2019.03.22

【ボリビア】

■ポルコで「フク」摘発 El Díaの記事
ポトシ県のポルコの鉱山で「フク」7人が摘発された。フクは産出物を横流しする組織犯罪の手口で、とくにオルーロ県のワヌニ鉱山での横行が指摘されている。今回、フク問題が表面化してから初めて、ワヌニ以外の鉱山での摘発が行われたことになる。フクにより、鉱山の経営が圧迫を受けていることが報告されている。

■国連、対女性暴力に懸念 El Díaの記事
国連は、ボリビアでの対女性暴力の増加に、懸念を表した。人権高等弁務官事務所の南米部局が名指ししたものだ。とくにボリビアでは、公共の場で働く女性が暴力を受ける事件が頻発していると指摘した。同機関はボリビア政府に対し、国内法に基づきこうした暴力事例を検挙する必要があると断じている。

■タリハ、強制解除 Correo del Surの記事
タリハ県のタリキア国立公園では、警察による道路封鎖の強制解除が行われた。周辺コミュニティの住民らは社会闘争でこの封鎖を実施し、与党MAS側との直接対話を求めていた。しかし警官200人がこの封鎖を強制解除するに至ったという。産油地域でありながら、地域がほぼ利益を得られていないことに、住民らは反発している。

■サンタクルスの兵らに狙撃銃 El Díaの記事
サンタクルス県の警備兵らに、狙撃銃が配備される。軍側が明らかにしたものだ。より殺傷能力の高いこの狙撃銃配備で、ブラジル国境での密輸などの犯罪対策の効力を高めるという。国内では、やはり密輸問題が続いているチリ国境のオルーロ、ポトシ県の警備兵らにすでにこの措置がとられている。

■ビルビルへの投資を呼びかけ El Díaの記事
アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領は、外国企業をサンタクルスのビルビル国際空港に招く。政府はこの空港を南米のハブに育てたい姿勢で、このための投資を呼び込むための招待だ。同空港は日本のODAにより整備され、中国資本でのハブ化工事が予定されたがこの計画は頓挫している。

■臓器売買闇市場摘発 Página Sieteの記事
ラパス県警は、臓器売買の闇市場を摘発した。ラパス市内のオブレロ病院を舞台に、違法とされる臓器売買が組織的に行われていたとみられる。県警はこの売買に関与したとみられる3人を拘束し、事情を聴いている。ボリビアでも臓器売買は全面的に禁止され、コーディネート機関による移植が行われている。

■海の日、民間主導 Página Sieteの記事
今年の「海の日」は民間主導だ。毎年3月23日は、ボリビアへの海の回帰を願う日で、毎年官民でさまざまなイベントが行われてきた。しかし昨年10月、ハーグの国際司法裁判所でボリビアが、海岸線回帰をめぐる訴えで実質敗訴し、今年は政府側の動きは乏しくなっている。

■癌患者らがデモ La Razónの記事
ラパスの保健省の庁舎前で、癌患者らがデモを行なった。治療に多額の費用と時間を要する癌患者らの訴えで政府は昨年10月、支援のための特別法制を約束した。しかし実現しないまま今に至り、支援を受けられていないとして癌患者の団体がデモを実施したものだ。

■CBBA、ハチミツ祭 Los Tiemposの記事
コチャバンバではこの24日、ハチミツ祭が開催される。県内では5700の農家がハチミツ採取を行ない、年間350トンが生産される。この量は国内の県別でもっとも多く、地元産のハチミツを地域の人々に知ってもらうためのイベントが開催されるものだ。同県は県民1人あたりのハチミツ消費量も、県別でもっとも多いという。

■アルフレド・コカ日本ツアー Página Sieteの記事
ボリビアを代表するチャランゴ奏者、アルフレド・コカ氏が日本ツアーを行なう。日本の演奏家福田大治氏の協力を得て3月27日の大阪を皮切りに、名古屋、仙台、札幌、東京などでコンサートを行なうものだ。同氏の訪日公演は2度めで、在東京のボリビア大使館もこの公演活動を支援している。


【ペルー】

■タクシー規制に是正勧告 Gestionの記事
カジャオの行政は、ホルヘ・チャベス空港を管理運営するLAPにタクシー規制への是正を勧告した。LAPはターミナル近くの乗降場へのタクシー乗り入れ規制を行なったが、この事態で同空港にタクシーで向かった人は長い距離を歩かなければならなくなった。カジャオ市はこれを問題視し、48時間以内の是正を求めた。

■ベネズエラ難民、71万5千人 El Comercioの記事
今の時点で国内に身を寄せるベネズエラ難民の数は、71万5千人だという。移民局が明らかにした数字だ。3月頭の時点ではこの数は70万8千人で、3週間で7千人増えたことになる。経済失政による生活困窮から、国外に逃れるベネズエラ国民が今も増え、各国で難民化している。


【チリ】

■サンティアゴ、Prosur会合 Telesur TVの記事
サンティアゴでは22日、Prosur会合が開かれる。セバスティアン・ピニェラ大統領は、空中分解した南米諸国連合(Unasur)に代わるこの機関創設を提言している。これに賛同したブラジル、アルゼンチン、コロンビアなど各国の首脳が続々と、サンティアゴ入りしている。一方ボリビア、ウルグアイ、ガイアナは不参加だ。

■テムコ、こどもを楯にしたか BioBio Chileの記事
第9(ラ・アラウカニア)州テムコでの社会闘争で、こどもが「楯」とされたという。政府側が非難したものだ。インディヘナ(先住民)、マプチェの闘争でデモがあり警官隊との衝突が起きた。この際、デモ隊が強制排除などを避けるため、こどもを最前線に出したと政府側が指摘したものだ。


【アルゼンチン】

■失業率、9.1%に上昇 Infocieloの記事
国の統計機関Indecは、国内の失業率が9.1%となったと発表した。昨年第4四半期の数字を示したもので、失業率そのものは上昇を続けている。ブエノスアイレス都市圏での失業率は10%を超え、また生産年齢人口に限ると失業率は11.4%となっている。国内では新たな経済危機への懸念が高まっている。

■経済、2.5%のマイナス Télamの記事
アルゼンチン経済は2018年、2.5%のマイナス成長だった。国の統計機関Indecが明らかにした数字だ。国内総生産(GDP)において第4四半期の国内経済は、前年同期比で6.2%、前の3か月に比しても1.2%のマイナスという結果だった。国内総生産は14兆5655億5900万ペソとなっている。

■ウシュアイア、通信障害 Télamの記事
国内南端、ティエラ・デル・フエゴ州のウシュアイアは21日、通信障害に見舞われた。Movistarのサービスが国内パタゴニアの広い範囲で障害を起こしたものだ。とくにウシュアイアはあらゆる通信が途絶え、通話やインターネット接続ができなくなっただけでなく、カード決済などもできない状態に陥った。

■AR、マイル3倍 Reporturの記事
アルゼンチン航空は、マイレージを3倍得られるキャンペーンを開始した。この18日から27日まで、ネットを通じてチケットを購入した乗客は、搭乗時に通常の3倍のマイルを得られるという。国内では今月、LCCのフライボンディが1ペソチケットキャンペーンを行なうなど、競争が激化している。


【エクアドル】

■モレノ、チリへ El Comercioの記事
レニン・モレノ大統領は21日、チリのサンティアゴに向かった。同国のセバスティアン・ピニェラ大統領が、空中分解した南米諸国連合(Unasur)に変わるProsur創設を提言した。Unasurの本部を抱えながらエクアドルはこの機関からの脱退を宣言しており、新機関への参加を政権側は積極的に検討中だ。

■ガラパゴス、ヨシキリザメ観測 El Comercioの記事
ガラパゴス諸島の海域で、初めてヨシキリザメが観測されたという。このサメは太平洋の広い範囲に棲息し出現するが、これまでこの諸島周辺で繁殖が観測されたことはなかった。環境省によると、専門家がこの諸島のフローレンス島、イサベラ島付近でこのサメの固体を確認したという。

■キト、地震で土砂災害 El Comercioの記事
キトでは20日、3度にわたる軽度の地震があり、これにより土砂災害が誘発された。この日の夜、M2.4、3.3、3.5の地震が発生したが、この震源地近くで21日、土砂崩れが起きたものだ。この地震、土砂災害による人や建物への被害報告はない。国内では2016年4月、M7.8の地震がエスメラルダス県で発生した。

■中国船拿捕、245隻に El Comercioの記事
海上警備機関が摘発、拿捕した中国船は245隻となった。新たにガラパゴス諸島に近い海域で、違法操漁の中国船を摘発したという。中国漁船によるエクアドルの排他的経済水域(EEZ)内での違法操漁は続いており、当局側はレーダーを強化するなど、監視体制構築を急いでいる。


【コロンビア】

■ドゥケ、側近拘束を非難 Caracol Radioの記事
イバン・ドゥケ大統領は、ベネズエラのフアン・グアイド暫定大統領の側近、ロベルト・マレロ氏が拘束された件を厳しく非難した。同大統領はこの拘束は、ニコラス・マドゥロ独裁政権によるものと断じ、同政権に対し即時の解放を求めるとした。チリ訪問前のメディア取材で語ったものだ。

■ELN襲撃、また兵死亡 El Informadorの記事
左翼ゲリラ組織民族解放軍(ELN)の襲撃で、また兵が死傷した。この事態が起きたのはベネズエラ国境のカタトゥンボだ。エル・タラで襲撃があり1人が死亡したほか4人が負傷している。1月17日にELNはボゴタで22人が死亡するテロ事件を起こし、イバン・ドゥケ政権はこの組織への対決姿勢を強めている。

■カルタヘナ、18週感染なし Caracol Radioの記事
カルタヘナでは、この18週間にわたり麻疹(はしか)の新規感染例はないという。保健局が明らかにしたものだ。現在麻疹は世界各地で流行しつつあり、南米ではベネズエラ難民による「媒介」が指摘されている。市内でも感染者が相次いだが、接種強化などの体制で新規感染者はこの期間、みられなかったという。


【ベネズエラ】

■グアイド側近、拘束される Caracol Radioの記事
フアン・グアイド暫定大統領の側近2人が21日未明、突然拘束された。議員事務所のロベルト・マレロ氏とセルヒオ・ベルガラ氏が、インテリジェンス機関に拘束されたものだ。ニコラス・マドゥロ政権の指示による拘束とみられている。両氏はグアイド氏の右腕で、とくにマレロ氏は事務所のナンバー2の存在だ。

■グアイド「拉致された」 Télamの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、側近2人が「拉致された」と訴えた。21日未明、事務所のロベルト・マレロ氏らがインテリジェンス機関に拘束された。グアイド氏はSNSを通じて、この2人の拘束劇が武器を使用した暴力的なものだったと訴え、「独裁政権」の差し金により拉致されたと断じた。

■マレロ氏、グアイドを案じていた El Paísの記事
21日未明にインテリジェンス機関に突然拘束されたロベルト・マレロ氏は、フアン・グアイド暫定大統領の安全を案じていたという。マレロ氏は自宅を急襲され拘束されたが、その直前までグアイド氏の安全担保に気を配っていたという。自分自身がこのような拘束を受けることは想定していなかったとみられる。

■オルテガ氏「マドゥロの常套手段」 Efecto Cocuyoの記事
前検察長官のルイサ・オルテガ氏は、側近の拘束は独裁政権の常套手段だと断じた。21日朝、フアン・グアイド暫定大統領の側近、ロベルト・マレロ氏がインテリジェンス機関に拘束された。オルテガ氏はこれを非難し、すべての野党関係者に注意を促した。同氏は同様の弾圧を受け、コロンビアに亡命している。

■各国、側近拘束を非難 Télamの記事
フアン・グアイド暫定大統領の側近ロベルト・マレロ氏の拘束報道を受け、国際社会がニコラス・マドゥロ政権を非難している。リマ・グループや米国、アルゼンチン、パナマなどがこの拘束劇を批判し、即時の解放をマドゥロ政権に求めた。米国のジョン・ボルトン補佐官は「マドゥロは重大な誤りを犯した」とツイートした。

■金、73トン流出か Insight Crimeの記事
ニコラス・マドゥロ政権により、中央銀行の金73.2トンがすでに国外に流出した可能性がある。マドゥロ政権が金を持ち出し、現金化しているとの報道がなされているが、これらの金はすでにトルコ、ドバイ、ウガンダに流れたとみられる。カラカスからイスタンブールに向かうターキッシュ・エアラインズの旅客定期便が、この輸送に使用されたことが明らかになっている。

■ロシアから医薬品300トン Infobaeの記事
ニコラス・マドゥロ政権は、来週にもロシアから、医薬品300トンが到着すると発表した。同政権の経済失政で国内では物資不足が蔓延し、とくに医薬品の不足は深刻だ。この事態を受け、ロシアからの援助を受けるという。同政権は国内で援助が必要な実態を否定し、フアン・グアイド暫定政権による受け入れを力ずくで阻んだ。

■揺れる軍人と兵 El Paísの記事
国内の軍人や兵は、その個々の内面は大きく揺らいでいる。軍はニコラス・マドゥロ政権への忠誠を誓うが、フアン・グアイド暫定政権は個人として「造反」することを呼びかけている。造反しコロンビアに逃れた兵らは千人を超え、また造反表明し職を解かれた軍人は26人にのぼる。

■メガ停電、予告されていた AMの記事
国内で7日夕方から13日にかけて発生した「メガ停電」は、その1週間前に予言されていたという。この停電の主たる原因は、水力発電所が機能不全に陥ったことだが、このトラブル発生はすでに事前に分かっていたことが明らかになった。ニコラス・マドゥロ政権も現場も、この事実を伏せ、または放置したとみられる。

■メガ停電、経済悪化に追い討ち Dineroの記事
7日夕方から13日にかけて発生したメガ停電は、国内経済悪化に確実に「追い討ち」となった。23州中22州で停電が発生し、国内経済は完全にストップした。この事態からの回復には半月程度がかかるとみられ、疲弊した経済そのものがさらに脆弱化したとエコノミストが指摘したものだ。

■タチラ、ガソリン危機26日 El Pitazoの記事
コロンビア国境のタチラ州では、ガソリン危機がすでに26日間続いているという。産油国のベネズエラだが、経済失政による生産体制の脆弱化でガソリン不足が断続的に起きている。同州では、メガ停電以前からガソリンの不足、涸渇が生じている状態だという。多くの市民は、給油のためだけにコロンビアに越境しているという。

■空手選手ら、立ち往生 El Pitazoの記事
空手のベネズエラ代表選手らが、カラカスのマイケティア国際空港で足止めされた。国際大会参加のため移動しようとしたが、パナマ当局が選手らのビザを認めなかったためだ。パナマはベネズエラ国民の入国規制を強めており、結局選手らは大会に参加はできなかった。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ダム決壊、死者210人に EMの記事
ブラジル、ミナスジェライス州で1月25日に起きたダム決壊による死者は210人となった。ベロオリゾンテ近郊のブルマディーニョで起きたこの事故で、有害物質を大量に含んだ泥流が町を襲ったものだ。今もなお96人が不明で、捜索活動が続けられている。環境汚染からの復旧には、年単位の時間を要するとみられる。

■2030、4か国で立候補 TNの記事
2030年ワールドカップに、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、そしてチリの4か国が共同で立候補する。当初3か国での立候補予定だったが、これにチリが加わった。ブエノスアイレスで発表があったものだが、一方でアルゼンチン経済の先行き不安が招致の上で大きな障害となる可能性もある。

■テメル氏、拘束 El Paísの記事
ブラジルの前大統領、ミシェル・テメル氏が21日、拘束された。建設会社を舞台とした汚職事件への関与から、検察がこの日同氏の身柄を拘束したものだ。同氏については在任中から、汚職疑惑が噴出していた。同氏は罷免されたジルマ・ルセフ元大統領に代わり、副大統領から大統領に昇格し12月までその職にあった。

■ニカラグア、拘束者を解放 Caracol Radioの記事
ニカラグア、ダニエル・オルテガ政権は先週末のすべての拘束者を解放した。同政権はすべてのデモを「テロ」とみなして弾圧を加えており、先週末のデモで一斉摘発を行なった。与野党間で膠着した事態打開のため協議が行われていたが、この一斉摘発でこれも中断している。政権側が歩み寄りの姿勢を示したとみられる。

■ニカラグア、ブラックリストに Caracol Radioの記事
米州機構の人権機関CIDHは、ニカラグアを「ブラックリスト」に加えた。地域の年次報告の中で、同国政府による人権弾圧が著しいと指摘され、キューバ、ベネズエラとともにその名前が掲載されたものだ。同国は1984年から2005年までやはりこのリストに加えられていて、14年ぶりに再掲載されたことになる。

■パンディージャ、リンチ死 El Comercioの記事
グアテマラで、パンディージャと呼ばれるギャングメンバー2人が、タクシー運転手らにリンチを受け死亡した。この2人はガソリンをかけられた上で火を放たれ、全身の80%に火傷を負ったという。警察は26歳の男性運転手を拘束している。同国では、パンディージャの暗躍で治安の悪化が続いている。

■キューバ、LGBTQ活動家阻む Diario de Cubaの記事
米国のLGBTQ活動家男性が、キューバへの入国を阻まれた。この男性はサンフランシスコから、メキシコのカンクンを経てインテルジェットの旅客機でハバナに向かった。しかし男性の入国が説明なく拒まれたという。キューバは革命後には同性愛者らによる弾圧があったが、今はLGBTQは「合法」な存在だ。

■ホンジュラス、9581ha焼く El Heraldoの記事
ホンジュラスでは今年に入り、9581ヘクタールもの森林を焼いているという。森林保護機構(ICF)が明らかにしたものだ。国内では今年に入り、大規模な森林火災が各地で相次いでいる。雨不足による乾燥が原因とみられ、テグシガルパやサンペドロ・スーラなど都市部では、この事態で大気汚染も報告された。


【国際全般】

■サイクロン、死者550人に US Newsの記事
サイクロン「イダイ」の直撃を受けた南東部アフリカでの死者は、550人に達した。国連側が明らかにした数字で、モザンビークで242人、ジンバブエで259人、マラウイで56人が死亡したという。しかし第二の都市ベイラが壊滅的被害を受けたモザンビークだけで、死者は千人を超えているとの観測もある。



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