2018.09.30

【ボリビア】

■エボ、ハーグへ Correo del Surの記事
エボ・モラレス大統領は29日、オランダのハーグに向けて専用機で飛び立った。10月1日、この地の国際司法裁判所で、ボリビアがチリに海岸線を求めている件の裁定言い渡しがある。モラレス大統領はこれに立ち会うため、現地に向かったものだ。ボリビアは1904年の平和条約に基づく要求をしており、海岸線回帰が実現すれば1879年以来となる。

■エボ、関係再構築呼びかけ La Razónの記事
エボ・モラレス大統領はチリに対し、関係の再構築を呼びかけた。10月1日に、ボリビアがチリに海岸線を求める問題でハーグの国際司法裁判所が裁定を下す。ハーグに向かう直前、モラレス大統領はメディアを通し、過去を清算し新たな関係を構築する必要性を訴えた。ボリビアとチリは1978年の断交以来、正規の外交関係がない。

■ジョレンティ「米国も強い関心」 La Razónの記事
ボリビアのサチャ・ジョレンティ国連大使は、米国も海岸線問題に強い関心を持っていると断じた。10月1日のハーグ裁定を前に語ったものだ。ドナルド・トランプ大統領とチリのセバスティアン・ピニェラ大統領が先週会談し、この件についても意見を交わしたとみられている。米国政府もこの裁定結果を注意深く見守っているという。

■ピニェラ「静かに待つ」 La Razónの記事
チリのセバスティアン・ピニェラ大統領は、ハーグの裁定結果を「静かに待つ」と語った。ボリビアが海岸線を求める件の裁定が10月1日に言い渡される。同大統領はハーグには行かず、国内でこの結果が伝わるのを待つ姿勢だ。同大統領はこの週末には、裁定の影響を受ける可能性がある北部のアリカ、アントファガスタを訪れている。

■ペルーが鍵を握る Página Sieteの記事
ハーグの国際司法裁判所の裁定言い渡し後、ボリビアの海が実現するかどうか、鍵を握るのはペルーだという。元外相のハビエル・ムリーリョ・デ・ラ・ロチャ氏が語ったものだ。19世紀末の太平洋戦争のもう一つの当事国であるペルーの動きが、今後のボリビアとチリの対話に大きな影響を及ぼすとの見方を示した。

■アリカ港問題、1か月 Los Tiemposの記事
チリ北部のアリカ港の問題は、開始から1か月となった。内陸国のボリビアはこの港湾を主要な外港として使用している。しかしボリビア貨物の通関が遅れる問題が生じているもので、ボリビアの防衛にも影響が及んでいる。港湾側は通関体制の問題としているが、遅れが生じているのはボリビア貨物だけで、チリ貨物には影響が出ていない。

■紫線が開業 La Razónの記事
ラパスのテレフェリコで8路線めとなる「紫線」が28日夕方、開業した。全長4.35キロのこの路線はラパス中心部とエルアルトの3月6日通りを結ぶものだ。エル・プラドに近くに乗り入れるのは7月開業の空色線に次ぐもので、中心部とエルアルト国際空港のアクセス改善につながる。

■ラパス-オルーロ道で事故 Página Sieteの記事
ラパスとオルーロを結ぶ道路で29日未明、事故が起きた。乗客を乗せて走行中のミニバスが衝突事故を起こしたもので、この事故で女性1人が死亡し、このほか負傷した6人がエルアルトの医療機関に搬送されている。警察によるとこのミニバスは事故当時、スピードを出しすぎていたとみられるという。

■食肉業者が24時間スト El Díaの記事
国内の食肉業者が、24時間ストライキの実施の方針を示した。国内の業者の団体が政府に対し、税制に対する抗議、要求運動を続けていた。対話が進まないことなどを受け、ストライキによる圧力をかけることを通告したものだ。このまま行くと、10日以内にこのストライキが行なわれる見通しだという。

■スクレ、新バスターミナル整備へ Correo del Surの記事
スクレには、新しいバスターミナルが整備される。紆余曲折の末、チュキサカ県側がこの計画の推進を決めたものだ。スクレの市街地の北、カサ・イ・ペスカ地区に新たに1億4800万ボリビアーノが投じられ整備されるもので、2019年内にも着工される見通しとなった。


【ペルー】

■セルバ、狂犬病予防接種 El Comercioの記事
保健省は、国内のセルバ(アマゾン)地方で、狂犬病の予防接種運動を展開する。セルバでは吸血コウモリを通じた人の狂犬病感染例が後を絶たない。狂犬病は感染後に発症すると致死率がほぼ100%という危険な感染症で、これを抑止するため保健省は8万7千本のワクチンを用意し、同地域の人々への接種を今後行なう。

■プーノ、学生が襲われる Correo Perúの記事
プーノで、男子大学生が路上で襲われた。妊婦を出産前に祝う「ベビーシャワー」に参加した後、この25歳の学生は自宅に戻ろうとタクシーを利用した。このタクシーが「偽」で、車中で強盗に急変したという。この男性は殴られたうえ、胸部を刃物で刺される重傷を負い、市内の病院に運ばれ手当てを受けている。


【チリ】

■映画館、持ち込み解禁検討 BioBio Chileの記事
下院議会は、国内で営業する映画館への、食料品や飲み物の持ち込み解禁を図る法案を準備している。映画館では、館内で販売される食料品などが収益の重要な部分を支えるため、持ち込みを禁止している。しかしこの措置が、消費者の権利を著しく阻害しているとの指摘がある。

■ロタで浸水被害 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州のロタで、住宅への浸水被害が報告されている。同地域では大雨が降ったが、地域行政によるとこの雨の影響で市内の住宅6棟で浸水が起きているという。また州内のプエルト・プリンシペでは5人が自主的に避難し、チリ国鉄(EFE)が使用する機関車にも雨の影響が及んだ。


【アルゼンチン】

■2空港、悪天候の影響 El Litoralの記事
ブエノスアイレスのエセイサ国際空港、アエロパルケは悪天候の影響を受けた。首都圏は29日朝、激しい雨に見舞われた。この影響で両空港の滑走路は一時閉鎖され、発着する多くの便に遅れやキャンセルが生じたものだ。一方モロンにある第三空港、エル・パロマール空港には、とくに影響はなかった。

■リネアCが浸水 TNの記事
29日、首都圏を襲った大雨で、スブテ(地下鉄)リネアCの軌道が浸水する事態が生じた。この大雨のため市内では道路交通も影響を受け、高速道の複数個所が一時封鎖された。またこの雨のため、市内では合わせて12万世帯で停電となっている。悪天候は首都圏、ブエノスアイレス州だけでなく、エントレ・リオス州、サンタ・フェ州でも生じた。

■アビアンカ、国際線進出 Clarín.comの記事
アビアンカ・アルゼンチンは、国際線に進出する。国内市場に参入し、国内線を運航してきた同社は新たに、ブエノスアイレスとブラジル、サンパウロを結ぶ路線を開設する。使用機材はA320型機で、年内に一日1往復の運航を介する予定だという。同社は大統領親族が保有していたマックエアを買収し、参入を果たした。

■レティーロ、ぼったくり体質 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスのレティーロバスターミナルは、ぼったくり体質が続いているという。メディアが調べたところ、同ターミナルでのカフェオレ一杯の価格は95ペソと、やはり価格が高いとされるエセイサ国際空港をも46%上回るものだった。ピザひとり分も250ペソと、エセイサ国際空港の190ペソを30%上回る。


【エクアドル】

■キト、壁が崩れる El Comercioの記事
キト南部のマグダレナで壁が崩れ、1人が死亡した。キト消防が29日、明らかにしたものだ。朝10時30分頃、グアカチャパラ通りの壁が崩れたとの通報が消防に入った。隊員が現場に駆けつけたところ、壁の下敷きになった2人を発見したという。1人は搬送先の病院で死亡が確認され、もう1人は重傷を負い手当てを受けている。

■窃盗、交通の脅威に El Comercioの記事
キトの街路を走行する車輛にとって、窃盗が大きな脅威になっているという。市内では窃盗が今も増加傾向にあるが、とくに車輛の運転手などが強盗にあうケースが激増している。市内で車を運転する人の間では、この犯罪に重大な懸念が広がっている。今年、市内で報告された車輛強盗件数は4301件だ。


【コロンビア】

■カルタヘナ、麻疹に危機感 El Universalの記事
カルタヘナの保健局は、麻疹(はしか)の感染拡大への危機感を示した。市内ではすでに今年、19件の感染例が確認されている。この背後に、ベネズエラ難民の流入によるこの感染症の持ち込みがあることが指摘されている。保健局はとくに医療現場などに対し、予防接種を徹底するなど二次感染抑止に留意するよう呼びかけた。

■ボゴタ空港、薬物摘発 La Prensaの記事
ボゴタのエルドラード空港で、コカイン10.5キロが摘発された。スペイン、マドリードに向かおうとした男女の荷物の中から発見されたものだ。当局はこの男女を拘束し、薬物輸送の容疑で事情を聴いている。薬物輸送はとくにラテンアメリカでは、国境を越えた大きな問題となっている。


【ベネズエラ】

■フランス、ICC提訴を支持 Caracol Radioの記事
フランス政府は、国際刑事裁判所(ICC)へのニコラス・マドゥロ政権の提訴を指示した。米州6か国が、人道上の問題などを挙げてこの提訴に踏み切っている。この動きを受け、フランスのマクロン大統領がこの提訴への支持を表明した。同大統領は、ベネズエラに明らかに人権問題があると断じている。

■マドゥロ、訪米を自画自賛 El Tiempoの記事
ニコラス・マドゥロ大統領は、国連総会参加のための訪米を自画自賛した。同大統領は73回めとなるこの総会参加のため、短期間ながらニューヨークを訪れた。帰国後、同大統領はこの訪米が「成功」だったと断じ、国連の場において大勝利を収めた。とツイッターを通じて述べている。

■BM、支援停止を求める El Economistaの記事
世界銀行は国際社会に対し、ベネズエラへの支援を即時停止するよう求めた。ラテンアメリカ・カリブ海担当のホルヘ・ファミリアール副総裁が語ったものだ。ベネズエラへの支援を停止し、多くの難民を受け入れているコロンビアなどへの支援に切り替えるべきと断じた。ベネズエラに対しては新たに中国が、大規模支援の姿勢だ。

■有力紙、経済問題の余波 El Universoの記事
国内の有力紙「エル・ナシオナル」が経済問題の余波を受けた。同紙は紙不足から紙媒体の新聞発行を停止し、インターネットのみの発信となっている。しかし経済失政による影響で労働組合がストに突入し、今週は6日間にわたり、すべてのニュース配信を停止するという。

■通貨はコロンビア・ペソ El Nacionalの記事
コロンビア国境のタチラ州では、通貨が「コロンビア・ペソ」となっているという。同州の店舗、サービス利用時、ペソ払いが求められることが多く、国内通貨ボリバール払いが断られるケースが増えているとの告発があった。経済失政による影響で通貨ボリバールは暴落し、先月20日に実質デノミが行なわれたばかりだ。

■メトロ改善を要求 El Universalの記事
カラカスのメトロ(地下鉄)のサービス改善を、利用者らが求めている。市内では経済失政による物資不足などの影響で、バス車輛などの使用ができないケースが続出している。このため市民の交通手段がメトロに集中し、とくにピーク時の混雑が日に日に激しくなっている。さらにチケットを購入するだけで3時間を要する状態だ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■オルテガ、デモ権を否定 La Repúblicaの記事
ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領は、野党や学生によるデモ権を否定した。同国では4月以来、反政府デモが続いているが、今後こうしたデモをすべて「違法」とすることを宣言した。政権はこうしたデモなどを一方的にテロと認定し、武器を使用しての弾圧を加え続け、NGOの発表によると521人が死亡している。

■コスタリカ、合意に前進 El Paísの記事
社会闘争が続いているコスタリカでは、事態打開に向けた協議が前進したという。今月10日から、政府の社会制度改革に対する反対闘争が続き、17日からはゼネストととなっている。闘争を主導する労働組合と政府側との交渉がようやく前進し、事態打開に向けた動きが加速してきたものだ。

■候補者襲撃は単独犯 News24の記事
ブラジル大統領選をリードする極右候補、ジャイル・ボルソナロ氏を刃物で刺した男は、単独での犯行だったという。警察側が28日、明らかにしたものだ。アデリオ・ビスポ・デ・オリベイラ容疑者が拘束されているが、犯罪組織との関与や政治的背景などはなく、単独で犯行に及んだという。この容疑者は精神疾患を抱えていることも明らかにされている。

■市場の屋根が飛ばされる El Paísの記事
ウルグアイ、モンテビデオの市場の屋根が、飛ばされた。29日朝、国内の広い一帯は強風に見舞われた。この市場の屋根はこの日の朝5時頃、2000平方メートルにわたり吹き飛ばされたという。当時は市場は営業時間前で人的被害はなかったが、出店している店の中には、商品などに被害を受けたケースもある。

■メキシコ、航空ストの可能性 Pulsoの記事
メキシコでは10月1日、航空ストライキが行なわれる可能性がある。国内航空各社の操縦士の組合がこの実施を検討しているものだ。賃金引き上げなどを求めた動きで、国内最大手のアエロメヒコは職員組合のすべてがこのストライキに参加する可能性もある。スト決行となれば、この日の国内航空は混乱が予想される。

■モンテビデオでゲイ・プライド El Observadorの記事
ウルグアイ、モンテビデオ中心部では「ゲイ・プライド2018」が開催された。7月18日通りを、同性愛者などの性的マイノリティや、その権利擁護を支持する人々が行進した。市内では2006年以降、毎年この行進が行われている。ウルグアイでは同性婚が認められるなど、性的マイノリティの権利の擁護拡大が図られている。

■ホンジュラス、デング激増 La Prensaの記事
ホンジュラスで、デング感染が激増しているという。同国保健省が明らかにしたものだ。この事態に陥っているのは同国の北部、カリブ海岸を中心とする地域だ。今年の同地域の感染者は、昨年の同期に比して500%も増えているという。デングはネッタイシマカなどが媒介する感染症で、国内では年間を通じて感染リスクがある。

■台湾、バイク100台を贈る Breaking Belize Newsの記事
台湾政府はベリーズの警察に、バイク100台を寄贈した。国際協力の一環として行なった措置だという。台湾の総統は8月、パラグアイとともにベリーズを訪れたばかりだ。近年、パナマやエルサルバドルなど、台湾と断交し中国と外交関係を樹立する国々が、ラテンアメリカでも増えている。



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