2019.11.17

【ボリビア】

■サカバ、死者9人に La Razónの記事
コチャバンバ県サカバでの衝突による死者は9人、負傷者は115人となった。エボ・モラレス政権の支持基盤であるチャパレ地方のコカ葉農家と、治安部隊との間で衝突に至ったものだ。負傷者の中には、東部を負傷して脳死状態となった可能性のある者もいる。サカバはコカ葉の市場がある町だ。

■CIDH、サカバの情勢に懸念 Página12の記事
米州機構の人権機関CIDHは、サカバの情勢に重大な懸念を示した。モラレス派と治安部隊との衝突で多くの死傷者を出したことを受け同機関はこの事態を「殺戮」と表し、過度の武器使用などをやめるよう呼びかけた。また米州機構のルイス・アルマグロ総裁もこの事態に懸念を表している。

■ムリーリョ大臣「冷静な対応を」 La Razónの記事
政府のアルトゥロ・ムリーリョ大臣は、コチャバンバ県チャパレ地方のコカ葉農家とサカバ市民に、冷静な対応を呼びかけた。デモ隊と治安部隊との衝突で多くの死傷者が出たことを受け、同大臣は暴力行為をやめ、冷静な対応をとるよう呼びかけた。衝突はこの町のワイリャニ橋付近で起きている。

■過度の武器使用あったと指摘 Página Sieteの記事
コチャバンバ県サカバでの衝突について、軍側の責任を問う声が上がっている。コカ葉農家のデモを鎮圧する展開だったが、この際に銃器などの武器が過度に使用されたとの報告が出されているものだ。人権に対する侵害行為であるとして、法的な責任追及を行なうべきとの声が、右派左派問わずに起きている。

■スペインではアニェス支持のデモ Página Sieteの記事
スペインのマドリード、バルセロナではヘアニネ・アニェス暫定政権を支持するデモが行われた。デモ隊はエボ・モラレス氏の辞任と、憲法手続きによるアニェス氏の暫定大統領就任が「民主主義の回復」を意味するとし、支持する声が上がった。このデモには同国在住のボリビア出身者らが参加した。

■米国、モラレス氏を諭す Página Sieteの記事
米国政府が、エボ・モラレス氏を諭した。大統領を辞任し、メキシコに亡命した同氏は、今回の国内の一連の動きは、米国がシナリオを描いたクーデターだと指摘している。これに対し米国政府は、モラレス氏は「自主的に辞任した」だけのことで、その後は憲法に手続きがとられ、民主的に推移していると回答した。

■モラレス氏、月1万ドルの収入に Página Sieteの記事
エボ・モラレス氏はメキシコ政府から、月1万ドルの報酬を受ける。大統領を辞任した同氏は、自身に危険が及ぶおそれがあるとし、同国に亡命した。与党議員らがカンパし、モラレス氏に毎月この額を「支給する」ことが明らかになった。メキシコの野党は、この亡命受け入れそのものを批判している。

■ポトシでカンペシーノ層が行進 Los Tiemposの記事
ポトシ市内を、カンペシーノ(農業)層が行進した。カンペシーノ層はエボ・モラレス政権を支持しており、アニェス新体制に批判的だ。しかし行進はきわめて平和的に行われ、向かいいれたポトシ市民もこれを拍手で出迎えた。ポトシ市の市民団体は、反モラレス運動の先導的役割を果たした。

■FARC戦闘員、拘束 Eje21の記事
サンタクルス県モンテロで拘束されたアルゼンチン国籍の男が、コロンビアの左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)の戦闘員であることが分かった。国内ではエボ・モラレス氏辞任をめぐる闘争が続いているが、この男は「自らの意思で闘争に参加する」ため国内に来たとしている。FARCは停戦に合意したが、一部が再武装化を宣言している。

■CIDH、全員解放求める La Razónの記事
米州機構(OEA)の人権機関CIDHは、ヘアニネ・アニェス暫定政権に対し、拘束されたすべての者の解放を求めた。モラレス派「残党」などによる闘争が今も続き、コチャバンバやラパスで拘束者が多く出ている。しかしCIDHは、これらの動きは「声を上げる権利」に基づくもので、この弾圧は適切ではないと断じた。

■アルマグロ、アニェス承認 El Díaの記事
米州機構(OEA)のルイス・アルマグロ総裁は、ヘアニネ・アニェス暫定政権を承認した。12日に就任した同氏について、アルマグロ氏は明確な言及を避けていた。しかし憲法手続きに瑕疵がないと認め、暫定政権を承認したものだ。同氏は新政権のもとで、国内安定化が図られることに期待を示した。

■アニェス、仲裁者迎える Correo del Surの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、ラパスの大統領府で、国連が仲裁者として派遣したジーン・アラノールト氏を迎えた。国内ではモラレス派「残党」による闘争が続き、未だ鎮静化の兆しすら見えない。この状況の打開を図るため、国連がアラルノールト氏を派遣したものだ。

■バチェレ氏「制御不能に」 El Díaの記事
国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ氏は、ボリビア情勢が「制御不能」に陥る可能性を指摘し、警告した。同氏は選挙後の混乱、そしてモラレス氏辞任、亡命後の抗議行動に対し、公権力による暴力が蔓延していると指摘した。人権上の問題だけでなく、国民感情に禍根を残す結果になりかねないと語った。

■MAS議員ら、19日に復帰 El Díaの記事
エボ・モラレス氏が率いた政党MASの議員らは、19日から議会に戻るという。議連が会見し16日、明らかにしたものだ。モラレス氏の辞任、亡命を受け、議会で与党のMAS議員らは議会を離れていた。しかし新たな選挙が行われる見通しであることを受け、議会に戻ることを決めたという。

■アニェス、まだ不足 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定政権には、政権としてまだ不足があるという。13日に内閣を発足し、14日には追加で開発計画相を任命した。しかし政権として機能するには、空席となっている3つの閣僚ポストを早急に埋める必要があるとした。アニェス大統領はこの人選に、頭を悩ませているとみられる。

■メサ氏「若者の政治参加を」 El Díaの記事
カルロス・メサ氏は、ヘアニネ・アニェス暫定政権に対し、若者の政治参加の機会を増やすことを求めた。10月20日の大統領選で次点となった同氏は、アニェス暫定政権が進める新たな選挙に再出馬することが濃厚だ。同氏は若者の政治、選挙への参加がさらに必要であることを指摘した。

■ロシア、旅行自粛勧告 El Díaの記事
ロシアは自国民に対し、ボリビアへの旅行の自粛を勧告した。選挙後、そしてエボ・モラレス氏の辞任、亡命を受け国内情勢が不安定化しているとして、この勧告を出したものだ。モラレス政権の後ろ盾の一つでもあるロシア政府は、すでにヘアニネ・アニェス暫定政権を承認している。

■キューバ人医師ら、脱出始まる El Díaの記事
キューバ人医師らの国外脱出が始まった。ヘアニネ・アニェス暫定政権は、モラレス政権時代のキューバとの関係を見直す方針を示し、同国から派遣されている医師らを帰国させる姿勢を示した。こうした変化を受け、一部の医師らがすでに国内を離れていることが明らかになった。

■UTO、授業再開 La Patríaの記事
オルーロ工業大学(UTO)は16日、授業を再開した。選挙後、そしてモラレス氏の辞任、亡命をめぐる混乱で、同大学では講義が休止していた。オルーロでは情勢が落ち着きつつあるとして、同大学側は再開を判断した。一方、市内の多くの学校は、まだリスクがあるとして、再開に二の足を踏んでいる。

■スクレ、物価上昇 Correo del Surの記事
スクレでも、物価がゆるりと上昇している。国内で社会闘争が蔓延し、道路封鎖が各地で行われている影響で、物流が機能不全に陥っている。生産地から消費地への輸送がままならず、各都市部で食品などの不足感が高まっているものだ。スクレでも、市場で売られる食品の価格が上昇傾向にあるという。


【ペルー】

■クエラップ、危機を指摘 Expresoの記事
アマソナス県のオスカル・アルタミラノ知事が、文化省に危機を指摘した。同県のクエラップ要塞での地盤保護の工事が中止となったが、このため雨季にこの地盤が崩落する可能性があるとしたものだ。国に対し、工事の継続を求めたもので、マルティン・ビスカラ大統領への直訴の機会も探っている。

■オトゥスコ事故、運転手を拘束 El Comercioの記事
ラ・リベルタ県オトゥスコで起きたバスの谷への転落事故で、司法は運転手の予備拘束を認めた。先週起きたこの事故では19人が死亡し、25人が負傷している。現時点で事故の原因は特定に至っていないが、イバトゥルサ社の29歳の運転手が逃亡するおそれがあるとして、司法がこの拘束を認めた。


【チリ】

■女性歌手、トップレス抗議 El Universalの記事
メキシコ在住のチリ出身歌手、モン・ラフェルテ氏が、トップレス姿で抗議した。チリ国内で続く社会闘争で公権力の暴力が蔓延したことに抗議するため、胸部に抗議のメッセージを書いた姿を動画で公表したものだ。同氏は今年のラテングラミー賞を獲得している注目株だ。

■コンセプシオン、白服抗議 BioBio Chileの記事
国内第二の都市コンセプシオンでは16日、白服姿の人々による抗議デモが行われた。10月18日からの社会闘争では、公権力による暴力と、デモの暴徒化や略奪が相次いだ。こうした暴力、無秩序に抗議するデモが中心部で行なわれ、白服姿の一団が街路を静かに行進した。

■チリ大学、弾丸使用告発 BioBio Chileの記事
チリ大学は、一連の社会闘争制圧時、警察が銃弾を使用したことを明らかにした。国内の一部には夜間外出禁止令が出されるなどし、警察や軍による取締りが続いた。この時期、公権力による武器の使用が指摘されていたが、チリ大学はこの負傷者の身体から、鉛による銃弾が見つかったことを明らかにした。

■オソルノ、医療正常化へ BioBio Chileの記事
第10(ロス・ラゴス)州オソルノの医療は、18日に正常化する。10月18日からの社会闘争の影響で、オソルノの医療体制は大きく影響を受け、混乱が続いていた。一部で診療行為が停止するなどの事態が生じていたが、この日から通常の体制に戻るとした。闘争は続いているが、国内は秩序を回復しつつある。


【アルゼンチン】

■ホテル稼働、平均70% Télamの記事
国内の主なホテルのこの週末の客室稼働率は、およそ70%となった。この週末は連休で、120万人の国民が旅行するとみられている。とくに観光地のホテルは好調で、イグアスの滝を抱えるプエルト・イグアスの主なホテルの客室稼働率は90%を超えた。

■政権交代、LCCに影響か América Retailの記事
12月10日の政権交代で、国内のLCCや新規参入航空会社が、影響を受けるおそれがある。現マクリ政権の開放政策で、LCCなどの参入が進み、航空市場は大きく変わった。しかしフェルナンド次期政権は既存航空会社の権益擁護に舵を切る見通しで、LCCに対する圧力が強まる可能性がある。

■トウモロコシ、買いつけ好調 Télamの記事
国産トウモロコシの、外国企業による買いつけが好調だ。市場側によると今期のトウモロコシの国外への販売は、記録的な水準になる可能性があるという。ロサリオ市場によると、今期の売買契約はすでに1260万トンに達しており、記録となる1300万トンの大台越え間近となっている。

■ロサリオ、男性が撃たれる Rosario3の記事
ロサリオの住宅地、27歳の男性が銃で撃たれる事件が起きた。15日夜、この事件が起きたのはバルパライソ通りだ。自宅を出ようとしたこの男性は、玄関で2人組により銃撃を受けた。男性は身体の複数個所に銃弾を受け、病院に運ばれ手当てを受けているが、重篤な状態にある。警察は車輛で逃走したこの2人の行方を追っている。


【エクアドル】

■キトでもベネズエラ人らがデモ El Comercioの記事
キト市内でも16日、ベネズエラ国民らがデモを行なった。本国ではフアン・グアイド暫定大統領の呼びかけで、ニコラス・マドゥロ体制に対するデモがこの日、行なわれている。これに合わせ国内に住むベネズエラ国民らも、ベネズエラ領事館前でマドゥロ体制に対する声を上げた。

■マナビ、マンゴー浴 El Universoの記事
マナビ県では「マンゴー浴」が注目されているという。同県ではマンゴー生産が盛んだが、この果樹園などを散策したり、またキャンプで人夜を過ごすなどのアトラクションが人気を呼んでいる。ストレス軽減や手軽なアウトドア体験となっているという。こうした果樹園では、マンゴーの香りを感じることもできる。


【コロンビア】

■ヘリコ、40世帯避難 Caracol Radioの記事
メデジン近郊のヘリコで、大雨により40世帯が避難している。この雨で街路が浸水するなどし、ラ・コンバ、ホルヘ・アンドレス・ペレス地区などの住民らが、避難したものだ。このうち13世帯は、市側が用意した避難所で一夜を明かしている。この雨で、街路には泥流が流れ込んだという。

■難民の子、学校に通えず Pulzoの記事
国内に身を寄せるベネズエラ難民のこども40万人が、学校に通えていない状態だという。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政による生活困窮から、多くの同国民が国内に流入し難民化している。ノルウェーの難民支援機関が明らかにしたもので、教育を受けられる環境整備が急務と指摘している。


【ベネズエラ】

■ベネズエラのために街路に出よう Infobaeの記事
フアン・グアイド暫定大統領は国民に対し「ベネズエラのために街路に出よう」と呼びかけた。16日、暫定政権は国内全土で、対ニコラス・マドゥロ体制のデモを呼びかけている。同体制の終焉に向けた国民の意思を示すとともに、グアイド暫定政権への求心力向上を図ったものだ。

■グアイド、野党にも呼びかけ Caracol Radioの記事
フアン・グアイド暫定大統領は16日、野党に対しても一致結束を呼びかけた。対ニコラス・マドゥロ体制のデモが行われたこの日、同暫定大統領は「マドゥロ政権を倒すまで、ともに進もう」と呼びかけた。野党はもともと一枚岩ではないが、対マドゥロ体制という姿勢で一致している。

■武装集団、グアイド事務所襲撃 Caracol Radioの記事
15日、フアン・グアイド暫定大統領の党事務所が、武装集団に襲われた。30人ほどの黒服で顔を隠した武装者らが押し入り、事務所内のコンピュータや携帯電話などを奪って逃走したものだ。現時点で容疑者らは特定されていないが、ニコラス・マドゥロ体制を支えるチャベス派の犯行の可能性が指摘されている。

■ロペス氏、チャベス派の犯行と指摘 NTN24の記事
野党指導者のレオポルド・ロペス氏は、フアン・グアイド暫定大統領の党事務所を襲ったのは、ニコラス・マドゥロ政権を支えるチャベス派と断じた。同氏はグアイド氏と同じ政党で活動をしていいた。16日の対マドゥロ政権のデモを前に、非合法活動を行なったとロペス氏は断じた。

■カトリック教会も参加呼びかけ El Carabobeñoの記事
国内への社会的影響力が強いカトリック教会も、国民に対しデモ参加を呼びかけた。16日、フアン・グアイド暫定政権の呼びかけで、国内全土で対ニコラス・マドゥロ体制のデモが行われている。カトリック教会もこの動きを支持し、国民に対しSNSなどで参加を呼びかけた。

■レケセンス氏裁判、25日から El Nacionalの記事
野党議員フアン・レケセンス氏に対する裁判が、この25日に行なわれるという。同氏はテロ未遂への関与を一方的に指摘され、昨年8月にインテリジェンス機関から拘束を受けた。その後外部との接触機会が絶たれたまま、今に至る。野党やリマ・グループなどはこの逮捕拘束が、ニコラス・マドゥロ体制による弾圧と断じている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ野党、デモ再開 Kaos en la Redの記事
ハイチの野党は、社会闘争によるデモの再開を呼びかけた。同国では9月16日から社会闘争が続き、ジョブネル・モイーズ政権の退陣が求められている。対与党で態度を一致させた野党は、再び15日から、市民に対し街路でデモに参加するよう呼びかけた。国内情勢は完全に膠着状態に陥っている。

■コスタリカ、斡旋の姿勢 Costa Rica Hoyの記事
コスタリカ政府が、ハイチの与野党対話の斡旋の姿勢を示した。開始から2か月となった社会闘争で、ハイチ国内は混乱が続いている。膠着化したこの事態の打開のため、コスタリカ政府が与野党双方に、対話による解決に向けた斡旋の姿勢を示したものだ。国連によるとこの闘争で、これまでに42人が死亡している。

■バハマ被害、34億ドル Jornadaの記事
バハマのハリケーン「ドリアン」による被害総額は、34億ドルと見積もられるという。同国はこの9月初めにこのハリケーンに見舞われ、アバコ島とグラン・バハマ島が壊滅的被害を受けた。同国政府は15日、この被害概要についてまとめ、死者が68人、不明者が282人であることも明らかにした。

■パラグアイ川、残骸の除去 Jornadaの記事
パラグアイを流れる大河パラグアイ川では、船の残骸の除去作業が行われている。レマンソ橋付近に沈没した「パラグアリ」の残骸の引き上げが行なわれているものだ。現在、上流部の雨の不足からこの川は水位低下が起きており、これを機会に実施されたものだ。この残骸により、船の航行に支障が生ずることがあった。

■パナマ観光に警鐘 TVN2の記事
パナマでノルウェー人観光客らが襲われる事件が生じ、観光に対する警鐘が鳴らされた。カリブ海岸、コロン近くのリゾート地で、ノルウェー人グループらが襲われ、女性2人は性的暴行を受けた。襲ったのは中米地域で台頭する組織犯罪構成員、パンディージャとみられている。

■カーボベルデ航空、ポルト・アレグレへ Aeroinの記事
西アフリカ沖にある島国、カーボベルデとブラジルのポルト・アレグレが、直行便で結ばれる。カーボベルデ航空が、同国のリゾート地、サル島とこの町を結ぶ路線を12月12日から運航するものだ。両国はともに旧宗主国がポルトガルで、公用語はポルトガル語となっている。同社はすでにフォルタレザ、レシフェに乗り入れている。



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