2018.08.09

【ボリビア】

■大統領メダル盗難事件 La Razónの記事
大統領メダルが盗難される、前代未聞の事件が起きた。独立を導いたシモン・ボリバールを記念し1826年から使用されているこのメダルが、大統領府から消えたものだ。このため7日にコチャバンバで行なわれた軍のパレードの際、エボ・モラレス大統領はこのメダルなしで参列した。

■盗難メダル、売春宿で発見 La Razónの記事
大統領府から盗まれた大統領メダルは、エルアルトの売春宿で発見されたという。情報をもとに軍がこの宿を捜索し、発見に至ったものだ。10月12日地区にある宿の一室で発見され、無事回収されたという。盗んだ窃盗団はペルー人らとみられ、4人が特定されこのうち1人について居場所をつかんでいるという。

■メサ氏「国の屈辱だ」 Correo del Surの記事
元大統領のカルロス・メサ氏は、大統領メダルの盗難事件について「国の屈辱だ」と語った。同氏も在任中使用していたこのメダルは、すでにエルアルトで発見されている。メサ氏は、国の権威をかけても守るべきものがやすやすと盗まれたことは、ボリビアの国家的屈辱だとした。

■メダルの価値は計算できない El D&iacite;aの記事
大統領府から盗まれたことが伝えられた大統領メダルの価値は、まさに「計算できない」レベルのものだという。1826年から使用されているこのメダルは、重要行事の際に大統領が身に着けてきた。ボリビア政府の権威の象徴であるだけでなく、文化的にも歴史的にも価値が大きく、値段をつけられるものではないという。

■メサ氏「再選出馬は悪夢」 Correo del Surの記事
元大統領のカルロス・メサ氏は、エボ・モラレス大統領の再選出馬は「悪夢だ」と述べた。憲法の多選規定に抵触するこの再出馬だが、与党MASは網疏(法の抜け穴)を通じて強行しようとしている。政府への批判を強めるメサ氏は再出馬は非道徳的なもので、モラレス政権が独裁に向かう一歩になると警告した。

■8か国との協議などを予定 La Razónの記事
ボリビアは9月にかけ、合わせて8つの国との間で協議を予定しているという。マリア・デル・カルメン・アルメンドラス副外相が明らかにしたものだ。今月末にスペイン首相が来暮するなど、各国との首脳会談の予定などが目白押しだという。この中には国交がないチリとの、国境協議も含まれている。

■トラック1000台が足止め La Razónの記事
オルーロ県のチリ国境では、トラック1000台が足止めされている。南極からの強い寒気の影響で、西部各地で雪が降った。タンボ・ケマード、ピシガなど国境道路も雪の影響を受け、物流のトラックなどが足止めされている状態が続いている。この物流の乱れで、ボリビア経済にも翳を落とすおそれがある。

■グアナイで車が転落 El Díaの記事
ラパス県北部のグアナイで、車輛が谷に転落する事故が起きた。マピリとグアナイを結ぶ道路を走行していた車輛が7日未明、道路を外れて落下した。この事故で3人が死亡し、4人が負傷したという。ラパス県北部は道路事情がきわめて悪く、この5月以降だけで同様の転落事故で10人が死亡している。

■財界、国際社会に問う El Díaの記事
政府が実施を予定している二重アギナルド(クリスマス手当)について、財界は国際社会にこの妥当性を問う姿勢だ。賃金生活者の向上のため、手当ての倍払を雇用者に求める政策だ。しかし財界は、経営に甚大な影響が及ぶとして反対している。政府が実施の根拠とする国立統計機構(INE)のデータの妥当性を、国際機関に尋ねる方針だ。

■14歳少年、鞭打たれる El Deberの記事
サンタクルス市内の路上で、市内に住む14歳の少年が突然、ベルトで打たれたという。少年は背中に鞭打たれ、傷を負っている。一緒に歩いていて難を逃れたこの少年の友人は、突然の出来事だったと証言している。この少年が住む高層住宅と、周辺住民との間のトラブルが背後にある可能性がある。

■サンタクルスは強風に El Díaの記事
サンタクルスは強風に見舞われる予報だ。気象台が市内に、注意を呼びかけているものだ。市内を含む広い範囲でこれから雷をともなった強い雨が降るおそれがあり、最大で風速25メートルの風が吹く可能性がある。今後24時間にわたり注意が必要で、上から2番めのランクの「オレンジ色警報」が出された。

■オルーロ、狂犬病大幅減 La Patríaの記事
オルーロでは狂犬病の感染が、大幅に減少している。同県保健局が明らかにしたもので、今年県内で確認された件数は、昨年よりも88%も少ないという。オルーロはインディヘナ(先住民)の習慣で犬を粗末に扱うことを忌避する傾向が強く、野犬に寛容な土地だ。このためこうした野犬を通じ、狂犬病が多い状態となっていた。


【ペルー】

■ウシュアの悲劇、食中毒か El Comercioの記事
アヤクチョ県の小さな村で起きたのはメタノール中毒ではなく、食中毒とみられる。人口177人のサンホセ・デ・ウシュアで、村人らがイベント参加後次々と中毒症状を起こし、9人が死亡し今も42人が手当てを受けている。アルコール飲料のメタノールが原因とみられたが、何らかの細菌が原因と考えられるという。

■アレキパ、強風で停電 Correo Perúの記事
アレキパでは強風が原因で、停電が発生している。8日朝にかけ、市内では風速15メートルの強い風が吹いた。この影響で送電システムが被害を受け、セロ・コロラドやカイマなどの地域の3万世帯で、電力が使用できなくなっている。今の時点で送電再開の見通しは立っていない。


【チリ】

■チジャン火山が噴火 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州のチジャン火山が8日、噴火した。昼頃、火口で火山性爆発が生じ、噴煙が1500メートルの高さまで立ち上った。標高3212メートルのこの火山は噴火のおそれがあるとして、上から2番めのランクの「オレンジ色警報」が出されていた。この噴火による人や建物などへの被害はない。

■偽チリ人の組織が存在か BioBio Chileの記事
チリ国民の身分証明(ID)を偽装する犯罪組織が存在するとみられるという。第6(オイヒンス)州で明らかになったものだ。他国への入国を試みる移民などに、この偽のIDが発行されていたとみられ、ランカグアでは90人が拘束されているという。状況によっては今後、国際的犯罪に発展するおそれがある。


【アルゼンチン】

■中絶合法化、間もなく結論 Ambitoの記事
上院議会は、中絶合法化の結論を間もなく出す。6月に下院議会が可決した合法化法案の審議が8日、続いているものだ。同日夜または9日未明までに議決が行われる見通しだ。ブエノスアイレスの議会前では、この合法化の賛成派、反対派それぞれが声を上げ、議会の審議の行方を見守っている。

■パラナ川、航行にも影響 Infobaeの記事
北部を流れるパラナ川の水位低下で、船舶の航行にも影響が出ているという。上流部の雨の少なさからこの川の水位が、この10年でもっとも下がった状態にある。下流部のロサリオでは、通常よりも50センチ、水位が低い。今後チャコ、フォルモサ、ミシオネス、コリエンテス州では、水道供給にも影響が生じるおそれがある。

■アンデス便でバードストライク Misiones Onlineの記事
LCCのアンデス航空の旅客機で、エンジンに鳥が飛びこむ「バードストライク」が起きた。7日午後、ミシオネス州のプエルト・イグアスの空港で離陸しようとした際に起きたものだ。この影響でブエノスアイレスに向かうこの便は、急遽キャンセルとなった。175人の乗客に、負傷などはなかった。

■バリロチェ、不動産上昇の影響 ANBの記事
サンカルロス・デ・バリロチェでは不動産価格の上昇が、市民生活に影響を及ぼしている。国内では都市部を中心に不動産価格が上昇しているが、バリロチェでは賃貸価格もこれに合わせて上昇し、賃金の60%が家賃に消える状態となっているという。市内の物件の家賃上昇はこの1年で50%を超えている。


【エクアドル】

■ルミチャカ、ベネズエラ人の列 El Comercioの記事
コロンビアとの主要国境ルミチャカには、入国を待つベネズエラ国民の列ができているという。経済失政による生活困窮から、ベネズエラ国民が国外に流出し、難民化している。エクアドルもその移動先の一つで、国境は現在、混雑が続いている状態だ。一方政府側は、入国ベネズエラ国民のうち国内にどとまるのは15%と分析している。


【コロンビア】

■アビアンカ、17便欠航 Caracol Radioの記事
国内最大手のアビアンカ航空は8日、合わせて17便をキャンセルした。同社の運航体制トラブルの影響で、先週以降同様のキャンセルが相次いでいる状態だ。この日はボゴタとサンタマルタ、メデジンなどを結ぶ路線の運休が伝えられ、利用者らは変更の手続きを取っている。観光、ビジネスへの影響を懸念する声が上がっている。

■ボゴタ、倒木相次ぐ Caracol Radioの記事
ボゴタでは強風が吹き荒れ、倒木が相次いだ。市内で吹き荒れた風は、ハリケーン並みの強さだったという。この影響でテウサキリョ、マルティレス、チャピネロなどの地域の22個所で35本の木が倒れ、街路を塞ぐなどした。一部の市内公共交通網も影響を受けているという。

■ボゴタ、夜の自転車 Caracol Radioの記事
ボゴタでは9日夜、市内を自転車で走行するイベントが開催される。ボゴタでは二酸化炭素を排出しない自転車が、新たな交通手段として注目されている。さらなる自転車の浸透などを図るため、通常は自動車が走行する一部の道路が自転車に解放され、一斉に自転車で走ろうというイベントだ。


【ベネズエラ】

■マドゥロ、野党の2人を容疑者に El Universoの記事
ニコラス・マドゥロ大統領は野党議員2人を「容疑者」として名指しした。4日、カラカスで同大統領の暗殺を狙ったテロ未遂が起きたとされる。この犯行に関わったとして、議会議員2人を告発したというものだ。国内外のメディアの多くは、このテロ未遂事件が政府側の自作自演であった可能性を伝えている。

■司法、野党の2人の拘束を許可 La Vanguardiaの記事
最高裁は、ニコラス・マドゥロ大統領暗殺に関与したと名指しされた議会議員2人の拘束を8日、許可した。マドゥロ大統領がこの2人を容疑者として名指しし、わずか数時間後にこの判断を出したことになる。政権の自作自演の可能性が伝えられるが、同国の司法システムはマドゥロ政権の「言いなり」であることも指摘されている。

■暗殺未遂、容疑者は19人に Europa Pressの記事
4日にカラカスで発生した、ニコラス・マドゥロ大統領暗殺を企図したとみられるテロ未遂で、容疑者は19人となった。同国の検察が明らかにした数字だ。またニコラス・マドゥロ大統領の主張通り、この事件の背後にコロンビア、米国政府の存在がある可能性も否定できないと同時に発表している。

■制憲議会、また立法権剥奪を企図 El Paísの記事
政府の意向を反映する制憲議会は、野党が多数を占める議会から立法権を再び剥奪しようと企図している。4日のテロ未遂事件に野党議員2人が関わったとの発表を受け、この件の審議を開始しようとしているものだ。内外のメディアはこのテロ未遂が政府の自作自演で、野党や活動家の弾圧の理由づけに利用しようとしていると伝えている。

■元警察長官「テロは失敗」 Ambitoの記事
元警察長官のサルバトーレ・ルッチェセ氏は、4日のニコラス・マドゥロ大統領を狙ったテロは「失敗だった」との見方を示した。この暗殺未遂については内外のメディアが政府側の自作自演である可能性を伝えているが、同氏はそうではなく、単にテロに失敗したとの考えを示した。同氏は野党側に近い立場をとっている。

■OEAも独自の調査へ Caracol Radioの記事
米州機構(OEA)も、4日に起きたテロ未遂事件について独自の調査を行なう。ルイス・アルマグロ総裁が明らかにしたものだ。ニコラス・マドゥロ大統領を狙ったとされるこの事件だが、弾圧強化のため政府側が自作自演したとの可能性が指摘されている。同政権に厳しい立場をとるOEAは、客観的な評価を加えるため調査を行なうという。

■マドゥロ政権の孤立を呼びかけ Caracol Radioの記事
米国のニッキー・ヘイリー国連大使は、独裁者であるニコラス・マドゥロ政権を「国際社会から孤立させよう」と呼びかけた。イバン・ドゥケ大統領の就任式参加のためコロンビアを訪れた同氏は、ベネズエラ難民が殺到する国境地域を訪れた。この場で難民を含む人々を前に、強く呼びかけたものだ。

■難民、メキシコにも Yucatanの記事
ベネズエラ難民の流入は、メキシコにも起きている。同国のユカタン半島を占めるキンタナ・ロー州によると、事実上の難民として同州は115人を受けいれ、今も新たな到着が続いているという。経済失政による生活困窮から国外に逃れるベネズエラ国民が急増し、コロンビアには85万人がいると推定されている。

■牛肉価格、2837%上昇 Radio Santiagoの記事
国内では牛肉の価格が今年、2837.5%上昇しているという。流通のデータで明らかになったものだ。この年初時点で牛肉のキロ当たり価格は32万ボリバールだったが、今は940万ボリバールに達している。国内では昨年10月以来、ハンバーインフレが続いており、鶏肉価格についても今年、すでに1818.5%上昇している。

■アエロポスタル、ハバナ線再開 El Universalの記事
国内航空会社のアエロポスタルは、カラカスとキューバの首都ハバナを結ぶ路線を再開した。8日に初便が運航されたもので、同国交通相などがオープンセレモニーに参加した。経済問題などから外国航空会社の運休、撤退が相次ぎ、同国は空の交通網からの孤立感を強めている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ニカラグア、大規模デモを計画 La Prensaの記事
ニカラグアの社会団体が、さらに大きなデモを行なうことを計画している。国内では4月以来、反政府行動が続き、これに対する政府による弾圧も続く。社会団体が政府側の対応を批判し、この11日と12日に、5キロにわたりデモ行進を行なうことを計画している。一連の闘争で、多くの死傷者が出ている。

■オルテガ「死者が出たのは野党のせい」 El Nuevo Diarioの記事
ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領は、一連の社会闘争で死者が出た責任は野党にあると述べた。国内では4月から反政府闘争が続き、政府側は197人が死亡したと認めている。この事態に至っても同大統領の強権的態度は変わっていない。米州機構は死者が317人、人権団体は448人と発表している。

■航空各社、ニカラグア減便 Infobaeの記事
航空各社は、ニカラグア路線の減便を発表している。米国のユナイテッド航空は、社会闘争の影響で安全上の問題が生じ、観光需要が落ち込んでいることから8月21日から9月3日まで、同国への路線を運休することを明らかにした。このほか米国のデルタ、アメリカン、スピリット航空やスペインのイベリア航空も減便を明らかにしている。

■フットボールも延期 El Nuevo Diarioの記事
ニカラグアのフットボールリーグは、試合を延期することを決めた。同リーグでは9月からシーズンが始まるが、この開始を10月から11月に延期することを発表した。国内で社会闘争が続き、安全上の問題が生じていることを受けた措置だ。一連の闘争が、国内スポーツにも直接的影響を及ぼしたことになる。

■麻疹、10万人が感染か Diari de Queretaroの記事
ブラジルでは麻疹(はしか)に、10万人が感染した可能性があるという。同国保健省が警告したものだ。ベネズエラからの難民流入を通じ、国内では北部を中心にこの感染症が劇的に広がっている。これまでにこの感染により5人が死亡し、同省は国内の110万人のこどもを対象に予防接種をこの6日から行なっている。

■ホンジュラスも旱魃危機 Prensa Latinaの記事
ホンジュラスも渇水、旱魃の危機にある。中米では雨が降らない状況が長期間続き、各地で農業への影響が生じている。同国でもコレドール・セコでトウモロコシや大豆などの農産物の8割が損なわれる事態が生じている状況だ。同様の危機は、エルサルバドルやグアテマラでも生じている。

■カラスコ空港ソーラー化 El Paísの記事
ウルグアイ、モンテビデオのカラスコ国際空港では、新たにソーラー発電システムが導入された。同国政府によると、このシステムで同空港で消費される電力の11%がまかなわれるという。設営されたのはソーラーパネル1540枚で、今後さらに増やし、発電量も増加させる方針だという。

■日本、野球を支援 El Salvadorの記事
日本のJICAは、エルサルバドルで野球の振興を進めている。昨年9月から、同国のチャラテナンゴに協力隊員のネモト・リョウさんが赴任し、地域の学校のこどもたちなどへの野球指導を行なっているものだ。JICAとして、この地に野球が根づくことを期待しているという。国内ではフットボールの人気が高い。