2019.12.08

【ボリビア】

■MAS、モラレス氏選出 Télamの記事
議会第一党となっているMASは、エボ・モラレス氏を次期選挙のトップに選んだ。モラレス氏は11月10日に大統領を辞任し、その後メキシコに亡命している。MASはモラレス氏に代わる新たな選挙の「顔」を模索したが、結局モラレス氏に回帰した。しかしモラレス氏の大統領選出馬には、憲法の多選規定の壁がある。

■カマチョ氏、出馬を表明 La Razónの記事
サンタクルスの前市議、ルイス・フェルナンド・カマチョ氏が、大統領選出馬を表明した。同氏はこの出馬のため市議を辞任したばかりだ。ポトシの市民団体を率いるマルコ・プマリ氏を副大統領候補に据えるプランについては撤回し、今後人選を進める。同氏は言動などから「ボリビアのボウソナロ」と呼ばれることもある。

■ギャランティ法で対立 El Díaの記事
ギャランティ法をめぐり、議会と政府の対立が起きている。モラレス派であるMASが、一連の社会闘争の責任を事実上免除するこの法案を審議にかけ、議会が可決した。しかしヘアニネ・アニェス暫定大統領はこの法を承認せず、施行には至っていない。両者間の意見には隔たりがあり、対立が今後激化する可能性もある。

■モラレス氏、キューバへ Télamの記事
エボ・モラレス氏が7日、キューバを訪れた。メキシコに亡命した同氏が、同国を離れるのはこれが初めてだ。キューバでは、健康診断などを受ける予定だという。またスペインのメディアによると、同氏は10日のアルゼンチン、アルベルト・フェルナンデス新大統領の就任式にも参列する予定だという。

■MAS、結束呼びかけ Página Sieteの記事
モラレス派であるMASは、来るやり直し選挙での結束を呼びかけた。コチャバンバで党大会を開き、選挙の「顔」にエボ・モラレス氏を選出した。この上で、今回の事態を招いた「野党」に対し、結束してあたることを呼びかけ、気勢を上げた。現時点で、議会ではMASが第一党となっている。

■アニェス、対米関係正常化図る La Razónの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、米国との関係正常化を図る姿勢を示した。米国のマイク・ポンペオ国務長官と6日、電話会談を行なったことが明らかとなった。エボ・モラレス政権下の2009年、パンド県で起きた事件をきっかけに、両国は相互の大使を召還した状態となっていた。

■センカタ、見舞金に不満 Página Sieteの記事
エルアルトのセンカタは、ヘアニネ・アニェス暫定政権が示した見舞金に、不満を示した。エボ・モラレス氏の辞任後の抗議闘争で、この場では多くの死傷者が出た。政府側はこの犠牲者家族と負傷者に見舞一時金を出す方針を固めたが、対象者らは「年金方式」での受取をもとめ、一時金には不満を表した。

■アルゼンチン大使館前でデモ La Razónの記事
ラパスのアルゼンチン大使館前で7日、デモが行われた。モラレス派に対峙する考えの人々が、抗議の声を上げたものだ。10日の同国のアルベルト・フェルナンデス新政権誕生の就任式に、モラレス氏が参列するとの観測が高まっている。左派のフェルナンデス氏は、モラレス氏へのシンパシーを口にしていた。

■プマ・カタリ、運転再開 El Díaの記事
ラパス市営のBRT、プマ・カタリと小型のチキティキが7日、運転を再開した。社会闘争の中でプマ・カタリの専用車輛36台が、放火により燃やされる事件が起きた。運転体制が整わず再開が遅れていたが、一部の路線でチキティキの車輛を代用することでこの日から、運転を再開したものだ。

■オルーロ、パネトン調査 La Patríaの記事
オルーロ当局が、県内のパネトン(パネットーネ)生産現場を視察した。スポンジケーキであるパネトンは国内では、クリスマスの時期に消費のピークを迎える。しかし国内では、この時期に粗悪品が流通することもあり、各地行政が監視を強めているものだ。県内では2個所で、このパネトンが生産されているという。


【ペルー】

■ペルーレイル、影響は軽微 Perú21の記事
ペルーレイルは、落石による被害、影響は軽微と発表した。6日朝、観光用列車「エクスペディシオン」の車輛に落石があり、窓が破れるなどの被害が生じた。巻き込まれた人はおらず、また運行そのものへの影響も避けられた。現場はクスコとオリャンタイタンボを結ぶ区間で、オリャンタイタンボとマチュピチュを結ぶ区間に影響は出ていない。

■政府、ユネスコに対応せず El Comercioの記事
政府は、ユネスコの勧告に対し、対応しない。クスコでは、バジェ・サグラド(聖なる谷)のチンチェロに、新空港が建設される。韓国企業がこの工事を請け負うことになり、早ければ来年にも着工される。ユネスコはこの新空港建設で、マチュピチュを含む文化資源に影響が生じる可能性を指摘していた。

■GOL、13日からリマへ Gestionの記事
ブラジルのGOL航空は、この13日からリマに乗り入れる。同社はサンパウロとリマを結ぶ路線を、この日からボーイング737-800型機を使用し、一日1往復運航する。同社のこの路線の参入で、リマとサンパウロを結ぶ路線は週26便から、33便に増えることになる。

■チュスピヨク川が氾濫 La Repúblicaの記事
クスコ県のポロイでは、地域を流れるチュスピヨク川が氾濫した。大雨の影響で増水し、この事態に至ったもので、複数の住宅が今、水に浸かっている状態だという。またこの事態で広い範囲で泥流による被害も生じている。多くの家々が土嚢を積み、水の家屋内への進入を防ごうとしているという。


【チリ】

■コンセプシオン、19人拘束 BioBio Chileの記事
国内第二の都市コンセプシオンでは7日、デモ暴徒化で19人が拘束された。国内では10月18日から社会闘争が続き、今もなお各地でデモなどが行なわれている。この日も中心部でデモが行われたが、一部が暴徒化し、警官隊が鎮圧展開を行なった。この闘争で、コンセプシオンで逮捕拘束された人は2444人となった。

■移民、考えに変化 BioBio Chileの記事
10月18日からの社会闘争を受け、国内に住む移民の考えに変化が起きている。国内にはハイチやベネズエラなどから、職などを求め多くの人が移民している。こうした移民はいずれチリ国籍を取り、国内に永住する考えの人が多かったが、この闘争を経てこのプランを考え直す人が急増したという。

■手術延期、1万2千件 BioBio Chileの記事
10月18日からの社会闘争以降、国内の主な病院では合わせて1万2千件の手術が延期されている。病院などが安全や衛生の問題、さらに闘争による負傷者への手当の優先などから、手術延期を判断しているものだ。とくに衛生の問題は大きく、政府はこの12月末まで、衛生の緊急事態を国内に発令している。

■アルト・ビオビオ、1500人孤立 BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州内陸のアルト・ビオビオで、1500人が孤立している。集落と町とを結ぶ幹線道路が土砂災害に見舞われ、車輛の通行のみならず、人の往来もできなくなっている。公共事業省によると、道路は大量の土砂と岩石に覆われており、復旧には時間を要するとみられる。


【アルゼンチン】

■現新大統領、ルハンへ Infoemeの記事
マウリシオ・マクリ現大統領と、10日に就任するアルベルト・フェルナンデス氏が、ブエノスアイレス州のルハンを8日、訪れる。この地の大聖堂で、ミサに揃って参加するものだ。右派から左派への政権交代となるが、現新大統領がアルゼンチンの諸問題に取り組み、円滑に政権移譲がなされることをアピールするものだ。

■LATAMは正常化 Télamの記事
LATAMアルゼンチンの便は正常化した。同社の3つの労働組合が、6日の朝に突然ストライキを行ない、35便に欠航が生じ、5千人に影響が広がった。労使交渉の調停を求めた動きで、この点で労使間の合意がなされたことからストは終了した。利用客の正常化には、数日を要する可能性がある。

■ラテンアメリカ最大の発電公園 Télamの記事
フフイ州に、ラテンアメリカ最大の太陽光発電公園が竣工した。フフイ州側がメディアなどに、この施設を案内したものだ。完成したのは「カウチャリ・ソラール1」で、今後「2」「3」も整備される予定だ。現時点で発電能力は200メガワットだが、計画がすべて整うと312メガワットの発電が可能となる。

■バリロチェ、不可思議な光 La Nacionの記事
バリロチェの空にこの4日、不可思議な光の列が出現したという。多くの人がこの現象を目撃したと地元のメディアが伝えているものだ。この光の列は、スペースX社の人工衛星の光で、クリスマスを前にしたこの時期、意図的に点滅させ生じたという。


【エクアドル】

■ポルトベロ、大雨で断水 El Universoの記事
エル・オーロ県のポルトベロでは、大雨の影響で断水となった。雨の影響で地域を流れるルイス川の水量が激増し、この影響で取水ができなくなったためだ。現在行政側が、給水車を市街地に派遣している。また同様に大雨となったチンボラソ県都リオバンバでは、浸水被害が広範囲で生じた。

■インフレ、0.70%のマイナス El Comercioの記事
この11月の物価は、前の月に比して0.70%のマイナス、すなわち下落となった。国の統計機関が明らかにしたものだ。キトなど都市部を中心に、物価がマイナスに転じたものだ。10月に起きた社会闘争の影響で物価上昇が進み、この反動が起きたとみられる。


【コロンビア】

■ドゥケ、貧困対策示す Télamの記事
イバン・ドゥケ大統領は、貧困対策を示した。国内では11月21日、同政権の社会保障政策などを批判するゼネストが行なわれ、この4日にも繰り返された。こうした国民の声を受け、「富裕層偏重」と指摘された同政権が、貧困対策を示した。2020年以降、同政権はこの問題に取り組むとした。

■ボゴタ空港スト、20人拘束 Caracol Radioの記事
一連の社会闘争の際、ボゴタのエルドラード空港でデモを行なおうとした20人が拘束されている。7日、このストの呼びかけがSNSなどで拡散し、これに応えた人々が空港に集まった。しかし当局側はこのストは違法なものと位置づけ、参加者らを拘束したという。

■ブカラマンガ空港で遅れ RCN Radioの記事
ブカラマンガのパロネグロ空港で7日、多くの便に遅れが生じた。メディアの取材によるとこの日の朝、合わせて17便に遅れが生じ、一部の便は時刻の組み直しを行なったという。この日の、フットボールの試合に臨む選手らにも影響が生じた。空港側はこの原因などについて、明らかにしていない。


【ベネズエラ】

■米国、グアイドを支持 Infobaeの記事
米国政府は、フアン・グアイド暫定政権を支持することをあらためて表した。暫定政権を支える野党の議員に、汚職疑惑が生じ、その信頼が揺らいでいる。米国政府はこうした中、ベネズエラの民主主義回帰に向け闘うグアイド暫定政権を支持、承認することを表した。1月5日に、議会新議長を選ぶ議会内投票が予定されている。

■グアイドへの責任論強まる Invasorの記事
野党議員の汚職疑惑は、大きなインパクトだった。フアン・グアイド暫定政権を支える野党議員のこの不祥事を受け、グアイド氏に責任を求める声が強まっている。1月5日の議会内改選時、同氏は暫定大統領の立場を辞するべきとの意見も出され始めた。また米国からの援助金の使途について、説明を求める声も高まっている。

■刑務所内は「地獄」 NTN24の記事
国内の刑務所内は、まさに「地獄」と化しているという。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政の影響は受刑施設にも及んでおり、受刑者らは栄養失調に瀕し、また病に倒れても医薬品一つ支給されない状態となっている。さらに生きる上で必要な、水がない施設もある状態だという。

■難民の移動、広がる Infobaeの記事
ベネズエラ難民の移動範囲が、広がりを見せている。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政による困窮を逃れ、多くの国民がコロンビアやブラジルに移動した。その後これらの難民はエクアドルやペルー、チリなどに移ったが、今はメキシコからさらに米国を目指す動きが起きているという。

■肉消費、一人当たり8キロ El Universalの記事
今年の、ベネズエラ国民の食肉消費量は、一人当たり8キロまで減っている。食肉流通の団体が明らかにした数字だ。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政により、国内では食料を含む物資不足が続いている。食肉はまさに「ぜいたく品」となっている状態だ。危機以前、一人当たりの平均消費は64キロだった。

■スリア、電力危機9か月 Panoramaの記事
スリア州では、電力危機がすでに9か月続いている。今年3月7日から、国内では「メガ停電」が発生した。これ以後、スリア州は長期の停電に苦しめられ、今も新たな停電が頻発している状態にある。この状況のため、電力供給が少なくとも安定しているカラカスに、「国難移民」する市民も増えている。

■コーヒー、難民が支える Panam Postの記事
コロンビア産コーヒーを今、ベネズエラ難民が支えているという。同国で盛んなコーヒー生産だが、コーヒー豆の収穫作業をする人の実に9割は、ベネズエラ難民が占めている。現在同国には140万人のベネズエラ難民が身を寄せるとされるが、コーヒーを含む農業分野がこうした難民の受け皿となっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ、また大規模デモ Atlas Newsの記事
ハイチでは6日、また大規模なデモが行われた。同国では汚職疑惑やガソリン不足などへの抗議闘争が9月16日から始まり、今はモイーズ政権の退陣を求める声に変わっている。この日、首都ポルトー・プランスなどで数千人がまた声を上げた。こうしたデモの長期化で、疲弊した経済のさらなる減速が指摘されている。

■パナマ、M5.3の地震 Debateの記事
パナマでは7日午前2時40分頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源は首都パナマシティの南の太平洋で、震源の強さはマグニチュード5.3、震源の深さは10キロだ。首都のアライハン、ラ・チョレラ、さらに首都の西部などで強い揺れを感じたが人や建物への被害はなく、津波の発生もなかった。

■オルテガの被害者博物館 Columbiaの記事
コスタリカに、「オルテガの被害者博物館」が開館した。ニカラグアのダニエル・オルテガ政権の弾圧などの被害を展示するものだ。同国では昨年4月から反政府行動が続き、オルテガ政権による力づくの抑え込みが続いている。死傷したり拘束されたりする人に加え、コスタリカには8万8千人の「ニカラグア難民」が身を寄せている。

■バラデロ、侵食続く CiberCubaの記事
キューバで最良のビーチと言われるバラデロで、砂浜の浸食が深刻だという。年間150万人が訪れ世界的に観光地として人気のこの地だが、現在年1.2メートルもの侵食が進んでいる状態だ。マタンサ大学の環境の専門家は、この侵食対策は国家的に取り組む必要があると指摘する。

■ハバナ、石鹸が不足 Diario Las Americasの記事
キューバの首都ハバナでは今、石鹸が品薄となっているという。この状態のため、石鹸の流通価格はここしばらくで倍に値上がりした。米国による経済締めつけとベネズエラ経済の悪化により、国内では特定の物資の不足が生じやすく、ハバナを含む国内各地では今、コーヒーが涸渇している。

■LATAM、ジョイントベンチャー破棄 El Colombianoの記事
LATAM航空グループは、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリアを傘下に持つIAGとのジョイントベンチャーを破棄する。同グループはこの9月、米国のデルタ航空との包括提携を発表した。IAGが中核メンバーであるワンワールドをこの9月末で脱退することも明らかにしており、この提携も終了することを明らかにした。



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