2018.03.20

【ボリビア】

■ボリビアとチリ、対話の可能性 La Razónの記事
ボリビア、チリ両国はそれぞれ、対話の可能性に触れた。ボリビアはチリに対し主権ある海岸線を求め、この件をハーグの国際司法裁判所に持ち込んでいる。ハーグでは19日からこの件についての弁論が始まったが、これに先立ち両国それぞれが対話を行なう用意があることを明らかにした。両国間のこの件の対話は長い間途絶えている。

■ボリビア、不合理の認裁定に期待 La Razónの記事
ボリビアは、ハーグの国際司法裁判所による「不合理」の裁定に期待している。19世紀末の太平洋戦争を経てチリはボリビアのリトラル県を事実上、併合した。この史実によりボリビアは海岸線を失ったが、1904年の平和条約の内容に基づき現在、チリに対し主権ある海岸線を求めている。内陸国となっている事実についての不合理を訴える。

■メサ氏「対話のきっかけに」 La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所での弁論の場に臨んだ元大統領のカルロス・メサ氏は、ボリビアとチリの対話のきっかけになることに期待を示した。同氏はボリビア側のこの件での、特使を務めてきた。同氏はハーグの裁定を経てこの問題に一定の区切りをつけるべきとし、両国にとって前向きな裁定が得られることに強い期待を示している。

■レビジャ市長「政府の専権事項ではない」 Los Tiemposの記事
ラパス市のルイス・レビジャ市長は、海岸線問題は「政府の専権事項ではない」と語った。ハーグの国際司法裁判所での弁論が始まり、国内でもこの問題への関心が高まっている。しかし同市長は海岸線回帰はボリビア国民の悲願で、政府だけの問題ではないとした。同市長はエボ・モラレス政権と距離を置くスタンスをとっている。

■ベネチア委員会、再選を批判 La Razóaの記事
欧州評議会の人権議会であるベネチア委員会は、エボ・モラレス大統領の再選を批判した。モラレス政権は憲法の多選規定に関わらず、網疏(法の抜け穴)を通じ次期大統領選への出馬の方針を固めている。同委員会はこの再選は人権上大きな問題があると指摘し、法治主義や民主主義を損なうおそれがあると警告した。

■スペイン、水インフラに援助 El Deberの記事
スペイン政府は、ボリビア国内の水道インフラ整備に援助する。コルーニャ大学のチームが、国内のインフラ改善についての助言を行なうことになったものだ。欧州連合(UE)は、この水道改善に26万ユーロの投資を決めており、この有効な投資の仕方などについて助言する。ボリビアは水へのアクセス権を基本的人権に位置づけている。

■コカ葉生産者らとの間で衝突 Correo del Surの記事
ラパスではコカ葉生産者らと、警官隊との間で衝突が起きた。ユンガス地方の生産者らの団体が、ラパス市内の事務所を移転しようとした。これに対し警察が干渉したとしてこの衝突に至ったものだ。警官隊は催涙ガス弾を使用し、暴徒化したデモ隊を鎮圧した。生産者らは、国のコカ葉政策への不満を強めている。

■LAB、対話を求める Los Tiemposの記事
リョイド・ボリビアーノ航空(LAB)側は、政府側との対話を求めている。2009年に停止したこの元フラッグキャリアは、残存機を使用した運航再開を目指している。しかし多額の負債を抱えることから民間航空局は再開に難色を示している。この件についてLAB側は、政府側と直接対話したいとの姿勢を示した。

■オルーロ、農産品への影響 La Patríaの記事
オルーロ県では雨による道路被害で、地域農産品の流通に大きな問題が生じたという。サリナス・デ・ガルシ・メンドサの首長が指摘したものだ。この雨季、県内ではまとまった雨が降ったが、同時に道路が不通となる事態も相次いだ。同行政地域で産出されるキヌアや野菜などが、道路の被害で流通チャネルに乗せられない事態が起きたという。

■元タクシー運転手、殴られ重体 El Deberの記事
サンタクルス県のアッセンシオン・デ・グアラヨスで、モトタクシー(バイクタクシー)の53歳の男性運転手が殴られ、重体となっている。17日夕方、この男性が客として乗せた若い男が、突然この運転手を殴り始めたという。殴打は11回にのぼり、運転手は病院で手当てを受けているが、重篤な状態だ。警察はこの若い男を拘束している。


【ペルー】

■アルゼンチン観光客、落石で死亡 El Comercioの記事
クスコ県で、落石が車輛を直撃し、乗っていたアルゼンチンの観光客が死亡した。18日16時頃、コカルマヨの温泉からマチュピチュ遺跡公園に向かっていた観光客を乗せたミニバンの左後方部を落石が直撃した。この事故で、乗っていた21歳の女性の死亡が確認されたという。岩石は大きく、運転手は避けることができなかったと証言している。

■ウロス島、予防接種 El Comercioの記事
プーノ県の保健局は、ティティカカ湖のウロス島のこどもたちに、麻疹(はしか)の予防接種を実施した。県内ではフリアカで、麻疹の感染者が出たことが明らかになっている。17年ぶりに確認されたカジャオに続くもので、県内、国内での流行が危惧されている。湖上生活をするウロスの人々への感染抑止のため接種が実施されたものだ。

■ワンチャコ、新たな墳墓 La Repúblicaの記事
トルヒーリョ近郊のワンチャコで、古代の墳墓が発見された。考古学者のビクトル・カンポス・レオン氏が明らかにしたものだ。チムー文化期のものとみられる墳墓47個所が見つかり、リャマの遺骸や陶器なども出土した。古代、この文化期の町があった痕跡とみられ、当時の文化解明に資すると期待される。

■カイリョマ、雨被害 El Comercioの記事
アレキパ県のカイリョマ郡で、大雨による被害が生じている。局地的な雨の影響で土砂災害などが発生し、今の時点で郡内の7つのコミュニティで被害が出ている。とくに道路交通に支障が生じている地域があり、孤立地域も発生している状態だ。カイリョマ郡ではサバンカヤ火山の影響による地震が相次ぎ、土砂崩れが多発したばかりだ。


【チリ】

■モバイク、順調な滑り出し BioBio Chileの記事
サンティアゴの公営貸自転車「モバイク」は順調な滑り出しだという。中国のシステムを導入し、ラス・コンデスとラ・レイナでこのサービスが4日からスタートした。QRコードを使用し貸し借りを行なうもので、利用が確実に広がっている。一方市側は、この自転車の安全確保や盗難防止の措置について、改善を行なうことも明らかにした。

■コンセプシオン、列車に轢かれ死亡 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州都コンセプシオンで、男性が列車に轢かれ死亡した。事故が起きたのはビジャ・サンフランシスコの、アンダリエン橋近くだ。この男性は当時、線路上におり、運転手が気づいてブレーキをかけたが間に合わなかった。この男性は酒に酔った状態だったとみられている。


【アルゼンチン】

■潜水艦、マルビナス付近を航行 El Paísの記事
海軍の潜水艦ARAサンフアンは、アルゼンチンが領有を主張するマルビナス(フォークランド)諸島付近を航行していたという。この潜水艦は昨年11月15日、チュブ州沖で消息を絶ち、今も行方の手がかりが見つかっていない。海軍側が新たな報告書を示し、この中でマルビナス近海を航行していた事実が明らかになったものだ。

■G20経済会議が開幕 Télamの記事
ブエノスアイレスでは19日、G20蔵相・中央銀行総裁会議が開幕した。この会議は2日間の日程で、市内の見本市会場で開催される。国内では初開催となるこの会議では、米国の保護主義的傾向の強まりによる新たな貿易戦争への対策や、問題が表面化しつつある仮想通貨の扱いなどについて話し合われる。

■スブテ、3時間のストを通告 Télamの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)の各路線の組合は、21日のストライキ実施を通告した。朝5時30分から8時30分にかけての3時間、全路線とプレメトロが運転を見合わせる。運営側がスペイン、マドリードから調達予定の車輛について、有害であるおそれがある化学物質が使用されている可能性があることに抗議する動きだ。

■航空、セマナサンタにストか iProfesionalの記事
航空業界は、旅行の繁忙期となるセマナサンタ(聖週間)にストライキを行なう可能性がある。復活の日曜日である4月1日と翌2日にかけ、操縦士の労働組合がストを行なう可能性を示したものだ。実施されれば、ブエノスアイレスのアエロパルケだけで400便に影響が生じることになる。雇用の問題がこのストの原因だという。

■LATAM、LCC化検討 Travel Quotidianoの記事
LATAMアルゼンチンは、国内線の便について、LCCの手法を活用する可能性を示した。国内ではアンデス航空がLCC化し、新規参入のフライボンディが営業を開始している。国内線の競争激化を踏まえ、低料金化やサービス有料化などの新たな方式の導入の可能性を、現在検討していることが明らかになった。

■歩行者の2割、信号守らず La Nacionの記事
ブエノスアイレスでは、歩行者の10人に2人は、信号を守らないという。ラテンアメリカの交通問題のオブザーバー機関Ovilamが明らかにした数字だ。市内中心部の主な道路の横断歩道で調査したところ、2割の人は赤信号でも横断していたという。同機関は、歩行者が交通弱者であるとの認識を欠いていると指摘する。


【エクアドル】

■国境警備の兵3人が負傷 El Comercioの記事
コロンビア国境の警備にあたっていた兵3人が負傷した。エスメラルダス県サンロレンソのエル・パンで、武器を輸送していたとみられるグループとの間で交戦があったものだ。同県の国境地域では軍の施設で爆発が起きるなど、テロとみられる事件が相次いでいる。今回のグループと、このテロと関係がある可能性もある。

■ワキージャスで火災 El Universoの記事
ペルー国境のエル・オーロ県のワキージャスで、火災があった。19日0時32分頃、エル・ボスケにある住宅から火が出たものだ。この火災により木造のこの住宅は全焼している。この家で使用しているガスボンベに引火するおそれがあったため、周囲の人も避難した。この事態による負傷者などはない。


【コロンビア】

■アビアンカ機内で出産 El Universoの記事
アビアンカ航空の旅客機内で、出産があったという。この事態が起きたのは、キューバのハバナを発ち、ボゴタに向かっていた255便の中だ。3万7線フィートの高度での飛行中、娘と搭乗していたアフリカ系女性が産気づき、出産したものだ。この機はカルタヘナに立ち寄り、この女性と新生児を下した。

■自転車盗難、劇的に増加 Caracol Radioの記事
ボゴタでは、自転車の盗難件数が劇的に増加している。この1月に市内で報告された盗難件数は450件と、前年同月の248件から、81%もの増加を示した。ボゴタでは市内の交通手段として自転車を使用する人が大きく増加しており、これにともない自転車窃盗が新たな、身近な犯罪になりつつある実態だという。


【ベネズエラ】

■米国、仮想通貨取引を禁止 El Paísの記事
米国、ドナルド・トランプ大統領は、ベネズエラとの間の仮想通貨取引を禁じた。ニコラス・マドゥロ政権は、欧米からの経済制裁に対処するため新たな仮想通貨(暗号通貨)ペトロを導入した。しかしトランプ大統領はこのペトロの米国での取引を全面的に禁止する書類にサインした。制裁逃れを防ぐ目的とみられる。

■国民の12.5%が流出 20minutosの記事
ベネズエラ国民の実に12.5%が、国外に流出したという。ノルウェーのNGO団体が試算した数字を明らかにしたものだ。経済失政による生活困窮で、多くの国民が国外に移民している。国連難民高等弁務官事務所(ACNUR)は、こうした移民を事実上の経済難民と認めている。同機関は近隣国に逃れた難民への支援が必要と指摘する。

■グアテマラ、ビザ求める La Repúblicaの記事
グアテマラ政府は、入国するベネズエラ国民に対し、事前のビザ取得を求めることを決めた。今の時点でベネズエラ国民は、入国時にビザが不要な「カテゴリーA」に属している。しかし経済失政による生活困窮で経済難民が発生しており、事前にビザ取得が必要な「カテゴリーC」に変更する手続きをとることを決めたものだ。

■医薬品不足、88%に El Comercioの記事
国内の医療機関の88%は、医薬品不足の影響を受けている。経済失政にともない、現物や原材料の多くを輸入に頼る医薬品の不足が、国内で続いている。議会と医師らの団体が国内医療機関を調べたところ、圧倒的多数の病院がこの不足の影響を受けていることが明らかになった。手術などの医療行為ができない病院も少なくない。

■カラカス空港、一時閉鎖 Sumariumの記事
カラカスのマイケティア国際空港は19日午前、一時閉鎖された。マラカイボから到着した、エステラール・ラテンアメリカ社のボーイング737-300型機が、滑走路上で動けなくなったものだ。着陸時に車輪のトラブルを起こしたもので、この機体の撤去の間、同空港の便の離着陸は休止されたという。

■米国機の領空侵犯を告発 El Universoの記事
ウラジミール・パドリーノ・ロペス国防相は、米国機がベネズエラの領空を侵犯したと告発した。同大臣によると、同国空軍のボーイングC17型機が、カリブ海の領空を通告なしに飛行したという。同大臣は同国機の領空侵犯が2度めであることを明らかにし、米国側に厳重な抗議を行なう姿勢を示した。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パナマ、中国からの観光客に期待 La Estrellaの記事
パナマ政府は、中国からの観光客の増加に期待している。パナマは昨年6月、台湾との外交関係を破棄し、中国との国交を樹立した。さらに中国国際航空が米国を経由しパナマに乗り入れる計画も進んでいる。昨年同国には、中国から2万2千人が訪れたが、今年はこの数が15万人まで増える可能性があるとした。

■パラグアイ、危険な男逮捕 ABC Colorの記事
パラグアイ当局は、「危険な男」を逮捕したと発表した。拘束されたのはブラジル国籍の27歳の男だ。この男は同国の犯罪組織に関与し、同国内で殺人や薬物関連など、さまざまな犯罪に関わっていたという。ブラジル当局が手配していたが、パラグアイのアマンバイで身柄が拘束された。近くブラジルに送還されるという。



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