2019.12.06

【ボリビア】

■アニェス、出馬否定 Télamの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、同政権が準備を進める総選挙で大統領選に出馬しない。更迭された前大臣が、同氏が再出馬を狙っていると発言した。しかしこの後大臣となったジェルコ・ヌニェス氏が、アニェス氏の出馬を否定したものだ。アニェス氏は、公正選挙を実現し、円滑な政権移譲を目指すとの立場を就任時に示している。

■アニェス、「逃亡した理由を理解した」 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、エボ・モラレス氏とその一派がこぞって国外に逃亡した理由を「理解した」と述べた。米州機構が10月20日の総選挙で不正があったとの最終報告をまとめた。アニェス氏はこの報告を受け、不正をはたらいたモラレス政権が人権侵害と暴力に明け暮れていた証拠だと断じた。

■メルコスルに公正選挙誓う El Díaの記事
ボリビアはメルコスルの年次総会の場で、公正選挙の実現を誓った。ヘアニネ・アニェス暫定大統領に代わり、カルロス・エドゥアルド・サンニエル通商副相がブラジルでこの総会に参加した。透明性ある選挙を実現すると断じたものだが、左派政権のウルグアイはこの場で、ボリビアとの外交関係凍結を各国に呼びかけている。

■アニェス、Adepcocaと会合 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は5日、ラパス県ユンガス地方のコカ葉農家団体Adepcoca代表らとの会合に参加した。エボ・モラレス氏はコチャバンバ県チャパレ地方のコカ葉農家を支持基盤としたが、一方でAdepcocaに対する弾圧姿勢が強かった。モラレス氏亡命後解放されたフランクリン・グティエレス氏らと和やかに会談した。

■プマリ氏、騒動に El Díaの記事
ポトシの市民団体を率いるマルコ・プマリ氏が5日、騒動に巻き込まれた。コチャバンバのマヨール・デ・サンシモン大学(UMSS)を訪れた際、学生との間でもみ合いとなったものだ。後にこの現場を映した動画で、拳銃らしきものを持った男がプマリ氏に近づいていたことも明らかになった。

■メサ氏「選挙不正を厳罰に」 El Díaの記事
カルロス・メサ氏は、選挙不正を厳罰に処するべきだと断じた。米州機構が、10月20日の選挙の監査結果を示し、不正があったと報告した。同氏はエボ・モラレス氏の勝利宣言を受け入れず、その後の選挙後闘争で身を挺して戦った。メサ氏は、同様のことが繰り返されないよう、厳罰に処するべきと断じた。

■プマリ氏「MASは無効化を」 El Díaの記事
ポトシの市民団体を率いるマルコ・プマリ氏は、政党MASの無効化を求めた。米州機構が10月20日の選挙不正を報告され、エボ・モラレス氏が率いるMASの勝利が「予定されていた」ことが明らかになった。モラレス氏に批判的な同氏は、やり直し選挙でのMASの無効化を主張した。

■レビジャ「野党統一候補は難しい」 El Díaの記事
ラパスのルイス・レビジャ市長は、やり直し大統領選で野党統一候補を立てることは難しいとの認識を示した。モラレス派であるMASに対峙する野党候補を統一するべきとの意見が、繰り返しだされている。しかし野党間でも政策や認識の差が大きく、これを一本化することは難しいと同市長は述べた。

■ロンガリック、ボウソナロの歓迎 El Díaの記事
カレン・ロンガリック外相は、ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領からの歓迎を受けた。メルコスルの年次総会に、ヘアニネ・アニェス暫定大統領の名代で参加したものだ。極右のボウソナロ氏は左派のエボ・モラレス政権を毛嫌いしており、アニェス暫定政権の誕生を歓迎していた。

■ブエノスアイレスでは抗議続く Correo del Surの記事
アルゼンチン、ブエノスアイレスのボリビア大使館前では、抗議行動が続いている。エボ・モラレス氏の辞任、亡命が「クーデターだ」と主張する現地在住国民や活動家らが、抗議デモを続けているものだ。5日にもおよそ350人が集まり、声を上げている。現暫定政権や右派各国は、この事態は「クーデターではない」と断じている。

■闘争犠牲者に見舞金 Página Sieteの記事
政府は、選挙後闘争、エボ・モラレス氏辞任後の抗議闘争での犠牲者家族に、見舞金を出す。ヘアニネ・アニェス暫定大統領が、この政令に署名したものだ。犠牲者の家族に対し、5万ボリビアーノを見舞金として支給する。この一連の闘争では29人が死亡しており、このほか負傷者にも一定の見舞金が出される。

■11月のインフレ、1.11% La Razónの記事
この11月の物価上昇は、国内平均で1.11%と高い水準となった。この月、社会闘争が蔓延し、物流が影響を受けたことからとくに西部各都市で物価上昇が起きた。ラパスは2.49%、オルーロは2.15%の上昇となり、一方でポトシは0.10%、スクレは0.55%にとどまる。1~11月の上昇率は3.06%となった。

■ポトシ、足場が崩れる Los Tiemposの記事
ポトシの歴史的建造物である造幣局博物館で4日17時15分頃、工事用の足場が崩れる事故が起きた。壁補修のため組まれた足場が強風に煽られ崩れたものだ。この事故のため、この建物の一部にも小規模な被害が生じ、足場にいた作業員一人が頭部を負傷している。

■オルーロ、グラン・ポデールの影響懸念 La Patríaの記事
オルーロのカルナバルを主催するフォルクローレ委員会(ACFO)は、ラパスのグラン・ポデールの影響に懸念を表した。グラン・ポデールはこの14日、ユネスコ無形文化遺産への登録が決まる可能性がある。しかし先に登録されているカルナバルと内容が似ていることから、この登録による影響が生じる可能性があるとした。


【ペルー】

■ケイコ氏釈放、70%が批判的 El Nuevo Heraldの記事
元大統領候補者ケイコ・フヒモリ氏の釈放を、国民の70%は批判的に見ている。ケイコ氏は汚職容疑で予備拘束されたが、妹のサチ氏の申し立てを受け最高裁が解放を判断し、釈放された。しかし世論調査の結果、この釈放を72%の国民は「受け入れられない」とし、「受け入れる」の25%を大きく上回った。

■イラベで橋封鎖 El Comercioの記事
プーノ県のイラベで、幹線道路の橋の封鎖が行なわれた。封鎖されたのはプーノ市とボリビア国境のデサグアデーロを結ぶ道路にかかる橋だ。チェッカとマソクルスを結ぶ道路の改善などを要求した動きで、48時間のストを通告している。この封鎖のため、数十台の車輛が現場近くで足止めされている。

■セルバで6人が不明 Correo Perúの記事
クスコ県のセルバ(熱帯雨林)で、公務員6人が不明になっている。この3日、メガントニの職員らが道路建設に向けた調査のため、ウカヤリ県境のセルバに入った。しかしこの6人とその後連絡がとれなくなったものだ。現在空軍が、空からこの6人の捜索を続けている。

■サンマルティン、道路補修の必要性 El Comercioの記事
サンマルティン県の道路13個所で、緊急に補修が必要な状態となっている。ブラジルの建設会社Odebrechtが工事を行なった区間で、地盤の問題などが相次いで生じているものだ。同社は数々の汚職疑惑から、現在国内で工事を受注できない状態で、施工会社を新たに見つけることが困難になっているという。


【チリ】

■コンセプシオン、13人逮捕 BioBio Chileの記事
コンセプシオンとタルカワノでは4日、合わせて13人が逮捕された。国内では10月18日から社会闘争が続き、この日も両市内で小規模のデモがあった。この一部の暴徒化が確認され、警察官らがこの13人を拘束したものだ。一方この日、両市内では国内で相次ぐ略奪は報告されなかった。

■9日から1駅再開 BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)4号線のロハス・マガジャネス駅は、この9日から再開される。運営側が明らかにしたものだ。国内では10月18日の社会闘争初日、メトロ網がバンダリスモ(破壊行為)の標的となり、今も完全な体制に復旧していない。運営側によるとラ・フロリダのこの駅の復旧作業が完了し、再開にこぎつけたという。

■送還是非判断、1月に延期 BioBio Chileの記事
ニコラス・セペダ氏のフランスへの送還の是非判断は、1月に延期された。2016年末、ブザンソンで日本人留学生黒崎愛海さんが失踪した事件で、同国検察はセペダ氏を容疑者として送還することを求めている。最高裁は今月半ばからこの是非判断をするとしたが、これが1月に延期された。

■バルパライソ、住宅崩落 BioBio Chileの記事
バルパライソでは5日、2階建ての住宅が崩落する事態が生じた。この日の朝、この事態が起きたのはセロ・ベジャビスタだ。フェラーリ通りとルドルフ通りの角にあるこの建物が、火災の影響で全崩落したという。この建物は空き家で人は住んでおらず、人的被害はなかったとみられる。


【アルゼンチン】

■ノルウェージャン、14か月で撤退 El Economistaの記事
LCCのノルウェージャン・エアは、14か月で国内から撤退することとなった。同社は国内営業路線などをジェットスマートに売却することを正式に発表した。同社の全路線は、新しい体制に引き継がれることになる。マウリシオ・マクリ政権の航空開放政策でLCC参入が相次いだが、10日の左派政権誕生以降、航空政策がどうなるかは不透明だ。

■イグアス、記録を更新 El Litoralの記事
ミシオネス州のイグアス国立公園の入園者数が、新記録となった。この1月からの延べ入園者数が5日時点で152万2691人となり、昨年記録した年間最多入場者を上回ったものだ。今年の営業日はまだ26日残っており、公園側はさらなる記録更新に期待を示している。

■デング警戒、前倒し Clarínの記事
ミシオネス州では、デングへの警戒が前倒しされた。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、夏の間同州で感染のピークとなるが、今季はこの感染発生が通常より早いという。州内では2016年の夏シーズン、感染が1万4千件に達したこともあり、州保健局は警戒態勢を前倒しで敷いた。

■セリアック病向けメニュー、義務化へ Télamの記事
ブエノスアイレスでは、飲食店はセリアック病患者向けのメニューを用意することが義務づけられる。市議会が議決したものだ。セリアック病はグルテンに対する自己免疫疾患で、麦食品などを避ける必要がある。市議会はセリアック病患者が飲食店を利用しやすい環境整備を進める法案を審議していた。


【エクアドル】

■外相、国連指摘を否定 El Comercioの記事
ホセ・バレンシア外相は、国連の指摘を否定した。国内ではこの10月、ガソリン助成廃止をめぐる社会闘争が11日間続き、国連人権高等弁務官が公権力による人権侵害があったとの報告を11月29日に出していた。しかし同外相は、国連が指摘する内容には誤りがあるとして、異例の否定を行なったものだ。

■ジェットブルー、グアヤキルへ El Universoの記事
米国のLCC、ジェットブルーが5日、グアヤキルに就航した。同社が開設したのはニューヨークとを結ぶ直行便で、14時に第一便が到着し、放水による歓迎を受けた。折り返しのニューヨーク行きは21時発となっている。使用機材はエアバスA321ネオで、毎日1往復の体制での運航となる。


【コロンビア】

■4日のゼネストは平和的 Caracol Radioの記事
この4日のゼネストは、おおむね平和的に行われたという。国内では11月21日、イバン・ドゥケ政権に対する抗議要求のゼネストが行なわれた。スト主導組合と政府との対話が奏功せず、この日再びゼネストが繰り返されたものだ。しかし今回は大きな衝突などはなく、落ち着いた状態で行なわれたという。

■自転車、IVA無税に Caracol Radioの記事
2020年、自転車に対する付加価値税(IVA)は0%になるという。経済委員会が決めたものだ。IVAは日本の消費税に相当する税金で、購入時などに加算される。国内では自転車は、二酸化炭素を排出しない交通手段として注目されており、この措置で導入が広がることが期待される。


【ベネズエラ】

■グアイド、支援国に謝意 2001の記事
フアン・グアイド暫定大統領は、同暫定政権を承認し支援する各国に、謝意を示した。5日にツイッターを通じて表したものだ。人道危機に発つ同国の国民への支援に感謝を示したもので、「この状態を終わらせるには、ニコラス・マドゥロ簒奪独裁体制を終焉させるしかない」とも述べている。

■マドゥロ氏、リオ協定国批判 Europa Pressの記事
ニコラス・マドゥロ氏は、リオ協定各国を批判した。米州機構の防衛の枠組みであるリオ協定の15か国はボゴタで会合を持ち、マドゥロ体制関係者28人への制裁リストを承認した。マドゥロ氏はこのことを批判したものだ。一方リオ協定各国は、現時点でのベネズエラへの軍事侵攻などは協議していない。

■レケセンス氏裁判、継続へ Infobaeの記事
野党議員フアン・レケセンス氏に対する裁判は、継続するという。同氏はテロ未遂への容疑を一方的に指摘され、昨年8月に拘束された。この2日から裁判が非公開で始まったとされるが、本人の出廷の是非すら分からない状態となっている。5日にかけ裁判が連日行われたとみられ、さらに来週まで続く見通しだ。

■数百人の難民の子が危機に Infobaeの記事
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ブラジルに逃れたベネズエラ難民の子数百人が、危機にあるとした。親を離れ単独で生活するこどもが増え、こうしたこどもがストリートチルドレン化し、またギャングの手下になるなどの事例がすでに生じているという。同機関によるとこうした状況のこどもが、500人程度はいるとみられる。

■ブラジル、一時国境封鎖 Dario la Regiónの記事
ブラジルは5日早朝、ベネズエラ国境を一時封鎖したという。同国軍によると、国境地域で武装グループによる強盗事件が報告され、この措置をとった。この措置はツイッターを通じて明らかにされたもので、閉鎖の規模、さらにその後再開されたかどうかなどの情報はまだ明らかになっていない。

■停電原因はプラント爆発 NTN24の記事
国内で今週発生した大規模停電の原因は、火力発電プラントで起きた爆発だった。カラカスなど10の州で停電となったものだが、カラボボ集中部にあるプラント内での爆発で、この事態に至ったという。この爆発では、このプラントで働く職員1人が負傷している。

■マラリアの51%は国内 Analiticaの記事
ラテンアメリカ、カリブ地域で発生したマラリアの51%は、ベネズエラ国内での発生だという。世界保健機関(WHO)が明らかにしたものだ。国内ではアマゾン地域を中心に、ハマダラカが媒介するこの感染症が増加している。この背景に、ニコラス・マドゥロ体制による経済失政で、衛生水準が下がったことがある。

■血友病患者65人が死亡 El Pitazoの記事
国内では2016年以降、血友病患者65人が、死亡しているという。血友病の患者は、継続的に医薬品を使用する必要があるが、ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で医薬品の入手が困難になり、この死亡が相次いだとみられる。世界保健機関によると、血友病患者の死亡率は、ベネズエラは今、突出して高い状態だ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ野党、デモ呼びかけ Al Momentoの記事
ハイチ野党は国民に、デモ実施と参加を呼びかけた。同国では9月16日から、ジョブネル・モイーズ政権の退陣を求める社会闘争が続く。対政権で足並みをそろえた野党は、「落ち着いたクリスマスを過ごすため」に国民に、街路で声を上げるよう求めた。一方国内では、デモは鎮静化の傾向が指摘されている。

■国連、内陸国に援助を ABC Colorの記事
国連のアントニオ・グテーレス総長は、内陸国への援助を求めた。ボリビアやパラグアイなどを念頭に置いた発言だ。海岸線を持たない国々は、社会経済発展の上で「足かせ」を負っており、適正な発展を図るためにはさらなる援助が必要との見解を示し、加盟193か国に呼びかけたものだ。

■ボリビアとの関係凍結呼びかけ Página12の記事
ウルグアイ政府は、メルコスルの会合の場で、ボリビアとの関係凍結を呼びかけた。左派の同政権は、エボ・モラレス氏が亡命したことを「クーデター」と位置づけている。しかしメルコスルのほかの3か国はこの亡命と暫定政権誕生を「憲法の手続きによる政権交代」と位置づけている。

■ボウソナロ、イグアスなど民営化 BAE Negociosの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、3個所の国立公園の民営化方針を示した。この方針が示されたのはイグアス、レンソイス・マラニャンセス、ジェリコアコアラだ。同大統領はこの民営化により、国の経費苦言と、民間経営による観光へのプラスの効果を強調した。一方経済相は、当初見込みよりも民営化プロセスが難しいとの見方も示している。

■パナマ、ボナ島を保護区に Infobaeの記事
パナマは、同国のボナ島を保護区に指定した。パナマ湾にあるこの島は、野鳥の繁殖地として知られ、同国はこの島を「渡り鳥の保護区」とした。この島の近くで、タンカーのターミナルが整備される計画が浮上し、国内で活動する環境団体などがこの保護区指定をはたらきかけていた。

■ブケブスが人命救助 El Observadorの記事
ウルグアイとアルゼンチンを結ぶフェリーを運航するブケブスが、人命救助を行なった。11月26日16時頃、ラ・プラタ川を横断していたこのフェリーが、風に流されたウィンドサーファーを救助したという。この40歳くらいの男性は、水上で身動きがとれなくなり、通りかかったこのフェリーに助けを求めた。

■ボラリス機で緊急事態 Transponder1200の記事
5日、メキシコのボラリスの旅客機で、緊急事態が生じた。クリアカンを発ち、ティファナに向かっていたY4 413便が離陸後40分、管制塔に緊急信号を送った。エンジンの不調で飛行速度が極度に落ちる状態となったもので、結局クリアカンに引き返し、緊急着陸したという。


【サイエンス・統計】

■麻疹感染、3倍に El Periódicoの記事
今年の世界での麻疹(はしか)感染は、昨年の3倍に増えているという。世界保健機関(WHO)が明らかにしたものだ。麻疹は2016年以降、新たな局地的流行が起きており、米国で41万3千件、コンゴ民主共和国で25万件などとなっている。ワクチン接種が行き届いている国と、そうでない国で流行に明確な差が生じている状況だ。



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