤス、2社が乗り入れへ El Comercioの記事
リマとアマソナス県都チャチャポヤスを結ぶ航空路線について、2社が参入を目指しているという。リマで開催中の観光フェアで、通商観光相が明らかにしたものだ。同省は今月中にもこの路線が就航すると発表している。チャチャポヤス近郊の観光地クエラップ要塞では、新たにテレフェリコ(ロープウェイ)が開通し、観光ブームが起きていることが伝えられている。

■カスタニェダ市長、支持低下 El Comercioの記事
リマのルイス・カスタニェダ市長に対する、市民からの支持が低下している。GFKが行なった世論調査で、同市長への支持は31%と、前月の34%から3ポイント下落した。これまで同市政を支持してきた中間層や貧困層の支持離れが、数字に表れている。同市長はかつて高い支持を誇り、大統領選にも出馬したことがある。

■男性へのDVも増加 Perú21の記事
国内では男性に対するドメスティック・バイオレンス(DV)も、増加している。社会団体がまとめたものだ。女性に対する、配偶者や交際相手などからの暴力も増加しているが、男性も被害にあうケースが増えている。国内では3千件の被害が報告され、このうち1千件はリマ、以下アレキパやクスコなどの町が続く。

■クスコで二重の虹 El Comercioの記事
クスコで、二重の虹がみられたという。1日、降雨があった際に、市街の空に虹がくっきりと一本、その外側に薄い虹が一本、現れた。この二重の虹は数分間みられ、多くの市民や観光客が、写真を撮った。英語でダブル・レインボーと呼ばれるこの現象は、見た人に幸運をもたらすとの言い伝えもある。


【チリ】

■ランカグア列車、高速化 La Terceraの記事
チリ国鉄(EFE)は、サンティアゴと第6(オイヒンス)州都ランカグアを結ぶ列車を、2020年までに高速化する。この区間にはランカグア・エクスプレスという列車が運転され、両都市を1時間半で結んでいる。同社は鉄道沿線の安全整備と車輛の改善を進め、この年までに片道55分を実現する方針を示した。

■サンティアゴ中心部、1年間閉鎖 La Terceraの記事
サンティアゴ中心部の一部が、2018年にかけて一時閉鎖される。この措置がとられるのはアラメダとパセオ・アウマダの交差点付近だ。この一帯ではメトロ(地下鉄)3号線の建設工事が行なわれており、これにともなう措置だという。この閉鎖解除は、来年の後半になるとみられる。市内ではメトロ3号線と6号線の建設工事が進められている。

■バルパライソ、来訪客減少 La Terceraの記事
先週末、第5州都バルパライソを観光で訪れた人は、減少したとみられる。この週末は1日のメーデーと合わせ、連休となった。警察によるとバルパライソ市街に入った車輛の数は8万5千台と、通常の連休に比して70%減った。バルパライソでは先週から、やや大きな地震が繰り返される、群発地震の様相を呈し、来訪を避けた人が多かったとみられる。

■ビーニャで銃撃戦 BioBio Chileの記事
第5(バルパライソ)州の海の保養地ビーニャ・デル・マールで1日、銃撃戦があったという。16時頃、市内のカジノ橋付近で銃の撃ち合いがあり、数人が負傷して市内の病院に搬送された。銃撃が行なわれた経緯や、負傷者の身元はまだ分かっていない。この日は連休の最終日で、この町を訪れた観光客は多い状態だった。


【アルゼンチン】

■イグアス、好調な4月 Misiones Onlineの記事
ミシオネス州のイグアス国立公園はこの4月、好調だった。公園側によるとこの月の来訪者数は10万3563人と、4月としては2012年に次ぎ、2番めに来園者が多かった。またプエルト・イグアスでは週末になると、主なホテルの客室稼働率が70%を超す状態だった。今年は旅行の繁忙期であるセマナサンタ(聖週間)がこの月にあったことも、数字に反映したとみられる。

■ネウケンで19歳青年が不明 Mendoza Onlineの記事
ネウケン市内で、19歳の青年が不明になっているという。州警察が明らかにしたもので、4月27日朝から、市内に住むグスタボ・エクセキエル・ミリャクラさんの行方が分からなくなっているという。警察は家族からの通報を受け、この青年の情報を公開し、市民からの情報提供を呼びかけている。

■サン・テルモのナイトクラブで男性死亡 La Nacionの記事
ブエノスアイレス、サン・テルモのナイトクラブ店内で、44歳の男性が死亡した。この事態が起きたのは「セントラル・パラセ」だ。この店は1年間休業後、店内を改装してこの日にオープンした。この店内のVIP席にいた男性が死亡していたという。この男性は何らかの薬物を使用し、店内で踊るなどしていたとみられている。

■レコレタ、コレクティーボの事故 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスのレコレタで、コレクティーボ(路線バス)が事故を起こした。1日朝5時頃、カジャオ通りとマルセロ・T・デ・アルベアル通りの角付近で、19番のコレクティーボが暴走し、街路沿いに駐車していた車輛4台に次々に衝突した。このコレクティーボはさらに暴走し、近くの建物に突っ込んだという。この車輛は回送中で、乗客はいなかった。


【エクアドル】

■コトパクシ山で雪崩 El Comercioの記事
コトパクシ山で30日15時30分頃、雪崩が発生したという。この山の、入域制限区域内で発生したもので、たまたま居合わせた山歩き中の観光客4人が巻き込まれ、負傷した。4人はラタクンガ市内の病院に運ばれ手当てを受けている。この雪崩の一時間後に、また小規模の雪崩が生じたとみられている。

■ミラグロ川でこどもが不明 El Comercioの記事
グアヤス県を流れるミラグロ川で、こども1人が溺れて死亡し、1人が不明となっている。30日、この川の近くで遊んでいたこども2人が不明になったとの通報が、消防に入った。15人体制で捜索したところ1人の遺体を発見したが、もう1人については未だに行方が分かっていない。現在も捜索が続けられている。


【コロンビア】

■サントス、再びモコアへ Presidenciaの記事
フアン・マヌエル・サントス大統領は2日、再びプトゥマヨ県都モコアを訪れる。この町では3月31日から翌朝にかけて局地的豪雨が発生し、複数河川が氾濫して大規模土石流が発生した。340人が死亡し、今も多くの不明者がいる災害から1か月を経て、サントス大統領が再び現地を視察するものだ。この訪問で、現地の若者らと対面する予定だという。

■カルタヘナ空港、大改造へ Reporturの記事
カルタヘナのラファエル・ヌニェス空港は、これから大改造工事が行なわれるという。航空行政と地域行政が共同で行なう公共事業だ。この町はユネスコ世界遺産に登録される旧市街と、ビーチを抱えるカリブ海岸随一の観光地だ。航空便の需要が増加し続けていることを受け、便増加に対応できるインフラ整備を行なうことが決まったという。

■サラゴサで鉱山事故 Caracol Radioの記事
アンティオキア県のサラゴサで、鉱山事故が起きた。現場となったのはエル・リモンにある金鉱山で、産出された鉱物を鉱山の外に運び出す器具が衝突したものだ。この事故で、鉱山作業員2人が死亡し、2人が負傷している。現在鉱山会社と地域の警察が、事故が起きた原因などについて調べを進めている。

■アンティオキア県でバス事故 Caracol Radioの記事
アンティオキア県の高速道路で、バス事故が起きた。現場となったのはバジェ・デ・アブラを通る北部高速で、乗客35人を乗せたバスがバルボサ付近で衝突事故を起こしたものだ。この事故により20人が負傷している。警察は事故当時このバスがスピードを出しすぎていたことと、路面がぬれていたことが事故原因とみている。


【ベネズエラ】

■15州で反政府デモ El Comercioの記事
1日、メーデーに合わせた反政府デモが国内15の州で行なわれた。野党が呼びかけたもので、この日の反政府行進ではとくに「憲法の順守」が政府側に訴えられた。国内ではニコラス・マドゥロ政権の退陣を求める反政府デモが行なわれ始めて、すでに1か月が経過している。一連のデモではこれまでに29人が死亡し、500人が負傷している。

■カラカスでは治安部隊出動 Caracol Radioの記事
1日、カラカスで行なわれた反政府デモでは、治安部隊が出動し鎮圧行動をとったという。この日、メーデーに合わせて野党側は国内各地で反政府デモを行なった。市内のフランシスコ・デ・ミランダ通りではデモ隊と警官隊がにらみ合う状態となり、治安部隊が出動するに至った。この事態による、負傷者が出たとの報告はない。

■バンカミーガ売却 Caracol Radioの記事
ポルトガルの銀行ノヴォ・バンコは、国内のバンカミーガを売却した。現在ベネズエラ、ポルトガル双方の行政官庁の認可を待っているところだが、売却先の国内銀行との間で合意が成立したことを発表したものだ。国内の経済情勢の悪化で、銀行業の営業先行きに不透明感が生じたことが売却理由とみられている。

■フットボール選手、沈黙の抗議 Recordの記事
先週末にララ州のバルキシメトで行なわれた国内リーグのフットボールの試合で、1分間にわたり「沈黙」が貫かれた。ララとアンソアテギの間で行なわれたこの試合の開始後1分にわたり、ピッチ上の22人の選手らは語らず、動かずの姿勢をとった。国内で反政府デモが起きており、これに同調した動きではないかとみられている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ブラジル、土地争いで襲撃 Caracol Radioの記事
ブラジルで、土地争いによりナティーボ(先住民)部族が襲撃を受けたという。29日、この事態が起きたのは北部サンルイスから220キロの地点だ。ガメラ族の村が襲撃を受け、13人が負傷し、うち3人は重篤な状態だという。襲った武装集団は、この部族と土地をめぐり対立していた別の部族とみられている。

■パナマ、薬剤散布 La Estrellaの記事
パナマ保健省は、国内での薬剤散布を開始した。国内の広い範囲はこれから雨季が本格化し、蚊が増える可能性が高い。現在ブラジルを震源に黄熱病が広がり、また同国発のジカ熱の脅威も去っていない。さらにデングやチクングニヤ熱の感染のおそれもあることから、媒介する蚊を抑止するためこの散布を開始したものだ。

■インゲンマメの高騰 Caracol Radioの記事
グアテマラでは、インゲンマメの価格が高騰しているという。インゲンマメは同国や中米各国で、伝統的に使用されている食材だ。現在同国ではこの価格は、1キンタルあたり58.25ドルと、先月に比べて5.69%上昇しているという。国内の産地が大雨の影響を受けたためで、国連農業機関(FAO)はさらなる上昇を招くおそれがあるとの見方を示している。


【サイエンス・統計】

■米国でワクチン不足 Meeting Conventionsの記事
米国では、黄熱病ワクチンの不足が起きる可能性が高まっている。感染症抑止センターが明らかにしたもので、ワクチン希望者の増加により、このペースで投与を行なうと数か月後に国内のワクチンが涸渇するという。イエローカード提示が求められるアフリカに加え、ブラジルでの感染増加を受けラテンアメリカ各国がこの接種を求めていることが背景にある。