2017.07.10

【ボリビア】

■警官2人、チリに「解放」 Página Sieteの記事
7日、不法越境の容疑でポトシ県で拘束されたチリの警察官2人は9日、チリ側に解放された。エボ・モラレス大統領の指示で2人は、オルーロ県のタンボ・ケマードの国境でチリ側に身柄が引き渡された。3月にボリビアの9人がチリに拘束されたケースでは引き渡しに100日を要したが、ボリビア側は人道的見地などから、解放を早めることとなった。

■チリ、プロパガンダと主張 Página Sieteの記事
チリの警察官2人の、チリへの早期解放についてチリ側は、「ボリビア政府による政治的プロパガンダ」と主張している。エラルド・ムニョス外相が、オルーロ県タンボ・ケマードでの身柄引き渡し後、語ったものだ。ボリビア側が「あたかも人権に配慮したかのように見せる、パフォーマンスをした」と厳しく批判している。

■警官の母は謝意 Página Sieteの記事
オルーロ県タンボ・ケマードの国境でチリ側に引き渡された警官の母親は、謝意を示している。7日に不法越境の容疑で逮捕された2人のうち、若い警官の母親は、早期に解放の判断をしたエボ・モラレス大統領への感謝を、チリのメディアに語った。解放を求めた母親に対しモラレス大統領はツイッターを通じ、励ますメッセージを出していた。

■警官に「いつでも戻っておいで」 El Deberの記事
オルーロ県タンボ・ケマードの国境でチリに引き渡された警官2人に対し、ボリビア政府側は「いつでも戻っておいで」と声をかけたという。7日に不法越境の容疑で逮捕されたこの2人は、エボ・モラレス大統領の判断で解放、引き渡しとなった。立ち会ったカルロス・ロメロ大臣は2人に、「これは送還ではなく解放」と述べ、2人が今後ボリビアを訪れるのに何の障害もない、と語った。

■チリ議会、一定の評価 La Razónの記事
チリ議会は、エボ・モラレス政権がチリの警官2人を早期解放した件に、一定の評価をした。ボリビアとチリの関係は有史以来最悪の状態となっているが、この解放判断で関係改善が起きる可能性もあるとしている。しかし一方、モラレス大統領が、3月にボリビアの9人がチリ側に拘束された事件と今回を比較した件については、批判をしている。

■メルコスル加盟、「自然な受け入れ」を La Razónの記事
フェルナンド・ワナクニ外相は、ボリビアのメルコスル正規加盟が「自然な受け入れ」であることが望ましいと語った。訪問先のウルグアイで語ったものだ。ボリビアの正規加盟手続きが進んでいるが、一方でこの経済ブロックに後から加盟したベネズエラの問題が大きくなり、ボリビアの加盟に慎重な意見がメルコスル内から出ている。

■Ecobol、ストへ El Deberの記事
ボリビア郵便(Ecobol)の職員らが、ストライキに突入する。ストを準備しているのは、ラパス以外のEcobolの職員ら440人だ。Ecobolはすでに経営破綻状態で、これらの職員は4月以降、賃金を得られていないという。職員らは賃金の即時払いと社会保障を求め、無期限のストライキに突入する。

■長距離バス運賃、値上げ通告 Página Sieteの記事
冬の観光シーズンを前に、長距離バスの運賃値上げが通告された。バスの運行会社らが明らかにしたもので、ラパス-スクレ、ラパス-コチャバンバなどの路線で、運賃を値上げするという。しかし一方、国が規制する上限を超える運賃徴収が起きているとの指摘があり、利用者から反発が強く起きるおそれがある。

■オルーロ議会、工事再開に向け分析 La Patríaの記事
オルーロ県議会は、テレフェリコ(ロープウェイ)工事再開に向け、分析を行なっている。市内では中心部とサンタバルバラ山を結ぶ観光用テレフェリコの建設が進められていた。しかし資金難から工事が中断したままで、議会は国の協力を得た上で、工事を再開するための新たな計画づくりを模索している。

■オルーロ国民劇場、着工 La Patríaの記事
オルーロでは新しい「国民劇場」の建設が着工された。8日、ビクトル・ウゴ・バスケス知事やウィルマ・アラノカ文化観光相が参列し、着工式が行なわれた。新しい施設は1万4線平方メートルの用地に、4890万ボリビアーノを投じて建設されるもので、2019年の開館を目指す。フォルクローレの都の、新たな文化的中心施設となる。

■オリノカ、来訪6千人 La Patríaの記事
オルーロ県オリノカの「民主主義革命・文化博物館」の入場者が、6千人を超えたという。ウィルマ・アラノカ文化観光相が明らかにした数字だ。この施設は政府が建設し、今年開館したものだ。オリノカはエボ・モラレス大統領生誕の寒村で、この文化施設を通じた「村おこし」が図られている。

■カマチョ市場にサブウェイ Página Sieteの記事
ラパス中心部の公営市場「カマチョ市場」のフードコート内に、ファストフードチェーンの「サブウェイ」がオープンした。この市場は2000年代に改築された後、一時利用が低迷したが、さまざまな店舗が入り人気を盛り返しつつある。国内でのサブウェイは、バーガーキングと同じボリビアン・フード社が手がけており、この入店で若い世代の利用拡大を図る。


【ペルー】

■アレキパ、運賃闘争 Perú21の記事
アレキパではこの19日、「運賃闘争」の実施が通告された。市内を走る公共交通の運賃が、現行の1.60ソルから、2ソルに引き上げられることが発表された。これに反対する市民団体らが、この日に社会闘争を繰り広げるという。企画する団体側は、「むしろ80センティーモへの引き下げが妥当だ」とこの値上げに強い反発を示している。

■リマでM4.8の地震 Perú21の記事
リマでは8日夜、軽度の地震が起きた。観測機関によるとこの地震の震源は、アンコンの西23キロで、震源の強さはマグニチュード4.8だ。震源に近い一部エリアでは、揺れに驚いた市民が街路に飛び出した。またミラフローレスの海岸道路では、一部で落石が起きたことが報告されている。


【チリ】

■結核ゼロ、難しい La Terceraの記事
保健省は、目標としていた2020年の結核新規感染ゼロの実現が、難しいとの見方を示した。2016年にスタートしたこの計画は、人口10万人あたり13.5人だった感染者を、ゼロとする計画だ。しかし高齢者に感染者が今も多く、これをゼロに引き下げることは3年後でも難しいと同省は新たな見方を示した。

■バルパライソのメトロ、待ち時間短縮 La Terceraの記事
バルパライソのメトロ(電車)は、ラッシュ時の待ち時間の短縮を図る。運営側が明らかにしたものだ。新規車輛調達などを図るのではなく、使用しているソフトウェアの刷新を図り、効率的な運用を図ることでこの実現を目指す。バルパライソとリマチェを結ぶこの鉄道は、バルパライソとビーニャ・デル・マールを結ぶ区間は地下鉄となっている。


【アルゼンチン】

■ノルウェー社「航空便は庶民のものに」 La Nacionの記事
ノルウェー・エアシャトルCEOは、航空便は「庶民のものになる」と断じた。同社が設立するフライボンディが、この10月にもアルゼンチンでLCC便の運航を開始予定だ。同CEOはアルゼンチン国民にとって航空便がより身近になり、ビジネスや観光での移動に死するようになるとこの参入の意義を強調した。

■ロクロの記録、認められず Clarín.comの記事
「世界最大のロクロ」は認められなかった。9日の独立記念日を記念して、コルドバ州のビジャ・マリアで、煮込み料理「ロクロ」の世界記録が挑戦された。運営側はこの記録を、世界記録を集めるギネス登録申請したが、運営側は2010年にエクアドルで記録されたものを下回っているとして、この記録を認めなかったという。

■犬の里親、増加 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスでは、里親に引き取られる犬などの動物が、増えているという。環境局と市内で活動するNGO団体が、共同で里親探しを行なっているものだ。殺処分される犬などを減らすための措置で、こうした取り組みの効果もあり、昨年一年間の里親は前の年に比して133%も増えたという。

■寿司、ピザを上回る Clarín.comの記事
ブエノスアイレスではついに、寿司がピザを上回った。日本文化である寿司は、ブエノスアイレス市民の間でも定着し、とくに健康志向の高まりで需要が右肩上がりで増えている。こうした中、デリバリーサービスの利用に置いて、寿司がピザを上回ったことが明らかになった。デリバリー利用トップはエンパナダの22%で、寿司は13%、ピザは10%となっている。


【エクアドル】

■ラタクンガ空港、旅客再開難しく El Universoの記事
コトパクシ県都ラタクンガの空港の、旅客定期便再開の見通しは立たない。先週、公営航空会社TAMEが、同空港からの唯一の旅客定期便であるグアヤキル線の休止を発表した。空港の運営会社は航空各社に、旅客便乗り入れを打診したが、反応はきわめて厳しいという。同空港は多くの貨物便が就航しているが、キトに近いことから旅客需要は少ない。

■LATAMエクアドル、LCC型運航 El Universoの記事
LATAMエクアドルは、LCC型の便の運航を開始した。南米最大手グループの同社は今年、近距離、中距離路線について、フルサービスからLCC型への切り替えを発表していた。チリ、ペルーなどですでに導入されている通り、エクアドル国内線と国内を発着する国際線の一部について、運賃を下げ、サービスを有料化する取り組みが始まった。

■グアヤキル寿司文化 El Universoの記事
港湾都市グアヤキルでも、日本の寿司文化が根づきつつある。レストラン店などが多く立地するビクトル・エミリオ・エストラーダ通りでも、複数の寿司店が営業中だ。「寿司大使」のハシムラ・ユウキ氏は、地域産の魚介類をふんだんに使用する伝統料理がなく、寿司がその位置を占めつつあると現状を語る。外国人だけでなく、市民の多くもこの寿司を愛しつつあるという。


【コロンビア】

■海岸浸食が深刻 Caracol Radioの記事
コロンビア海岸の浸食が、深刻な状態だという。政府側が分析結果を示したものだ。コロンビアの海岸のうち、実に42%が波の浸食被害を受けている。とくにカリブ海岸、ヌキのモロスキーリョ湾、太平洋岸のフエルテ島の一部地域などでは、浸食により国土そのものが脅かされている状況にある。


【ベネズエラ】

■ロペス氏自宅へ、驚き広がる El Universoの記事
野党指導者のレオポルド・ロペス氏が在宅逮捕に切り替わったことに、国内外から驚きの声が広がっている。2014年の反政府デモの責任を問われ14年の刑を受けた同氏に対するこの扱いは、国内外で「弾圧」との評価を受けていた。国内では政治経済の混乱による反政府デモが続いており、このロペス氏の扱いで情勢が変わるか、注目される。

■マドゥロ、ロペス氏について説明 El Paísの記事
ニコラス・マドゥロ大統領が、野党指導者レオポルド・ロペス氏を在宅逮捕に切り替えたことについて説明した。突然のこの措置に国内外で驚きが広がっているが、マドゥロ大統領は「平和を望む国民のための措置」であり、同時に「ロペス氏の健康状態を考えたもの」と語った。一方この決定は政府側の判断によるもので、外圧などに屈したわけではない、とも語っている。

■デモ隊も歓迎 El Universoの記事
国内で反政府デモに参加する人々も、野党指導者レオポルド・ロペス氏の在宅逮捕切り替えを歓迎している。4月から開始された反政府デモは、ついに100日に達したが、要求する選挙前倒し実施などの実現は遠い状況だ。こうした中、政府がこの切り替えを判断したことについて、デモ参加者らの間からも驚きと歓迎の声が上がっている。

■ティントリ氏「取引はない」 El Universoの記事
在宅逮捕に切り替えられた野党指導者レオポルド・ロペス氏の妻、リリアン・ティントリ氏は、政府側との「取引」の存在を否定した。8日、突然この措置がとられたことについて、ニコラス・マドゥロ政権側との何らかの密約があった可能性がささやかれた。しかしティントリ氏はこれを否定し、マドゥロ大統領が自身で判断したことだ、と述べた。

■ロペス氏、健康問題の存在 Caracol Radioの記事
在宅逮捕に切り替わった野党指導者レオポルド・ロペス氏は、健康問題を抱えていたという。スペイン、マドリード在住のロペス氏の父親が、メディアに対し明らかにしたものだ。収監されていたラモス・ベルデの施設内でロペス氏は嘔吐を繰り返すなどの症状を呈し、体重を減らしていたという。今回の政府の判断の背景に、この健康問題もあったと父親は力説した。

■ロペス氏、生存保証 Caracol Radioの記事
在宅逮捕に切り替わった野党指導者レオポルド・ロペス氏の「生存」は保証されているという。妻の活動家、リリアン・ティントリ氏が語ったものだ。ロペス氏はカラカス市内の自宅に戻ったが、この自宅での生活について、生命などは政府により保証されている。またロペス氏自身は、「今後もベネズエラの自由のために闘う」との姿勢をあらためて示しているという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ウルグアイ、ビタミンD過剰摂取 El Paísの記事
ウルグアイの病院でビタミンDが誤って処方され、多くの少年が過剰摂取で治療を受けている。この事故が起きたのはセント・ボイス病院で、今の時点で34人が入院している。ビタミンDは過剰摂取すると骨からのカルシウム動員が進み、一部の少年は腎臓に影響かおよび「毒尿症」を起こした。この処方を受けた少年らは233人にのぼるという。

■パラグアイ、カンペシーノ行進 ABC Colorの記事
パラグアイの首都アスンシオンでは10日、カンペシーノ(農業層)らが行進を行なうという。カンペシーノの団体が主導するもので、パラグアイ政府に対し農業政策の立案、実行を働きかけるものだ。この行進に向け、全国から農業層の人々が、首都に集まっている。カンペシーノは、とくに農業経済の安定を政府側に求めている。