2017.06.09

【ボリビア】

■ボリビアとチリ、非難の応酬 Correo del Surの記事
ボリビア、チリ政府間で、非難の応酬となっている。エボ・モラレス大統領がニューヨーク、国連の場で内陸国の海へのアクセス権を求める演説をしたところチリ側が反発した。この反論に対しボリビアが「敵対的言動」と再反論し、これにまたチリ側が反論する状態だ。両国関係は、海岸線問題を受け現在、極度に悪化している。

■エボ、EUに協力求める la Razónの記事
ベルギーを訪れているエボ・モラレス大統領は、欧州連合(EU)側に対し密輸対策への協力を求めた。現在密輸は南米で、国をまたいだ大きな問題だ。しかしチリが、ボリビア国境で「不可解な対応」をしているとモラレス大統領は指摘した。「チリが、密輸を促進するような態度を改めてほしい」と、EU側に協力を求めた。

■エボ、フィリップ国王に「海の本」 Página Sieteの記事
エボ・モラレス大統領は訪問先のベルギーのフィリップ国王と会談し、「海の本」を贈った。この「海の本」は、ボリビアの海の歴史を紹介した本だ。1904年の平和条約に基づきボリビアはチリに「主権ある海岸線」を求めており、この論拠などを説明している。ボリビアはこの海岸線問題を、ハーグの国際司法裁判所に持ち込んでいる。

■カミリ封鎖は解除 La Razónの記事
チャコ地方のカミリでの、社会闘争による道路封鎖は、解除となった。サンタクルスとアルゼンチン国境を結ぶ幹線道路が封鎖されたもので、物流や貿易に大きな影響が生じている。住民らによる行政への要求行動で、政府側が間に立ち、双方の対話を促すことになった。この封鎖で拘束されていた26人の住民らも、解放されている。

■政府、医療側とも対話へ La Razónの記事
政府は、医師や医学学校教員などとの間での対話に、応じる姿勢だ。ラパスなどでは、医療改革や法制化を求める、医療分野の社会闘争が起き、街路でデモ行動などが相次いでいた。政府側は要求されている社会保障の拡充などの問題について、医療分野側からの意見を聞く姿勢を示した。

■タリハでも強風被害 Página Sieteの記事
タリハでも強風被害が生じた。風速15メートルを超える風が吹き、市内では倒木が相次ぎ、これに巻き込まれた車輛や家屋も被害を受けた。さらにアンテナ48本が倒れ、携帯電話などの通信に支障が生じている。この前日にはスクレでも強風が吹き、同様に木々やアンテナが倒れたほか、シカシカの山頂の十字架も倒れた。

■Ecobol、スト突入へ Correo del Surの記事
ボリビア郵便(Ecobol)の職員らは、ストライキに突入する。労働組合がその方針を示したものだ。職員らは、この4月以降、賃金の支払いを受けていないと訴えている。Ecobolは経営破綻状態で、政府側もその処理に手を焼いている。スクレやオルーロ、コチャバンバなどで、このストライキが行なわれる見通しだ。

■コビッハ、防犯カメラ機能せず La Razónの記事
パンド県都コビッハ市街の防犯カメラが、機能していないという。市側によると、市内中心部には45個所に防犯カメラが設置してある。しかしこのうち、現在も機能しているのは6個所にとどまる。これらのカメラは2013、2014年に設置されたものだが、メンテナンスが十分に行なわれていない。ブラジル国境に位置するこの町は、同国からの犯罪の流入が指摘されている。


【チリ】

■大雨で鉱山に影響 Correo del Surの記事
国内北部の複数の鉱山が、大雨の影響を受けている。同鉱山の協同組合Codelcoが明らかにしたものだ。第2(アントファガスタ)州にあるガビー、チュキカマタ、ラドミロ・トミック、ミニストロ・アレス鉱山が、この雨のため操業を見合わせている。アタカマ沙漠沿いのこの地域は、もともと雨が少ない。


【アルゼンチン】

■貧困のこども、560万人 Página Sieteの記事
国内には貧困に直面しているこどもが、560万人いるという。ユニセフが明らかにした数字だ。このうち130万人は、いわゆる極貧の状態にあるという。アルゼンチンの国立統計機構(Indec)は、直近の国内の貧困率を29.7%と発表している。しかしユニセフによると、こどもに限るとこの割合は47.7%に跳ね上がるという。


【エクアドル】

■エクアドル側も壁を協議 Correo del Surの記事
エクアドル政府側も、壁についての協議を開始した。ペルー側が、両国の主要国境であるワキージャスの運河に、壁を作る方針を示したものだ。両国間でこの壁については話し合われ、昨年に一定の合意が形成されていたという。米国トランプ政権がメキシコ国境に壁を作る政策を打ち出したことに重ね、反発する声も上がっている。


【コロンビア】

■ELNとの協議、再開 Correo del Surの記事
政府と左翼ゲリラ組織、民族解放同盟(ELN)との間の和平協議が再開された。ELN側が明らかにしたものだ。政府は昨年、左翼ゲリラ組織、コロンビア革命軍(FARC)との和平に合意した。これに続き、ELNとの協議にも望んでいるものだ。この両者間の協議は、エクアドルの首都キトで行なわれている。


【ベネズエラ】

■反政府デモでまた死者 Correo del Surの記事
国内で続いている反政府デモで、また死者が出たという。野党のMUDが明らかにしたもので、反政府デモに対する催涙ガス弾などを使用した鎮圧展開で1人が死亡し、200人が負傷した。国内では4月以降、野党の呼びかけで反政府デモが連日続けられている。政府側が憲法改正を強行しようとしていることで、国内ではさらに緊張が高まっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■テメル「全うする」 Página Sieteの記事
ブラジル、ミシェル・テメル大統領は、大統領としての職を「全うする」と述べた。同大統領に対しては、裏金を受け取ったとの疑惑が浮上している。選挙法廷はこうした疑惑を受け、先の選挙の有効性の判断をすることになり、場合によっては同大統領が失職する可能性も出てきている。テメル大統領はこの可能性を否定し、任期を全うする考えを示した。