2017.08.09

【ボリビア】

■保護条項廃止、上院も可決 Página Sieteの記事
イシボロ・セクレ国立公園内の保護条項の廃止法案を、上院議会も可決した。この法案はすでに下院議会が可決しており、大統領の承認で発効する見通しだ。政府は、将来的に大陸横断道の一部となる、公園内を通る道路整備を今後、進める方針だ。しかし公園内で伝統的生活を踏襲するインディヘナ(先住民)らは激しく反発している。

■インディヘナ、ハンストへ Página Sieteの記事
イシボロ・セクレ国立公園内のインディヘナ(先住民)らは、ハンガーストライキに突入する。政府が、この公園内を通る道路建設を強行しようとしていることに抵抗するための手段だ。今回、議会が開発を可能とするための保護条項の廃止を決めており、インディヘナ層は危機感を強めている。サンタクルス県内のインディヘナも、このハンストに参加する方針だという。

■活動家ら、ムリーリョ広場へ Página Sieteの記事
ラパス中心部のムリーリョ広場で、活動家らが道路建設反対の声を上げた。イシボロ・セクレ国立公園内を通る道路の反対運動だ。大統領府や議会庁舎があるムリーリョ広場には、通常はこうしたデモ隊は入れない。しかし今回、参加者らは個別に入り、広場でデモを繰り広げた。警察官らがすぐに、これらのデモ隊を排除している。

■カトリック教会、土地を大量保有 Página Sieteの記事
政府が道路建設を目指すイシボロ・セクレ国立公園内で、カトリック教会が広範囲の土地を保有しているという。政府側が明らかにしたものだ。教会保有と登記されている土地の面積は84万3164ヘクタールにのぼり、道路建設予定地も含まれているという。今後、政府側と同教会側との売買交渉が、難航するおそれもある。

■ボリビア-ペルー、イロ港合意 El Díaの記事
ボリビア、ペルー両国は8日、イロ港の使用について合意した。両国の港湾局による交渉で合意されたものだ。内陸国のボリビアは国外に外港を求めるが、ペルー南部のイロ港を今後使用し、年間6万トンの貨物枠を設けるというものだ。ボリビアは外港としてチリのアリカ、イキケ港を使用しているが、関係悪化などからこの機能の移転を模索していた。

■アチャカチ、最後通告 El Díaの記事
ラパス県のティティカカ湖畔の町、アチャカチの市民団体は、最後通告を行なった。団体側は首長に対する辞任要求を続け、ストライキを行なっている。団体側は当面、ストを解除するが6日以内に「結論」を出すことを首長側に迫った。この期限後、市民らは無期限ゼネストに突入し、道路交通などをすべて止めるという。

■ビジャモンテスでイナゴ発生か El Deberの記事
サンタクルス県のビジャモンテスで、イナゴの大群が発生したとみられる。地域の空に、イナゴの黒い雲が生じていると報告されているものだ。現在アルゼンチン北部でイナゴが発生しており、これが流入した可能性が高いとみられる。県内では今年、イナゴ発生で制御に数か月を要したばかりで、再び対イナゴの戦いが始まることになりそうだ。

■インフラ整備15事業がストップ La Patríaの記事
オルーロでは、インフラ整備の公共事業15件が、資金難でストップしているという。オルーロ市議会で報告され、国に対し支援を求める方針が示されたものだ。この中には、工事が着工されながら止まっているものも含まれる。市内では、中心部とサンタバルバラ山を結ぶテレフェリコ(ロープウェイ)の建設工事も、中断したままとなっている。

■牛肉の販路確保を La Razónの記事
畜産業者や輸出業者らは政府に対し、国産牛肉の販路確保を求めた。国産牛肉は国内で消費されているほか、ペルーやロシアに輸出されている。国に対し、新たな輸出相手を求めた動きで、業者らは中国などアジア市場の開拓を念頭に置いている。業者側は年間2千トンの輸出が可能との見方を示した。

■犬の去勢、避妊計画 El Díの記事
サンタクルス市は、犬の去勢、避妊手術を広く行なう計画を示した。市内では犬の増加とともに、狂犬病の発生件数も増えている。インディヘナ(先住民)の考え方から、犬の捕獲、処分に抵抗が多い中、この対策として飼い犬への去勢、避妊を公費で行なうことなどが計画として示された。

■イクシアマス、アサイー景気 Página Sieteの記事
ラパス県北部のイクシアマスでは、「アサイー景気」に見舞われている。アマゾン原産の果物アサイーは、その栄養価や健康効果が世界的に報じられ、需要が増している。ブラジル産が有名だが、このイクシアマスでも伝統的に栽培されており、これがこの町の大きな現金収入源に育っているという。

■スクレ、空き家問題 Correo del Surの記事
憲法上の首都スクレでは、「空き家問題」が深刻だという。市内中心部の歴史的景観地区はユネスコ世界遺産にも登録されるが、この美しい町並みの中にも空き家が増加している。メンテナンスの不足から建物の一部が崩落したり、治安上の問題が生じるなどの事態が報告されている。同様の空き家問題はラパスやサンタクルスでも浮上している。


【ペルー】

■市販チョコは3~4% El Comercioの記事
国内の市販チョコレートの多くは、カカオ含有量が3~4%程度だという。農業省はチョコレートと商品に記載する場合、カカオ含有量を35%以上とする新基準を打ち出した。しかしこの措置で、市販チョコレートの大半がチョコレートではなくなることになる。食品会社や販売現場では、今後混乱が生じるおそれがある。

■エクアドルと地震訓練 El Comercioの記事
ペルー、エクアドル両国は8日、地震発訓練を共同で実施する。午前10時15分、大地震が発生したとの想定で避難や対応についての訓練を国境エリアを中心に行なうものだ。両国とも世界有数の地震国で、エクアドルは昨年4月16日にM7.8の大地震に見舞われ、大きな被害を出している。


【チリ】

■マチャ、禁漁へ BioBio Chileの記事
マチャと呼ばれる二枚貝「ナンベイチドリマスオ」は禁漁となる。農水行政が明らかにしたもので、2022年にかけて第5(バルパライソ)、第6(オイヒンス)、第7(マウレ)州でこの漁を行なうことや売買が全面禁止される。乱獲や気候変動で個体数が激減したためだ。この貝はバカガイの一種で、チリでは郷土料理などに広く使用されている。

■ハイアットセントリック、サンティアゴへ La Terceeraの記事
ホテルチェーン「ハイアットセントリック」がサンティアゴに進出する。ハイアットグループが2015年から展開するこのブランドは、リゾートとビジネス双方に対応したシティホテルだ。2018年の初めに、ラス・コンデスに166室の新ホテルをオープンさせる。リマとともにサンティアゴは、同ブランドのラテンアメリカ初進出都市となるという。


【アルゼンチン】

■中央銀、また為替介入 La Nacionの記事
中央銀行(BCRA)は8日、また為替市場への介入を行なったという。7月に1ドルは初めて17ペソ台に突入したが、現在は18ペソを見据えた値動きになっている。BCRAは、18ペソ台突入を避けようと、売り介入を行なったという。現在、ブエノスアイレス市中の両替店では、平均で17.98ペソの値がついている。

■地方空港からの国際線利用が増加 La Nacionの記事
ブエノスアイレスの2つの空港を経由せず、国外に向かう人が増えている。1~7月に、地方空港から国外に直接向かった人の数は、前年同期比で倍に増えているという。コルドバやメンドサ、ロサリオを中心に、国際定期路線が増加したことが背景にある。チリのスカイ航空が新たにトゥクマンに乗り入れるなど、この傾向は今後も続きそうだ。

■AR、エア・ヨーロッパと提携 Notimericaの記事
アルゼンチン航空は、スペインのエア・ヨーロッパと提携する。両社が合意したのは、コードシェアなどについてだ。アルゼンチン航空のブエノスアイレス、ロサリオ、コルドバなどからの路線に、エア・ヨーロッパがコードを設定する。また両社は、マドリード線乗り継ぎの利便性向上なども図る。

■ペンギン9羽、海に還る La Nacionの記事
ブエノスアイレス州のサンクレメント・デ・トゥユの海岸で、保護されていたマゼランペンギン9羽が、海に還された。これらのペンギンは大西洋岸で栄養不足や負傷などで保護され、人の手で治療などが行なわれていたものだ。保護した団体が、自然に戻しても問題がないと判断し、海に放たれたものだ。

■イナゴの状況を説明 Noti Feの記事
専門家が、国内北部で発生しているイナゴの状況について説明した。農業行政はフォルモサ、チャコ、サンタ・フェ、サンティアゴ・デル・エステーロの4州に対し、イナゴの非常事態を発令している。リトラル大学の研究者は、事態の制圧には至っていないものの、抑制の効果が得られ始めていると分析した。しかしイナゴの発生は、今の技術では止められないとも語っている。

■コルドバで降雹 La Nacionの記事
コルドバ州南東部の広い範囲で8日、雹が降った。この事態が起きたのはオルドニェスやフスティニアーノ・ポッセなどの地域で、地表が真っ白になった状態だという。これらの地域は国内有数の小麦の産地で、今後この作物への被害が報告されるおそれがある。また隣接するサンタ・フェ州南部でもこの日、一部で降雹が報告されている。


【エクアドル】

■ガラパゴス、漁船が難破 El Universoの記事
ガラパゴス諸島近海で、漁船が難破した。7月31日に難破したのは、マナビ県マンタ港所属の漁船「エル・マナ」だ。26人が乗ったこの漁船は沈没したとみられ、このうち18人はボートで脱出して無事だった。現在この海域で、不明乗組員の捜索が続けられている。今の時点で、この事故による海域の水質汚染などは報告されていないという。

■キト南東部で断水 El Comercioの記事
キト南東部のバジェ・デ・ロス・チリョスでは8日夜から、断水が行なわれる。水道会社によると、ラ・アルメニアやヒホンなど9地区で、この日の20時から水道が使用できなくなるという。水道インフラの工事のための措置で、再開は9日の朝を予定しているという。地域の住民に対し、必要な水を汲み置くなどの措置が呼びかけられている。


【コロンビア】

■聴覚障碍者向けカフェ News24の記事
ボゴタに、聴覚障碍者向けカフェがオープンした。若者などにも人気の高いチャピネロ地区にオープンしたのは、その名も「言葉のないカフェ・バー」だ。木製のテーブルが並ぶ、一見普通のカフェだが、聴覚障碍者も楽しめる映像や書籍などを取りそろえている。オーナーの女性は、将来的にダンスもできるスペースを作りたいという。

■領空侵犯機を撃ち落とす Caracol Radioの記事
空軍は、領空侵犯をした小型機を撃ち落とした。この事態が起きたのはカウカ県のロペス・デ・ミカイだ。セスナ210型機が、領空を侵犯し、同県上空を飛行していた。通報を受けた空軍が、警告に従わない同機を撃ち落とした。空軍側は、この機の操縦士や乗組員の情報などについては、明らかにしていない。


【ベネズエラ】

■結局、ウルグアイも参加 El Paísの記事
ペルー、リマで開かれたベネズエラ問題を話し合う外相会議に、結局ウルグアイも参加した。ペルー政府の呼びかけで、米州機構に加盟する17か国が参加した。ウルグアイはベネズエラへの配慮から参加に後ろ向きだったが、結局参加した。ベネズエラ政府に近い立場のボリビア、エクアドルは欠席し、また米国も参加を見送っている。

■軍の統制への懸念 El Paísの記事
軍の統制に対する懸念が、国内外で増している。この6日、バレンシアの軍施設で小部隊による攻撃が起きたことが伝えられている。政府側はすでに事態を鎮圧したと発表しているが、この部隊長はニコラス・マドゥロ大統領の殺害を予告していた。この事件を受け、軍そのものが統制がとれていないのではないかとの見方が、内外で高まっている。

■軍、議員を阻止 El Paísの記事
カラカスで、議場に向かおうとした野党議員を、軍が阻止したという。野党側が明らかにし、軍や政府を厳しく批判したものだ。議会庁舎の入り口で、議員らは入場を止められた。野党は、こうした軍の動きはベネズエラ国民の権利を蹂躙するものだと断じている。この阻止を行なった理由などについて、軍側はコメントしていない。

■グテーレス氏、懸念示す El Universoの記事
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ベネズエラ情勢に対する強い懸念を示した。ニコラス・マドゥロ政権は、野党が圧倒的多数を占める議会の効力を弱めるため、制憲議員選挙を強行し、同議会をスタートさせた。グテーレス総長はこの事態が、ベネズエラが平和に対し逆行する動きを見せていると批判し、今後について重大な懸念を表明した。

■サイバー攻撃が増加 El Universoの記事
国内では週明けから、サイバー攻撃が激増しているという。6日、バレンシアの軍施設で、小部隊が事実上の反乱を起こす事態が生じた。これを支持する内容にウェブサイトを書き換える攻撃が、国内各方面で多発しているという。とくに政府や行政機関のウェブサイトが、この攻撃にさらされている状態だ。

■国内南東部で水害 El Universoの記事
国内南東部で、水害が発生している。大雨の影響でオリノコ川、カロニ川が増水、氾濫したもので、水害はボリバール、デルタ・アマクロ、アマソナスの3州で発生している。防災行政によると今の時点で、4500世帯が、浸水などの影響を受けている。また水量が多すぎるため、水力発電所であるグリダムが機能を失うおそれがあるという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■テメル、追及続く El Paísの記事
ブラジル、ミシェル・テメル大統領に対する追及は、続いているという。同大統領に対しては汚職の疑惑から、検察による調べが行なわれているが、議会はこの件での職務停止などを否決している。しかし調べを進める検察官によると、今はまだ表に現れていない別の疑惑での追及を、続けているところだという。再び、大統領の職務停止が議会に諮られる可能性があるとした。

■マリファナ、67キロ販売 El Paísの記事
ウルグアイではこの6日までで、合わせて67キロのマリファナ(大麻草)が売れたという。国内では2013年にマリファナの個人使用などが合法化されたが、この7月19日からは登録された16の薬局での店頭販売が始まっている。この19日間で売れた量が明らかにされたもので、このうちの51%はモンテビデオ市内の4店で売れたものだという。

■パラグアイ、大量の降雹 ABC Colorの記事
パラグアイ、サンティアゴのサンラモンで、大量の雹が降ったという。8日昼頃、この一帯は強い風と雨に見舞われたが、これが突然雹に変わった。あたり一面は真っ白になり、地域の人々が驚いたという。この降雹による人や建物への被害はなく、また浸水なども報告や緊急出動の要請などもないという。

■旧プルーナ機、売れる El Paísの記事
2012年に破綻したウルグアイ、プルーナ航空の旅客機1機が、売れたという。同社の保有機は行き場を失っていたが、ボーイング737-200型機をプンタ・デル・エステの学校が購入したことが明らかになった。同校の学生らが、機体メカニックを学ぶ上で、この機材が使用されるという。