2019.08.30

【ボリビア】

■消火、36か国から支援 Página Sieteの記事
東部での大規模林野火災を受けボリビアは、合わせて36か国から支援を受けた。現在も懸命な消火活動が続いており、消防士などの直接支援をアルゼンチンやペルー、さらに国交のないチリからも受けている。また欧州連合(EU)などからの、資金支援も行われている状況だ。

■Usaid、ボリビアへ Página Sieteの記事
米国国際開発庁(Usaid)がボリビアでの活動を再開する。東部の大規模山林火災対策の一環で、Usaidは消火や環境学の専門家10人を緊急派遣するものだ。2009年、パンド県で起きた事件をきっかけにボリビアと米国の関係が悪化し、Usaidは国内での活動を全面的に見合せていた。

■アルゼンチン、消防士ら派遣 El Díaの記事
アルゼンチンはボリビアに、消防士や、消火に使用する航空機を派遣した。東部で起きている大規模林野火災への対応支援のため、派遣を決めたものだ。同国北部のフフイから、この消防士の一団がサンタクルスのビルビル国際空港に到着したもので、すぐに現場で活動を開始している。

■スーパータンカーは6日め El Díaの記事
空中消火航空機スーパータンカーの国内での活動は、29日で6日めとなった。東部で発生した大規模林野火災を受け、政府が米国の保有企業からチャーターしたものだ。一度に15万リットルの水を輸送できるこのボーイング747型機はこの日、プエルト・スアレス付近での火災現場で消火活動を行なった。

■火の手は684個所 La Razónの記事
東部で起きている大規模林野火災で、火の手は現時点で、684個所で上がっているという。エボ・モラレス大統領が明らかにした数字だ。このうち342件は、火災が集中しているチキタニアで起きている。今月17日から18日にかけてのピーク時には、火の手は7~8千個所で上がっており、コントロールされつつあると同大統領は断じた。

■エボの消火に批判も Clarín.comの記事
エボ・モラレス大統領が大規模林野火災で消火活動に参加した動画が、国内で批判を浴びている。現場視察の際、作業服姿の同大統領が放水する動画が公開された。国内からはこの動きが、10月の大統領選を見据えた選挙運動との批判を呼んだ。同政権は火災対応を優先するため、選挙運動を凍結すると発表していた。

■ロボレ、授業再開 Página Sieteの記事
サンタクルス県のロボレでは、学校の授業が再開された。今月、東部では大規模林野火災が起きているが、この地は早い時期に大きな火災に見舞われた。この地での火がコントロールされたことを受け、休校となっていた学校が再開されたものだ。しかし火災による大気汚染の影響があり、多くの児童生徒はマスク姿だった。

■ウユニ、道路封鎖 FM Boliviaの記事
ポトシ県のウユニでは29日、24時間のストライキが行なわれている。市民団体が、与党MASなどの所属の市会議員7人の辞任を求めた社会闘争だ。このストでは、ウユニの町と県都ポトシ、オルーロ、アトチャを結ぶ道路が封鎖され、車輛の往来が阻害された。市民団体は、ストを再び行なう可能性も示唆している。

■もっとも危険なのはエルアルト El Díaの記事
国内都市の中で、もっとも危険なのはエルアルトだという。犯罪に関するデータが公開されたものだ。この町では人口10万人あたりで発生する犯罪件数が27件と、全国でもっとも高かった。またラパス県警が扱った事件のうち、実に63%がこの町に集中しているという。この町は実質首都ラパスの衛星都市となっている。

■LGBTQ、候補者見極め La Patríaの記事
10月の総選挙に向け、LGBTQ団体は候補者を見極めるという。カトリックの社会的影響力の強さから、国内ではLGBTQへの対応が遅れている。この選挙に向け、各候補者がLGBTQをどうとらえ、政策に生かすかを団体側がチェックするという。オルーロのLGBTQ団体が明らかにしたもので、国内各地の団体に同様の活動を呼びかける。

■ラパス、バスターミナル休業へ La Razónの記事
ラパスのバスターミナルは、1日の「歩行者デー」を受け一部休業する。市内の街路が歩行者や自転車に解放され、車輛通行が規制されるものだ。この措置を受け、同ターミナルを出発するバスの便は、31日22時30分のオルーロ行きを最後に一時閉鎖され、再開は1日の18時となる予定だ。

■オルーロ知事、飲酒を否定 FM Boliviaの記事
オルーロ県のビクトル・ウゴ・バスケス知事は、飲酒を否定した。同知事が、公用車の中でアルコール飲料を摂取し、警察に一時拘束を受けたとの噂が広まっている。同知事は県民向けにコメントを出し、SNSなどで拡散しているこの噂は事実無根と否定した。


【ペルー】

■司法、9月12日に判断 Kien y Keの記事
最高裁は、元大統領候補者ケイコ・フヒモリ氏について、9月12日に判断を行なう。同氏は汚職疑惑が生じたことから予備逮捕されているが、家族や同氏が率いる政党などが政治弾圧と主張し、解放を要求している。この解放の是非の判断を、この日に行なうことを決めた。今月初めにもこの判断が示されようとしたが、結論が先送りされていた。

■ワンチャコ、博物館設置の機運 El Comercioの記事
トルヒーリョ近郊のワンチャコでは、新たな博物館設置の機運が高まっている。この地で新たに、230人のこどもの遺骸が発見された。12世紀から16世紀頃のチムー文化期に、生贄にされたものとみられている。これらの出土物を展示し、チムー文化を紹介する博物館を設けることを求める声が、高まっている。


【チリ】

■サンティアゴ、煙に覆われる BioBio Chileの記事
サンティアゴの広い範囲が29日、黒い煙に覆われた。市内南部にある倉庫で大規模な火災が生じ、この煙が拡散したものだ。マイプやセリージョス、サンベルナルドの上空が、この煙に覆われた。保健局はこの煙を受け、市民に呼吸器などへの留意を呼びかけた。火は、消防によりすでに消火されている。

■テムコ、電気バス BioBio Chileの記事
第9(ラ・アラウカニア)州テムコで、電動のバス車輛の導入が計画されている。バス事業を展開する企業らの団体が計画しているもので、政府交通省もこの計画を後押しする方針を示した。この電気バス導入で、ガソリン車使用よりも排出される二酸化炭素や窒素酸化物が、大きく減る見通しだ。


【アルゼンチン】

■賃金、17.9%上昇 Télamの記事
今年上半期、国内では賃金は17.9%上昇したという。国の統計機関INDECが明らかにしたものだ。この期間中、国内では物価が22.4%上昇しており、実質賃金は下がった計算になる。アルゼンチンは、南米ではハイパーインフレとなっているベネズエラに次いで、物価上昇率が高い状態だ。

■サンタロサの嵐、到来か Infobaeの記事
ブエノスアイレスには「サンタロサの嵐」が到来するとみられる。8月30日のリマのサンタロサの祭前後に起きる嵐で、気象機関はブエノスアイレス都市圏に大雨や雷、降雹の可能性があるとして注意を呼びかけた。サンティアゴ・デル・エステーロなどで気温が摂氏35度を超え、ここに寒気が入るため大気が大きく不安定化する予報だ。

■ソンダの中、林野火災 Clarínの記事
メンドサではアンデスから吹き降ろす季節風「ソンダ」が吹く中、林野火災が起きている。現地消防によると、現在15個所で火の手が上がっているという。ソンダの熱風に煽られ、火はコントロールが難しい状態で、火災発生地点付近の学校などは休校措置が取られている。

■メンドサも飲酒運転厳罰化 La Nacionの記事
メンドサ州では飲酒運転の厳罰化が図られる。飲酒運転事故の多発を受けとられる措置で、基準値以上のアルコール血中濃度で運転した場合、最大で30日の実刑や、10万8千ペソの罰金が科せられる可能性がある。この措置は、国内各州の中でもっとも厳しい内容となっている。

■トゥクマン空港に商業施設 Comunicacion Tucumanの記事
トゥクマンのベンハミン・マティエンソ空港に、商業モールがオープンした。空港利用者の利用を見込み、商業スペースが大幅に拡充されたものだ。とくに地域の特産であるワインの品ぞろえは、国内の空港併設店舗の中で最大のものになるという。

■ユアン・マクレガー氏が来亜 TNの記事
英国の俳優、ユアン・マクレガー氏が、アルゼンチンを訪れている。同氏は国内南端のウシュアイアから、エクアドルに向けバイク旅行をするため、ブエノスアイレスに降り立った。市内のミクロセントロを歩き回り、市民や観光客を驚かせたという。同氏は「トレインスポッティング」などの作品で知られる。


【エクアドル】

■グアヤキル、200便キャンセル El Universoの記事
グアヤキルのホセ・ホアキン・デ・オルメド空港を発着する航空便、200便がキャンセルされる見通しだ。この空港ではこの週末から、4度にわたり週末限定で数時間ずつ、滑走路が閉鎖される。再舗装などの工事のためだが、このために多くの便のスケジュールの組み直しが進められている。観光への影響懸念が広がっている。

■入国ベネズエラ人、激減 El Comercioの記事
エクアドルに入国するベネズエラ国民が今週、激減した。生活困窮を逃れたベネズエラ難民の大量流入を受け、政府はこの26日から、入国する同国民にビザ取得を義務づけた。それまで平均で2000人ほどが入国していたが、この措置発動後は50人まで減ったという。ビザ義務づけはペルーやチリも、発動している。


【コロンビア】

■FARC、90%は合意履行 El Universoの記事
左翼ゲリラ組織だったコロンビア革命軍(FARC)のメンバーの90%は、政府との和平合意を履行しているという。政党に転換したこの組織側が明らかにしたものだ。この組織の指導者であるイバン・バスケス氏らが、武装闘争を再開すると宣言したが、この動きは同組織の一部の暴走であるとした。

■アビアンカ、あらためて否定 Caracol Radioの記事
アビアンカ航空は、破産をあらためて否定した。同社は経営上の苦境にあることが伝えられているが、幹部が破産の可能性を語った音声が流出し、株価が急落するなどの事態が生じている。同社側はあらためて、破産手続きに入るといった噂を否定し、この事態の鎮静化を図ろうとしている。


【ベネズエラ】

■米国、FARCの背後にマドゥロ Caracol Radioの記事
米国は、ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)の背後に、ニコラス・マドゥロ政権があると断じた。FARCはコロンビア政府と和平合意し、そのプロセス上にあるが、一部で再武装化の動きがみられることが指摘されている。米国政府は、このFARCの不穏な動きを、背後でマドゥロ政権が支援していると断じた。

■リマ・グループ、グアイド新体制支持 Infobaeの記事
リマ・グループ各国は、フアン・グアイド暫定政権の新体制を支持した。グアイド氏は、フリオ・ボルヘス氏を同暫定政権の外相とするなどの新たな措置を発表した。ニコラス・マドゥロ政権に批判的な国々によるリマ・グループは、このグアイド氏の措置を支持することを明らかにしている。

■グアイド氏「対話機能せず」 Infobaeの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、ニコラス・マドゥロ政権側との対話が「機能していない」と断じた。ノルウェー政府の斡旋で両政権間の対話が、バルバドスで行なわれていた。しかしマドゥロ政権がこの対話を凍結したことから、現在は行なわれていない。グアイド氏はこの対話そのものの無意味さを指摘した。

■マドゥロ、センソ実施を発表 Noticias SINの記事
ニコラス・マドゥロ政権は、センソ(国勢調査)を実施することを発表した。この9月1日から20日にかけ、国民や経済についての実態把握のため、この調査を実施する。同政権は国内が経済危機にあることを今も認めていないが、「きわめて厳しい環境にある」ことを認めこの措置をとることとした。

■通貨、下落ペース早まる El Comercioの記事
通貨ボリバール・ソベルノの、対米ドルでの下落ペースが速まっている。29日、平行(闇)市場では1ドルは2万2905Bsとなった。数日前に2万Bsの大台を突破したばかりで、いっそうの下落が進んだことになる。この通貨は、実質デノミが行なわれる形で昨年8月20日に導入され、一年を迎えたばかりだ。

■国内から木々、急速に減る El Universoの記事
国内の都市部周辺では、木々が急速に数を減らしているという。ニコラス・マドゥロ政権の経済失政により、多くの国民が生活困窮に直面している。家庭用エネルギーのガスが使用できない世帯が急増していることから、木々が切られ、まきとして転用されているものだ。切られる木々は街路樹や公園の木にも及んでいる。

■米国、HIV患者支援 NTN24の記事
米国は、ベネズエラ人のHIV患者を支援する。ニコラス・マドゥロ政権の経済失政で、国内では医薬品の涸渇が生じ、HIVキャリアが発症などを避けるための医薬品も入手困難となっている。米国は、コロンビアに逃れたこうしたHIV患者向けに、必要医薬品を無料提供するという。

■メトロ、運営の危機 Descifradoの記事
カラカスのメトロ(地下鉄)も運営上の危機にある。ニコラス・マドゥロ政権の経済失政で、必要なメンテナンスができなくなったことから、現在一日平均180回もの、施設のトラブルが生じているという。今月、1号線の駅で脱線事故があり、8人が負傷したが、この事故もメンテナンス不全が原因だったことが指摘されている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ボウソナロ、野焼きなどを禁止 Caracol Radioの記事
ブラジル、ジャイル・ボウソナロ大統領は、国内で今後2か月間、野焼きなどを禁止する大統領令を出した。国内アマゾンでは大規模火災が起きており、この対策の一環だ。アマゾン開発に積極的な同大統領は、野焼きは農法の一つとして容認姿勢を示していたが、火災の大規模化を受けてこの措置に転換した。

■9月6日にアマゾン火災会議 Antena3の記事
アマゾンの大火災を受け、関連国による緊急会議が9月6日に開催される。コロンビア政府が実施を呼びかけたもので、ボゴタでの開催となる見込みだ。火災に対し「初期対応を誤った」と評価されているブラジル、ジャイル・ボウソナロ政権も参加の姿勢を示している。現時点で何か国が参加するかは分かっていない。

■ブラジル「消火は進行」 El Comercioの記事
ブラジル政府は、アマゾン火災の消火は進んでいるとの見方を示した。政府系のアマゾン保護機関側が明らかにしたもので、消火への軍の投入などを受け、「顕著に消化が進んでいる」としたものだ。とくに25日から26日にかけ、ロンドニア州やアマパ州、パラ州などで消火が進んだという。

■パラグアイの火は6個所 ABC Colorの記事
パラグアイ国内での林野火災の火の手は、6個所で上がっているという。同国でもチャコ地方で、林野火災が起きており、政府や消防が対応にあたっている。政府側によるとバイア・ネグラなどで起きているこの火災の消火活動には、消防と軍が当たっているという。またボリビアからの類焼を避けるための措置もとられている。

■パラグアイ-カナダ電話会談 Hoyの記事
パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領と、カナダのジャスティン・トルドー首相が電話会談した。フランスで行われたG7サミットの場で、アマゾン火災対応への支援が話し合われたことなどが、カナダ側から説明されたという。この火災対応などについて、両者の間で意見が交わされた。

■ドリアン、プエルトリコ回避 Caracol Radioの記事
ハリケーン「ドリアン」のプエルトリコ直撃は避けられた。カリブ海で発生したこの低気圧がハリケーン「カテゴリー1」となり、この島に接近していた。しかしこの進路を北寄りに変えたことから、直撃は避けられる見通しとなった。しかしこのハリケーンは、今後米国のフロリダ半島に接近する可能性が出てきている。

■バスケス「勤め上げる」 Télamの記事
ウルグアイのタバレ・バスケス大統領は、この職を「勤め上げる」姿勢を示した。現在79歳の同大統領は、初期の肺癌であることを明らかにしている。この治療を受けながら職務にあたっていが、「最後の瞬間までこの職務を全うする」と述べたものだ。次期大統領を選ぶ選挙が、10月27日に迫っている。

■パレスチナ、ホンジュラスを非難 La Prensaの記事
パレスチナ政府が、ホンジュラスを非難した。フアン・オルランド・エルナンデス政権が、イスラエルの首都をエルサレムと位置づけ、新たな貿易拠点をこの町に置いたことを批判したものだ。同政権は米国のドナルド・トランプ政権に追随し、在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移している。

■ベリーズでも林野火災 Love FMの記事
ベリーズ最大都市、ベリーズ・シティ近郊でも林野火災が起きている。同国政府側が明らかにしたもので、現時点で人の住まいなど建物などへの類焼、影響は出ていないという。消火活動が行なわれているが、近くにある住宅などからは、住民は一時避難している状態にあるとした。

■AMLO、盗撮カメラ発見 El Universoの記事
メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、大統領府の執務室に、盗撮カメラを発見したという。このカメラは施設内にあったもので、大統領らの挙動が映し出されていた。現時点で、何者がこのカメラを設置したかなどについては、分かっていない。

■バー襲撃、死者28人に El Universoの記事
メキシコ、ベラクルス州コアツァコアルコスのバーで起きた襲撃事件による死者は、28人となった。武装グループがこの店の出口を塞ぎ、店内で銃撃を行なったものだ。背後に、麻薬組織間の抗争があったとみられている。アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領はこの事件への非難声明を出している。

■短すぎるパンツで観光客逮捕 Periódico Cubanoの記事
キューバで、女性観光客が「パンツが短すぎる」との理由で逮捕されたという。この女性は街路を歩いていたところ、「風紀を乱す」などの理由から拘束されたという。一緒に旅行していた男性は、この女性が「拘束されたまま戻っていない」と話す。この逮捕について、警察による過干渉との指摘もある。

■コスタリカ、デング支援 La Prensaの記事
コスタリカ政府は、デング対策を支援する。ホンジュラスでは北部のカリブ海岸を中心に、このネッタイシマカが媒介する感染症が大流行中だ。コスタリカはデング流行を抑止するための薬剤提供などを、ホンジュラスに行なうことを決めた。この流行は、ニカラグアやベリーズにも波及していることが指摘されている。


【サイエンス・統計】

■WHO、麻疹警告 La Vanguardiaの記事
世界保健機関(WHO)は、麻疹(はしか)についての警告を発した。欧州で今年上半期、発症が確認された例が9万件を超え、大流行に至る可能性を示したものだ。同機関はこの背景に、親の誤った判断で、子にワクチン接種を行なわない事例が増えたためとしている。麻疹はラテンアメリカやアフリカなどでも、局地的に流行がみられている。



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