2017.09.10

【ボリビア】

■ハリケーンで米国を批判 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は相次ぐハリケーン被害を引き合いに、暗に米国を批判した。カリブ海で強いハリケーンが次々発生し、各地で被害が相次いでいる。モラレス大統領は温暖化などの気候変動がこのハリケーンの「異変」の原因だとして、環境を守るためのパリ協定の順守を訴えた。その上でこの協定からの離脱を表明した米国を、暗に批判した。

■アチャカチ闘争でひき逃げ El Díaの記事
アチャカチの社会闘争による道路のブロック封鎖現場で、ひき逃げ事件が起きた。アチャカチの市民グループは首長の辞任を求め、ラパスとの間の道路を封鎖している。9日午前2時30分頃、この封鎖現場に車が突っ込み、9人をはねた。この後この車は逃走し、今も行方が分かっていない。死者は出ていないが、6人が重軽傷を負っているという。

■コパカバーナは窒息 Página Sieteの記事
ティティカカ湖畔の信仰と観光の町コパカバーナは「窒息」しかかっている。アチャカチの社会闘争で、この町は陸路交通で、国内から完全に孤立している。ペルー国境側からの出入りは可能だが、この事態で観光客が激減し、さらに物資輸送にも問題が生じている。コパカバーナの行政は国やラパス県に対し、早急な対策を求めた。

■COB、反MAS鮮明に El Deberの記事
有力労働組合連合COBの、与党MASへの対決姿勢が、より鮮明になっている。ギド・ミトマ委員長は、反MASを掲げる野党への支持を表明し、共闘姿勢を示した。MASはもともと左派で、COBはその支持側にあったが、近年は不協和音が生じていた。与党側は有力な支持基盤を失ったことになる。

■尿素工場、来週稼働へ Página Sieteの記事
コチャバンバ県に整備が進められている尿素、アンモニア工場は、来週にも稼働する見通しだという。エボ・モラレス大統領が9日、明らかにしたものだ。この工場は国が8億ドルを投じ、韓国企業などからの協力を得て2012年9月から建設を進めていた。生産される尿素やアンモニアは、工業用に広く使用され、ブラジルなどに輸出される見通しとなっている。

■オルーロ-コチャバンバ道に注意 La Patríaの記事
オルーロとコチャバンバを結ぶ道路について、注意が呼びかけられている。ボリビア道路管理局(ABC)は、両県境付近のこの道路で雪が降り、積もっていることを明らかにした。通行する車輛はチェーン装備などが必要として、注意が呼びかけられた。双方の町を出発するバスの便は現在、一部で運転見合わせとなっている。

■発電キャパ、2099MWに Página Sieteの記事
ボリビアの発電キャパシティは、2099メガワットとなったという。エネルギー担当のラファエル・アラルコン大臣が明らかにしたものだ。新たにミシクニ水力発電所が稼働したことで、キャパシティが2000メガワットを超えた。政府は電力を新たな輸出品と位置づけ、アルゼンチンを念頭に供給体制を整えようとしている。

■ブラジル、電力協力に関心 El Deberの記事
ブラジル政府は、ボリビアとの電力相互融通に関する協力関係構築に関心を強めている。在ラパスのライモンド・サントス・ロチャ大使が明らかにしたものだ。ボリビアは電力を輸出品と位置づけ、国内電源開発を進めている。ブラジルは国内の供給体制安定化のため、ボリビア産電力を活用することを検討しているという。

■リチウム、ボリビアは「途上国」 Página Sieteの記事
ボリビアは、リチウム資源開発ではまだまだ途上国だ。南米ではアルゼンチン、ボリビア、チリの3か国がリチウム資源に富み、とくにアルゼンチンは電池に使用されるリチウム開発のまさに先進国となっている。ボリビアではポトシ県のウユニ塩湖やオルーロ県のコイパサ塩原にこの資源があるが、開発はまだ着手されたばかりで、安定供給には至っていない。

■エルアルト、闘争続く La Razónの記事
エルアルトでの社会闘争が続いている。市内の第14区では、住民らの封鎖により、ゴミ回収が一週間以上、行なわれていない状態だ。地域はさらに圧力を強めこの11日に、道路封鎖などを拡大する計画を示している。この闘争は、ソレダー・チャペトン市長に対し、約束された公共工事などの早期実施を求めたものだ。

■豚肉の非常事態 El Deberの記事
サンタクルスの養豚業者らは、豚肉の「非常事態」を宣言した。先週、ボリビアとペルーとの間で行なわれた共同閣議などを通じ、新たにペルー産豚肉がボリビア市場に輸出されることになった。しかし養豚業者らは、この輸入解禁で国産豚肉の競争力が大きく低下すると、危機感を強めている。

■サンタクルス、反いじめ行進 El Díaの記事
サンタクルスでは児童や生徒ら5千人が、反いじめを訴え市街を行進した。国内の学校現場でも、いじめの陰湿化が問題となっている。市内15地域の児童、生徒らがこの「いじめストップ」を掲げ、市内をデモ行進したものだ。参加した多くの児童、生徒はこのいじめ問題について、「現実、直面した問題」として捉えているという。


【ペルー】

■イキートス、大きな火災 Perú21の記事
ロレト県都イキートスで、大きな火災が起きた。9日未明、ウカヤリ通り沿いの住宅地で火災があり、家々が次々と延焼した。この火災により合わせて49棟が全半焼し、500人が避難する事態となった。今の時点で出火原因は分かっていないが、消防は断線による漏電が原因ではないかと指摘する。

■バス、電柱をなぎ倒す Perú21の記事
リマ、プエンテ・ピエドラで9日朝、バスが事故を起こし、電柱をなぎ倒した。ヌエボ・ペルー社(ロス・チノス)が運行するバスがパンアメリカン道を走行中にコントロールを失い、電柱に衝突して倒したものだ。このバスに乗っていた35人の乗客のうち4人が、軽傷を負っている。警察はバスがスピードを出しすぎていたとみている。


【チリ】

■メトロの空港延伸はない BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)の、アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港への延伸はないという。交通の専門家らが、この延伸の必要性を示していたものだ。現在空港と市内を結ぶ交通機関はタクシーやバスしかない。大量輸送機関の整備が必要としていたが、この計画について政府側が「延伸はない」と断じたものだ。

■サンティアゴ空港、競争力失うおそれ La Terceraの記事
サンティアゴの空港は、その競争力を失うおそれがあるという。乗り入れるLATAM航空、スカイ航がそろって指摘したものだ。空港では乗客のキャパシティ増加のため工事計画が進められているが、この計画どおりに進んでも利用客の慢性的混雑が続き、便の遅れが相次ぐおそれがあるという。結果的に南米各国の主要空港間の競争に敗れる可能性がある。


【アルゼンチン】

■LCC参入が議論に La Nacionの記事
国内市場へのLCC参入が、議論になりつつある。マウリシオ・マクリ政権は、保護主義的な前政権から航空政策を転換し開放路線をとっている。LCCの参入表明が相次ぐ中この6日、航空業界がこれに反対するストを起こし、空の交通が混乱した。LCC参入後の、利用者の利益が見えにくいこともあり、国内でもこの賛否が分かれているという。

■長距離バス、スト中止 Télamの記事
長距離バスの運転手らは、ストライキを中止した。運転手らの組合は、約束された賃上げなどの早期実施などを求め、ストに突入していた。バス業界団体側との交渉の目途がついたことから、36時間にわたったこのストは中止された。しかし運転手らは、対話の行方次第では再び、ストが行なわれるとの見方を示している。

■リサンドロ・デ・ラ・トーレ駅、休止へ La Nacionの記事
ブエノスアイレス、ミトレ線のリサンドロ・デ・ラ・トーレ駅はこの11日から、閉鎖される。鉄道を運営するTBAが明らかにしたものだ。この駅周辺の鉄道が高架化される工事が行なわれるため、しばらくの間この駅は利用できなくなるという。ミトレ線の運行には影響はないが、この駅の利用者に対し注意が呼びかけられた。

■タトゥー、世代を超える Télamの記事
国内の「タトゥー市場」の対象は、すでに世代を超えているという。国内でタトゥーを入れるのはこれまで、若い世代が中心だった。しかし各地のタトゥー店によるとその利用者の年代は18~70歳まで広がっているという。いわゆる「彫り物」と言える大きなものから、ワンポイントまでその大きさもさまざまで、文化として定着したと各店は見ている。


【エクアドル】

■アエロビア、メトロビアと接続 El Universoの記事
グアヤキルで計画されているアエロビアは、市営のBRTであるメトロビアと接続する。このアエロビアはテレフェリコ(ロープウェイ)で、市内とドゥランを結ぶというものだ。渋滞緩和を図り、また地下鉄よりも整備費が安価であることから、整備計画が進められている。公営交通機関を組み合わせることで、市側はより高い効果を狙う方針だ。

■若い歩行者の事故が増加 El Comercioの記事
キトでは、若い歩行者が巻き込まれる交通事故が増加しているという。キトの交通行政側が明らかにしたものだ。2016年に市内で起きた事故を分析したところ、6歳から25歳の若い世代が被害にあう事故が、大きく増えた。携帯電話使用など、周囲への注意を怠り、事故に巻き込まれるケースが増えているとみられる。


【コロンビア】

■法王、平和の尊さ訴える El Universoの記事
国内を訪れているローマ法王フランシスコ1世は、あらためて平和の尊さを訴えた。ビジャビセンシオを訪れた法王は、インディヘナ(先住民)の人々や、50年にわたり続いた内戦で傷を負った人々と対面した。法王は和平合意がなされたことを評価する一方、和平の維持に向け国民が今後も努力する必要があるとの見方を示した。


【ベネズエラ】

■マドゥロ、経済和平政策 Excélsiorの記事
ニコラス・マドゥロ大統領は8日、新たな「経済和平政策」を打ち出した。闇市場では1ドルが2万ボリバールに達するなど、通貨の下落が続き、国民生活に影響が及んでいる。この対策として、原油貿易の際の決済に米ドルを使用しないことを決断したという。米国はベネズエラに対する制裁強化の方針を示しており、この影響を回避する目的とみられる。

■アルマグロ、制裁強化を El Nacionalの記事
米州機構のルイス・アルマグロ総裁は、ベネズエラに対する制裁強化の方針をあらためて示した。同総裁は、ニコラス・マドゥロ政権が独裁色を強めていることを憂慮し、経済制裁の必要性を訴えている。今後、米州機構のみならず、国際社会に対してもこの制裁発動の必要性を訴える方針を示した。

■人道的危機はない Aljazeeraの記事
制憲議会のデルシー・ロドリゲス議長は、国内には人道的危機はないと断じた。国内では経済失政にともなうインフレの進行や、物資不足で国民生活が窮乏に瀕していることが指摘されている。しかし同議長はニコラス・マドゥロ大統領のもと、国内は安定していると断じた。制憲議会は現政権が立ち上げたもので、議会から立法権を剥奪したと宣言している。

■ガソリン不足で交通運賃上昇 Entorno Inteligenteの記事
国内ではガソリン不足の影響で、交通運賃が上昇しているという。産油国のベネズエラだが、経済失政による物資不足で、生産および精油の体制に大きな綻びが生じている。このため国内では西部を中心に、ガソリンの不足、涸渇が起きている。公共交通機関もこの影響を受け、路線維持などのため運賃を上げているという。

■マラカイ、水に浸かる El Universalの記事
アラグア州のマラカイの市街地が、水没している。大雨の影響で、市街地に隣接するバレンシア湖から水があふれ、市街地に流れ込んだものだ。現在市街地では、90隻のボートが出され、市民の交通を担っている。水が引き、市民生活が日常に戻るには、一応の時間を要するとみられ、衛生状態の悪化も懸念されている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■イルマ、死者25人に 20 Minutosの記事
ハリケーン「イルマ」によりカリブ海地域ではこれまでに、25人の死者を出している。9日にはキューバに接近したこのハリケーンは、「カテゴリー3」に勢力を弱めたものの、中心部の最大風速は57メートルと、強い勢力を維持している。このハリケーンは今後米国、フロリダ半島に到達する見通しで、マイアミでは夜間外出禁止令が出された。

■キューバ、観光客1万人に影響 El Paísの記事
ハリケーン「イルマ」の接近を受けたキューバでは、観光客1万人が影響を受けた。この強いハリケーンは9日未明、同国のカマグエイ付近に接近した。海岸部では最大風速72メートルを観測している。ハバナ政府によると、このハリケーン接近に備え、海岸部の観光地から1万人の観光客が、安全な場所に移されたという。

■ドミニカでは洪水 Caracol Radioの記事
ハリケーン「イルマ」の接近で、ドミニカ共和国では洪水や浸水被害が発生しているという。同国政府によると1地域に最高度の警戒警報が出され、1900世帯1万5千人が避難した。また隣国ハイチでも接近にともなう水害で、1万人が避難している。またバハマではほぼ全土で停電し、4100人の外国人観光客にも影響が及んでいる。

■パナマ、物資支援 Caracol Radioの記事
パナマ政府は、ハリケーン「イルマ」の影響を受けたドミニカ共和国に、物資支援を行なった。9日、同国政府側はツイッターを通じ、空軍機が物資を同国に輸送したことを明らかにした。このハリケーンの接近で水害が発生したドミニカ共和国では、これまで1人の死亡が確認されている。送ったのは飲料水や衛生関連品だという。

■カティアでは2人が死亡 Caracol Radioの記事
メキシコのメキシコ湾岸を襲ったハリケーン「カティア」では、これまで2人の死亡が確認されている。このハリケーンは同国の主要港湾で、オイル産業の中心地でもあるベラクルス付近を直撃した。ベラクルス州では26の行政地域に被害が生じ、住宅235棟が損傷を受けたという。このカティアは温帯低気圧に変わり、現在はプエブラ州のチグナワパン付近にある。

■ホセ、今の後を追う Caracol Radioの記事
大西洋上のハリケーン「ホセ」は大きな被害をもたらしている「イルマ」と同様のルートをとりそうだ。ソタベント島付近にあるこのハリケーンは上から2番めの強さの「カテゴリー4」で、最大風速は64メートルだ。サントトーマス、セントジョンズ、米領バージニア諸島、英領バージニア諸島に、警報が出されている。

■メキシコ地震、死者65人に Caracol Radioの記事
8日にメキシコ南部で発生したM8.2の大地震による死者は、65人となった。政府側が明らかにしたもので、チアパス州で15人、オアハカ州で46人、タバスコ州で4人の死亡が確認されたという。この100年で同国では最大の地震となった今回の揺れで、多くの建物が倒壊しており、今もなお多くの人が生き埋めになっている可能性が高い。

■グアテマラでは4700人被害 Caracol Radioの記事
8日にメキシコ南部で起きた地震で、隣国グアテマラでも大きな被害が出ている。政府側はこの地震により国内では住宅など120棟が全半壊し、4705人が被害を受けたと発表した。同国西部のウェウェテナンゴに対しては、最高度の警戒警報が今も出されている。この地震の揺れは22の行政地域のうち14で観測している。

■ウルグアイ、副大統領辞任 ABC Colorの記事
ウルグアイのラウル・センディック副大統領が辞任した。同国の与党側がツイッターを通じ、同副大統領がタバレ・バスケス大統領に辞任を申し入れ、受理されたことを明らかにしたものだ。同副大統領に対しては、学歴詐称の疑惑や、石油会社を通じた不透明に資金の流れなどが指摘されていた。

■ホンジュラス、殺人大幅減 El heraldoの記事
ホンジュラスではこの9月の第一週め、殺人件数の大幅な減少をみたという。国の安全機関が明らかにしたもので、この最初の一週間に起きた殺人件数は44件と、昨年同期の86件から半減した。国内ではパンディージャと呼ばれる、組織犯罪のメンバーの暗躍で殺人件数が激増していたが、国を挙げた取り組みが奏功したと同機関は指摘した。



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