2019.11.10

【ボリビア】

■エボ、緊急対話呼びかけ El Díaの記事
国内情勢の緊迫を受け、エボ・モラレス大統領が野党に緊急対話を呼びかけた。10月20日の選挙に不正があったとして、国内ではこの選挙結果の無効とモラレス大統領の辞任を求める闘争が蔓延している。モラレス大統領は事態を「平和的に解決」するため、この対話の実施を大統領候補者らに呼びかけた。

■メサ氏、対話を謝絶 El Díaの記事
大統領選で次点となったカルロス・メサ氏は、エボ・モラレス大統領からの対話呼びかけを謝絶した。メサ氏は映像を通じて、「モラレス大統領と何らかの取引をするつもりはない」とし、対話の席に着くことを拒んだ。3位となったオスカル・オルティス氏も、同様に否定的な見解を示している。

■チ氏、条件つきで応じる姿勢 El Díaの記事
カトリック政党から出馬し大統領選で4位となったチ・ヒュンチュン氏は、対話に条件つきで応じる姿勢だ。この条件の中には、選挙主体となる選挙法廷全員の解任などが含まれ、モラレス大統領サイドが応じる可能性は極めて低い。このため、メサ氏、オルティス氏と同様、事実上の拒絶とみられる。

■与党MAS、辞任ドミノ El Díaの記事
与党MASでは、辞任ドミノが起きている。エボ・モラレス政権に対し辞任を迫る社会闘争が国内で激化する中、ポトシ県知事、ポトシ市長が相次いで辞任を表明した。国民の声に耳を傾け、事態打開のため辞任するべきと判断したものだ。このほか地方首長、観光副大臣ら合わせて5人が辞任表明したことになる。

■造反警官ら、エボ辞任求める El Díaの記事
「造反」を表明したコチャバンバ、チュキサカ県警の警察官らは、エボ・モラレス大統領の辞任を求めている。国の姿勢に反し、反政府運動への支持を表明していたものだ。造反警官らは声明を出し、モラレス大統領の辞任を要求したものだ。この造反報道を受け、国内の多くのデモ隊が祝賀の声を上げた。

■レビジャ「新体制での再選挙」 El Díaの記事
ラパスのルイス・レビジャ市長は、緊迫する国内情勢の緩和打開には、新体制での再選挙しか方法はないと断じた。エボ・モラレス大統領の辞任を求める声が国内で高まっているが、先の「不正選挙」を導いた選挙法廷全員を入れ替えた上で、新体制で選挙を行なう必要があると断じたものだ。

■エボとガルシア・リネーラはチモレへ Correo del Surの記事
現政権への急先鋒、サンタクルス市議会のルイス・フェルナンド・カマチョ議長は、「エボ・モラレス大統領とガルシア・リネーラ副大統領はチモレに逃げ込む」との見方を示した。同政権に辞任を突きつけた同氏は、同政権が「無駄な空港を作った」この地で、新たなゲリラ活動を行なう可能性を示した。

■フランス大使も辞任 Correo del Surの記事
在フランス、パリのボリビア大使も辞任を表明した。元軍人のフアン・ゴンサロ・ドゥラン・フローレス氏は、国内での混乱を受け、モラレス政権から派遣されたことを重く見て、辞任する意向を示した。同氏は適正で公正な選挙が行われることは、運動を展開する国民と心を同じくすると述べている。

■EU、平和的解決を Página Sieteの記事
欧州連合は、ボリビアに平和的解決を求めた。国内でエボ・モラレス大統領の辞任を求める社会闘争が蔓延していることを受け、同機関の広報が表明したのだ。EU加盟28か国はいずれも、このボリビア国内の混乱が早期に、かつ平和的に解決されることを願うとした。

■ラパスへのバス襲われる La Razónの記事
オルーロ県のカラコリョで、ラパスに向かっていたバス車輛が襲われた。走行中のバスに投石がなされるなどし、フロントガラスが破損するなどの事態が生じたものだ。ラパスでの社会闘争参加のため、ポトシ、チュキサカ県から移動しようとした人々をとどめるため、現政権支持派が攻撃を行なったとみられる。

■軍、国民に対する攻撃はしない La Razónの記事
軍側は、国民に対し過度の武器による攻撃は行なったりしない、と断じた。選挙後闘争を受け、各地でデモが激化する中、公権力による暴力が国内でも告発され始めている。これを受け軍側は、軍としてこうした一方的攻撃を仕かけることはなく、兵に指示したこともないとした。

■アメリカン、休止前倒し Eju.tvの記事
アメリカン航空は、ボリビアへの乗り入れの休止を前倒し実施した。同社はマイアミ-サンタクルス線の運航を今月27日で休止することを発表していた。しかし国内で選挙後闘争による混乱が生じたため、9日をもって休止したものだ。同社は2017年、ラパスへの乗り入れも休止している。


【ペルー】

■ゼノフォビア報告、5千件 El Comercioの記事
在留ベネズエラ人に対するゼノフォビア(外国人憎悪)の報告が、大使館には5千件寄せられているという。大量のベネズエラ難民が国内に到来しているが、一方でこうした難民が暴力や脅迫、嫌がらせに瀕する事態が頻発している。ラ・リベルタ県のパタスでは、難民が殺害される事件も起きた。

■マンコラ、無法地帯 El Comercioの記事
ピウラ県の海の保養地、マンコラのビーチが一部、無法地帯化しているという。国内外からの観光客を多く集めるこのビーチだが、一部が私的なアトラクションに独占されるなどの事例が多くみられる。こうした業者と行政側は2016年に使用方法などで合意しているが、守られていない実態だ。


【チリ】

■歴史的建造物火災、被害8億ペソ BioBio Chileの記事
8日に起きたサンティアゴの歴史的建造物火災による被害は、8億ペソとなった。バケダノ広場近くのペドロ・デ・バルディビア大学の施設から火が出て、3階部分が全焼したものだ。この前を通過したデモ隊による火災とみられ、警察はこれまでに関与したとみられる5人を拘束している。

■バルパライソ、デモで52人拘束 BioBio Chileの記事
第5(バルパライソ)州では8日、新たなデモが行われ、警官隊により52人が拘束された。国内では10月18日から社会闘争が続き、この日も同州内で7500人規模のデモが行われた。一部の暴徒化で警官隊との衝突が起き、少なくとも35人が負傷しているという。デモはバルパライソ市内やビーニャ・デル・マール、キジョタなどで行なわれた。

■サンティアゴでもデモ続く BioBio Chileの記事
サンティアゴでもデモは続いている。9日も16時から、市内のイタリア広場で大規模なデモ集会が開催され、その後中心部に向けた行進も行われた。また市内では複数個所で、より小規模なデモも行なわれている。一連の社会闘争はゴールが見えないまま、完全な膠着状態に陥っている。

■ピニェラ、憲法改正に意欲 BioBio Chileの記事
セバスティアン・ピニェラ大統領は、憲法改正に意欲を示した。国内では10月18日から社会闘争が続き、同政権の求心力は急速に低下した。こうした中、事態打開を図るため、同政権は憲法改正を「より深く」行なう姿勢を示している。同大統領はこの改正をなしとげる、と断じた。

■病院に催涙ガス弾と告発 BioBio Chileの記事
バルパライソの医科大学は、病院に向けて催涙ガス弾が撃ち込まれたと告発した。市内のグスタボ・フリケ病院に、社会闘争の混乱の中警官隊が、このガス弾を撃ったという。「戦争」の場でも病院施設への攻撃はタブーとされる。この一連の闘争時、公権力による過度の武器使用が各地で指摘されている。

■バルディビア、また略奪企図 BioBio Chileの記事
ロス・リオス州都バルディビアでは9日、また略奪企図があったという。警察が指摘したものだ。国内では社会闘争が蔓延するが、この混乱に乗じた略奪も各地で発生している。この日市内で、デモに乗じた略奪が行なわれようとしたが、警官の介入などで未遂に終わったという。

■略奪で少年らを拘束 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州都コンセプシオンのコロネルでは、略奪事件で16歳と13歳の少年らが拘束された。9日、市内にある商業施設パセオ・モントの衣料品店を狙った略奪が発生し、関わった者らが一斉に検挙された。この中に、これらの少年2人が含まれていたものだ。

■カジノ店で57歳男性死亡 BioBio Chileの記事
第10(ロス・ラゴス)州のプエルト・バラスのカジノ店内で、57歳の男性が死亡した。この男性は客としてこの店を訪れたが、店の警備員との間で激しい言い争いになったという。この際、男性が突然体調を崩し、病院に搬送されたが死亡が確認された。病院側はこの男性が、急性の心疾患を起こしたとみている。


【アルゼンチン】

■フェルナンデス氏、ルラ氏を祝う Infobaeの記事
次期大統領のアルベルト・フェルナンデス氏は、解放されたブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏を祝った。最高裁判断での解放を受け、フェルナンデス氏は元大統領のジルマ・ルセフ氏とともに、12月10日の就任式に招待する姿勢を示した。ボウソナロ現大統領は就任式の不参加の姿勢を示している。

■フェルナンデス氏、モラレス政権支持 Télamの記事
次期大統領のアルベルト・フェルナンデス氏は、ボリビアのエボ・モラレス政権を支持すると語った。同国では10月20日の選挙に不正があったとして社会闘争が蔓延し、モラレス大統領の辞任を求める声が高まっている。フェルナンデス氏は就任後、同じ左派の立場での同大統領との協業に期待を示した。

■バリロチェ、鳥で停電 Río Negroの記事
バリロチェでは鳥が原因で、停電が発生した。バリロチェ市内やディナ・ワピで9日朝、およそ30分にわたり電力供給が止まった。電力会社によると、主要送電線に鳥が接触したことでショートし、この事態に至ったという。送電はやがて再開されたため、大きな混乱には至らなかった。

■カジノ店で盗難か Primera Ediciónの記事
プエルト・イグアスのカジノ店で、現金の盗難があったとみられる。市内のビクトリア・アギレ通りにある店から通報があったものだ。売上金などを保管していた金庫内から、12万ペソの現金が消えたという。この金庫周辺には安全装備がなされていたが、これをかいくぐり盗難が行われたとみられる。

■バス、最大で7割引き Infobaeの記事
国内の長距離バスの運賃が今、最大7割引きで販売されている。「バス週間」と題されたこのセールは、政府観光省の後押しで行なわれているものだ。合わせて130路線の各社のバスのチケットが、割引販売されている。国内ではLCCの台頭を受け、長距離バス業界全体が、危機感を示している。

■麻疹、48件に Télamの記事
国内での今年の麻疹(はしか)感染者はさらに増えて、48人となった。保健省が明らかにしたもので、このうち46件は国内での感染、残る2件はスペインからの持ち帰りだ。国内でも反ワクチン主義を掲げる人がおり、同省が進めるワクチン政策に反して麻疹ワクチンを受けないケースが存在する。


【エクアドル】

■メトロのロゴ決定 El Comercioの記事
現在建設中の、キトのメトロ(地下鉄)のロゴが発表された。市内では全長22キロの路線の建設が進められており、来年には開業する見通しだ。この新しいロゴは、市内の交通機関トロリーバスで以前に使用されていたロゴを再活用したものだという。

■ポルトビエホ、地震と津波の訓練 El Comercioの記事
マナビ県都ポルトビエホでは、地震と津波の発生を想定した訓練が行われた。太平洋でM7.8の地震が発生し、その後津波が到来するとの想定で、海岸の16のコミュニティの人々がこの訓練に参加した。2016年4月の大地震ではこの町も、大きな被害に見舞われている。また5日は津波防災の国際デーだ。


【コロンビア】

■航空管制官ら、ストを支持 Caracol Radioの記事
航空管制官らの組合は、21日に予定されているストを支持した。国内の労働組合などが、現イバン・ドゥケ政権が進める年金や労働などの改革に反対するゼネストを予定している。管制官らがこの動きに同調したもので、このストに参加する可能性もある。参加となれば、国内航空便に大きな影響が生じることになる。

■旅行業界、アビアンカに抗議 RCNの記事
バランキージャの旅行業が、アビアンカに抗議した。先月、同社が運航するこの町と米国マイアミを結ぶ路線が、集中的にキャンセルされたという。この事態で、連鎖的にキャンセルの「被害」を受けたとしてホテル業や旅行エージェントらが抗議の声を上げたものだ。アビアンカ側はこれらキャンセルの具体的理由を示していない。


【ベネズエラ】

■グアイド、ララ州へ El Pitazoの記事
フアン・グアイド暫定大統領は9日、ララ州のバルキシメトを訪れた。同氏は暫定政権樹立以降、国内各地を回り国民と直接触れ合う活動を続けている。同氏は集まった市民に対し、「自由を得るまで闘おう」と呼びかけた。暫定政権はこの16日、全土で大規模なデモを行なうことを呼びかけている。

■ゼノフォビア、社会問題に RPPの記事
ペルーでは、ベネズエラ難民に対するゼノフォビア(外国人憎悪)が社会問題化している。在リマの大使が、多くの難民がゼノフォビア被害を受けていると訴え、これが社会的議論に発展した。同国はコロンビアに次いで2番めに多い難民を受け入れているが、今はビザ取得を義務づけるなど抑止を図っている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ、警察による暴力告発 Hoyの記事
ハイチの人権団体が、警察による暴力を告発した。国内では9月16日から社会闘争が続き、モイーズ政権の退陣を求めるデモが連日行われている。こうした中この4日、首都ポルトー・プランスで、警官らが過度の武器を使用した暴力行為に及んだとした。この事態で15人が負傷し、周囲の車輛11台、家屋21棟が損傷を受けた。

■アルゼンチン、チリに続け La Vanguardiaの記事
ブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏は、国民に「アルゼンチン、チリに続け」と呼びかけた。1年7か月ぶりに自由の身となった同氏は、選挙で左派候補が当選したアルゼンチン、社会闘争が蔓延するチリにならい、極右のジャイル・ボウソナロ政権に立ち向かう必要があると断じた。

■ボウソナロ「自由なのは一時的」 Caracol Radioの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、解放されたルラ氏について「自由なのは一時的」と述べた。極右の同大統領にとって左派のルラ氏は仇敵で、ツイッターでルラ氏を「げすなやつ」」と呼び捨て、また公民権については引き続き停止するべきとの考えを示した。

■バハマ観光、14%減 Telemetroの記事
バハマの観光は、ハリケーン「ドリアン」による甚大な被害を受けた後、14%も減ったという。9月初めのこの直撃で、アバコ島とグラン・バハマ島で壊滅的被害が生じた。それ以外の島は被害は受けていないが、この被害報道を受けて訪問をやめる人が続出したとみられる。政府側は、被害島以外の観光が復興の手助けになると呼びかけている。

■キューバ観光、6%減 Expresoの記事
キューバを国外から観光で訪れた人は、6%の減少となった。2014年の米国との関係正常化以降、同国にとって観光は、外貨を得る最大の産業となっている。しかしドナルド・トランプ政権による締めつけが厳しくなったことから、米国からの観光客が激減し、カナダや欧州からの観光客も減ったことが響いた。

■パラグアイ、麻疹警戒 ABC Colorの記事
パラグアイの保健行政は、麻疹(はしか)に対する警戒感を強めている。コパ・アメリカの試合観戦のためアルゼンチンとの往来が増え、麻疹が同国から輸入される可能性があるとしたものだ。麻疹は同国でじわりと広がり、ブラジルでは局地的な流行も起きている。保健省は国民に、予防接種を早めに受けるよう呼びかけている。

■ウルグアイ国民、糖尿病8% Subrayadoの記事
ウルグアイでは国民の8%が、糖尿病を抱えているという。国内の医療団体が明らかにしたものだ。糖尿病は今後世界的に、激増することが予想され、2045年には5億人が罹患すると予測されている。ウルグアイでも、生産年齢人口の国民に今後、罹患者が激増する可能性があるとした。

■アエロメヒコ機でトラブル El Sol de Tampicoの記事
メキシコのアエロメヒコの航空機でトラブルが生じた。9日朝6時5分にタマウリパス州のタンピコを発ち、メキシコシティに向かう便が出発できなくなったものだ。同社によると、使用機材に大きなトラブルが生じ、修復に時間を要したためだという。結局この便は10時過ぎに出発した。

■パラグアイで日本祭 ABC Colorの記事
パラグアイではこの週末「日本祭」が開催されている。アスンシオンのマリスカル・コンベンションセンターで開催されているもので、パラグアイと日本の国交樹立100年を祝うものだ。太鼓の生演奏が行なわれたり、日本料理の紹介などが行なわれたりしている。この祭は、日本大使館が全面バックアップしている。

■接種死、ブドウ球菌と説明 Ciber Cubaの記事
キューバで1歳の女児が、混合ワクチン接種を受けた後に死亡した件について、同国保健省はブドウ球菌によるものとの結論を出した。この女児は定めに従い、麻疹(はしか)や風疹などの混合ワクチンを受けたが、その後死亡したと両親が告発していた。



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