2018.12.16

【ボリビア】

■民主主義の危機と警告 Correo del Surの記事
チェコにあるラテンアメリカ学習センターが、ボリビアの民主主義が危機にあると警告した。選挙法廷はエボ・モラレス大統領の次期選挙再出馬を容認したが、これはオルーロで採択された現行憲法に抵触するおそれがある。同センターは、司法が政権寄りの態度をとり、権力の独立性を自ら損なっていると指摘した。

■欧州連合(EU)も懸念 Página Sieteの記事
欧州連合(EU)も、ボリビアの状況に懸念を示した。選挙法廷がエボ・モラレス大統領の次期選挙再出馬を容認したことについて、民主主義の危機と司法の独立性への疑義を示したものだ。欧州連合の外務省にあたる機関はこの件について触れ、同機関としてもこの問題に重大な関心をもっているとした。

■エボ再出馬、100以上の機関が懸念 Página Sieteの記事
エボ・モラレス大統領の次期選挙再出馬容認について、国内外の100を超える機関が、懸念や疑義を示している。先週、選挙法廷がこれを容認したが、憲法168条の多選規定に抵触する可能性が高いと多くの機関は指摘する。こうした評価をした機関はおよそ20か国にのぼり、ボリビアに対する「外圧」に成長する可能性もある。

■デモ隊への警察圧力増す Página Sieteの記事
サンタクルスで行なわれているデモに対する、警察による圧力が増しているという。エボ・モラレス大統領の次期選挙再出馬容認に反対するデモが、市内で続いている。11日にこのデモが暴徒化し焼き討ち、略奪に至ったことから警察も状況に目を光らすが、デモに対する過干渉の事例が報告され始めた。

■与野党、ともにロサ氏を悼む La Razónの記事
国内の与野党が一致して、死去したレメディオス・ロサ氏を悼んでいる。ロサ氏はインディヘナ(先住民)女性として1989年、初めて議会議員になった。以後もインディヘナ女性としての誇りを堅持し、伝統衣装であるポジェラ(ロングスカート)での登壇を続けた。エボ・モラレス大統領や野党各党が、追悼のコメントを出している。

■ABC、通行車輛に警告 El Díaの記事
ボリビア道路管理局(ABC)は、通行車輛に警告を発した。大雨の影響でサンタクルスとエントレ・リオスを結ぶ道路で、路面の流出や橋の崩落が生じたものだ。同機関はこの区間について、現在車輛の通行ができなくなっているとしている。通行予定の車輛について、事前に状況を確認するよう呼びかけた。

■BoA、リマへ Expressoの記事
国営ボリビアーナ航空(BoA)は、新たにサンタクルスとペルーの首都リマを結ぶ路線を開設することを明らかにした。同社は以前からリマ就航を予定していたが、ボーイング737型の新規調達の目途が立ったとして、この路線を来年第二四半期にも開設すると明らかにした。この路線はLATAM、アビアンカがすでに運航している。

■デング感染に異変 El Díaの記事
国内では、デング感染に異変が生じている。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、とくに夏の間、東部低地などで発生しやすい。現在ラパス県ユンガス地方のカラナビで流行しているが、毎年感染者が多いサンタクルス県ではこの1か月間、1件の発生もない状態となっている。

■家畜、狂犬病被害か La Patríaの記事
オルーロ県のカラコリョで、家畜が狂犬病の被害にあっているとみられる。狂犬病はすべての哺乳類が感染、発症する可能性のある感染症だ。犬やキツネ、吸血コウモリを通じて、リャマなどのラクダ類や牛、ヒツジなどに感染することがある。この地で、家畜の死が相次ぎ、狂犬病が疑われているという。

■ミ・テレフェリコが植樹 La Razónの記事
ラパスのテレフェリコ(ロープウェイ)を運営するミ・テレフェリコが、コスタネラ通りで植樹を行なった。路線が8路線に拡大したテレフェリコ網だが、この工事過程で多くの木々が切られている。これを補填する目的で、合わせて270本の苗木が、同社会長を含む職員の手で植えられた。


【ペルー】

■ペルービアン、イロ就航へ Gestionの記事
ペルービアン航空は新たに、モケグア県の色に就航する。同社が新たに開設するのは、リマ-アレキパ-イロ線で、来年1月からの運航の予定だという。イロには空港はあるもののこれまで旅客定期便の就航実績はなく、初の就航だ。ペルービアン航空は10年前に一時、イロ就航への意欲を示していた。

■ピットブル、6歳児を襲う La Repúblicaの記事
リマのロス・オリーボスで、ピットブルが6歳の男児を襲った。この男児は親に連れられ、きょうだいとともに地域の公園を訪れた。この場で突然、この犬に襲撃されたという。男児は顔などを噛まれ、緊急手術が必要な状態となっている。この犬の飼い主は、こどもの側に責任を転嫁する発言をしている。


【チリ】

■アリカで大規模停電 BioBio Chileの記事
国内北端のアリカで14日夜から15日朝にかけて、大規模停電が起きた。14日17時23分、市内の広い範囲で電力供給が途絶えた。完全再開となったのは翌日朝9時頃で、15時間に渡る停電となったことになる。電力会社によると影響を受けたのは5万世帯で、原因は変電施設のトラブルだった。

■アンク、大量解雇 BioBio Chileの記事
第10(ロス・ラゴス)州チロエ島のアンクでは、公共工事中止による大量馘首があったという。この地では、新たな総合病院の建設が計画されていた。建設会社はこの受注を見越して労働者を雇い入れたが、この計画が頓挫したことから、合わせて89人を解雇したという。


【アルゼンチン】

■マクリ、フフイへ Télamの記事
マウリシオ・マクリ大統領は、フフイを訪れた。フフイの空港ターミナルがリモデルされ、この竣工を祝うとともに新施設をフフイ州知事と視察したものだ。地域のミニハブ空港的存在のサルタに近いフフイだが、近年はブエノスアイレスやコルドバなどとの間の便が、増加傾向にある。

■スブテ、値上げ実施 Perfilの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)は15日、運賃が値上げされた。この日、運賃は1ペソ上昇して14.50ペソとなっている。インフレにともなう運賃適正化のため、来年2月にかけて運賃は毎月1ペソずつ値上げされることになっており、最終的に16.50ペソとなる予定だ。この日、値上げによる混乱などはなかった。

■20時間ごとに労働災害 Télamの記事
国内では現在、20時間ごとに1件の労働に起因する事故が起きているという。労働省が明らかにした数字だ。今年国内で、労働災害による事故で死亡した人の数は400人で、このうち20%は交通分野、18%は建設業となっている。しかしこの数字について、建設業の労働組合は実際の発生はこの倍、と指摘する。

■ラ・プラタ、人形燃やし Télamの記事
ブエノスアイレス州のラ・プラタではこの20日、人形が燃やされる。年越し時に人形を燃やす習慣は南米各地にみられるが、この地では伝統的に専用の大型人形が派手に燃やされる。今年はこの日、合わせて73体の人形が、ダルド・ロチャで燃やされる予定だという。

■ウシュアイア、巨大クルーズ船 Cadena3の記事
国内南端、ティエラ・フエゴ州都ウシュアイアの港に、巨大クルーズ船が寄港した。立ち寄った「Celebrity Eclipse」号は、世界最大規模のクルーズ船の一つだ。夏のこの時期とくに、パタゴニアや南極海のクルーズは人気があり、こうした立ち寄りは町の観光に大きく寄与している。

■ドイツ人エンジニアが不明 Río Negroの記事
ネウケンで、ドイツのエンジニアが不明になっているという。この39歳の男性は、州都ネウケンに居住しているが、13日の夜を最後に消息が分からなくなった。この男性は、地域で勃興している石油産業の会社で働いている。この会社などが、市民に情報提供を求めている。


【エクアドル】

■モレノ、カタールへ El Comercioの記事
レニン・モレノ大統領は、中東のカタールを訪れた。同大統領は中国を公式訪問し、この帰路に同国に立ち寄ったものだ。同国首脳との会談を行ない、とくにエネルギー分野についての意見を交わした。カタールは、エクアドルも加盟する石油輸出国機構(OPEC)を1月に脱退することを表明している。

■トランビア、衝突事故 El Comercioの記事
クエンカのトランビア(路面電車)が、車輛と衝突する事故を起こした。14日、市内南部のデ・ラス・アメリカス通りで起きたもので、停留所付近に停車していた乗用車に、接近したトランビアの車輛が衝突したものだ。この事故による負傷者などはない。警察は、乗用車の停め方に問題があったとみている。


【コロンビア】

■ボゴタ空港、100万人 El Espectadorの記事
このクリスマスから年末年始、ボゴタのエルドラード空港を利用する人は、100万人を超えるという。空港側が見通しを示したものだ。この時期、多くの人が旅行をしたり、帰省をしたりする。このため空の便の利用者が激増し、1月中旬ごろまで繁忙期が続くことになる。


【ベネズエラ】

■難民、来年には530万人に El Paísの記事
国連難民高等弁務官事務所は、ベネズエラ難民は来年には530万人に達するとの見方を示した。生活困窮から国外に逃れるベネズエラ国民330万人が現在、ラテンアメリカとカリブ海の16か国で難民化している。この数は今後も増え続け、来年末にはこの数に達するとの見方を示したものだ。

■マドゥロ、最高裁で宣誓へ NTN24の記事
ニコラス・マドゥロ大統領は新任期に入る1月10日、最高裁で宣誓を行なうという。憲法規定上、この宣誓は議会で行なわれ、議会からの承認を受ける必要がある。しかし野党が多数を占める議会ではこの承認が得られず、同大統領は代わりに最高裁で行なうとした。しかし憲法規定にない措置のため、批判的な各国は正当な行為と認めない可能性が高い。

■通貨、公定レートも暴落 Cronica Unoの記事
通貨ボリバール・ソベルノは、中央銀行が定める公定レートでも暴落している。ベネズエラは自由変動相場ではなく、同行がレートを決定しているが、この半月間で対米ドルのボリバールのレートは、実に57%も下落した。現在の公定レートは1ドルは352.72Bsだが、平行(闇)レートではすでに700Bsを超えている。

■パン生産、52%減 Noticias al Díaの記事
国内でのパンの生産量は、ニコラス・マドゥロ政権誕生前に比して52%減ったという。工業会が明らかにした数字だ。経済失政により輸入が滞る状態が続き、輸入に多くを頼る小麦粉の調達に問題が生じたためだ。物資不足はすべての分野に影響を及ぼし、とくに食料品の不足、涸渇は国民生活を直撃している。

■麻疹、震源はベネズエラ La Prensa Laraの記事
現在ラテンアメリカで起きている麻疹(はしか)の流行の震源は、やはりベネズエラだという。ラテンアメリカ保健機構が明らかにしたものだ。今年、各国で麻疹感染が増え、とくにブラジルでの感染者が激増した。この背景として、ベネズエラでの発生が、難民により地域全体に拡散されたことがあると同機関は指摘した。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ニカラグア、メディア弾圧進む El Paísの記事
ニカラグア、ダニエル・オルテガ政権によるメディア弾圧が、さらに強まった。4月から反政府行動が続く同国では、同政権によるデモへの弾圧が続くが、さらに政権に批判的なメディアに対する弾圧もみられる。政府はメディア弾圧を肯定する新たな法を提出したが、司法は政権の言いなり状態で、抑止の効果を見せていない。

■ALBA、経済協力などで一致 El Universoの記事
米州ボリバル代替統合構想(ALBA)のサミットがキューバで開催され、経済協力などで一致した。このALBAはベネズエラのウゴ・チャベス前大統領の提唱による枠組みで、米国と距離を置く左派政権が中心となっている。キューバ、ベネズエラのほか、ニカラグア、ボリビアの首脳が参加した。一方、エクアドルはこの枠組みから脱退することを表明している。

■ルラ氏に新たな裁判 El Comercioの記事
ブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏が、新たな件で起訴される見通しだ。同国の検察が明らかにしたもので、大統領在任中の赤道ギニアとの取引において、新たなマネーロンダリングの疑惑が生じたとという。ルラ氏はすでに汚職などの容疑で12年の刑を受け、この4月に収監されている。

■LATAM、テルアビブへ Transponder1200の記事
LATAM航空は、新たにサンティアゴ-サンパウロとイスラエルの商業都市テルアビブを結ぶ路線を開設した。同社にとっての初の中東直行便はこの13日、ボーイング787型機を使用し運航し始めたもので、週3往復での運航となる。この新路線は、同社にとってもっとも長い運航距離の路線となる。



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