2019.06.10

【ボリビア】

■大豆生産者ら、先鋭化 Página Sieteの記事
国内の大豆生産者らが、態度を先鋭化させている。先週生産者らは、サンタクルス県とベニ県を結ぶ幹線道路の封鎖を行ない、大豆買取価格の改定を求めた。政府側との交渉が物別れに終わり、生産者らは交渉にあたったロメロ、コカリコ両大臣の辞任をも加えた要求を掲げ、再び道路封鎖を開始している。

■メサ氏とオルティス氏が要求 Correo del Surの記事
10月の大統領選に出馬するカルロス・メサ氏とオスカル・オルティス氏が揃って、要求を行なっている。2016年2月21日の憲法改正を図る国民投票で否決されたにもかかわらず、憲法法廷がエボ・モラレス大統領の出馬を容認したことを問題視し、憲法法廷の判事らに辞任を求めたものだ。多くの国民はモラレス大統領の再出馬を違憲と見ている。

■サンホセ第二、竣工 La Razónの記事
国が整備を進めていたコチャバンバ県コロミの、サンホセ第二水力発電所が竣工した。エボ・モラレス大統領参列のもと、竣工の記念式典が開催された。この発電所は2億7800万ドルが投じられ建設されたもので、69メガワットの発電が可能となる。政府は国内の電源開発を進めているが、水力発電については環境破壊の点から反対の声もある。

■カトリック教会、憂慮示す Página Sieteの記事
カトリック教会が、汚職や密輸の拡大に重大な憂慮を示した。サンタクルスのセルヒオ・グアルベルティ大司祭が9日、語ったものだ。政府内などでの汚職や、密輸の横行が「たこ足のように広がっている」と断じた。また国内で、社会や家庭内でさまざまな暴力が広がりつつあることにも、同様に憂慮を示している。

■ベニ、毎日薬物機30機 Página Sieteの記事
ベニ県には毎日、30の薬物輸送機が飛来していると推測されるという。警察の薬物捜査機関が指摘した数字だ。国内第二の面積の同県は、ペルー、ブラジルと国境を接し、県土の大半がアマゾンのジャングルで人口粗放地域だ。南米では国境を越えた問題となっている薬物輸送機の「飛来天国」と化している実態だという。

■オルーロ、水痘多い La Patríaの記事
オルーロ県では、水痘(水ぼうそう)の感染件数が、依然として多いという。県保健局によると今年の県内の感染件数は、昨年同期に比して実に68%も増えている。とくに学校を通じ、児童や生徒の間で感染が拡大するケースが多いとした。県内では同様に、おたふくかぜの感染も多い水準となっている。

■金の50%、闇市場へ Página Sieteの記事
国内で産出される金の、実に50%が、闇市場に流れているとみられる。ボリビアは地域有数の鉱山国で、錫や亜鉛、鉛、アンチモンなどの産出量が多い。金については産出量そのものは少ないが、算出されたうちの半数が正規市場ではなく、闇市場に流れている可能性が高いとラパス県の鉱山労働者団体が指摘した。

■オルーロ、水道普及6割 La Patríaの記事
オルーロ県内での水道の普及は、およそ6割に達したという。国の統計によると、県内の都市部農村部すべてを含め、水道が利用できるエリアは59.8%となったという。2005年時点の42.5%からは劇的に範囲は広がったが、依然として4割は水道が利用できていない。国は水道アクセス権を基本的人権に位置づけている。

■アガル・デロス氏死去 La Razónの記事
ボリビアを代表する舞台女優、アガル・デロス氏が9日、死去した。同氏は1952年、ラパス市内の劇場で初めて演技を見せ、以後舞台の一線で活躍を続けていた。しかし近年は健康を崩し、療養を続けていたという。ラパスのアルベルト・サアベドラ・ペレス劇場で、葬儀が行われる。

■オルーロもサルチーチャ監視 La Patríaの記事
オルーロ市の食品衛生局も、サルチーチャ(ソーセージ)の監視を開始した。国内では6月23日のサンフアンの夜に、サルチーチャを食べる習慣がある。しかし高需要期である一方で、粗悪品が流通することがあり、市民の健康問題を引き起こす可能性がある。オルーロ市もこの事態の抑止のため、現場での監視を開始した。


【ペルー】

■ギラン・バレー、5県に緊急事態 El Comercioの記事
炎症性多発神経障害であるギラン・バレー症候群の患者急増を受け、ピウラ、ランバエケ、政権はラ・リベルタ、リマ、フニンの各県に緊急事態が発令された。緊急調査の結果19県で197件の発症があり、5人が死亡している。原因は未だ不明で、何らかの細菌やジカ熱などの感染症が発端となった可能性が指摘されている。

■保健省、ワクチン原因説は否定 El Comercioの記事
保健省は、国内で発症者が相次ぐギラン・バレー症候群の原因が、ワクチンにあるとの説については否定的だ。この炎症性多発神経障害は、細菌などの感染のほか、ワクチン投与がきっかけで起きることがあることが報告されている。しかし保健省は、発症者に共通のワクチン投与はなく、これが原因である可能性は低いとした。

■パンアメリカンで6万人 La Repúblicaの記事
リマで開催されるパンアメリカン競技大会には、競技者の関係者だけで6万人以上が来秘するという。通商観光省が試算した数字だ。米州で最大のこのスポーツイベントは、障碍者スポーツ大会を含めてこの7月26日から9月1日まで開催される。期間中、リマのホルヘ・チャベス空港は混雑が予想されている。

■メンドサ氏、チンチェロ計画を批判 Gestionの記事
2016年大統領選で善戦した左派元候補、ベロニカ・メンドサ氏が、クスコ近郊のチンチェロへの空港建設計画を批判した。同氏はこの計画が進展すれば、地域の水資源の深刻な汚染を招きかねないと指摘した。同氏は新空港計画はクスコには必要だが、チンチェロでの整備は見直す必要があるとの見方を示した。

■コスタ・ベルデ、浸食受ける El Comercioの記事
リマ、ミラフローレスのコスタ・ベルデが、波による浸食を受けた。海岸に面する部分が高波により浸食されたもので、周囲の緑地帯やシクロビア(自転車道)に影響が及ぶおそれもある。波による浸食はリマ一帯の海岸で起きており、行政は継続的な対応を迫られている状況だ。

■リマの交通、ワースト3位 El Comercioの記事
リマの交通渋滞は、世界ワースト3位にランキングした。Forbesが、GPSなどのデータをもとに、世界400都市の渋滞についてランキングを示したものだ。この結果、リマは58%と高い渋滞率で、インドのムンバイの65%、コロンビアのボゴタの63%に続き、3位となったという。


【チリ】

■北部、皆既日蝕特需 JC Netの記事
国内北部は、皆既日蝕による特需を迎えている。7月2日、この地ではこの現象が生じることから、第4(コキンボ)州ラ・セレーナを中心に多くのツアーが催行される。航空各社のラ・セレーナ線の予約は好調で、すでにこの日の市内の主なホテルは満室となっているという。日蝕ツアーで、国外からの観光客も急増する見通しだ。

■アントファガスタで火災 BioBio Chileの記事
第2州都アントファガスタ市内で、やや大きな火災が起きた。9日14時頃、中心部のボリバール通り、マッタ通りの角にある建物にある飲食店から火が出たものだ。この店と、同じ建物に入る簡易宿オスタルが全焼した。建物内の犬などの救助活動にあたった消防士1人が、軽傷を負っている。


【アルゼンチン】

■マクリ、バカ・ムエルタへ Télamの記事
マウリシオ・マクリ大統領は12日、ネウケン州のバカ・ムエルタを訪れる。バカ・ムエルタは国内最大のエネルギー資源開発が進む地だ。ネウケン、リオ・ネグロ、メンドサ各州知事とともに、この開発現場を視察するという。マクリ政権はこの開発を進め、エネルギー構造の転換を図りたい姿勢だ。

■ラウソン、一酸化炭素中毒 La Nacionの記事
チュブ州のラウソンの家庭内で、一酸化中毒事故が起きた。8日、市内の住宅内でこの戸主の75歳の男性と58歳の娘、そして36歳の孫の3人が死亡しているのが発見された。台所での調理器具の不完全燃焼が原因で、一酸化炭素が発生し、いずれも中毒死したとみられている。

■父の日商戦が本格化 Télamの記事
国内では現在、父の日商戦が本格化している。父の日を前に毎年繰り広げられているものだが、今年は商戦に臨む商店側も本気だ。昨年中盤以降、再びアルゼンチン経済の先行きに不透明感が高まり、国内では消費全体が落ち込んでいる。この事態を打開する起爆剤にしようと、多くの店は例年以上にこの商戦に力を入れている。

■ネウケン、マテ茶バル La Mañana Cipollettiの記事
ネウケン市内に、「マテ茶バル」がオープンした。国内でも特定サービスに特化したカフェやバルは珍しくないが、このバルはコーヒーやビールなどアルコール類ではなく、伝統飲料であるマテ茶やさまざまなフレーバーティーのみを提供するという。


【エクアドル】

■児童労働、むしろ増加 El Comercioの記事
国内での児童労働は、むしろ増加しているという。国内では家計を助けるため、軽作業に従事したり、違法な物品販売を行なう児童が存在する。2014年時点でこうした労働に従事する5~14歳のこどもは9万9500人と推定されていたが、2018年には倍にあたる20万1634人に増えているという。


【コロンビア】

■ドゥケ、アルゼンチンへ Caracol Radioの記事
イバン・ドゥケ大統領は10日、アルゼンチン、ブエノスアイレスを訪れる。昨年8月に就任した同大統領の同国公式訪問は初めてだ。カサ・ロサーダ(大統領府)でマウリシオ・マクリ大統領と会談し、両国間の経済関係の強化や、ベネズエラ問題についての意見を交わす予定だ。


【ベネズエラ】

■再開国境、7万人 El Comercioの記事
運用が再開されたタチラ州のコロンビア国境を、この8日だけで7万人が通過したという。コロンビア移民局が明らかにしたもので、ベネズエラからの入国が3万4千人、同国への帰還が4万人となった。この2月以来陸路国境は閉鎖されていたが、7日にニコラス・マドゥロ政権が突然の再開を発表していた。

■マドゥロは圧力に屈した Caracol Radioの記事
フアン・グアイド暫定大統領は「マドゥロ政権は国民からの圧力に屈した」と表した。マドゥロ政権は7日、2月以来閉じられていたコロンビア陸路国境の再開を突然発表した。この件についてグアイド氏は移動、物資輸送などの需要が高く、国民から同政権への圧力が強まり、マドゥロ政権がこれに屈したと断じた。

■マドゥロ政権、国連に反論 Télamの記事
ニコラス・マドゥロ政権下で外務相の立場のホルヘ・アレアサ氏が、国連の発表に反論した。国連難民高等弁務官事務所は、国民の1割に相当する330万人が国外に流出したと発表した。アレアサ氏はこの発表に対し、「ベネズエラから多くの難民が発生しているように装うもの」と表し、実態に合わないと批判した。

■グアイド「軍の8割も変化を望む」 Voz de Americaの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、軍人や兵の80~85%も、変化を望んでいると断じた。ニコラス・マドゥロ政権に対し今も軍は忠誠を誓っており、二重政権状態の国内の混乱に拍車をかけている。グアイド暫定政権は軍人や兵らに対し、自主的な造反を呼びかけ続けている状況だ。

■マドゥロ、カナダの領事部閉鎖 Ciber Cubaの記事
カナダ国内のベネズエラ領事部が、閉鎖されているという。トロント、バンクーバー、モントリオールにある領事部は8日時点で、すべて停止状態にあることが明らかになった。ニコラス・マドゥロ政権が指示したとみられるが、カラカス側はこの事実はないと否定している。カナダは同政権に批判的なリマ・グループの一角を占める。

■ガソリン涸渇、さらに悪化 Portafolioの記事
国内でのガソリン不足、涸渇の状況が、さらに悪化している。産油国のベネズエラだが、経済問題などにより産油体制が維持できず、水準が下がり続けている。国営オイル会社Pdvsaのエンジニアらも、国内でのガソリン供給体制が「危機的状況」であることを認めている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■オルテガの恩赦法を批判 Télamの記事
ニカラグアの記者らの団体は、ダニエル・オルテガ政権が準備する恩赦法を批判した。同国では昨年4月から、反政府行動が続き、これに対しオルテガ政権は激しい弾圧を加え続けている。今回の恩赦法では、この弾圧により拘束された人も対象で、記者らの団体は「もともと理由なく拘束された人に恩赦を加えるのは本末転倒」と断じた。

■パラグアイ川、水位下がる Paraguayの記事
増水し一部で氾濫が生じている大河、パラグアイ川の水位が下がりつつある。首都アスンシオンではこの水位上昇で4万7千人に避難勧告が出されているが、9日には水位は32センチ低下し、落ち着きつつあるという。一方、危機的状況が続くアルベルディでは3センチしか下がらず、今も危険水準となっている。

■ハイチ、反政府行動再燃 RFIの記事
ハイチではまた、反政府行動が再燃している。モイーズ政権の退陣を求めた数千人規模のデモが、ポルトー・プランスで行なわれたものだ。同国では経済的疲弊が続く中、政権内での汚職の報道が相次ぐなど、国民の怒りが沸点に達している。この数か月間にわたり、こうした行動の激化が繰り返されている状況だ。

■TT、ベネズエラ女性殺害 El Pitazoの記事
トリニダード・トバゴでは8日、ベネズエラ女性が殺害される事件が起きた。首都ポート・オブ・スペインで、29歳女性が銃撃を受け殺害されたものだ。現在警察が、殺人事件として捜査を続けており、目撃情報のある不審な男の行方を追っている。同国では5月5日にも、ベネズエラ女性が犠牲となる事件が起きていた。

■アビアンカ・ブラジルから流出 Estadaoの記事
経営危機に陥っているアビアンカ・ブラジルから、すでに操縦士らの流出が起きている。同社は昨年末に破産を申請し、同国の航空各社による分割清算などの議論が進む。こうした中、すでに同社の操縦士15人が、中国やトルコなどとくにアジアの航空会社への移籍を果たしているという。

■インテルジェット、14%増 Jornadaの記事
メキシコのLCC、インテルジェットの利用はこの5月、前年同月比で14%の増加となった。国内線の増加は9.2%だったが、国際線の増加は27.2%と高い伸びとなった。同社の1~5月の利用者総数は600万6126人で、前年同期比で8%の増加となっている。メキシコでは同社とボラリスを中心とする、LCC間の競争が激化している。

■ウルグアイ、花卉栽培絶滅か El Observadorの記事
ウルグアイでは、花卉栽培が絶滅の危機にあるという。20年前国内には、花卉栽培を扱う農家、業者が合わせて200存在したが、現在は10分の1以下の18に激減した。生産コストと生産国間の競争の激化で、収益が悪化し撤退した農家、業者が増えたためだ。国内花卉販売は、とくに多くの日系人が関わっている。

■パラグアイ、デング止まず ABC Colorの記事
パラグアイでは、デング感染に抑止がかかっていないという。同国保健省が明らかにしたもので、今季の感染は15の行政地域で発生し、4740件となつている。雨が落ち着くはずの現在も、各地で川の増水などによる水害発生もあり、感染拡大が止まっていない状況だ。


【国際全般】

■エミレーツ、女性が客死 Arabian Businessの記事
エミレーツ航空の便内で、乗客の米国籍の40歳女性が変死した。この女性はニューヨークから、同社のハブであるドバイに向かう便を利用していた。6日、このEK204便がドバイの空港に到着した直後、この女性に異変が生じて倒れこみ、死亡が確認されたという。今の時点で、死因などは分かっていない。

■アンゴラ、ガソリン不足 El Intransigenteの記事
アフリカ有数の産油国、アンゴラでもガソリン不足が蔓延しているという。とくにこの5月、事態は悪化し多くのガソリンスタンドが休業し、残ったスタンドの前に長い車列ができた。同国産の原油の80%は輸出に回され、国内の需要に十分対応しきれていないことが原因だ。「ベネズエラ化」を懸念する声がある。



最近の記事