2019.12.11

【ボリビア】

■MAS、それでもモラレス氏擁護 El Díaの記事
政党MASは、エボ・モラレス氏を擁護する姿勢をあらためて示した。人道に対する犯罪などでモラレス氏は、ハーグの国際司法裁判所に提訴された。モラレス派であるMASはモラレス氏の無実潔白を主張し、一方でモラレス氏に代わり就任したヘアニネ・アニェス暫定政権の不実を訴えた。

■アニェス、徹底抗戦 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、徹底抗戦の構えだ。モラレス派であるMASが、闘争の責任免除などを定めたギャランティ法の成立を急いでいる。しかしアニェス大統領は、この法が成立した場合、「明確な憲法違反が存する」として、憲法法廷に無効を申し立てることを明らかにした。

■対アルゼンチン、悪化必至 Eju.tvの記事
アルゼンチンとの関係悪化は、必至の状況だ。10日にアルベルト・フェルナンデス新大統領が就任したが、同政権はヘアニネ・アニェス暫定大統領を就任式に招待せず、エボ・モラレス氏に招待状を送った。さらに今回の政権交代を「クーデター」と断じ、アニェス政権を認めないかのような姿勢を示している。

■政府、報道自由の政令 Página Sieteの記事
ロクサナ・リサラガ政府広報官は、報道の自由の政令を出す考えを示した。報道と表現の自由を宣言し、また記者など報道に携わる人々の安全に配慮する内容だ。エボ・モラレス政権が長期化し、報道の自由などが重視されない姿勢となっていたことか指摘されており、現政権として態度を明確化させる姿勢を示したものだ。

■カマチョ-プマリ氏を批判 El Díaの記事
やりなおし大統領選に出馬表明したカマチョ氏と、当初同氏を支援したプマリ氏とのやり取りに対する批判が起きた。民主主義擁護委員会(Conade)が、この両氏の罵り合いは「非民主的だ」と指摘したものだ。両氏の間で、選挙戦に向けた金の問題が生じ、協力関係が解消されたことが明らかにされていた。

■前領事を逮捕 Correo del Surの記事
移民局は、前領事のアデマル・バルダ容疑者を逮捕したことを明らかにした。在アルゼンチンの領事だった同容疑者は、コチャバンバのホルヘ・ウィルステルマン空港から入国しようとした。この際、外交官パスポートを提示し「違法な使い方」をしたという。同氏はモラレス派だったとみられる。

■財界、経済開放求める Correo del Surの記事
財界は政府に対し、開かれた経済を求めた。およそ14年にわたるエボ・モラレス体制では、天然資源の国有化や通商の制限などが続けられた。財界側は現ヘアニネ・アニェス暫定政権、そして来るべき新政権に向け、この開放を図ることを求めた。この開放により、新たな雇用創出が可能と断じている。

■政府、電力料金下げ La Razónの記事
政府は、電力料金を段階的に下げる姿勢を示した。エネルギー担当のアルバロ・グスマン大臣が明らかにしたものだ。電力エネルギーのバランスなどを評価し、パンド県を除く国内8県での電力料金を見直し、値下げを図るという。コミュニティによっては50%下がる地域もある。

■4県、雨の農業被害警報 El Díaの記事
国内4つの県に対し、農業被害に対する警報が出された。大雨の影響で、ラパス県北部、コチャバンバ県熱帯地方、そしてベニ県とサンタクルス県の広い範囲で、洪水などによる被害が及ぶおそれがあると気象機関が発表したものだ。国内の広い範囲は年明けから、本格的な雨季に入る。

■ラパス、元ナイトクラブ火災 El Díaの記事
ラパス、ソポカチにある元ナイトクラブの建物で、火災があった。9日、この建物から大量の煙が上がっていると通報があり、消防が消火活動を行なったものだ。火は消し止められたが、内部の損傷は激しい状態だという。このナイトクラブは1か月ほど前に、営業を終了していた。

■バジェ・サクタでリンチ Los Tiemposの記事
コチャバンバ県熱帯地方のバジェ・サクタで16歳の少年が、村人らにリンチを受け死亡した。少年は18歳の兄とともに盗みをはたらこうとし、兄は逃げたが弟は殺害され、川に投げ込まれたという。インディヘナ(先住民)社会では盗みは大罪で、こうしたリンチ事件は後を絶たない。

■グラン・ポデール、登録なるか Página Sieteの記事
ラパスのフォルクローレの祭典「グラン・ポデール」の、ユネスコ無形文化遺産登録の是非が決まる。今週、この結論が出されるものだ。ラパスではこの登録への待望論があるものの、類似の祭典であるオルーロのカルナバルがすでに登録されており、難しいとの声もある。


【ペルー】

■ビルカノタ増水に警戒 Correo Perúの記事
クスコ県を流れるビルカノタ川の増水に、警戒感が強まっている。雨季の走りの雨で、この川が増水しているものだ。国内随一の観光地マチュピチュに向かう際にも、この川を渡る必要があるが、増水により橋が通行できなくなるおそれもある。この地域は年明けから、本格的な雨季となる。

■クスコ、ポリオへの警戒 La Repúblicaの記事
クスコ保健局は、ポリオへの警戒を示した。一時、撲滅されたとみられるこの感染症だが、フィリピンやマレーシアで再発が報告されている。国内随一の観光地クスコは外国人の往来が多く、こうした感染症が上陸すれば瞬く間に広まるおそれがあると同局は指摘した。予防接種の徹底を図る姿勢を示している。


【チリ】

■不明機、捜索続く El Paísの記事
不明となっている空軍機の捜索が、続いている。38人が乗ったヘラクルス機が、南極付近で不明となったものだ。現地の天候が悪く、捜索が難航しており、この38人の安否が懸念されている。この捜索にはアルゼンチン、ウルグアイ、米国の空軍機や船も参加している。

■ピニェラ、訪亜急遽とりやめ BioBIo Chileの記事
セバスティアン・ピニェラ大統領は、アルゼンチン訪問を急遽、取りやめた。10日、アルベルト・フェルナンデス新大統領の就任式に参列する予定だったが、9日に空軍機が不明になる事態が生じた。この事態への対応を優先するため、この訪問をキャンセルしたものだ。

■放水、化学物質混ぜていた BioBio Chileの記事
デモ鎮圧の際警察が行なった放水で、この水の中に化学物質が混ぜられていたことが明らかになった。保健省が明らかにしたもので、この放水を浴びた場合、火傷を負ったり、アレルギーを起こしたりする危険性があったという。放たれたのがただの水ではないとの指摘が以前からあり、これが証明されたという。

■ビオビオ、鉄道改善工事進む BioBio Chileの記事
第8(ビオビオ)州では、鉄道の改善工事が進んでいる。サンロセンドとタルカワノを結ぶ88キロ区間の、レールや枕木の交換などの工事が進んでいるものだ。この工事期間中、一度も区間運休などは実施されない見通しで、2021年に竣工の予定だという。


【アルゼンチン】

■フェルナンデス政権誕生 Télamの記事
10日、10月27日の選挙で当選したアルベルト・フェルナンデス新大統領が誕生した。この日、就任式と宣誓が行なわれ、その後新大統領は速やかに組閣した。副大統領には、クリスティナ・フェルナンデス元大統領が就任している。左派政権への回帰は、4年ぶりとなる。

■左派の元首脳らが集合 El Universoの記事
左派のアルベルト・フェルナンデス大統領の就任式には、各国の左派の元首脳らも集合した。この式にはエクアドルのラファエル・コレア前大統領や、パラグアイのフェルナンド・ルゴ元大統領らも姿を見せた。一方、フェルナンデス大統領が招待していた、ボリビアのエボ・モラレス前大統領は参列しなかった。

■アニェス政権を拒絶の姿勢 Radio Santiagoの記事
新政権は、ボリビアのヘアニネ・アニェス暫定政権を「拒絶」する姿勢を明確にした。クリスティナ・フェルナンデス新副大統領は、ボリビアでは「クーデターが起きた」と断じ、この末に誕生した暫定政権を認めないといた。大統領就任式には近隣国の首脳が招かれるが、アニェス氏のもとには招待状は届かなった。

■マクリ氏「冷たい挨拶」 Infobaeの記事
就任式の際、クリスティナ・フェルナンデス新副大統領と、マウリシオ・マクリ前大統領との間では「冷たい挨拶」があった。両者は4年前、政権交代した間で、マクリ政権下ではフェルナンデス氏は汚職疑惑などの容疑が次々と浮上した。両者は形だけの挨拶を交わすにとどまった。

■モウラン副大統領が参列 Télamの記事
アルベルト・フェルナンデス大統領の就任式には、ブラジルからはアミルトン・モウラン副大統領が参列した。極右のジャイル・ボウソナロ大統領はこの参列を拒み、最終的に同副大統領が参列したものだ。同副大統領はフェルナンデス新大統領に、「よりよい関係の構築」を呼びかけた。

■財界などからは警戒感 La Nacionの記事
アルベルト・フェルナンデス大統領の就任に、財界などからは警戒感もある。自由化や解放を推し進めた前右派政権から、左派政権に戻ることにより、ポピュリズム政治の傾向が高まる可能性が指摘されているものだ。しかし就任式でのフェルナンデス氏の挨拶には、好感を持つ財界関係者が多く、この就任式後の為替相場も、比較的安定していた。

■海軍船、捜索に参加 Télamの記事
アルゼンチン海軍船も、チリの不明機の捜索に参加している。チリ空軍のヘラクルスC130型機が消息を絶ったものだ。この機は両国南端のウシュアイア近くの水域で不明となったため、両国の海軍がそれぞれ、捜索を行なっているものだ。この不明機には38人が乗っており、安否が気遣われている。

■麻疹、85件に急増 La Vozの記事
国内での今期の麻疹(はしか)感染件数が、85件に急増した。保健省が明らかにした数字で、このうち76人は渡航経験がなく、国内での感染とみられる。国境を接するブラジルで流行するなど、同省はこの感染者増加に危機感を示した。こうした感染を助長したとして、反ワクチン主義の人々への批判が高まっている。

■搭乗橋から乗客が転落 Voces Criticasの記事
サルタの空港で、ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)から乗客が転落する事故が起きた。10日14時頃に起きた事故で、この乗客は幸いにも負傷などはなかった。原因は不明で、空港側はこの事故のあった搭乗橋の運用を差し止めた。空港発着の便への影響などはなかった。

■意図的感染者に15年求刑 Télamの記事
HIV、肝炎ウイルスに意図的に感染させた者に対し、15年が求刑された。HIVやB型、C型肝炎ウイルスは性交渉で感染が生じることを知りながら、予防策をせず行為に及んだとして、3人の男が起訴された。このうち一人は15年、一人は14年、もう一人は7年が求刑された。


【エクアドル】

■TAME、ロハ線休止 El Universoの記事
公営航空会社TAMEは、キトとロハを結ぶ路線を8日から休止している。同社によると、使用しているエンブラエル190型機のやりくり上の問題が生じたため、この措置をとったという。空軍の旅客部門を母体とする同社は、民間各社との激しい競争の中、厳しい環境にあることが伝えられている。

■ルミニャウィ、土砂災害懸念 El Comercioの記事
キトの東、ルミニャウィのサンフェルナンドでは、土砂災害が懸念されている。ルス・デ・アメリカ地区で、住宅地の地盤が崩れる被害が報告され、この被害が地域の多くの住宅に及ぶ可能性があるものだ。地域を流れるサンタクララ川による、地盤の侵食の影響が大きいとみられている。


【コロンビア】

■ボゴタ空港、兵を配備 La FMの記事
ボゴタのエルドラード空港に、兵らが配備された。国内では11月21日のゼネスト以降、デモなどが続くが、先週末にこの空港でもデモが企図された。安全上の理由から22人が拘束され、この空港でのデモは認めない姿勢を行政側が示した。この再発防止のため、兵らが空港に配備されたという。

■対ELNで150人派兵 Caracol Radioの記事
アンティオキア県のプエルト・バルディビアに150人が派兵された。この地で、左翼ゲリラ組織民族解放軍(ELN)による新たな襲撃事件が起き、この対応のため緊急に兵が増員されたものだ。ELNはこの1月、ボゴタで大規模テロを起こし、イバン・ドゥケ政権は和平交渉を凍結している。

■年末の殺人警戒 Caracol Radioの記事
国内は年末の「殺人警戒期間」に入ったという。国内ではクリスマスから年末にかけて、通常よりも殺人件数が増える傾向がデータに表れている。こうした全体的傾向を受け、警察などがこの対応を強化しているものだ。また移動も増える時期のため、交通事故も起きやすい傾向にあるという。

■EasyFly、新路線 Caracol Radioの記事
LCCのEasyFlyは、新路線開設を明らかにした。来年12月3日から、パストとカリを結ぶ路線の運航を開始するという。同社は小型のATR機を使用し、コミュータ路線を中心に展開している。すでにこの新路線のチケットは、12万9350ペソからの価格で、ウェブサイトなどで販売を開始している。


【ベネズエラ】

■グアイドに交代勧告 2001の記事
フアン・グアイド暫定大統領に、交代が勧告された。野党が多数を占める議会の議長である同氏はこの1月、暫定政権を樹立した。しかし米国からの支援金に関する汚職疑惑が生じたことから、議会のホセ・ブリト議員が公然と、交代を要求したものだ。1月5日に議長改選が行なわれるが、グアイド氏が選出されるかは不透明だ。

■グアイド、マドゥロ弱体化強調 Infobaeの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、ニコラス・マドゥロ体制の弱体化を強調した。マドゥロ体制に忠誠を誓う軍人らに「造反」を求めたが、現時点で16人が転向表明したとした。また同暫定政権を承認するパナマの大使館から、マドゥロ勢力が撤収したことも明らかにした。二重政権状態が膠着化し、グアイド氏の求心力の低下が指摘されている。

■レケセンス氏裁判、続く 2001の記事
野党議員、フアン・レケセンス氏に対する裁判は、続いているという。テロ関与を一方的に指摘され拘束された同氏への裁判は、先週からカラカスで非公開で行われている。現時点でこの裁判は、12日まで続く見通しであることが明らかになった。同氏の拘束について野党は、ニコラス・マドゥロ体制による弾圧と断じている。

■マドゥロ体制の5人、参列か Contexto Tucumánの記事
10日、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領の就任式に、ニコラス・マドゥロ体制の5人が参列したとみられる。トルコのプライベート機がカラカスに立ち寄り、この参加者らを乗せブエノスアイレスに向かった。乗ったうちの一人は、マドゥロ体制下で副大統領の立場のデルシー・ロドリゲス氏とみられる。

■ガソリン不足、日に日に悪化 Noticieroの記事
国内でのガソリン不足が、日に日に悪化している。産油国であるベネズエラだが、ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で産油体制が維持できず、ガソリンなどの不足が断続的に起きている。今回、カラカスなど複数の州でこの不足が顕在化し、ガソリンスタンドの前に長い車列が再び、形成されるようになった。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■キューバへの飛行制限開始 Télamの記事
米国は10日、キューバへの飛行制限を開始した。ハバナ以外の町への国内との商業航空便の飛行を禁止したものだ。すでにこの発動発表を受け、アメリカン航空やデルタ航空、ジェットブルーなどが運航便の変更などを実施している。この措置はドナルド・トランプ政権による、経済締めつけの一つだ。

■ハイチへの輸出が激減 Diario Libreの記事
ドミニカ共和国からハイチへの輸出が、激減している。同国では9月16日から社会闘争が続き、今もデモが継続されている。こうした混乱や、闘争にともなう経済の減速などで、1~10月のドミニカ共和国から同国への輸出は前年同期比で4160万ドル、9.3%減った。毎日輸出が行なわれていた鶏卵は、今は途絶えているという。

■ブラジル、血清市場 El Universoの記事
ブラジルでは、血清の市場が成熟しつつあるという。同国内には、多くの毒ヘビが存在し、これに噛まれて死亡する人は後を絶たない。こうした中、こうした毒ヘビの毒から、血清を作る技術が向上し、今や市場となりつつあるという。2018年には国内では2万8千人がヘビに噛まれ、うち100人が死亡した。

■パナマのメトロへの批判 La Estrellaの記事
パナマのメトロ(電車)3号線の落札業者発表プロセスに、批判が起きている。パナマシティと西部を結ぶこの鉄道の建設について、4つの陣営が入札に参加し、韓国の現代グループが落札した。しかしこの入札にかかる手続きの不透明さなどが指摘され、今大きな批判を呼んでいる。この鉄道建設は、国内有数の大型プロジェクトだ。

■シウダー・デル・エステで事故 ABC Colorの記事
パラグアイ東部、シウダー・デル・エステで交通事故が起きた。10日朝10時30分頃、ブラジルから来た乗用車が暴走し、街路樹に衝突した。この事故で、車に乗っていた1人が死亡し、1人が負傷している。この車に乗っていたのは、地域の大学に通う学生らとみられている。



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