2019.11.27

【ボリビア】

■米国との関係正常化へ La Razónの記事
ボリビアと米国の関係は、正常化に向かう。カレン・ロンガリック外相は26日、在米ボリビア大使にワルテル・オスカル・セラテ氏を任命した。2009年にパンド県で起きた事件を受け両国関係は悪化したままだが、ヘアニネ・アニェス暫定政権は正常化に向け新大使派遣を決めた。

■カマチョ-プマリ、共闘濃厚 La Razónの記事
サンタクルス市議会のカマチョ議長と、ポトシ市民団体のプマリ氏が、共闘することが濃厚となっている。エボ・モラレス氏辞任の立役者となった両氏だが、ヘアニネ・アニェス暫定政権が実施を目指す総選挙で共闘することを、双方が否定していないものだ。どちらかが、大統領候補となる可能性が高い。

■チ氏も出馬に前向き El Díaの記事
10月20日の大統領選にカトリック系政党から出馬したチ・ヒュンチュン氏は、来る選挙に再出馬することに前向きな姿勢だ。ヘアニネ・アニェス暫定政権が目指す2020年早期の選挙出馬を、同氏は否定せず前向きと返答した。韓国出身の同氏の「カトリック原理主義」的な言動は、国内に波紋を呼んだ。

■インディヘナ基金にキスペ氏 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定政権は、インディヘナ基金の理事長にラファエル・キスペ氏を起用した。インディヘナ(先住民)振興のためのこの基金だが、エボ・モラレス政権下ではこの基金を舞台に、さまざまな汚職が行なわれたことが指摘されている。アニェス大統領はキスペ氏のもとで、同基金の透明性が回復することに期待を示した。

■モラレス氏には選択肢はなかった El Díaの記事
米州機構のルイス・アルマグロ総裁は、エボ・モラレス氏には「出国しか選択肢がなかった」と語った。モラレス氏が大統領を辞任し、亡命したことについて述べたものだ。米州機構が10月20日の選挙に不正があったことを指摘し、モラレス氏にはこれを反証することはできず、退く以外の道がなかったとした。

■モラレス氏、帰国への保証求める El Díaの記事
エボ・モラレス氏は、ヘアニネ・アニェス暫定政権に対し、帰国の「保証」を求めた。アニェス政権は2020年の早期に総選挙を実施する予定だが、メキシコに政治亡命したモラレス氏もこの選挙への何らかの「参加」を目指すという。この上で帰国するに当たり政府による安全などの保証をもとめた。

■野党、民主主義で共闘を El Díaの記事
サンタクルス県のルベン・コスタス知事は、野党各党に「民主主義」に根差した共闘を求めた。エボ・モラレス氏率いるMASの前で、各野党は来る総選挙で共闘を図るべきと述べたものだ。同氏はモラレス氏に対する批判の急先鋒として知られ、先の選挙でも最終的にカルロス・メサ氏を支持した。

■コカ葉農家ら、それでもモラレス氏支持 Página Sieteの記事
コチャバンバ県チャパレ地方の6つのコカ葉農家団体は、エボ・モラレス氏への支持をあらためて表した。サカバで会合を開き、意見が一致したと発表した。もともと同地方のコカ葉農家だったモラレス氏にとって、このコカ葉団体はもっともコアな支持母体となっている。同氏の亡命後国内で広まった闘争を主導する立場でもあった。

■アニェス、格差是正方針 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、軍人と警察官との「格差」の是正を図る姿勢を示した。今回の政権交代に置いて大きな役割を果たした警察だが、賃金や待遇における軍人、兵との格差への不満が示されていた。アニェス大統領はこの声を受け止め、この是正を図る方針を示した。

■カルデナス氏は撤収 El Díaの記事
10月20日の大統領選に出馬したビクトル・ウゴ・カルデナス氏は、来る総選挙には出馬しない。同氏が明らかにしたものだ、ヘアニネ・アニェス暫定政権が目指すこの選挙は、まさに国の変わり目であること、さらに10月の選挙で支持が広まらなかったことから、撤収を決めた。

■道路の95%は正常化 La Razónの記事
国内道路の95%は、すでに正常化しているという。政府側が明らかにしたものだ。選挙後闘争、モラレス氏の亡命後の抗議闘争で国内の交通、物流は完全麻痺した。しかし封鎖解除が相次ぎ、幹線道路ではコチャバンバ-オルーロ間とコチャバンバ県チャパレ地方に限られるという。

■トラック6千台、足止め Los Tiemposの記事
コチャバンバ県内では依然として、トラック6千台が足止めされている。国内の道路交通や物流は正常化に向かいつつあるが、モラレス氏のコアな支持母体がある県内では今も、道路封鎖が続く。この封鎖個所で足止めされているトラックが今もなおこの数にのぼっているという。


【ペルー】

■サンマルティン県で洪水 Perú21の記事
サンマルティン県で、洪水が発生している。局地的な大雨が降った影響で、同県を流れるシサ川が氾濫し、周囲が水に浸かったものだ。サン・イラリオン、サン・ラファエルでは合わせて16棟が浸水し、住民らが避難している。今後この浸水地域の、インフラや農業の被害が明らかになるとみられる。

■キヌア、品質標準化へ Gestionの記事
国産キヌアの、品質上の標準化がなされる。ホウレンソウと同じアカザ科のキヌアは、アンデス原産の穀物で、栄養価の高さで世界的に知られる。この国産キヌアの品質を客観的に認定するシステムを導入し、国外販売をさらに促進しようとする動きだ。ペルーは2018年、世界最大の輸出国となっている。

■コンドーム使用、19% El Comercioの記事
性交渉の際、コンドームを使用するペルー国民は、全体の19%にとどまるという。保健省が明らかにしたデータだ。望まない妊娠や、性感染症を予防するうえで、コンドームの使用が推奨されているが、実際に使う人は少数派であるという。同省は、国内では依然としてHIVの増加が指摘され、今後も推奨を続けるとした。

■イカ、ピットブル禍 El Comercioの記事
イカ県のピスコ近郊で、8歳の男児がピットブルに襲われる事故が起きた。この男児は自宅で飼われているこの犬に、自宅敷地内で襲われたという。男児は病院に運ばれたが、心肺停止の状態で、現在は脳死状態と判断されている。ピットブルは獰猛な性質で知られ、人を襲う事故は後を絶たない。


【チリ】

■25日、略奪27件 BioBio Chileの記事
この25日、国内では27件の略奪事件が起きている。国内では10月18日から社会闘争が激化しており、今も続いている。この日も各地でデモやその暴徒化が生じ、合わせて272人が逮捕され、警官58人と民間人5人が負傷した。一方で混乱に乗じた組織的略奪も各地で発生している。

■メトロ、バンダリスモ再燃 BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)施設へのバンダリスモ(破壊行為)が再燃した。社会闘争でデモ隊が一部の駅の施設の破壊に及んだものだ。この闘争が始まった10月18日、多くの駅が破壊され、今もメトロ網は完全復旧していない状態だ。運営側はこの日のバンダリスモを受け、26日は複数の駅で再び運用休止となることを発表している。

■ワルペン、警官が武器使用 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州のワルペンでは、警官が再びデモ隊に銃口を向けた。10月18日以降の社会闘争で、公権力による過度の武器使用が問題視されている。各地の司法が、過度な武器使用を禁じる判断をする中、ワルペンで行なわれたデモで発砲があり、参加者が負傷するに至ったという。

■トランサンティアゴ、燃やされる BioBio Chileの記事
サンティアゴのバス交通、トランサンティアゴの車輛がまた燃やされた。25日、市内で行われたデモで、デモ隊がサンタロサの停留所に停車していた車輛に火を放ったものだ。この放火でこの車輛は全焼している。この一連のデモが開始された10月18日、トランサンティアゴの車輛が複数燃やされる事態が生じていた。

■バルパライソで衝突 BioBio Chileの記事
バルパライソでは25日、デモ隊と警官隊との衝突が中心部で生じた。市内では一連の社会闘争によるデモが静かに行われていたが、デモ隊の一部が議会庁舎に投石を行なうなどしたことから、警察が鎮圧展開を行なったものだ。この事態で警官隊、デモ隊双方に負傷者が出ている。

■観光業への打撃は甚大 BioBio Chileの記事
国内で続く社会闘争による、観光業への打撃は甚大だ。第8(ビオビオ)州の観光業界によると、10月18日の闘争開始後、旅行の予約の実に57%がキャンセルとなっているという。新規の申し込みも少なく、旅行代理店、ホテル、飲食店などへの打撃は大きいとした。


【アルゼンチン】

■サンティアゴ、後片づけ追われる Télamの記事
悪天候に見舞われたサンティアゴ・デル・エステーロは、後片づけに追われた。25日午後、雷と強風をともなった局地的な大雨が降り、所によって雹も降った。木々や電柱が倒れるなどの被害が相次ぎ、また街路の浸水で車輛が水に浸かるところもあった。県都近くのラ・バンダでは74人が避難を強いられた。

■リネアCで突然のスト Caraín.comの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)リネアCでは25日20時から、突然のストライキが行なわれた。同路線の駅の警備員が、利用者から暴力を受ける事件が発生した。組合側はこの事態に抗議し、運営側に安全担保を求めるため突然、便の運転を打ち切ったものだ。

■転落した青年が死亡 El Territorioの記事
プエルト・イグアス近くのマリポサ滝の滝つぼに転落し、病院で手当てを受けていた23歳の青年が、結局死亡した。三国国境近くにあるこの滝で事故に遭ったのは、市内に住んで1年になる青年だ。消防が滝つぼから救出し病院に運んでいたが、状態が回復せず死亡に至ったという。

■コルドバ、噴水に全裸の男 Cronicaの記事
コルドバ中心部の噴水で、全裸で水浴びをした男が、警察に拘束された。ベレス・サーズフィールド通りとサンフアン通りのロータリーにある噴水で起きた事件だ。男は噴水に飛び込み、その後着衣を捨てて全裸となったという。国内法で、公衆の面前で裸になる行為は、犯罪となっている。


【エクアドル】

■グアヤキル、突然の断水 El Universoの記事
グアヤキル中心部では26日朝、突然の断水が生じた。この事態に見舞われたのはホセ・マスコテ通りやコロン通り沿いとその周辺だ。これらの街路に敷設されている水道管が破裂し、水が漏れだしたため各世帯への供給ができなくなったという。現場では緊急工事が行われている。

■薬物機、捜査進む El Comercioの記事
マナビ県での薬物機墜落事故の、検察による捜査が進んでいる。先週末、モンテクリスティの農村部で小規模の林野火災があった。この原因が、コカインなどを輸送していた小型機の墜落であることが分かったものだ。この機内からは、2人の遺体も発見されている。小型機による薬物輸送は、南米各国で大きな問題となっている。


【コロンビア】

■ディラン・クルスさん死亡、新たな局面へ El Mundoの記事
23日にボゴタのデモに参加し、頭部に警察からの銃弾を受け入院していた18歳のディラン・クルスさんが死亡した。国内では21日にゼネストがあり、ボゴタでは22日に夜間外出禁止令が出されるなど、デモなどが蔓延している。こうした中、クルスさんは今回の闘争の象徴のような扱われ方をしており、この死亡を受け闘争は新たな局面に向かう可能性がある。

■27日、急遽ゼネストへ Caracol Radioの記事
デモに参加し頭部に銃弾を受けたディアン・クルスさんが死亡したことを受け、27日に国内全土で、ゼネストが行なわれる。イバン・ドゥケ政権に対する抗議行動の加え、クルスさんへの哀悼を示す動きだ。クルスさんにシンパシーを抱く学生層だけでなく、主要労働組合もこのスト参加を広く呼びかけている。

■ドゥケ、クルスさんを哀悼 Caracol Radioの記事
イバン・ドゥケ大統領が、デモ参加中に銃弾を受け死亡したディアン・クルスさんを哀悼した。ツイッターを通じて表したもので、クルスさんの家族に対しても見舞いの言葉を述べている。南米ではチリで10月から、社会闘争が激化、継続しているが、コロンビアも同様の事態に陥る可能性が指摘されている。

■デモ隊、空軍機阻止 Torre ElDoradoの記事
デモ隊が駐機場と滑走路を埋め、空軍機の運航を阻止した。ボゴタでのデモ活動に参加したベネズエラ難民61人が、強制送還されることとなった。しかしこの送還に反対する市民が、これらベネズエラ人を輸送する空軍機の出発を阻もうと、軍用空港に入り込んだものだ。結局この機の出発は大幅に遅れている。

■ビバ・エア、4機調達 Reporturの記事
LCCのビバ・エアは、新たに4機を調達する。同社は国内市場においてシェアを伸ばしており、さらなる路線拡大を図るため3億ドルをかけ、4機を調達することを明らかにした。この調達により、同社の保有機体数は22となる。同社は現在国際線に加え、ペルーでも国内線の運航を行なっている。

■ICカード、ネットチャージ可能に Caracol Radioの記事
ボゴタのBRT、トランスミレニオなどの運賃決済に使用されるICカード「Tu Llave」のチャージが、駅の窓口だけでなくインターネット経由でできるようになる。個人アカウントのウェブページを通じてこの手続きが可能になるものだ。このカードは交通用テレフェリコ(ロープウェイ)などでも使用できる。


【ベネズエラ】

■レケセンス氏裁判、延期 RunRunの記事
野党議員フアン・レケセンス氏に対する裁判は、12月2日に延期となった。テロ未遂への容疑について、25日にカラカスで裁判が行われる予定だった。しかし本人がこれを拒み、法廷に移動することが難しくなったため、延期が発表されたものだ。同氏の拘束について野党は、ニコラス・マドゥロ体制による弾圧と断じている。

■グアイド支持、明らかに低下 NTN24の記事
フアン・グアイド暫定大統領に対する支持が、明らかに低下している。1月にニコラス・マドゥロ体制が憲法上失効し、議会議長の同氏が暫定政権を樹立した。同氏への支持が、ピーク時の65%から、現在は45%と、20ポイント下落している。しかしニコラス・マドゥロ体制への支持は増えていない状態だ。

■ベネズエラ難民、シリア超過へ El Paísの記事
ベネズエラ難民の数は、来年にはシリア難民の数を上回るという。世界移住機関と国連難民高等弁務官事務所が明らかにしたものだ。今も毎日4~5千人の難民が発生している状態で、来年にはベネズエラ難民の総数は450万人に達し、国外に逃れているシリア難民の総数を超えると予測したものだ。

■コーヒー生産、80%減 El Universalの記事
国産コーヒーの生産は、80%の落ち込みとなった。近隣のブラジルやコロンビアのような規模ではないものの、国内でもコーヒーが生産されている。しかしニコラス・マドゥロ体制の経済失政による影響や病害の発生などによって、今季の生産は通常よりも80%も少なくなる見通しだという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ウルグアイ、開票続く Télamの記事
ウルグアイの選管は、開票と集計の作業を続けている。24日に大統領選の決選投票が行われたが、依然として結果は示されていない。左派のマルティネス氏、右派のラカジェ・ポウ氏は僅差で競っている状態で、選管側は最終的な発表が28日か29日頃になるとの見方を示している。

■アムネスティ、ボウソナロに註文 El Universoの記事
アムネスティ・インターナショナルは、ブラジルのジャイル・ボウソナロ政権に註文をつけた。アマゾンの違法開発を止めるよう求めたものだ。国内のアマゾンの森林破壊が、これまでにないペースで進んでいることを指摘した。一方極右のボウソナロ政権は開発に積極的で、森林破壊をフェイクニュースと位置づけている。

■ボウソナロ「社会闘争はテロ」 Télamの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、社会闘争は「テロ」だと表した。同政権の政策などに対し、国民の間で抗議闘争や反対闘争が起きることもある。しかし同政権は、こうした闘争は「テロ活動」に他ならないとした。極右の同大統領の言動は、さまざまな方面に波紋を起こしている。

■ハイチ、LGBTQ活動家の死 La Vanguardiaの記事
ハイチのLGBTQ活動家が、死亡したという。シャーロット・ジュディ氏が、首都ポルトー・プランスの自宅で倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。しかし同氏の救急搬送や医療ケアが遅れ、死亡に至ったとLGBTQの活動家らが声を上げている。モイーズ政権は同氏の訃報に哀悼の意を示した。

■コスタリカ、鉄道再建 El Mundoの記事
コスタリカ政府は、アラフエラとプンタレナスを結ぶ鉄道の、再建事業を進める。3億1千万コロンを投じて、全長131キロのこの鉄路の再構築を進める事業だ。2023年にかけ、電化も進め、電車が走れるようにする。同国政府はエネルギー効率のいい鉄道を再建し、車輛交通依存度を下げたい考えだ。

■パラグアイ、デング拡大 Télamの記事
パラグアイでは、この10年でもっとも速いペースで、デング感染が拡大しているという。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、雨季と夏が重なるこれから、感染のピークを迎える。しかし今期の感染がすでに350件と、異常に多い状態となっているという。保健省は国内に警報を出し、蚊対策を呼びかけた。

■アエロメヒコ、ネグレクトか Reporte Indigoの記事
アエロメヒコの乗客らが、「ネグレクト」を告発した。同社のメリダ発メキシコシティ行きの便内で、乗客の一人が意識を失い、その後死亡した。乗り合わせた乗客らが、この乗客の異変に気づきながら、乗務員が適切な処置をとらなかったと告発したものだ。アエロメヒコ側は明確な回答を出していない。


【国際全般】

■アルバニアでM6.4の地震 Caracol Radioの記事
アルバニアで26日朝4時頃、強い地震があった。観測機関によると震源は港町ドゥラスの北10キロ、首都ティラナの西40キロのアドリア海で、震源の強さはマグニチュード6.4だ。この地震によりこれまでに15人の死亡が確認され、600人が負傷したという。この後余震とみられる地震も相次いでいる。



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