2018.08.07

【ボリビア】

■独立193年、抗議の声とともに La Razónの記事
ボリビアは6日、独立193年を迎えた。今年はポトシで、政府による記念式典が開催されている。しかしこの場では、エボ・モラレス大統領の再選強行出馬に反対する「21F」運動のデモ隊が、抗議の声を上げる事態となった。21F運動は、2016年2月21日の国民投票結果の尊重を政府側に求めているものだ。

■エボ、33分間の演説 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は、33分間にわたる演説を行なった。独立記念日を迎えた6日、ポトシで政府主催の記念式典が開催された。この場でモラレス大統領が演説したもので、昨年のコビッハでの演説時間80分間から、大幅に短縮した。この演説の最中にも、21F運動の抗議の声が上がり続けていた。

■閣僚、21F運動に怒り La Razónの記事
ヒセラ・ロペス政府広報官は、21F運動の対応に怒りのコメントを出した。6日の独立記念日のエボ・モラレス大統領の演説の途中、この運動参加者らが抗議の声を上げ続けた。同広報官は、大統領演説を妨害する行為で大統領への敬意に欠けた行為だと述べ、21F運動の参加者らを批判した。

■21F運動、一部で衝突も Correo del Surの記事
ポトシでは、21F運動と警察側との間で、小規模ながら衝突もあったという。独立記念日の式典に合わせた抗議行動が行なわれたが、これを取り締まる警察側との間で小競り合いがあったという。しかし当初、この抗議行動との大規模衝突が懸念されており、影響は最小限にとどまったとの声がある。

■ティコナ氏、連帯と統合を求める El Díaの記事
ポトシの大司祭で、国内唯一の枢機卿であるトリビオ・ティコナ氏は、ボリビア国民の連帯と統合を求めた。6日の独立記念日の式典はポトシで開催されており、同氏もこの式典に参列した。同氏は、意見の隔たりが顕在化した現在だが、国民間で相互理解に向けた努力を続けるべきとの見解を示した。

■ドリア・メディナ氏「民主主義の危機」 Correo del Surの記事
野党指導者で実業家のサムエル・ドリア・メディナ氏は、「エボ・モラレス大統領が再出馬宣言をした時点で、民主主義は崩壊する」と断じた。この再出馬は憲法の多選規定に抵触するが、与党MASは網疏(法の抜け穴)をついて出馬を強行する構えだ。同氏はボリビアの民主主義が、風前の灯であると断じた。

■エボ、「ポスト・ハーグ」を準備 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は「ポス・ハーグ」を準備していると語った。6日の独立記念日の演説で触れたものだ。ボリビアはハーグの国際司法裁判所に、チリに海岸線を求める問題を提起している。近く裁定が出される見通しで、この裁定後を見据えた準備を、政府内で進めているとした。

■二重アギナルドは内定 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は、二重アギナルド(クリスマス手当)は、内定しているとした。政府は賃金生活者の向上を目的に、数年間にわたりアギナルド倍払を企業などに義務づけた。来年に大統領選挙を控える中、今年の実施が濃厚となっている。演説の中でモラレス大統領は、まだ決定ではないが内定していると述べた。

■スクレ、半世紀ぶりの積雪 Correo del Surの記事
憲法上の首都スクレでは、およそ半世紀ぶりに雪が積もったという。国内を強い寒波が覆っているが、スクレ市周辺部で雪が降り、一部で積もった。ポトシやオルーロなどに比して標高が低く、普段は温暖なこの町では雪が降ることはきわめて珍しい。雪はヤンパラエスやタラブコなどでも降っている。

■オルーロ、雪で雨漏り La Patríaの記事
オルーロ市庁舎の建物では降雪後、雨漏りが発生したという。市側が明らかにしたものだ。4日、強い寒波に覆われた市内では雪が降り、積もった。市庁舎ではこの影響で、ルイス・ラミロ・バルトランのサロンで、雨漏りが発生したという。当時この場では、イベントが開催されていた。


【ペルー】

■フヒモリ氏が入院 El Comercioの記事
元大統領のアルベルト・フヒモリ(フジモリ)氏が、リマ市内の病院に入院した。同氏は不整脈が続いたことから5日夜、検査などのため入院したという。同氏は在任中の人権問題などで25年の刑を受けたが、昨年12月に恩赦を受け釈放されている。舌癌の手術を繰り返すなど、健康問題を抱えている状況だ。

■パンアメリカン道が不通に El Comercioの記事
アレキパ県内で、パンアメリカン道が不通になっている。カマナ郡のオコニャで土砂災害が発生し、道路が土砂に塞がれているものだ。現在現場では、重機を使用して土砂を除去する作業が続けられているが、今の時点で再開の見通しは立っていない。この事態による人的被害は出ていない。


【チリ】

■ベネズエラに説明を求める BioBio Chileの記事
ロベルト・アンプエロ外相は、ベネズエラ政府にチリ政府として説明を求めることを明らかにした。4日、ニコラス・マドゥロ大統領の暗殺を狙ったテロが発生し、同国政府はコロンビア、米国政府が関与したと指摘している。しかしチリ政府はこれらの指摘の根拠を含め、同国政府に公式な説明を求める方針だ。

■英国にモアイ返還を求める BioBio Chileの記事
チリ政府は英国に対し、「モアイ像」の返還を求める姿勢だ。パスクア(イースター)島から19世紀に不当に持ち出され、ビクトリア女王への土産とされたものだという。ラパ・ヌイのコミュニティはこの像をきわめて重要視しており、流出した文化財として国内への返還を公式に求めるという。


【アルゼンチン】

■中絶をめぐるデモ Perfilの記事
ブエノスアイレスの議会前では、中絶合法化の賛成派、反対派によるそれぞれのデモが行なわれた。カトリックの社会的影響力の強さから中絶は国内ではタブー視されてきた。しかし女性の権利向上を目指す団体などがこの合法化を推進し、保守派がこれに異議を唱えている構図だ。上院議会は8日、この件の議決を予定している。

■観光省前でもデモ Cronicaの記事
ブエノスアイレスの観光省の庁舎前でも、デモが行なわれた。先週、スキーツアーなどを手がける旅行会社「スノウ・トラベル」に業務停止が出された。これにより、学校の遠足、修学旅行などが大きく影響を受けている。旅行ができなくなった学生や生徒、学校関係者らが返金や対策などを求めデモを実施したものだ。

■麻疹の予防接種始まる Clarínの記事
ブエノスアイレスでは6日から、麻疹(はしか)の予防接種が始まった。生後6か月から11か月の乳児を対象としたものだ。市内では今年、長年国内では確認されていなかった麻疹の感染が明らかになった。新たな感染が発覚していることから、乳幼児への接種が前倒し実施されているものだ。全国では10月から、この接種運動が行なわれる。

■8歳男児をベランダから救出 La Nacionの記事
ロサリオの集合住宅では5日、8歳男児の救出劇があった。コリエンテス通りの建物の4階の住宅のベランダから、この男児は吊るされたまま身動きがとれなくなっていたものだ。室内にいた弟が救助を求め、男児は近所の人に救助されたという。男児は全裸の状態で、なぜこのような状況に至ったかは分かっていない。


【エクアドル】

■エスメラルダスで断水 El Universoの記事
エスメラルダスではこの週末、計画断水が行なわれるという。10日は独立記念日で、この週末を含め国内は連休となる。しかし同県ではアタカメス-リオベルデ-エスメラルダスを結ぶ主要水道管の工事が行われるため、地域ごとに時間を区切り、断水などの措置がとられるという。


【コロンビア】

■ドゥケ氏、各国首脳と会談 Caracol Radioの記事
次期大統領のイバン・ドゥケ氏は6日、エクアドル、パナマ、ホンジュラスの大統領らと相次いで会談した。同氏は7日に就任し、この就任式参列のため各国首脳が続々とボゴタ入りしている。またドゥケ氏はこの日、アンデス開発銀行総裁や、スペイン野党の幹部などとも会談を行なっている。

■アビアンカ、32便キャンセル Caracol Radioの記事
国内最大手のアビアンカ航空は6日、合わせて32便をキャンセルした。同社の国内線の便については、欠航や遅れが相次ぐなど、運航体制が不安定化している。昨年長期にわたり続いた操縦士ストの余波と同社は説明しているが、運航体制そのものに何らかの問題が起きているとの指摘がある。

■ボリバール広場にハチの大群 Caracol Radioの記事
ボゴタのボリバール広場に、ハチの大群が現れたという。この大群は、どのようにこの場所に現れたか、説明できないという。7日にイバン・ドゥケ大統領が就任するため、この広場ではセキュリティ対策を含めたさまざまな対応がとられているが、この出現でこの準備にも影響が生じた。

■新空港整備に疑問 Aviación21の記事
航空業界は、政府が打ち出したボゴタへの新空港整備計画に、疑問を持っている。エルドラード空港はキャパシティ的に限界を迎えており、郊外のマドリードに新空港を建設する計画を政府が示した。しかし航空各社は、現行ターミナルの拡充を図るほうが現実的で、かつコストも安いと指摘する。

■コカ葉、3万haを処理 Caracol Radioの記事
今年、国内では3万ヘクタールの違法作付コカ葉が、処理されたという。政府側が明らかにした数字だ。コカインの原料になるコカ葉栽培は、コロンビアが世界でもっとも多い。政府側はこの掃討展開を実施しており、年内に7万ヘクタールの処理を目指す方針だという。


【ベネズエラ】

■暗殺未遂、自作自演を指摘する声 Perfilの記事
4日にカラカスで起きた、ニコラス・マドゥロ大統領暗殺未遂は、政府側の自作自演ではないかとの声が強まっている。米国政府がこの可能性を示したが、事件発生からわずか3時間後に容疑者が特定される異例のスピードの速さを不審に思うメディア、国民が多い。野党や反政府活動家弾圧の口実にするため、自演したのではとの指摘がある。

■オルテガ氏「マドゥロは知っていた」 El Comercioの記事
元検察長官のルイサ・オルテガ氏は、暗殺未遂事件について、ニコラス・マドゥロ大統領はこのことが起きることを「事前に知っていた」との見方を示した。この上でマドゥロ政権が指摘する、コロンビア政府や反政府活動家によるテロ未遂である可能性は低いと指摘している。同氏は政府弾圧を受け、コロンビアに亡命している。

■野党も政権の説明を否定 El Universoの記事
野党が多数を占める議会側も、ニコラス・マドゥロ政権の主張を否定している。4日にカラカスで、マドゥロ大統領の暗殺を狙ったドローンによるテロが起きたことが伝えられている。しかし野党側は、一般の「テロリスト」が軍の行事現場に爆発物を輸送すること自体が難しく、政府側の「ストーリー」に疑問を呈した。

■サントスの差し金の主張変えず Caracol Radioの記事
ニコラス・マドゥロ大統領は、暗殺未遂事件の黒幕がコロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領であるとの主張を変えていない。ベネズエラに軍事侵攻をする可能性がある同国トップが、この事件に関与していると語っていた。マドゥロ大統領は6日、次なる攻撃にはこちらも攻撃で返すと「警告」した。

■コロンビア「ばかげた主張」 Caracol Radioの記事
コロンビア側は、ニコラス・マドゥロ政権の主張を「ばかげている」と一蹴した。暗殺未遂事件がフアン・マヌエル・サントス大統領の差し金によるとの主張だ。サントス大統領は不快感と怒りを示し、さらにコロンビア議会はマドゥロ大統領自身が「クレイジーな状態」と切り捨てた。

■1ドル、400万Bs突破 NTN24の記事
平行(闇)市場では、1ドルはついに400万ボリバールを突破した。6日、この市場では1ドルは406万6206.48ボリバールをつけている。最低賃金額は300万ボリバールで、平行市場では1ドル未満となっている。公式レートはこの日の時点で1ドルは20万7千ボリバールで、両レート間の乖離は広がる一方だ。

■物価、26日で倍に El Colombianoの記事
国内での物価は、平均すると26日で倍になっている状態だという。野党が多数を占める議会が明らかにしたものだ。国内では毎日物価が2.7%ずつ上昇している。また昨年7月からの一年間の物価上昇は8万2776%だ。国際通貨基金(IMF)は今年の物価上昇が100万%を突破する可能性があるとの見方を示している。

■ガイアナも難民支援 NTN24の記事
領土問題を抱え国交がないガイアナも、ベネズエラ難民支援を行なう。デイビッド・グランジャー大統領が明らかにしたものだ。ユニセフに3万ドルを供託し、この支援を行なうという。生活困窮によるベネズエラ国民の国外流出、難民化が起きているが、ガイアナ国内にも流入が起きていることが指摘されていた。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ニカラグア、デモが激増 El Nuevo Heraldの記事
ニカラグアでの反政府デモへの参加者が先週末、急増したという。同国では4月から反政府行動が続くが、先週末に国内各地で行なわれたデモには、過去もっとも多い参加者があった。ストはおおむね平穏に行われ、ダニエル・オルテガ政権に大統領選の前倒し実施などを訴える声を上げた。

■パスポート取得者が激増 El Nuevo Diarioの記事
ニカラグアでは、パスポートを新たに取得する人が激増している。国内では4月以来、反政府行動が続き、これに対する政府側による弾圧も続く。こうした事態を受け、国外に移民したり一時逃れたりする国民が増えている。通常、一日のパスポート発行は500件を超えることはないが、7月末には平均で1089件に達したという。

■アエロメヒコ事故、6人入院中 Reporte Indigoの記事
7月31日にメキシコ中北部のドゥランゴで起きた、アエロメヒコの事故で、今も6人が入院し治療を受けているという。この事故は、首都に向けて離陸した便が墜落し炎上したもので、奇跡的に死者は出なかった。3日の時点で11人が入院していたことが伝えられたが、危険な状態ではないものの6人は今も入院している。

■ブラジル、ワクチン運動 TN8の記事
ブラジルでは麻疹(はしか)とポリオのワクチン運動が始まった。保健省が6日に着手したもので、対象は1歳から5歳のこどもだ。隣国ベネズエラでポリオ再発が伝えられ、さらにベネズエラ難民を通じた麻疹の感染拡大が国内で起きている。これらの事態に対処するため、今月いっぱいこの接種運動を続ける。

■パラグアイ、事故検証に60日 Misiones Onlineの記事
パラグアイで起きた小型機事故の検証に、60日を要するという。同国では小型機が墜落し、公務のため移動していた農業相らが死亡する事故が起きていた。この機のエンジンはアスンシオンの機関に移され、事故原因の検証作業が続けられている。この結果が出るまで、60日を要するとの見方が示された。

■パナマでM5.5の地震 Radio HRNの記事
パナマで6日12時58分頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源はチェポの北西70キロのカリブ海で、震源の強さはマグニチュード5.5、震源の深さは43キロだった。この地震の揺れはパナマシティ首都圏でも感じたが、人や建物への被害報告はない。



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