2018.12.02

【ボリビア】

■米国、ボリビアへの制裁示唆 El Díaの記事
米国、ドナルド・トランプ政権は、ボリビアに対する制裁発動を示唆した。同国政府は、ボリビアが児童労働や人身売買抑止の水準を達成していないことを指摘した。この上で、この状況が看過されれば、米国がボリビア産品に対して適用している特恵関税を見直す可能性を示した。

■副大統領、不公正と指摘 La Razónの記事
アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領は、米国の「脅し」に対し不公正と指摘した。ボリビアが児童労働、人身売買抑止への努力を怠っているとし、特恵関税適用を外す可能性を示した。これに対し同副大統領は、米国の事実認識に歪みがあることを指摘し、制裁で脅すことを目的になされた発言、との見方を示した。

■レジェス、再び逮捕 La Razónの記事
コチャバンバのホセ・マリア・レジェス市長は、再び逮捕された。同市長はリュックをめぐる汚職容疑で逮捕されていたが、解放され市長職に復帰したばかりだった。新たな疑惑追及を受け、再び逮捕されたものだが、市長職は辞さず、獄中から市政をとりおこなう姿勢を示している。

■21F行進、始まる Correo del Surの記事
ラパスから144キロのコナニから、県都に向けてのデモ行進が開始された。エボ・モラレス大統領の次期選挙出馬阻止を掲げる21F運動が行なっているものだ。メンバーらはオルーロ街道を歩き、ラパス市に到達して市内でデモを予定している。モラレス大統領の出馬は、憲法に抵触するとの見方が強い。

■副大統領「まるで乗り合いタクシー」 Página Sieteの記事
アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領は、野党を「まるで乗り合いタクシー」と批判した。サンタクルス県のルベン・コスタス知事が率いるMDSと、実業家サムエル・ドリア・メディナ氏のUNは、選挙に向けた連携を解消した。この事実について同副大統領は、都合でタクシーを乗り降りしているだけ、と指摘した。

■ユンガス、バスに落石 La Razónの記事
ラパス県ユンガス地方を走行していたバス車輛に、落下してきた岩が直撃した。チュルマニとラパスを結ぶ道路区間で、雨による地盤の変化で落石が生じた。岩が走行中のバスを直撃し、バスは横倒しになった。この事態で、乗客ら3人が死亡し、複数の負傷者が出ている。

■コチャバンバ県で地震 Los Tiemposの記事
コチャバンバ県の熱帯地方で1日朝6時9分頃、軽度の地震が起きた。ラパスのサンカリクスト地震機構によると、震源はチャパレ地方で、地震の規模はマグニチュード3.4、深さは35.2キロだ。周辺部では揺れを感じたが、人や建物への被害は出ていない。同県では1998年、アイキレで直下型地震が生じ、大きな被害を残した。

■カラナビでデングが流行 Página Sieteの記事
ラパス県ユンガス地方のカラナビで、デングが流行しつつあるという。保健省が明らかにしたもので、今季すでに49件の感染例が報告され、うち1人が死亡している。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は4つの型があり、最初と違う型に感染すると劇症化し、死に至る可能性がある。

■サンタクルス、ゲリラ豪雨 El Díaの記事
サンタクルスは1日朝、いわゆる「ゲリラ豪雨」に見舞われた。市内ではおよそ5時間にわたり強い雨が降り、市街地の道路で浸水、冠水が生じた。この雨で自宅から出られなくなったなど、消防に20件の救助要請があったという。市内を含む国内の広い範囲はこれから、本格的な雨季を迎える。

■オルーロ、豚肉調査 La Patríaの記事
オルーロ市内の市場では、市側による豚肉調査が行われた。国内ではクリスマスから年末年始、豚肉を使用した郷土料理が作られることが多く、豚肉の需要が増す。一方、この需要増により市内では、粗悪品が流通することがあり、消費者保護行政などによる立ち入り調査が行われたものだ。


【ペルー】

■検察、ガルシア氏への捜査着手 El Comercioの記事
検察は、元大統領のアラン・ガルシア氏の疑惑に対する、捜査を開始した。同氏が在任中に事業化が決まったカジャオの港湾整備事業で、同氏が裏金を受け取った疑いが浮上している。同氏については疑惑を受け、180日の出国禁止となっているが、こうした疑惑は政治弾圧と同氏は主張し、ウルグアイに亡命申請している。

■ウルグアイ政府の判断待ち El Paísの記事
政府は、ウルグアイ政府の判断を待っている。汚職疑惑が生じている元大統領、アラン・ガルシア氏がウルグアイに亡命申請し、この2週間リマの同国大使館に身を寄せている。ウルグアイ政府側はこの件につて「難しい判断」が迫られている状態だ。同国の判断によっては、両国の外交関係に影響が生じるおそれもある。


【チリ】

■サンティアゴでもG20抗議 BioBio Chileの記事
サンティアゴでもG20サミットへの抗議、反対のデモが行われている。11月30日、12月1日の2日間、今年はブエノスアイレスでこのサミットが開催された。現地で抗議行動があったことが伝えられているが、サンティアゴでもデモが行われ、米国の国旗が燃やされる事態も生じたという。

■麻疹の予防接種運動展開へ BioBio Chileの記事
国内でも麻疹(はしか)への予防接種運動が展開される。保健省は、ラテンアメリカ全体でこの感染症の発生が増加していることから、この展開を決めた。予防接種の空白年代となっている20~25歳を対象に、この接種を行なう。国内では今の時点で今年の感染例は1件だ。隣国アルゼンチンでも、同様運動が行なわれたばかりだ。


【アルゼンチン】

■議長国、日本に引き継ぎ Télamの記事
1日、G20サミットは2日めを終え、マウリシオ・マクリ大統領から日本の安倍晋三首相に議長が引き継がれた。世界の主要な20か国が一堂に会するこのサミットはブエノスアイレスで開催され、来年は大阪で行なわれる予定となっている。マクリ大統領は、安倍首相に対し次期サミットの成功を祈った。

■2021年はイタリアで Télamの記事
2021年のG20サミットはイタリアで、そして2022年はインドで開催されることが決まった。11月30日、12月1日の2日間、ブエノスアイレスで今年のサミットが開催された。この場でこの開催地が提案され、承認されたものだ。2021年はインド開催の予定だったが、独立記念行事と重なるため、2022年と交換された。

■交通、完全正常化は3日 Télamの記事
ブエノスアイレスの都市交通や、国内の長距離バス、航空の正常化は、3日になる。ブエノスアイレスで2日間にわたりG20サミットが開催され、セキュリティや要人の交通優先のため、さまざまな制限がなされていた。都市交通などは2日から再開されるが、正常化には一定の時間を要することになる。

■エセイサ、早めに到着を Télamの記事
ブエノスアイレスのエセイサ国際空港の利用者に、早めの到着が呼びかけられた。1日16~23時の時間帯、G20サミットからの「帰国ラッシュ」の影響で、この空港は非常に混雑する見通しだ。市内3つの空港のうち唯一機能するこの空港には便が集中しており、少なくとも出発の120分前に到着するよう求めている。

■地震、130年ぶりだった El Intransigenteの記事
ブエノスアイレスで30日午前10時27分頃に起きた地震は、130年ぶりの発生だった。ラ・プラタの南を震源とするM3.8、深さ25キロの地震は、G20サミット開幕日に発生した。記録を辿ると、この地域で同様の地震が直近に起きたのは、130年前の1888年のことだという。その前の地震発生の記録は、1692年だ。

■マドリード線、24時間で価格3倍 iProfesionalの記事
ブエノスアイレスとマドリードを結ぶ航空便のチケット価格は、わずか24時間で3倍に高騰した。11月24日のリベルタドーレス決勝、リーベル-ボカ戦が延期となり、9日にマドリードで開催されることになった。この試合を見にゆくため、両チームのサポーターらによる予約が殺到し、直行便、経由便ともに運賃が跳ね上がったという。


【エクアドル】

■国内バスメーカーの苦境 El Comercioの記事
国内のバス車体メーカーは、苦境に立たされている。アンバトにあるカロセリアス・イビンコ社は小規模会社ながら、2016年には20台を製造し国内バス会社に販売した。しかしブラジル、中国、ペルー産など国外産の車輛の浸透、輸入増加で同社の販売も頭打ちになっているという。


【コロンビア】

■アビアンカ、2社と連携強化 Caracol Radioの記事
アビアンカ航空は、同じ航空連合スターアライアンスに加盟するユナイテッド航空、コパ航空との連携を強化する。これら3社は、今後コードシェアなどを強化し、地域ネットワークの拡充に共同で取り組むことに合意したものだ。南米ではワンワールド系のLATAM航空との、競争競合が続いている。

■カルタヘナ、航空便増 Caracol Radioの記事
カルタヘナのラファエル・ヌニェス空港を発着する便はこの12月、大幅に増えるという。クリスマスから年末年始、帰省をしたり旅行をしたりする人が増える。国内有数の観光都市であるこの町を目指す人は多く、国内外からの便が増便されるという。さらに今月、ジェットブルー、エア・カナダ、エアトランサットが新規就航する。


【ベネズエラ】

■メキシコで反マドゥロのデモ Excélsiorの記事
1日、大統領就任式が行われたメキシコシティで、ニコラス・マドゥロ大統領に対するデモが行われた。就任式会場前で行なわれた異例の事態だ。マドゥロ大統領はこの参列のため現地入りしたものの、反発が強く議会承認が得られなかったことから、参列を断念するに至った。

■貧困率、48%に El Paísの記事
国民のおよそ半数が、貧困に直面していることになる。国内機関による生活調査の結果、全国民の48%が現在、貧困に陥っている状態だ。この調査は国内の6千人を対象としたもので、この貧困率は1年前に比して2ポイント高まっている。この直近の一年間、停電を経験しなかったと答えた人は、18%にとどまる。

■ボリバール、43.37%切り下げ El Comercioの記事
ニコラス・マドゥロ政権は30日、通貨ボリバール・ソベルノを対米ドルで43.37%切り下げた。今年8月20日に実質デノミで導入されたこの通貨だが、1ドルは85.87ボリバールから、151.64ボリバールに改定された。一方、平行(闇)市場では1ドルはすでに500ボリバールをうかがう水準まで下落し、公式レートとの乖離が進んでいる。

■モニュメントの破壊が続く El Observadorの記事
国内各地にある記念碑など、モニュメントの破壊や盗難が続いている。こうしたモニュメント類を管理する機関が明らかにしたものだ。国民の鬱積した不満からバンダリスモと呼ばれる破壊行動に至ったり、またモニュメントの一部を生活費確保のため盗むケースが続出している状態だという。

■不動産取引、10%減 Analiticaの記事
国内での不動産取引は、10%程度の落ち込みだという。経済失政による混乱が続く中、国内での不動産取引はそれでも行なわれている。経済問題から住宅の新規着工などが冷え込む中、中古不動産の取引はそれなりにあり、経済全体の落ち込みに比しては、減少幅は小さな水準となっていることになる。

■HIVキャリアは死にゆく Efecto Cocuyoの記事
国内のHIVキャリアは、着実に死に近づいているという。12月1日の国際エイズデーに、患者の団体が指摘したものだ。経済失政による物資不足で、HIVキャリアがエイズ発症を抑えるため必要とする医薬品が涸渇し、発症し死亡するケースが相次いでいるものだ。同団体によると、必要医薬品の95%が不足しているという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ロペス・オブラドール氏が就任 Caracol Radioの記事
メキシコでは1日、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール新大統領が就任した。現在、ブエノスアイレスでG20サミットが開催中であるため、主要国の首脳は就任式に姿を見せなかったが。米国のマイク・ペンス副大統領が参列している。このほかコロンビアやボリビア、ペルーなどの首脳が参列した。

■マドゥロとオルテガ、欠席 El Paísの記事
メキシコの新大統領就任式を、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領は欠席した。両大統領とも出席の意向だったが、国内問題などへの批判があり、オルテガ大統領は訪問そのものを中止した。マドゥロ大統領は現地入りしたものの、議会承認を得られず出席を断念した。

■G20に「必要な行動」を求める El Diarioの記事
ニカラグアの野党連合は、G20に対し「必要な行動」を求めた。同国では4月から反政府行動が続くが、ダニエル・オルテガ政権はすべてのデモを「テロ」とみなし、弾圧を加えている。535人が死亡し、さらに国民の表現の自由が損なわれている実態を指摘し、G20に対し同政権への圧力を強めるよう、声明を出した。

■またデモの2人を逮捕 El Nuevo Diarioの記事
ニカラグアの警察は、反政府行動のデモ隊の2人を新たに逮捕した。4月から反政府行動が続く同国では、ダニエル・オルテガ政権がすべてのデモを「テロ」と一方的にみなし、弾圧を加えている。レオン市内のスティアバで平和的にデモが行われたが、警官隊はこれをもテロとみなし、この逮捕を実施した。


【サイエンス・統計】

■ジカ・ワクチン、ネズミ実験成功 El Espectadorの記事
ジカ熱のワクチンについて、ネズミへの実験が成功したという。ネッタイシマカなどが媒介するこの感染症は、ブラジルを震源にラテンアメリカ、カリブ海一帯に広がった。妊婦がかかると出生したこどもが小頭症を発症したり、またギランバレー症候群を引き起こしたりする。スペインの機関がこのワクチンの開発を進めている。



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