2018.10.02

【ボリビア】

■ハーグ裁定、ボリビアの「敗訴」に La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所の判断は、ボリビアの「敗訴」となった。チリに対して海岸線を求めていた問題で、1日に同法廷が裁定を言い渡した。この結果、「チリ側にこの要求に応じる義務はない」と判断され、ボリビア側の主張が退けられる結果となった。ボリビア側は1904年の平和条約に基づき、海岸線を求めていた。

■エボ「海岸線を諦めることはない」 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は、「ボリビアが海岸線を諦めることはない」と断じた。ハーグの国際司法裁判所の裁定で、ボリビアの海が実質否定されたことを受け、メディアに語ったものだ。この中で、1879年のチリ侵攻により失われた海岸線の回帰は、裁定に関わらずボリビア国民の悲願だと述べ、今後も要求を続ける姿勢を示した。

■チリは対話をおろそかにはできない La Razónの記事
スペインの弁護士、アントニオ・レミロ・ブロトンス氏は、チリ側がこの裁定結果を理由に、ボリビアとの対話をおろそかにすることはできないと断じた。チリ側の「勝訴」となったこの裁定だが、裁判所は両国間の対話を求めており、また同時にチリ側がボリビアを内陸国に「押し込んだ」歴史的事実の重さを指摘したことを挙げた。

■ピニェラ、勝利宣言 La Razónの記事
チリのセバスティアン・ピニェラ大統領は、勝利宣言をした。ハーグの裁定が、チリの実質的勝利に終わったことを受けたものだ。この中で、エボ・モラレス政権が国民に「無駄な期待」を抱かせ、5年という月日を空費したことを事実として示した。一方、近隣国としての関係の改善の可能性にも触れている。

■ドリア・メディナ氏、説明を求める Los Tiemposの記事
エボ・モラレス政権に対峙する実業家、サムエル・ドリア・メディナ氏が政府側に説明を求めた。ハーグの裁定で、ボリビア側の要求が事実上否定されたことを受けた動きだ。同氏はこの裁定内容に悲しみを表した後、実質敗訴となった理由の説明や分析を、モラレス政権側に求めた。

■ロドリゲス氏「済んだ話ではない」 Página Sieteの記事
前大統領のエドゥアルド・ロドリゲス氏は、海岸線問題は「済んだ話」ではないと断じた。ハーグ裁定を受け述べたものだ。元最高裁長官の同氏は、この件でボリビア側の大使を務めていた。今回の裁定でボリビア側が実質敗訴し、この件は一時棚上げを余儀なくされるが、「終わったこと」として処理されるべきことではないとした。

■ペルー、橋渡しも視野に Correo del Surの記事
ペルーは、ボリビアとチリの「橋渡し」を行なうことも視野に入れている。ハーグの裁定を受け、同国のネストル・ポポリシオ外相が述べたものだ。両国ともペルーにとっては重要な隣人であり、この両国の関係改善はペルーにとっても望ましいとした。その上で、両国の対話を後押しするなど、橋渡しをすることに意欲を示した。

■国内、落胆広がる Página Sieteの記事
国内ではハーグ裁定を受け、落胆が広がった。ラパス中心部のムリーリョ広場には大型の画面が設置され、朝9時の裁定言い渡しのパブリックビューイングが行なわれた。スペイン語に訳された内容が伝わると、広場全体から嘆く声が聞こえた。コチャバンバやサンタクルス、スクレ、オルーロなど各地で同様のシーンがみられた。

■アントファガスタ市長「謝れ」 El Deberの記事
チリ、アントファガスタのカレン・ロホ市長はエボ・モラレス大統領に謝罪を求めた。ハーグの裁定を受け、同市長はモラレス大統領の言動が「荒唐無稽」であったと断じ、チリ国民に正式に謝罪するべきだと述べた。裁定を聞いた同国のセバスティアン・ピニェラ大統領は専用機で、この町に向かっている。

■シララの会合は17日 La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所は、シララ水系問題の会合をこの17日に開くことを明らかにした。ポトシ県のこの水系の水を、チリ側が100年以上にわたり無断使用していることが法廷に持ち込まれたものだ。法廷側は双方の主張を聞く会合を、この日に行なうことを明らかにした。

■シートベルト、浸透せず Correo del Surの記事
国内を走行する車輛では、シートベルト着用が未だに浸透していないという。交通法規でこのべと着用は義務づけられているが、違反が検挙されるケースは少ない水準にとどまる。スクレでの調べによると、ドライバーのベルト着用は現在、45~65%にとどまっている状況だ。

■シクレアーダ祭、浸透せず La Patríaの記事
オルーロで9月29日に行なわれた「シクレアーダ祭」は、ほとんど盛り上がらなかった。このフォルクローレ音楽、ダンスは県内のワヌニ発祥が宣言され、このイベントが開催された。しかし事前告知がほとんど行われなかったこともあり、会場は閑散とした状態だったという。5千人の参加が見込まれたが、1500人ほどにとどまっている。


【ペルー】

■アプリマック、2日間停電 El Comercioの記事
アプリマック県の7つの地域で、2日間にわたり停電が続いている。同県に電力を供給するエレクトロスール社によると、タンブルコにある変電施設で火災か起きた影響で、この停電が発生しているという。この施設は、アヤクチョ県と県内を結ぶ重要なもので、一時アヤクチョ県内にも停電が生じていた。完全復旧には時間を要するという。

■警官発砲で学生が重体 Correo Perúの騎士
アレキパで、警官の発砲により、21歳の男子学生が重体となっている。この学生はこの週末、選挙運動を手伝った後に自宅に戻ろうとした際、突然発砲を受けた。銃弾は頭部にあたり、市内の病院に運ばれたが、人工呼吸器に頼る状態となっている。友人らは、この男性が発砲を受ける理由はなかったと証言しており、警察側が妥当性などについて調べを進めている。


【チリ】

■裁定に歓喜の声 La Razónの記事
ハーグの国際司法裁判所の裁定を受け、チリ国民が歓喜の声を上げた。ボリビアがチリに海岸線を求めていた問題の裁定が1日に出され、「チリは義務を負わない」との判断が示された。実質的なチリの「勝利」を受け、各地でこの裁定を祝う声が上がった。一方国内居住のボリビア国民は、落胆している。

■10歳男児、指を失う BioBio Chileの記事
第2(アントファガスタ)州のカラマの学校で、10歳の男子児童が指一本を失った。この男児は同級生らとともにフットボールをしていたが、この際にゴールポストに手を引っかけた。男児は出血し、病院に運ばれたが結局指1本を失うこととなったという。現在、責任の所在などについて調べが行なわれている。


【アルゼンチン】

■ペソ、やや上昇 Télamの記事
週明けの為替市場で通貨ペソは、対米ドルでやや上昇した。この日、1ドルは40.73ペソとなり、先週末から1.15ペソ、率にして2.7%上昇した。この日から国内では為替、両替についての新システムが導入されている。ブエノスアイレスの両替店ではこの日、売りレートが41.25ペソ、買いレートが39.60ペソ前後となっている。

■近郊鉄道、ストを予告 Télamの記事
ブエノスアイレスの近郊鉄道各路線は、2日のストライキ実施を予告した。労働組合側が明らかにした者で、賃金闘争によるストライキだという。24時間のストを予定しており、決行となれば交通に大きな支障が生じることになる。国内では9月25日、この近郊鉄道も参加するゼネストが行なわれたばかりだ。

■予防接種運動始まる Clarín.comの記事
国内では1日から、麻疹(はしか)と風疹の予防接種運動が始まった。国内では今年、18年ぶりに麻疹感染者が確認されている。これを受け、1日から11月末にかけて、生後13か月から4歳までのすべての乳幼児を対象にこの接種が無料で行なわれるものだ。保護者は、こどもにこの接種を受けさせる義務を負う。

■妊婦のムラ摘発 El Intransigenteの記事
ブエノスアイレスのホルヘ・ニューベリー空港(アエロパルケ)で、妊婦の「ムラ」が摘発された。ムラは胃の中などに薬物入りカプセルなどを仕込み、輸送する手口だ。摘発された26歳のこの女は、胃の中に薬物を入れ、航空便を利用しようとしたという。妊婦がこの手口で摘発されるのは、きわめて珍しい。


【エクアドル】

■キト空港に9千万ドル El Comercioの記事
政府は、キト郊外のタバベラにあるマリスカル・スクレ空港のインフラ整備に、9千万ドルを新たに投じる。空港を管理するQuiportが明らかにしたものだ。重点的に整備が進められるのは、不足が慢性化している利用者向け駐車場の拡充だ。同空港の利用者は、今後2041年に向け、毎年増加し続けると試算されている。

■ナランハルで事故 El Comercioの記事
グアヤキル近郊のナランハルで1日朝、事故が起きた。ロス・マンゴスのチノ橋付近で、一台のバスが衝突事故を起こし、路上に横転したものだ。この事故で、バスに乗っていた7歳の男児が死亡し、このほか負傷者が出ている。警察はこのバスがスピードを出しすぎていたとみている。

■アタカソ山で林野火災 El Universoの記事
キト近郊メヒアのアタカソ山で、大規模な林野火災が起きている。消防によるとこの火は燃え広がり、発火点から2キロに達しているという。現在キト消防が50人体制で消火活動を行なっているが、今の時点でまだコントロールには至っていない。出火が確認されたのは、29日14時頃のことだという。


【コロンビア】

■ボゴタ中心部で火災 Caracol Radioの記事
ボゴタ中心部で1日朝、火災があった。サンベルナルド地区の集合住宅から火が出たもので、この建物に住む215人が避難した。消防が消火活動を行なったが、この建物の内部は全焼したという。住民ら20人は、煙を吸うなどして医療機関で手当てを受けた。住民らは行政に対し、当面の住まいなどの援助を求めている。

■身障者、700万人 Caracol Radioの記事
コロンビア国内の身体障碍者は、700万人だという。国内の身障者団体側が明らかにした数字だ。コロンビアの全人口の14%は、何らかの障碍を持つ状況だという。団体側は、国内では身障者、健常者がともに使用しやすいユニバーサルデザインの導入が遅れていることを強く訴えた。


【ベネズエラ】

■移民、2年で895%増 El Financieroの記事
ベネズエラからの移民はこの2年で、実に895%も増えたという。国際移住機関(IOM)が明らかにした数字だ。国外に居住するベネズエラ国民は260万人だが、このうちの190万人は2015年以降に出国したという。経済失政による生活困窮から現在、多くの国民が国外に流出し、その多くが難民化していることが伝えられている。

■乳幼児の致死率に警鐘 El Universalの記事
国連は、ベネズエラの乳幼児致死率の高さに、警鐘を鳴らした。国内では5歳以下のこどもの死亡ケースが急増している実態を報告したものだ。ララ州では大学病院内で5歳以下の16人が相次いで死亡したケースがあり、これは院内感染が原因だった。経済失政による保健衛生水準の低下と、栄養バランスの欠如がこの事態を招いているとした。

■結核が増加 El Universalの記事
国内では、結核の感染例が増加しているという。世界保健機関(WHO)が明らかにしたものだ。2017年に国内で結核感染が明らかになった例は、1万952件だった。前の年の8542件から、実に16%も増えたことになる。経済失政の影響で国内では医療崩壊に近い状態となっており、感染者も適切な医療を受けられない状態だ。

■教員が危機にある NTN24の記事
国内の教員らが、悲鳴を上げた。国内の学校教員らが今後、社会闘争を起こす可能性が高いという。教員らが自らの賃金で、生活していくことができない状態にあるためだ。経済失政による影響ですべての業種で同様の問題が起きているが、教員らの国外流出や、児童生徒の登校停止が社会問題化している。

■レケセンス氏解放を求める El Nacionalの記事
野党議員フアン・レケセンス氏の弁護士が、同氏の即時解放を求めた。8月4日に起きたとされるテロ未遂事件への関与を一方的に指摘され、同氏は拘束されたままだ。弁護士やレケセンス氏の家族らは、この拘束が不当であると訴え続けている。レケセンス氏は拘束後、外部と接触がとれない異常事態にも直面していた。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■デモは違法ではない El Paísの記事
ニカラグアの反政府デモでは、「デモは違法ではない」との声が上がった。同国では4月以来、こうしたデモが続くが、ダニエル・オルテガ政権はこうしたデモを一方的に「テロ」と認定し、先週にはすべてのデモが違法であると断じていた。それでもデモ隊は首都マナグアやレオンなどでデモを強行し、デモの正当性をも訴えた。

■コスタリカ、闘争継続 El Paísの記事
コスタリカでは、社会闘争は継続となった。同国では政府による制度改革に労働組合などが反発し、9月10日から闘争が続いている。政府側と組合側との間での対話が進展していることが伝えられているが、組合側は今週もこの闘争を継続することを決めた。同国でのこの闘争は、これで4週間続くことになる。

■アダジ氏、猛追 El Paísの記事
ブラジルの大統領選で、元サンパウロ市長のフェルナンド・アダジ氏が、極右のジャイル・ボルソナロ氏を猛追している。7日投票のこの選挙ではボルソナロ氏のリードが伝えられているが、直近の調査で同氏の支持が28.2%だったのに対し、アダジ氏は25.2%に迫っている。労働党がアダジ氏支持を決め、支持が大きく拡大している。

■グアテマラの刑務所で騒動 El Universoの記事
グアテマラの刑務所内で30日、衝突が起きた。同国政府が明らかにしたもので、首都の西20キロにあるパボンシート刑務所でこの事態が生じ、受刑者7人が死亡した。衝突に至った原因などについては明らかにされていないが、刑務官などに負傷はないという。この刑務所では2013年7月にも衝突があり、死者が出ていた。

■アエロメヒコ、対話継続 Expansiónの記事
メキシコ最大手、アエロメヒコの経営側と操縦士の組合は、2日間にわたり対話を継続することで合意した。組合側は賃上げ要求から、この1日にストライキを行なうことを通告していた。このスト回避のため両者間の対話が行われ、組合側もこの日のストは中止し、対話に臨むことを決めた。

■イベリア、季節増便 El Economistaの記事
スペインのイベリア航空はこの冬の間、グアテマラシティ、サンサルバドルへの路線を毎日運航とする。同社はマドリードと両都市を結ぶ路線を運航しているが、冬の旅行シーズンの需要が高いことを受け、冬の間に限り一日一往復の体制とする。この措置で、両路線の座席供給は40%増える。



最近の記事