2019.11.09

【ボリビア】

■警察官らが反旗 La Razónの記事
警察官らが、ついに反旗を翻した。コチャバンバの複数の所轄の警察官らが、エボ・モラレス大統領の辞任を求める社会闘争側に「造反」したものだ。この動きを受け、スクレでも一部の警察官が同様の態度を表明した。この動きを受け、コチャバンバのデモ隊の間では歓迎の声が広がった。

■エボ、閣僚と緊急会合 Página Sieteの記事
エボ・モラレス大統領は8日午後、警察を管轄するカルロス・ロメロ大臣らとの緊急会合を持った。国内では10月20日の選挙結果無効と同大統領の辞任を求める社会闘争が激化している。コチャバンバとスクレで、一部の警察官の「造反」も伝えられた。同大統領は、非常事態発出を含めた対応策を検討しているとみられる。

■メサ氏「エボでは鎮圧化はできない」 El Díaの記事
カルロス・メサ氏は、エボ・モラレス大統領では今起きている社会闘争を鎮圧できないと断じた。10月20日の選挙無効を訴える社会闘争が国内で激化するが、この選挙で次点となったメサ氏はまさに当事者だ。メサ氏はこの闘争において、「大統領府に行くか、刑務所に行くかどちらかだ」と決意を示している。

■カマチョ氏、メサ氏とは隔たり La Razónの記事
サンタクルス市議会議長のルイス・フェルナンド・カマチョ氏は、カルロス・メサ氏とは考え方に隔たりがあるとした。同氏はエボ・モラレス大統領に辞任の最後通牒を突きつけるなど、闘争の最前線に立っている。選挙やり直しとなった場合、自身が出馬することを否定したが、現状でメサ氏との共闘は難しいとした。

■死者3人、負傷者383人 La Razónの記事
選挙後闘争において、国内では3人が死亡し、383人が負傷したという。オンブズマン機関が明らかにしたものだ。10月20日の選挙に不正があったとして、この無効を求める闘争が19日間にわたり続いている。負傷者のうち148人はコチャバンバ、128人はサンタクルス、79人はラパスという内訳になっている。

■ラパス、すわ衝突 La Razónの記事
ラパス中心部ではまた、衝突が起きそうになった。8日昼頃エボ・モラレス大統領の辞任を訴えるデモ隊と、モラレス大統領支持者らのデモ隊がすれ違う事態となったものだ。両者間で衝突が起きることが懸念されたが、この場では双方が冷静に対応し、穏便に進んだ。ムリーリョ広場近くで前日、両者間の衝突が起きていた。

■2県からラパスへ Correo del Surの記事
チュキサカ県、ポトシ県の市民団体は、ラパスに移動しようとしている。エボ・モラレス大統領の辞任を求める社会闘争で、実質首都で声を上げるための移動を図ろうとしているものだ。すでに一部のメンバーらは、バスでラパスに向かっている。今後闘争が、ラパス市内で先鋭化するおそれがある。

■MAS支持者らがブロック封鎖 Correo del Surの記事
ラパスとオルーロでは、与党MASの支持者らが、道路のブロック封鎖を開始した。エボ・モラレス大統領の辞任を求める社会闘争が激化する中、各地からデモ隊がラパスに移動し始めている。これを避けるため、幹線道路の封鎖などの措置を開始したものだ。こうした封鎖現場で、新たな衝突が起きる懸念もある。

■オルーロ、変電所攻撃 La Razónの記事
オルーロで、変電所が攻撃を受けたという。エネルギー担当のラファエル・アラルコン大臣によると、この攻撃で施設の一部が機能停止となり、マチャカマルカとポオポで1400世帯が停電しているという。この攻撃は、国内で蔓延する社会闘争による「テロ攻撃」とみられている。

■法王に助けを求める動き El Díaの記事
国民の間で、ローマ法王フランシスコ1世に、助けを求める動きが起きている。ローマ法王庁によると、ボリビア国民から国内の窮状を訴え、仲裁を依頼する書簡が今、殺到しているという。この問題については、ローマ法王も強い懸念を示していることが伝えられている。

■ラパス、航空便にも影響 Página Sieteの記事
ラパスのエルアルト国際空港では、航空便にも影響が広がっている。国内で起きている社会闘争の影響で多くの便に遅れやキャンセルが生じているものだ。アビアンカ航空はボゴタ、リマなどとラパスを結ぶ路線を当面、運休することを発表している。航空各社も、予約キャンセルが相次ぎ、経営に深刻な影響が生じていることを明らかにしている。

■ニャティタス、今年は小規模 La Razónの記事
ラパスの奇祭「ニャティタス」は、今年は小規模だ。この祭は毎年11月8日、先祖の頭蓋骨を飾り、中央墓地に持ち込むもので、国内でもラパスでしか見られない。例年この日は多くの頭蓋骨が墓所に集まるが、今年は社会闘争の蔓延のためその数は限られた。それでもニャティタス向けのミサは、墓所内で行なわれている。


【ペルー】

■経済成長を下方修正 Gestionの記事
中央銀行(BCR)は、今年のペルーの経済成長見通しを下方修正した。同機関は今年の成長が2.7%になると予想していたが、これを2.2%に引き下げた。1~9月の実績を評価し、分析した数字だという。米中間の貿易摩擦など、国際経済の不安要素が山積する中、ペルー経済も影響を受けたとした。

■ギラン・バレー、さらに死者 El Comercioの記事
ピウラ県でギラン・バレー症候群を発症した46歳の女性が死亡し、同県での死者は10人となった。国内ではこの6月、この炎症性多発神経障害の発症者が激増していることが報告された。以後新たな発症は減少したが、ここにきて再び増加傾向にあることが指摘される。この原因は、まだ特定されていない。


【チリ】

■歴史的建造物で火災 BioBio Chileの記事
サンティアゴの歴史的建造物で8日、火災が起きた。中心部、ビクーニャ・マッケンナ通りに面する建物の3階から火が出て、この階が全焼したものだ。当時、イタリア広場を発ったデモ隊がこの街路を通過していたが、デモとこの火災の因果関係は現時点では不明となっている。

■コンセプシオンでまた衝突 BioBio Chileの記事
国内第二の都市コンセプシオンでは、デモ隊と警官隊の衝突が8日、また発生した。国内では10月18日から社会闘争が続いているが、この日市内ではインデペンデンシア広場でまたデモが行われた。この鎮圧行動をとろうとした警官隊との間で衝突が起きたもので、警官隊はガス弾を使用している。

■34歳男性、警察の暴力告発 BioBio Chileの記事
サンティアゴの34歳の男性が、警察による暴力を映像で告発した。一連のデモに参加したこの男性は、プエンテ・アルトで警察に拘束されたが、この際に暴力を受けた。この痕跡が生々しく残る背中の画像をSNSで公開し、告発したものだ。一連のデモでは、公権力による暴力の連鎖が起きたことが報告されている。

■バルパライソ、略奪の300人特定 BioBio Chileの記事
バルパライソの警察は、略奪に参加した300人の特定を急いでいる。一連の社会闘争の混乱に乗じ、国内各地で略奪が蔓延した。警察はこの現場を捉えた動画の解析を進め、略奪を行なった者の特定を進めている。バルパライソでは300人がこの捜査対象となっており、特定し次第、検挙する方針だ。

■コンセプシオン、対略奪強化 BioBio Chileの記事
コンセプシオンの警察は、略奪対策にさらに力を入れる。市内では今も社会闘争によるデモが続き、これに乗じた略奪も毎日のように報告されている。警察はこうした略奪を抑止するため、武器保有の警察官を街路に配備するなどの対応をとることを明らかにした。市民からの批判はあるが、安全確保を最優先にするという。

■サンティアゴ、ドローン活用 BioBio Chileの記事
サンティアゴの警察は、治安対策にドローン(無人航空機)を活用する。社会闘争の激化、長期化により、市内でも治安に不安を持つ市民が増えている。犯罪を抑止するため、サンティアゴ警察は新たに17機のドローンを導入し、空からの効率的なパトロールを実施する。


【アルゼンチン】

■ピナマール、ビーチ禁煙 Diario26の記事
ブエノスアイレス州の大西洋岸、ピナマールのビーチはこの夏、禁煙となる。市議会が禁煙とする法案を可決したもので、タバコの吸い殻や灰による海、ビーチの汚染を防ぐことが目的だ。国内のビーチで、完全禁煙となるのはこれが初めてとみられる。タバコ葉産地でもある国内だが、禁煙化の流れは強まっている。

■保健省、電子タバコに注意 Télamの記事
保健省は電子タバコに対する注意を呼びかけた。国内で、30歳の男性がこの電子タバコ使用が原因で、肺に「傷」を負った事例が確認されたという。紙巻きタバコより安全との認識が広まり、電子タバコの愛用者は国内で増えているが、一方で世界的に、この危険性も認識され始めている。

■エル・パロマール、正常化 Host Newsの記事
ブエノスアイレス、モロンのエル・パロマール空港は正常化した。昨年2月から旅客転用されたこの空港では、滑走路再補修などの工事のため3日間、閉鎖されていた。この工事が完了し、同空港を拠点とする2航空会社の便が、正常に運航され始めている。休止中これらの航空会社は、エセイサ国際空港を使用した。

■AR、返金応じる La Página Millonariaの記事
アルゼンチン航空は、返金に応じると発表した。リーベルが臨むリベルタドーレス杯の試合がチリのサンティアゴで行なわれる予定だったが、同国の社会闘争の影響で試合が延期された。試合観戦のため同社のチケットを購入したサポーターに対し、返金に応じるとしたものだ。


【エクアドル】

■グアヤキル、充電ステーション El Universoの記事
グアヤキル中心部に、電気自動車の充電ステーションが設けられた。市内で初めての公共の充電ステーションが設けられたのは、中心部のサマネス公園だ。8日朝から運用が開始され、さっそく充電する車輛が現れた。市側は今後、電気自動車の数が増えることを見越し、同様施設を各地に設ける方針だ。

■息子はチリ軍に殺された El Comercioの記事
チリの社会闘争で命を落とした26歳のエクアドル男性の父親は、「息子はチリ軍に殺害された」と告発した。同国では10月18日から社会闘争が激化しているが、同国在住のこの男性は闘争の現場で死亡したことが発表されている。父親によると、軍による無差別発砲でこの事態に至ったことが動画を通じて明らかになったという。


【コロンビア】

■カケタ誤爆、追及へ Caracol Radioの記事
カケタ県で起きた誤爆事故についての、法的追求が始まっている。検察がすでに捜査に動いているものだ。この誤爆により、こども8人が死亡する惨事となっている。フェルナンド・カリーリョ検察長官は、この事件について経緯を解明し、すみやかに法的処置をとると断言した。

■カルタヘナから4路線 Caracol Radioの記事
LCCのEasyFlyは、新たにカルタヘナからの4路線を開設することを明らかにした。この12月14日にカルタヘナとククタを結ぶ路線を開設し、同月中にイバゲ、ペレイラ、アルメニアを結ぶ路線を次々と開設する。同社はすでにウェブサイトを通じ、これらの路線のチケット販売を開始している。

■ボゴタ空港、不安も Red Másの記事
ボゴタのエルドラード空港周辺の住民の間では、不安も起きている。航空需要の増加に対応するため、同空港ではこの18日から新しいマスタープランの運用が始まる。夜間便が解禁されるなどの措置がとられるが、周辺住民の間では騒音などの環境面での対応がなされないことに、不安が生じている。


【ベネズエラ】

■あらためてグアイド支持確認 Infobaeの記事
ニコラス・マドゥロ政権に批判的な国々によるリマ・グループは、あらためてフアン・グアイド暫定政権支持を確認した。同グループはブラジリアで会合を持ち、情勢などについて話し合った。マドゥロ政権が簒奪政権であるとの認識を示し、民主選挙の早期実施を求める姿勢を示した。

■ELN、44%はベネズエラに Kien y Keの記事
コロンビアの左翼ゲリラ組織民族解放軍(ELN)の戦闘員の実に44%は、ベネズエラ国内に身を寄せているという。コロンビア国防省が明らかにした数字だ。今年1月にボゴタで大きなテロを起こしたこの組織について、背後でニコラス・マドゥロ政権の支援を受けているとの指摘がある。

■通貨下落、97.36% EFEの記事
通貨ボリバール・ソベルノは今年、すでに97.36%下落しているという。7日時点で1ドルは2万4228.33Bsで、1月2日時点の638.18Bsから、この幅の下落となったものだ。現行通貨は、ニコラス・マドゥロ政権が昨年8月20日、実質デノミを行なう形で導入したものだ。

■コロンビア議会、人権侵害を指摘 Informe21の記事
コロンビア議会では、ニコラス・マドゥロ政権による人権侵害があらためて指摘された。上院議会で、昨年8月から拘束されたままのフアン・レケセンス氏などの事例が報告され、マドゥロ政権が人権を無視した対応を取り、蹂躙行為に及んでいると報告したものだ。

■キューバとの間にジレンマ Cubanos por el Mundoの記事
ニコラス・マドゥロ政権は、キューバとの間にジレンマを持つ。経済失政の影響で産油体制が十分に機能しない中、キューバに原油を供給すれば国内で不足し、国内を優先すればキューバで不足する事態が生じている。産油体制を回復するための手段や方法に欠け、現体制では解決は難しい。

■移民のための断捨離 El Imparcialの記事
今、多くのベネズエラ国民が「断捨離」を行なっているという。ニコラス・マドゥロ政権の経済失政による生活困窮から、多くの国民が国外に逃れようとしている。この前に、所持する物品を少しでも現金化しようと、まさに「断捨離」を行なっている。一方、不動産などの試算は、ほぼ売れない状況だ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ルラ氏、解放 ABC Colorの記事
ブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏が解放された。同氏は在任中の汚職容疑などで12年の刑を受け、昨年4月から収監されていた。しかし司法が同氏の解放を決め、8日に580日ぶりに解放されたものだ。最高裁での決議は解放賛成が5、反対が1だった。

■モイーズ、厳罰化の姿勢 Radio La Primerisimaの記事
ハイチのジョブネル・モイーズ大統領は、暴力行為や破壊行為に対し、厳罰化を図る姿勢を示した。同国では9月16日から社会闘争が続き、同大統領の退陣が求められている。国内ではデモ隊による暴力、破壊が蔓延しており、これらの行為へ強い態度を示したものだ。しかし、闘争は現に続いている。

■コロンビアは棄権 Caracol Radioの記事
コロンビアは国連の議決を棄権した。キューバへの制裁解除議決に、コロンビアが反対票を投じると伝えられた。ブラジルは初めて反対票を投じたが、コロンビアはこの議決の際、退席するにとどまった。トルヒーリョ外相は「キューバの姿勢を受け入れられない事実は変わらない」と説明した。

■LATAM-デルタ、57.8% Reporturの記事
LATAM航空とデルタ航空は、米国と南米を結ぶ路線の実に57.8%のシェアを得ることになる。両社は包括提携を発表したばかりだ。この提携により、南米の航空界の構成図は激変することになり、両社の連合がこれら路線の過半数を占めることとなる。


【国際全般】

■イランで地震、死者5人 El Comercioの記事
イランで8日午前1時17分頃、やや強い地震が発生した。同国北部の東アゼルバイジャンを震源とするマグニチュード5.9、深さ8キロの地震が発生し、多くの家屋が倒壊し、土砂災害が起きた。この事態でこれまでに5人が死亡し、300人が負傷し、100人以上が倒壊家屋から救助されている。

■カタール、カザフスタンへ New Europeの記事
カタール航空が新たに、カザフスタンに乗り入れる。カタール航空の役員が8日、同国を訪れ産業インフラ開発相と会談した。この場で、同社が同国の首都ヌルスルタンとドーハを結ぶ貨物路線を毎日運航することを明らかにしたものだ。カタールとカザフスタンがオープンスカイを結んだことを受けたもので運航開始はこの年末になる。


【サイエンス・統計】

■デング、初の性交渉感染 El Universoの記事
デングの性交渉を通じた感染が、初めて報告された。キューバを訪れた41歳のスペイン男性が、現地で蚊が媒介するこの感染症に感染した。帰国後に男性と性交渉を持ったが、この渡航歴のない男性がデングを発症したという。性交渉による感染の可能性は以前、韓国で指摘されていたが、確認されたのは初めてだ。



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