2019.11.30

【ボリビア】

■CIDH、2件について調査へ La Razónの記事
米州機構の人権機関CIDHは、国内の2件の「殺戮事件」への捜査を行なう。選挙後闘争、エボ・モラレス氏辞任後の抗議闘争で、コチャバンバ県サカバとエルアルトのセンカタで、多くの人が死傷する事件が起きた。ヘアニネ・アニェス暫定政権は軍への責任追及を留保する姿勢だが、CIDHが調べるという。

■選挙、3月実施が有力 El Díaの記事
大統領府のヘルヘス・フスティシアノ大臣は、総選挙実施は3月が有力ととの見方を示した。ヘアニネ・アニェス暫定政権は総選挙の実施を第一義としている。すでに総選挙実施法案は施行されており、選挙日の設定が次の焦点となっている。2月はカルナバルなどの行事が多いことも、考慮に入れられているとみられる。

■キンタナ氏もメキシコ亡命か Página Sieteの記事
フアン・ラモン・キンタナ前大臣も、メキシコに亡命しようとしているという。ヘアニネ・アニェス暫定政権が責任追及のリストに入れている同氏は、消息を絶った状態だ。政府は同氏がラパスのメキシコ大使館に身を寄せている可能性を指摘しているが、フスティニアノ大臣はメキシコ側が同氏の亡命を受け入れようとしていると指摘した。

■チ氏の擁立撤回の可能性 La Razónの記事
10月20日の大統領選で3位となったチ・ヒュンチュン氏の擁立が、撤回される可能性がある。同氏を擁立したカトリック政党が明らかにしたものだ。3位に「躍進」した一方、同氏の「カトリック原理主義」的な発言を問題視する人が続出したという。韓国出身の同氏は、同政党の前の候補者が撤収したのに合わせ、唐突に出馬していた。

■コカ葉団体、擁立の動き El Díaの記事
コチャバンバ県チャパレ地方のコカ葉農家団体が、指導者のアントニオ・ロドリゲス氏を擁立する動きを示している。同団体は、エボ・モラレス政権のもっともコアな支持母体だった。モラレス氏が辞任、亡命したことを受け、新たな候補者としてロドリゲス氏擁立を模索していることが明らかになった。

■対アルゼンチン「難しくなる」 La Razónの記事
カレン・ロンガリック外相は、アルゼンチンとの関係が今後「難しくなる」との見方を示した。12月10日に同国では中道左派のアルベルト・フェルナンデス政権が誕生する。国内は左派のモラレス政権が終焉し暫定政権に移行したばかりで、体制変更が生じており、同国新政権との関係構築が難しいとの見方を示した。

■ブラジルは新体制に期待 Página Sieteの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ政権は、ボリビアの体制変更に期待を示している。極右の同政権は、左派のモラレス政権を「毛嫌い」していたが、アニェス暫定政権誕生後この態度を変えている。とくにボリビアが正規加盟を目指すメルコスルについて、加盟を後押しする姿勢に変わりつつある。

■IPSP、袂を分かつ Página Sieteの記事
インディヘナ(先住民)の運動であるIPSPは、モラレス派であるMASと、袂を分かつ姿勢だ。同団体を率いるロマン・ロアイサ氏が明らかにしたものだ。ヘアニネ・アニェス暫定政権が実施を目指す総選挙において、MASとは歩調を合わせないことを明らかにしたものだ。

■物価は正常化へ La Patríaの記事
国内の物価は、正常化に向かいつつある。選挙後闘争、モラレス氏辞任後の抗議闘争の長期化で物流が可能せず、とくに西部各地で食料品などの不足が広がり、物価が急上昇した。しかし今は封鎖が解除され、物流は正常化している。オルーロの市場でも、一時高騰した食料品の価格が、前の水準に戻りつつあるという。

■アギナルド、12月20日期限 El Díaの記事
アギナルド(クリスマス手当)の支払いは、12月20日が期限だ。労働省が省令を出し、この期日を指定したものだ。国内のすべての企業、個人は使用者に対し、このアギナルド支払いが義務づけられている。エボ・モラレス政権が進めてきた倍払政策は、今回はとられない見通しだ。

■オルーロ空港、改名回避を評価 La Patríaの記事
今ここにきて、オルーロ空港の「改名回避」が評価されている。2013年に開港したフアン・メンドサ空港について、国の議会が「エボ・モラレス空港」に改名することを議決した。しかしオルーロ市議会、県議会が拒絶し、もとの名前のままとなっている。モラレス氏が亡命した中、改名しなくてよかったとの声が上がっている。

■タボアダ、新店舗 Correo del Surの記事
スクレのチョコレートメーカー「タボアダ」(Taboada)が、新たな店舗を設けた。この29日、市内中心部の5月25日広場の一角、ニコラス・オルティス通りに開店したものだ。スクレは伝統的にチョコレート生産が盛んで、同社はこの町に本社を構える有名ブランドの一つだ。


【ペルー】

■クスコ事故、死者9人に El Comercioの記事
クスコ県で起きたバスの転落事故で、死者はさらに増えて9人となった。ワルカパイでこどもたちを乗せたチャーターバスか道路を外れ、50メートル下に転落したものだ。付き添っていた保護者の37歳の男性が新たに死亡した。このバスを運転していたパワー社に対し、当局は運転差し止めを命じている。

■イキートスが浸水 El Comercioの記事
ロレト県都イキートスの市街地が、浸水した。29日未明、この一帯を激しい雨が襲い、多くの街路が水につかり、家屋の浸水被害も生じたものだ。同地域はこれから本格的な雨季を迎えるが、地域の人々は今期の雨がすでに始まったと感じている。この浸水被害による人への被害はない。


【チリ】

■激しいデモ、略奪ともに減る BioBio Chileの記事
この28日、国内では激しいデモ、略奪事件はともに減った。警察が明らかにしたものだ。デモ暴徒化などはこの日19件と、前の日の31件から12件減った。またこの減少にともない、負傷者、逮捕者の数も減っている。またこの日に国内で発生が確認された略奪は8件となっている。

■コンセプシオン復旧作業 BioBio Chileの記事
国内第二の都市コンセプシオンではこの週末から、インフラの復旧作業が始まる。10月18日からの社会闘争の激化で、市内ではバンダリスモ(公共物の破壊行為)が繰り返された。しかし状況が落ち着きつつあるとして市側は、この復旧作業を開始することを明らかにした。

■7号線計画、遅らせる BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)運営は、7号線建設計画を11か月、遅らせることを明らかにした。この新路線は2025年開業を目指していた。社会闘争のバンダリスモ(破壊行為)でメトロ網は甚大な被害を受け、復旧に1年を要するためだ。また8号線、9号線建設と4号線の延伸計画も、同じく延期される。

■オバジェも花火中止 BioBio Chileの記事
第4(コキンボ)州のオバジェも、年越し時の花火の中止を発表した。クラウディオ・レンテディア市長が明らかにしたものだ。この費用4千万ペソを、社会保障などに転用するという。10月からの社会闘争の激化を受け、各地で恒例の花火を中止する動きが広がっている。


【アルゼンチン】

■リネアB、突然のスト Infobaeの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)リネアBでは29日13時から、突然のストライキが行なわれた。同路線に導入された車輛に、発癌性のあるアスベスト(石綿)が使用されているとの指摘がある。組合が、この件に抗議し、運営側に対応を求めるストを突如、行なったものだ。この理由によるストが今、繰り返されている。

■運転手「車体に不備があった」 Télamの記事
事故を起こしたバスの運転手は、車体に不備があったと証言している。ブエノスアイレス州この国道2号で28日、バスが衝突事故を起こし、路上に横転する事故が起きた。この事故でこども2人が死亡し、ほかの多くのこどもが負傷した。運転手の居眠りや携帯電話使用などが疑われたが、本人はこれを否定しているという。

■ノルウェージャン、撤退か El Cordilleranoの記事
LCCのノルウェージャンエアが、国内線からの撤退を検討している。マクリ政権の開放政策に乗り、同社は国内に参入した。しかし実績が上がらないことから、撤退または事業売却を検討していることが明らかになった。売却となった場合、売却先としてはチリのジェットスマートが有力だ。

■イグアス、新記録目前 Noticias del 6の記事
イグアス国立公園は、新記録達成目前だという。今年1月からの累積入園者数がこの29日までで149万6780人となったという。昨年記録した年間入園者、152万2690人を上回るのは時間の問題となっている。同公園の入園者数の推移をみると、今年はおおむね7%程度の増加となっている。


【エクアドル】

■国連、過度の武器を調査へ El Comercioの記事
国連は、過度の武器の使用の有無について、調査を行なう。国内では10月上旬、11日間にわたる激しい社会闘争が起きた。この際、公権力によるデモ隊による過度の武器使用があったとの指摘がある。国連はこの指摘を受け、この事実の確認を今後行なうという。

■エル・オーロ県でバス事故 El Universoの記事
エル・オーロ県のバルサス郡の道路で29日未明、バスと乗用車が衝突する事故が起きた。コオポラティバ・ロハ社の便と乗用車のこの事故で、乗用車に乗っていた2人が死亡している。この街路区間は街灯が少なく見通しが悪かった上、双方の車輛がスピード超過だった可能性が高いという。


【コロンビア】

■クルスさんの捜査、定まらず Caracol Radioの記事
18歳の学生、ディラン・クルスさんの死亡についての捜査体制が定まらない。ボゴタで行なわれたデモで放たれた警官の銃弾で、クルスさんは死亡し、国内に怒りが広まった。検察はこの捜査を行なう方針を示しているが、その捜査体制の構築に二の足を踏んでいる状態だ。

■ELNとの対話再開求める Caracol Radioの記事
社会闘争を主導する市民団体は、イバン・ドゥケ政権に対し、民族解放軍(ELN)との和平交渉再開を要求した。この21日から、ドゥケ政権に対する闘争が続いている。この要求項目の一環に、この交渉再開を盛り込んだ。ELNはこの1月、ボゴタで大規模テロを起こしたことから、ドゥケ政権は交渉を打ち切っている。

■シャペコエンセ事故から3年 ASの記事
ブラジルのチーム「シャペコエンセ」の選手らを乗せたチャーター機墜落事故から、3年となった。2016年11月29日、メデジン近郊に墜落し、選手の大半を含む71人が死亡する悲劇となったものだ。ボリビアのチャーター航空会社ラミアのこの機体は、飛行中にガス欠を起こしたことが指摘されている。

■麻疹、423件に Alerta Tolimaの記事
国内での麻疹(はしか)感染は、423件となったという。保健省が明らかにした数字だ。このうち66件は国外からの持ち込み例で、64件はベネズエラが占め、残る2件は欧州とブラジルからだ。また130件については、感染源が分かっていない状態だ。麻疹は今、世界的に流行が起きつつあることが指摘されている。


【ベネズエラ】

■国連、隠れ難民に懸念 Panoramaの記事
国連難民高等弁務官事務所は、「隠れ難民」への懸念を示した。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政により多くの国民が国外に流出し難民化している。その数はラテンアメリカだけで380万人で、来年末には650万人に達する見込みだ。しかしこうしたデータ上に現れない難民が、爆発的に拡大する可能性があるとした。

■教育、すでに崩壊 Infobaeの記事
国内の教育システムは、すでに崩壊したという。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で、国内の学校には必要な物資がなく、給食もなく、また多くの児童生徒が通学を断念している状態だ。ウゴ・チャベス前政権は教育政策に注力していたが、マドゥロ体制はこれを根本から破壊したという。

■倒木で21歳男性死亡 El Carabobeñoの記事
カラボボ州のプエルト・カベーリョで、倒木により21歳の男性が死亡した。この一帯は強風をともなった大雨に見舞われたが、サンエステバンの2月11日地区で大きな木が倒れ、住宅を直撃した。この家屋内にいたこの男性が、下敷きになり死亡したという。この建物は全壊している。

■国内でもブラックフライデー Infobaeの記事
国内でも、ブラックフライデーが行なわれている。米国から始まった新たな商戦は、国内ではカラカスや主要都市などで行なわれ、一部の店は営業時間を延長するなどしている。しかし経済が疲弊している国内では、こうした商戦に乗る消費者はきわめて少数派だ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ボウソナロ、ラカジェ・ポウ氏招待 El Observadorの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、ウルグアイの次期大統領に決まったルイス・ラカジェ・ポウ氏を招待した。極右の同大統領は、ウルグアイで中道右派への政権交代が決まったことを歓迎した。この上でラカジェ・ポウ氏とともに「新たな仕事ができることを誇りに思う」と述べ、国内訪問を呼びかけた。

■ラカジェ・ポウ氏「グアイド氏を承認する」 La Diarioの記事
ウルグアイの次期大統領に決まったルイス・ラカジェ・ポウ氏は、ベネズエラのフアン・グアイド暫定政権を承認する方針を示した。現在の中道左派政権はニコラス・マドゥロ体制を承認しているが、同氏は早くも転換の方針を示した。同氏の当選が発表され、グアイド氏は一番に、祝福のメッセージを出している。

■ハイチ大統領、再度対話呼びかけ Al Momentoの記事
ハイチのジョブネル・モイーズ大統領は、野党に対し再度、対話を呼びかけた。同国では9月16日から社会闘争が続き、モイーズ政権の退陣を求める声が上がっている。28日から再びデモが開始されたことを受け、モイーズ政権が呼びかけたものだ。同国の野党は、モイーズ退陣を求める姿勢で一致している。

■議員のゼノフォビア発言に批判 La Repúblicaの記事
パラグアイの上院の野党議員、パラグアヨ・クバス氏の発言に、批判が集まっている。同氏は国内で暗躍するブラジルの組織犯罪者10万人を「殺すべきだ」と発言した。この発言について、物騒であるだけでなく、ゼノフォビア(外国人憎悪)を助長するものとして、与野党を問わず批判が起きている。

■カルテス氏拘束を無効化 Télamの記事
ブラジル最高裁は、パラグアイの前大統領、オラシオ・カルテス氏の拘束令状を無効化した。検察は同氏が汚職、マネーロンダリングに関与したとして、裁判所からこの礼状を得た。しかし最高裁は、拘束の根拠が薄いとしてこの無効化を宣言した。カルテス氏は2013年から昨年まで、大統領を務めた。

■火災はディカプリオ氏のせい El Universoの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、アマゾンで起きた大火災の原因は、ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオ氏のせいと語った。アマゾン開発に積極的なボウソナロ氏は、保護活動家や団体を嫌っている。こうした中、環境問題への発言が目立つディカプリオ氏を、攻撃したとみられる。

■アマゾン破壊、1万平方キロメートル El Comercioの記事
この直近12か月間の、ブラジル・アマゾンの破壊面積は1万平方キロメートルにのぼるという。同国の統計機関INPEが明らかにしたものだ。とくにナティーボと呼ばれる先住民の居住、生活範囲での破壊が目立つ状態だ。アマゾン開発に積極的なジャイル・ボウソナロ大統領は、森林破壊をフェイクニュースと位置づけている。

■ハバナ、コーヒー不足 Ciber Cubaの記事
キューバ、ハバナはコーヒーの不足に陥っているという。同市民にとって、コーヒーは生活する上で、身近な存在だ。しかし市中で、このコーヒー豆の品薄が広がり、入手がやや難しくなりつつあるという。米国、ドナルド・トランプ政権の経済締めつけの強まりで、物資の不足が国内で起こりつつある。

■ニカラグア、航空便減 Confidencialの記事
ニカラグアでは、乗り入れる航空便の数が減っているという。昨年4月から反政府行動が続き、これに対するダニエル・オルテガ政権による弾圧が続いた。こうした社会状況から、国内に乗り入れる航空会社が休止、減便し、週あたりで80便の減少となった。国内ではコスタリカに陸路で向かい、サンホセから国際線に乗りつぐ人が増えている。

■ベリーズで事故、米国人ら死傷 Daily Mailの記事
ベリーズで、バスとSUVが衝突する事故があり、米国人観光客らが死傷した。観光客を乗せたツアーバスが高速道路を走行中、対向してきたSUVと衝突したという。この事故で7人が死亡したがこのうち3人が米国人観光客で、このほか米国の5人が負傷している。SUV側が車線をはみ出したとみられている。



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