2018.12.21

【ボリビア】

■襲撃事件、容疑者10人特定 La Razónの記事
11日にサンタクルスで起きた選挙法廷事務所襲撃事件で、検察は容疑者10人を特定した。エボ・モラレス大統領の再出馬に反対する学生デモが暴徒化し起きたこの事態では、事務所が放火され略奪も行なわれた。警察はすでにこの10人のうち5人を拘束しているが、もう一人身元不明の重要容疑者がいるという。

■21F運動批判の落書き Página Sieteの記事
ラパスとエルアルトを結ぶアウトピスタ(高速道路)の側壁に、21F運動を批判する落書きがなされた。21F運動は、エボ・モラレス大統領の次期選挙再出馬阻止を掲げる動きだ。この落書きは、21F運動が「ラシスタ」(民族主義者)であるとの文言が書かれている。野党はこの落書きについて、「印象操作」を狙ったものとの見方を示した。

■カフェ線が開業 La Razónの記事
ラパスのテレフェリコ(ロープウェイ)のコーヒー色(カフェ)線が20日、開業した。この新路線は白線のブッシュ通り駅とビジャ・サンアントニオを結び、各路線の中で最短だ。この路線を含め、ラパスのテレフェリコ網は9路線体制となる。現在、2路線が建設中または計画中となっている。

■違法コカ葉、1万1千ha掃討 La Razónの記事
今年国内では、合わせて1万1千ヘクタールの違法作付コカ葉が掃討されたという。エボ・モラレス大統領が明らかにした数字だ。アンデス原産のハーブであるコカ葉だが、コカインの原料になるためその生産や流通は法令で規制されている。しかし現金化しやすい作物だけに、違法作付が後を絶たない状態だ。

■チュキサカ、M4.7の地震 La Razónの記事
チュキサカ県のルイス・カルボで20日朝4時52分頃、地震が起きた。ラパスのサンカリクスト地震機構によると、震源はイピタの西40キロで、震源の強さはマグニチュード4.7、震源の深さは36キロだ。この地震の揺れはモンテアグードやパディーリャなどで感じたが、人や建物への被害はない。

■ティキーナ、架橋闘争 El Díaの記事
ラパス県のティキーナで、架橋を求めた社会闘争が始まった。ラパスとコパカバーナを結ぶ区間にあるティキーナ湖峡では、往来する人や車は渡し船を利用しなければならない。この状態が社会発展を妨げているとして、国や県に架橋を求める闘争が開始され、道路封鎖などが行われ始めた。国と県に72時間以内の回答を求めている。

■オルーロ、排水対策求める La Patríaの記事
オルーロ市に対し、排水機能の向上が求められた。局地的大雨が降り、町の排水能力を超える雨量であるため市街が水浸しになる事態が今季、すでに2度起きている。この事態を受け、住民自治会などが市側に、排水機能強化を求めた要望書を出したものだ。オルーロ県を含む国内の広い範囲は、これから2月にかけてが雨のピークだ。

■依然90%はチリ経由 El Díaの記事
ボリビアの輸出入の90%は、依然としてチリ経由だという。港湾事務所が明らかにしたものだ。内陸国のボリビアは外港を国外に求める必要があるが、90%をアリカとアントファガスタが占める状態だ。チリとの関係悪化から政府はこの機能を、ペルーのイロに移す方針だが、現実には移転は進んでいない状況だ。

■容疑者の似顔絵を公開 Página Sieteの記事
エルアルトの警察は、容疑者の男の似顔絵を公開した。今週同市内で、ドラアグクイーンが殺害される事件が発生した。証言や防犯カメラの映像からこの似顔絵を作成したものだという。容疑者の男は身長が160~165センチ、年齢は25~30歳とみられるという。この事件は国内のLGBTQに大きな衝撃をもたらした。

■ギャンブル依存症リスク高まる Página Sieteの記事
ボリビア国民の間で、ギャンブル依存症に陥るリスクが高まっているという。カジノなどの遊技場を管轄する警察部局が指摘したものだ。実際にカジノに行かなくとも、現在はスマートフォンを通じこうしたギャンブルに参加できるようになり、この依存状態となる人が増加傾向にあるとした。


【ペルー】

■バジェ・サグラドで捜索続く El Comercioの記事
クスコ県のバジェ・サグラド(聖なる谷)で、不明となった米国女性の捜索が続いている。ミシガン州に住むこの35歳の盲目の女性は、クスコ県を旅行中に消息を絶った。家族などの証言から、最後に安否を確認したピサック周辺などでこの女性の行方を捜している。警察は事件と事故の両面の可能性を探っている。

■赤十字が難民支援 El Comercioの記事
国際赤十字が、国内北端のトゥンベス県で、ベネズエラ難民支援を行なう。生活困窮から同国を離れた同国民が、各国で難民化し、国内にも40万人近くが流入している。とくにこの数が多いトゥンベス県で赤十字は、年越し用の食料を配布するなどの活動をこれから行なうという。


【チリ】

■HIVキャリア3万人、自覚せず BioBio Chileの記事
国内には、自身の感染に気づいていない、HIVキャリアが3万人いるという。保健省が明らかにした数字だ。世界的にHIVの新規感染は減少傾向とされるがラテンアメリカは今も増加し、チリはその中でも新規感染者数が多い。国民の多くが、この感染症への関心を持たない状態で、自身の感染に気づかない人が急増しているとした。

■プーズーのこどもを保護 BioBio Chileの記事
第7(マウレ)州で、シカの一種であるプーズーのこどもが保護された。クリコ近郊のレブで保護されたこのプーズーは、生まれて間もないものとみられている。野犬の群れに襲われかけていたところを救出され、野生動物の保護機関で手当てを受けている。今後野生に戻すか、動物園などに飼育を委託するは決まっていない。


【アルゼンチン】

■マクリ、オルテガ批判 Cronistaの記事
マウリシオ・マクリ大統領は、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領を批判した。オルテガ政権が独裁色を強め、国民やメディアを弾圧していることを受け、「ベネズエラと同レベルの制裁が必要」との見方を示した。マクリ政権は在ニカラグアの大使召還を決め、ニカラグアも対抗して同じ措置をとっている。

■各地に悪天候への警戒呼びかけ Perfilの記事
気象機関はブエノスアイレスやコルドバ州、サンタ・フェ州など広い範囲に、悪天候への警戒を呼びかけた。20日夜から21日朝にかけ、これらの地域では雷をともなった雨が降り、強風が吹く見通しだ。ブエノスアイレス都市圏でも降雹がある可能性もあるという。

■悪天候、交通機関に影響 Télamの記事
悪天候の予報で、交通機関にすでに影響が生じている。ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)リネアBとCでは、この悪天候に備え一部区間での運転を見合わせる。また近郊鉄道ロカ線や、コンスティトゥシオン駅とマル・デル・プラタを結ぶ鉄道便も一部で休止の動きが出ている。

■フフイでは土砂災害 Télamの記事
フフイ州では悪天候にともない、土砂災害が起きている。サンタアナとカスパラを結ぶ州道73号で、オンダ山の崖が崩れて道路通行に支障が生じているものだ。一帯は強い雨が降り、地盤が緩んだことが原因とみられている。この区間について多くの人が、歩いて移動をしている状況だ。

■コリエンテス市場火災 Télamの記事
コリエンテス州都の市場で20日未明、大きな火災があった。衣料品店や玩具店、家電店などが入る市場の建物で火災があり、一気に燃え広がった。消防が駆けつけ消火活動を行なったが、テナント82店すべてが焼け落ちたという。現場には燃料缶が置かれており、出火との関連が調べられている。

■フライボンディ、ウルグアイへ Télamの記事
LCCのフライボンディが、新たにウルグアイのリゾート地、プンタ・デル・エステへの路線運航を開始した。同社が開設したのはブエノスアイレスのエル・パロマール空港、コルドバと、この町を結ぶ路線だ。同社は今月、初の国際定期便としてパラグアイ、アスンシオンに乗り入れたばかりだ。


【エクアドル】

■TAME、機材交換 El Universoの記事
航空会社TAMEは、使用機材の交換を来年、進めるという。同社は現在11機を保有しているが、定期点検などのコストを圧縮するため、一部の機材を新しいものに交換する方針だという。空軍の旅客部門出発点とする同社は国内の老舗だが、LATAMやアビアンカとの競争が激しく、収益の悪化が伝えられている。

■ガラパゴスに2万1300人 El Universoの記事
ガラパゴス諸島はこの12月、合わせて2万1300人の来訪者を迎えるという。諸島の行政側が明らかにした数字だ。クリスマスから年末年始にかけ、この諸島を訪れる観光客が大きく増える。生態系や環境などを守るため、この諸島ではエクアドル国籍者を含む非居住者の入域管理を徹底している。

■クリスマス・バス、無料運行 El Comercioの記事
キト中心部や南部では、「クリスマス・バス」が無料運行される。通常は25センターボの運賃が必要だが、クリスマス向けのパッケージ車輛が21日から運転され、運賃を徴収しないという。このバスの運行は朝6時から21時までで、こどもに対しキャンディをプレゼントする企画もある。


【コロンビア】

■ボゴタ空港、「ムラ」摘発 Seguimientoの記事
ボゴタのエルドラード空港で「ムラ」が連続摘発された。「ムラ」は薬物を体内などに仕込み、輸送する犯罪の手口だ。空港の警察によると、カプセルを胃に入れたり、身体に巻きつけるなどして運ぼうとした10人が相次いで摘発された。これらの「ムラ」は、米国やメキシコ、スペインなどに向かおうとしていた。


【ベネズエラ】

■コロンビアの外交官、退去 Caracol Radioの記事
ニコラス・マドゥロ政権は、コロンビアの外交官に対し退去を命じた。大使らに対して、48時間以内に国外退去するよう命じたものだ。難民問題や人権問題をめぐり両国は相互批判を繰り返してきたが、ベネズエラ側は送還された自国民の扱いについて「国際法上問題がある」との見解を示し、この措置をとった。

■カベジョ議長、ブラジル批判 Télamの記事
制憲議会のディオスダド・カベジョ議長は、ブラジルを批判した。1日に同国ではジャイル・ボウソナロ新大統領が就任するが、極右の同氏はニコラス・マドゥロ大統領を就任式に招待しない決定をした。カベジョ議長は皮肉を交え、同国と同氏の姿勢を批判した。制憲議会はマドゥロ政権の「意のまま」に動く。

■野党、承認を拒絶 El Nacionalの記事
野党は、1月10日のニコラス・マドゥロ大統領新任期承認をあらためて拒絶した。憲法上、大統領は就任日に議会で宣誓し、承認を受ける必要がある。しかし野党は、不正選挙で同大統領が当選したとし、この承認を拒んでいる。1月10日以降、同大統領は憲法上の効力を失うことになる。

■年間インフレ、137万% PanamPostの記事
国際通貨基金(IMF)は、ベネズエラの今年の年間インフレ率が137万%になるとの見方を示した。同機関はこの6月、年間インフレが100万%を超えるとの見方を示していたが、この通りになったことになる。また同機関は、2019年の年間インフレについては、1000万%に達する可能性があるとしている。

■カラカス、ガソリン不足 Analiticaの記事
カラカス都市圏で、またガソリン不足が起きつつある。クリスマス、年末年始を前に移動が増えるこの時期だが、多くの車が市内のガソリンスタンドの前に給油を待つ列をなしている。産油国のベネズエラだが、経済失政のため産油体制が下がり続け、ガソリンの不足や涸渇が、頻発している状況だ。

■最低賃金、10ドルに El Nuevo Heraldの記事
最低賃金額は現在、実質10ドルまで下がっている。ハイパーインフレと通貨暴落が続く国内では、為替は正規レートと平行(闇)市場レートが併存し、その乖離幅を広げている。現在の最低賃金額を平行市場レートで換算すると10ドル相当で、賃金生活者がこのサラリーで生活していくことはほぼ不可能となっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■在ニカラグア大使を召還 Ambitoの記事
アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領は在ニカラグアのフアン・ダルテス大使を召還した。マクリ政権はダニエル・オルテガ政権が独裁色を強め、国民やメディアへの弾圧を加えていることを批判していた。先週にはメルコスルサミットで、オルテガ政権を批判する声明も出された。この措置を受けニカラグア側も、在アルゼンチン大使を召還した。

■オルテガ、CIDHミッション退去 El Paísの記事
ニカラグアのダニエル・オルテガ政権は、米州機構の人権機関CIDHのミッションを国外退去させた。このCIDHは、政権による国民、メディア弾圧が続き、国内の人権状況が悪化し、危機にあるとの報告を出していた。これを受けオルテガ政権は、CIDHの国内事務所の閉鎖を命じ、メンバーらを国外に退去させた。

■ボウソナロ氏、司法判断を歓迎 Télamの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ次期大統領は、司法判断を歓迎した。4月に収監された元大統領、ルラ氏について司法はその解放の是非を判断する予定だったが、これを中止した。ルラ氏は在任中の汚職の容疑で12年の刑を受けており、また新たな起訴の動きもある。汚職根絶を掲げるボウソナロ氏は、この判断を歓迎したものだ。

■Cepal、1.2%成長と評価 Télamの記事
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(Cepal)は、2018年のこの地域の経済成長が1.2%となると発表した。前の年の1.3%から0.1ポイント下がることになる。地域でもっとも高い成長と評価されたのはドミニカ共和国の6.3%、南米ではボリビアの4.4%で、ベネズエラは15%、アルゼンチンは2.6%のマイナスだ。

■アブド、被災者を訪問 Ultima Horaの記事
パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は、水害被災者らを訪問した。国内を流れる大河パラグアイ川が増水、氾濫し、首都アスンシオンだけでも7000人が一時避難した。同大統領は、この被災者らが身を寄せる避難所を訪れて、復旧復興に全力を挙げることを約束した。

■モンテビデオ、集中摘発 El Paísの記事
ウルグアイの首都モンテビデオの旧市街地域で、薬物や武器違法所持などの集中摘発が行なわれた。警察がクリスマス、年末を前に展開したもので、合わせて19人が拘束されたという。摘発ではコカインなどの薬物のほか、ウルグアイ、ベネズエラの通貨、さらにライフルや防弾チョッキなどが押収されている。

■LATAM、7~9%増見込み Gestionの記事
南米最大の航空グループ、LATAM航空は2019年の旅客利用について、7~9%の増加を見込んでいるという。同社が明らかにしたものだ。一方この7~9月の第三四半期の実績は、燃料費の上昇などを受け67%もの減少となった。同社はブラジルのTAMとチリのLANが統合し、南米各国で路線を展開している。


【サイエンス・統計】

■麻疹ワクチン、世界的に不足 Su Medicoの記事
麻疹(はしか)のワクチンは、世界的に不足しつつあるという。世界保健機関(WHO)が明らかにしたものだ。麻疹は欧州や北米など、世界的に感染拡大が起きている。各国がこれを抑止するため積極的な接種展開をし、供給が追いつかない状態になりつつある。ラテンアメリカでもベネズエラ難民を通じた感染拡大が報告されている。



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