2019.06.11

【ボリビア】

■野党、憲法法廷スポークスマン交代求める La Razónの記事
野党は、憲法法廷のスポークスマンの交代を求めた。10月に大統領選が行われるが、同法廷は現行憲法の「網疏」(法の抜け穴)を通じた、エボ・モラレス大統領の再出馬を合法とした。野党はこの点に今も強い反発を見せており、現同法廷の姿勢は憲法の精神を損なうと主張している。

■野党、ラパスでデモ行進 La Razónの記事
野党は、護憲を掲げてラパス市内でデモ行進を実施した。10月の選挙で、憲法の多選規定に関わらず、エボ・モラレス大統領の再出馬が認められた件を問題視したものだ。大統領選に出馬予定のカルロス・メサ氏、オスカル・オルティス氏、さらにビクトル・ウゴ・カルデナス氏の陣営が、このデモに加わった。

■与党、野党のボイコットに懸念 La Razónの記事
政府与党は、野党による選挙ボイコットに重大な懸念を示した。野党が、憲法法廷の姿勢に問題があるとして言及し、ラパスでデモ行進を実施している。この事態がエスカレートすれば、10月の大統領選で野党がボイコットを行なう可能性があるとの見方を与党が示した。ボイコットそのものが、民主主義を損なうと警告している。

■サンタクルス-ベニ道、封鎖5日め La Razónの記事
サンタクルス、ベニ両県を結ぶ幹線道路の封鎖は、5日めとなった。地域の大豆農家らが買い取り価格の見直しを求めた社会闘争によるものだ。政府側との交渉が決裂したことで、農家らはこの担当大臣の辞任なども要求項目に加えている。農家らは、現行の買取価格では、大豆生産を継続できないと訴えている。

■サパテロ氏が来暮へ Correo del Surの記事
スペインの元首相、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏が今週、国内を訪れる。ディエゴ・パリー外相によると同氏はラパス入りし、その後ポトシ、スクレ、サンタクルスを訪れるという。この訪問は欧州連合(EU)とボリビアの関係強化を図るもので、ラパスの大統領府ではエボ・モラレス大統領との会談も予定されている。

■ウユニ、観光客死傷事故 El Díaの記事
ポトシ県のウユニ塩湖で、観光客らが死傷する交通事故が起きた。9日、イスラ・インカワシからウユニの町に向かっていた4WDが衝突事故を起こし、英国の19歳の観光客2人と22歳のボリビア人運転手の3人が死亡し、このほかアルゼンチンやウルグアイ国籍などの4人が負傷した。

■米国ビザ、SNS情報必要に El Deberの記事
米国へのビザを取得するボリビア国民は、自身のSNSの情報を明らかにする必要があるという。同国のドナルド・トランプ政権が、ビザ発給要件にこの情報提示を加えることを決めたものだ。この対象国の中に、ボリビアが含まれているという。同政権はこの情報把握は、国内の安全保持のため必要としている。

■児童労働、農業に集中 La Razónの記事
国内での児童労働は近年、農業分野に集中しているという。労働省が明らかにしたものだ。国内では就学年代の児童、生徒が家計を助けるためにはたらかざるを得ないケースが少なくない。同省のデータによると、こうした児童労働の実に65%が農業分野で、商業が25.8%、工業が8.8%だという。

■オルーロ、自転車の日 El Díaの記事
オルーロでは9日、「自転車の日」の取り組みが行われた。温室効果ガスを排出しない新たな移動手段として自転車の活用を掲げ、市内の街路の多くが自転車に解放されたものだ。昨年に続き2度めで、前回よりも参加者は増えたという。坂道の多いラパスとは異なり、オルーロでは自転車の活用が高く期待されている。

■スクレ、シマウマ復活 Correo del Surの記事
スクレ市内に「シマウマ」の姿が戻った。ラパスで導入されたモデルで、シマウマの着ぐるみの若者たちが交通指導を行なうものだ。スクレでもこのモデルが導入されたが、市側の予算の問題などから、しばらくの間その姿は見られなかった。このモデルは、交通マナー向上と若者の雇用対策の2つを兼ねるものだ。


【ペルー】

■ギラン・バレー、無料給付 La Repúblicaの記事
ギラン・バレー症候群について医療給付は、無料だという。保健省が明らかにしたものだ。国内ではこの炎症性多発神経障害の発症者が206件に達し、5人が死亡した。蚊が媒介する感染症や、蚊対策の薬剤散布が原因となった可能性があるが、今の時点で理由は特定されていない。

■ラ・リベルタ県は32件 El Comercioの記事
ギラン・バレー症候群についての緊急事態が出されたラ・リベルタ県では、この発症件数が32件となっているという。同県保健局が明らかにしたもので、県都トルヒーリョは9件となっている。この難病発症者が急増したことを受け同県とピウラ、ランバエケ、リマ、フニンの5県にこの緊急事態が出された。

■ワイナピチュで観光客救助 El Comercioの記事
マチュピチュ遺跡を望むワイナピチュ山で、観光客が救助された。10日午前11時35分頃、この山を訪れた女性観光客が、4メートルの高さから転落したという。救助隊がこの女性を救出し、14時55分発オリャンタイタンボ行きの列車で搬送した。クスコ市内の病院で、詳しい検査を受けるという。

■スカイ、2路線開設へ Gestionの記事
チリのLCC、スカイ航空は、新たに国内線2路線を開設する。同社は新たな認可を受け、この4月からペルー国内線に参入している。新たにリマとアヤクチョ、トゥンベスを結ぶ2路線を、7月下旬から運航する。それぞれのチケットは10日からすでに発売されている。同社と既存のビバ・エアの間で、激しい競争が起きている。


【チリ】

■コキンボ、40万人来訪予想 BioBio Chileの記事
第4(コキンボ)州には、40万人が押し寄せると予想されている。7月2日、同州では皆既日蝕が観測され、国内外からこの天体ショウを見ようと観光客が来訪する。すでにラ・セレーナなど主な町のホテルは予約でいっぱいで、前後の航空便も満席が続いている。

■メトロ6号に制裁も BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)6号線に、制裁が加わる可能性がある。環境行政側が明らかにしたものだ。プロビデンシアやニュニョアなど、同路線の沿線で、車輛が通過するたびに振動が起き、周辺住民から苦情が出ているという。設計上の瑕疵があった可能性があるとして運営側に改善を求め、制裁金を科す可能性があるとした。


【アルゼンチン】

■商業施設で爆弾騒ぎ Clarín.comの記事
ブエノスアイレスの商業施設「ショッピング・アバスト」で10日、爆弾騒ぎがあった。18時前、「911」に対し同施設の駐車場付近に爆発物を仕かけたとの電話があった。これを受け、同施設からは利用者や職員らが一斉に避難した。この施設近くに乗り入れるスブテ(地下鉄)リネアBの運行にも影響が生じたという。

■フライボンディにも閉業の噂 Urgente24の記事
LCCのフライボンディに対し、今後運航停止や閉業の可能性があるとの噂が広がっている。国内LCC市場では、アビアンカ・アルゼンチンが停止に追い込まれたばかりだ。昨年1月に参入したフライボンディも、月に300万ドルの損失を出し続けており、同様の状況になりかねないと市場側が見ているという。

■アビアンカ停止はモデル構築の失敗 Infobaeの記事
アビアンカ・アルゼンチンの運航停止は、同社のLCCとしての事業モデル構築の失敗が原因だという。民間航空局が見方を示したものだ。マックエアを買収し国内に参入した同社だが、同局はこの路線展開、投入機材、さらに営業方法において、LCCとしての軸を失っていたとの見方を示した。

■AA、コルドバ就航 Impulso Negociosの記事
アメリカン航空は、マイアミとコルドバを結ぶ直行便を就航した。同社は先週から、200人乗りのボーイング767型機を使用し、この路線を週4往復の体制で運航を開始した。同社の国内への乗り入れは、ブエノスアイレスのエセイサ国際空港に続き、2地点めとなる。

■トゥクマンにILS El Economistaの記事
トゥクマンのベンハミン・マティエンソ空港に、新たに計器着陸装置(ILS)が装備された。この計器は悪天候時にも円滑な離着陸ができるよう手助けをするものだ。この設営により、同空港発着便の安定性、安全性が増すことになる。国の航空行政は、地方空港へのこの計器の装備を進めようとしている。

■牛肉、75%は中国に Télamの記事
輸出牛肉の実に75%はこの4月、中国に輸出されたという。食肉業の団体が明らかにしたものだ。この月、中国のほかチリ、イスラエル、ドイツ、ロシア、オランダ、ブラジル、イタリアへも輸出があったが、圧倒的多数を中国向けが占めた。


【エクアドル】

■キト、おたふくかぜ警報 El Universoの記事
保健省はキトに、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)についての警報を出した。市内の学校で、この感染症の流行が起きているという。感染した場合、通学を控える必要があり、また学校に通う児童、生徒の保護者らに対し、予防接種を検討するよう呼びかけている。

■ジェットブルー、運賃発表 El Universoの記事
米国のLCC、ジェットブルーが運賃を発表した。同社はこの12月5日から、ニューヨークとグアヤキルを結ぶ直行便を運航する。同社はこの路線の片道最低運賃を280ドル、往復では432ドルとすることを明らかにした。同社はこの新路線に、エアバスA321ネオを投入予定だ。


【コロンビア】

■アルゼンチンと密輸対策強化 Caracol Radioの記事
コロンビア、アルゼンチン両国は密輸対策で協力体制を強化する。10日、ブエノスアイレスを訪れたイバン・ドゥケ大統領は、同国のマウリシオ・マクリ大統領と会談した。この場で、国境を越えた問題となりつつある密輸についての対策強化に合意した。また対ベネズエラ政策などについて、突っ込んだやり取りがあったという。

■アラウカ、新しい油井 Caracol Radioの記事
アラウカ県で、新たな油井が発見されたという。エコペトロルが明らかにしたもので、同社がタメで探索していたポイントから、油井が確認されたものだ。この新油井からは一日あたり2785バレルの原油と、430万立方メートルの天然ガスの産出が可能だという。


【ベネズエラ】

■国境通過、3日で10万5千人 El Tiempoの記事
タチラ州とコロンビアを結ぶ国境をこの3日間で通過した人の数が、10万5千人となったという。コロンビア側の移民局が明らかにした数字だ。2月の物資搬入闘争以来閉鎖されている国境だが、この8日からこの1個所について通行が再開された。ベネズエラ側から、買い出しのためコロンビアに向かう人が多くを占めているという。

■コロンビアへの難民、20万人はこども W Radioの記事
国内からコロンビアに身を寄せる難民130万人のうち、実に20万人はこどもが占めているという。こうした難民を支援するコロンビアの団体が指摘した数字だ。団体はこのうちの2万人が、親などの負担から「捨て子」の危機にあるとも指摘する。コロンビア政府は、こうしたこどもへの便宜上の国籍付与の事業化を進めている。

■新たな難民圧力の高まり El Comercioの記事
ベネズエラからの難民圧力の周辺国への新たな高まりが起きているとの指摘がある。ニコラス・マドゥロ政権は、2月以来閉じていたコロンビア国境の一つの再開を8日から実施した。この措置により、新たに国外に向かおうとする動きが加速し、再び周辺国への難民流入が増える可能性があるという。

■グアイド「シリア化」を懸念 Infobaeの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、ベネズエラの「シリア化」に懸念を示した。国連機関は国内から国外に移民した人が400万人に達する見込みであることを明らかにした。シリアのように、大量の難民が発生している事態を憂いたものだ。一方、ニコラス・マドゥロ政権はこうした難民発生報道をすべて「フェイクニュース」としている。

■マドゥロ、カナダ批判 Télamの記事
ニコラス・マドゥロ政権下で外相の立場のホルヘ・アレアサ氏は、カナダ政府を批判した。トロント、モントリオール、バンクーバーのベネズエラ領事部が、業務停止状態に陥ったのは、同国政府からのマドゥロ政権への干渉によるものと断じたものだ。これら領事部は先週末以降、すべて業務が止まっていることが指摘されている。

■電力、頭脳と技術者の流出 La Vanguardiaの記事
国内の電力分野から、その頭脳や技術者が多く流出しているという。電力会社の労働組合が指摘したものだ。国内では「メガ停電」が頻発し、疲弊した経済に追い討ちをかけた状態だ。この原因として、ニコラス・マドゥロ体制を悲観した職員らの国外などへの流出が相次いだことがあると断じた。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ、再び社会闘争 Télamの記事
ハイチでは、再び社会闘争の嵐となっている。経済が疲弊した同国では新たな汚職疑惑の浮上が相次ぎ、モイーズ政権の退陣を求める大規模なデモが、首都ポルトー・プランスで行なわれている。この激しい闘争で、現時点で7人が死亡し、多くの負傷者が出ている状態だ。この事態はさらに緊迫する可能性もある。

■ニカラグア、50人に恩赦 Télamの記事
ニカラグアでは、50人に対し恩赦が実施された。ダニエル・オルテガ政権が、新たな恩赦法を設け、これに基づきとった措置だ。同国では昨年4月以降、反政府運動が高まり、オルテガ政権はこうした動きに激しい弾圧を加え続けてきた。記者や活動家らは、弾圧による「いわれなき拘束」を受けた者への恩赦は、意味がないと批判している。

■難民、パナマでは働けず El Nuevo Diarioの記事
パナマ国内に逃れた「ニカラグア難民」が、同国政府に改善を求めた。昨年4月以降の反政府行動を受け、弾圧を受けるおそれがあったり、国内での生活が難しいと判断した多くの国民が国外に逃れている。しかしパナマでは、こうした難民が職を得たり、教育を受けたりすることが難しい状況となっているという。

■パナマ、引き続きグアイド承認 Dialogo Americasの記事
パナマの次期大統領、ラウレンティノ・コルティソ氏は、引き続きベネズエラのフアン・グアイド暫定政権を支持する姿勢を示した5月13日の選挙で選出された同氏は、現政権の姿勢を踏襲し、ニコラス・マドゥロ政権ではなくグアイド暫定政権を支持承認すると断じたものだ。マドゥロ政権の人道問題などを考慮したとした。

■エルサルバドル、やや強い地震 El Salvadorの記事
エルサルバドルでは10日午前3時12分頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源はサンフアン・デル・ゴソ半島の南22キロで、震源の強さはマグニチュード5.7だ。同国では5月30日、M6.5の強い地震があり、この余震である可能性がある。この日の朝9時3分にも、M3.6の地震が起きている。

■ホンジュラス、教員と医師が行進 La Prensaの記事
ホンジュラスでは教員や、医師など医療関係者らがデモ行進した。テグシガルパやサンペドロ・スーラ、エル・プログレソなどで行なわれたもので、政府が企図する教育、保健分野の民営化方針に反対する動きだ。デモ隊は政府側との、対話の機会を求めている。

■パラグアイ、大麻一部合法化 El Diarioの記事
パラグアイは、マリファナ(大麻草)の一部を合法化する。フリオ・マッソレーニ保健相が明らかにしたもので、医療用マリファナの解禁に向けこの合法生産の枠組みを新たに整備するという。国内ではマリファナの栽培、保持、使用ともに禁止されているが、近隣国での解放が進み、同国も一部解禁に動き出した。

■アエロメヒコ、漸減 Aviación21の記事
メキシコ最大手、アエロメヒコの利用者の漸減傾向が止まらない。この5月の同社便の利用者数は177万7千人と、前年同月比で2.6%のマイナスとなった。メキシコではボラリス、インテルジェットといったLCCの台頭が続き、レガシーキャリアの同社の利用は緩やかに減り続けている。


【国際全般】

■カナダ、使い捨てプラスチック禁止へ Caracol Radioの記事
カナダは2021年から、使い捨てのプラスチック製品を全面的に禁止する。同国のジャスティン・トルドー首相が10日、明らかにしたものだ。プラスチックによる海洋汚染などが問題となり、各国が規制を強める中、全面禁止の方針を打ち出した。同首相は、同様の判断をする国が続くことにも期待を示している。


【サイエンス・統計】

■肥満、飢餓を上回る El Comercioの記事
世界で、肥満を抱える人の数が、飢餓に瀕する人の数を上回ったという。国連食糧農業計画(FAO)が明らかにしたものだ。肥満が飢餓を上回ったのは、統計上初めてのことだ。2016年時点でラテンアメリカ・カリブ海地域の肥満者は1億470万人と推定され、飢餓の3900万人をすでに上回っていた。



最近の記事