2019.12.12

【ボリビア】

■米国人へのビザ請求を廃止 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定政権は、米国人、イスラエル人への観光ビザ要求を廃止した。政令4107号を公布し、この措置を取ったものだ。エボ・モラレス政権は両国に対する「報復」でビザ要求の措置をとったが、この措置がむしろ国内への観光客を減らしているとの指摘が根強かった。

■CIDH指摘「理にかなっていない」 Los Tiemposの記事
アルトゥロ・ムリーリョ大臣は、米州機構の人権機関CIDHの指摘が「理にかなっていない」とした。選挙後闘争、エボ・モラレス氏辞任後の抗議闘争で、同機関は国内で「大殺戮が起きた」と結論づた。ムリーリョ大臣はこの指摘を重く受け止めるとする一方、理に沿わずまた事実の誤認があるとも指摘した。

■メサ氏、プマリ氏に接近 El Díaの記事
やり直し大統領選への出馬を表明しているカルロス・メサ氏は、ポトシの市民団体を率いるマルコ・プマリ氏と急接近している。プマリ氏は、同じく出馬表明しているルイス・フェルナンド・カマチョ氏との共闘関係を破棄したばかりだ。メサ氏はすでに副大統領候補を決めているが、プマリ氏がこの陣営に加わる可能性が浮上している。

■アルセ氏が出馬模索と指摘 El Díaの記事
大統領府のジェルコ・ヌニェス大臣は、前経済相のルイス・アルセ氏が、大統領選出馬を模索していると断じた。同氏はエボ・モラレス氏からの信頼も厚く、現在モラレス氏が身を寄せるメキシコに滞在中だ。モラレス派であるMASの候補として、やり直し大統領選への出馬を探っているとの見方を示したものだ。

■新大使、ジョレンティ氏を批判 Los Tiemposの記事
ボリビアの国連大使、ルベン・ダリオ・クエジャル氏が、前任のサチャ・ジョレンティ氏を批判した。ジョレンティ氏は、エボ・モラレス氏辞任後の辞任ドミノの中、11月14日にその職を辞した。クエジャル氏は、ジョレンティ氏がボリビアの評判に傷をつける行動をとった、と批判した。

■ナヤル氏も帰国 Los Tiemosの記事
元大臣のギド・ナヤル氏も帰国していることがあきらかになった。同氏は2009年、当時のエボ・モラレス政権からテロ事件への関与を指摘され、国外に事実上の亡命をしていた。モラレス氏が辞任したことをうけ、国内に戻ったという。同氏は現在、サンタクルス県のコトカに身を寄せている。

■チャパレ、選挙できない可能性 El Díaの記事
アルトゥロ・ムリーリョ大臣は、コチャバンバ県のチャパレ地方では、やり直し総選挙の投票ができない可能性があるとした。同地方のコカ葉農家はエボ・モラレス氏のもっともコアな支持母体で、今も秩序を回復していない。警察官すら同地域に入れない状態で、安全上の理由から選挙が実施されない可能性に言及したものだ。

■カマチョ氏、アルマグロ氏と面会 El Díaの記事
やり直し大統領選への出馬を表明しているルイス・フェルナンド・カマチョ氏は、米州機構のルイス・アルマグロ総裁と面会した。米国ワシントンでこの面会をしたもので、ボリビアの「民主化」などについて意見を交わしたという。アルマグロ氏はカマチョ氏について「民主主義を真剣に考えている政治家だ」と表した。

■UMSA、ギャランティ法の欠陥指摘 El Díaの記事
ラパスのマヨール・デ・サンアンドレス大学(UMSA)の法学部は、モラレス派のMASが提出したギャランティ法の欠陥を指摘した。先の社会闘争での責任追及免除などを定めたものだが、刑罰などについての実効的規定が存せず、この法が施行されてもその実効性はないと指摘したものだ。

■モラレス氏、権利侵害を指摘 El Díaの記事
エボ・モラレス氏は、権利侵害を指摘した。ラパスのアチュマニにある同氏の私邸に、警察官が「押し入った」と表したものだ。司法からの立ち入り許可などもなく、この邸宅内での捜査を行なったとしたもので、物品の押収もあったという。同氏は大統領辞任後、メキシコに亡命している。

■グラン・ポデール、無形文化遺産に El Díaの記事
ラパスのフォルクローレダンスの祭典、グラン・ポデールがユネスコ無形文化遺産に登録されることが決まった。ユネスコ側が結論づけたものだ。国内では同様の祭典であるオルーロのカルナバルがすでに登録されており、登録が実現するかは不透明だった。この祭典は毎年5月から6月頃に行なわれる。

■イロ経由、9万トン El Díaの記事
ボリビアの貨物9万トンがこれまでに、ペルー南部のイロ港から輸出されたという。内陸国のボリビアはこれまでチリ北部の港湾を外港としてきたが、関係悪化からイロ港の使用を昨年4月から開始した。以後、この量の貨物が同港湾で取り扱われたという。しかし政権交代によりこのイロ移転集約がどのように進むかは不透明だ。

■カジャワヤ、スクレへ Correo del Surの記事
ラパス県のインディヘナ(先住民)コミュニティ、カジャワヤの文化が今、スクレで紹介されている。このカジャワヤ文化は際だって特徴的なもので、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。市内の文化施設アブヤ・ヤラで、その織物や薬事、音楽などの文化が、紹介されている。

■オルーロでイルミネーション La Patríaの記事
オルーロ中心部の2月10日広場では、クリスマスを前にイルミネーションが開始された。この広場が光の海となるもので、毎晩19時30分に点灯される。今年は、10月20日の選挙以後の社会闘争の激化で、開催そのものが危ぶまれたが、最終的に無事開催にこぎつけた。


【ペルー】

■半潜水艇を摘発 El Comercioの記事
ピウラ県の沖で、半潜水艇が摘発された。海軍船がタララの沖175キロの地点でこの船体を捕えたものでこの船内からは1.5~2.0トンのコカインとみられる薬物が見つかっている。現在この船に乗っていた外国人とみられる者に、事情聴取が行われている。こうした船舶を使用した薬物輸送も今、摘発が相次いでいる。

■スカイ、北米路線開設か El Comercioの記事
今年4月、国内線に参入したチリのLCC、スカイ航空がリマからの北米路線開設を検討している。同社が明らかにしたもので、ニューヨーク、ボストン、トロントを候補地としているという。同社は国内参入後順調に実績を伸ばし、2年前に参入したLCCのビバ・エアと、激しくシェアを争っている。


【チリ】

■不明機、発見か Télamの記事
南極近くの海域で不明となった空軍のヘラクルスC-130型機が、発見されたとみられる。空軍側が明らかにしたもので、この海域でこの機とみられる機体の一部を発見したものだ。この機の捜索には空軍、海軍のほかアルゼンチン、ウルグアイ、米国の軍も参加していた。

■家族ら、プンタ・アレーナスへ BioBio Chileの記事
不明となった空軍機の38人の乗組員の家族らが、国内南端のプンタ・アレーナスに移動した。空軍の輸送機が、移動を希望する64人を輸送したものだ。南極近くの海域で不明になったこの機の捜索活動の経緯について、家族らは随時説明を受けている。現時点でこの38人の安否は、不明だ。

■メトロ5号が脱線 BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)5号線は11日、脱線事故を起こした。ニュブレ駅付近で、編成の一部が脱線し、動けなくなったものだ。この影響で同路線は、この日の運転はプダウエルとベジャス・アルテスを結ぶ一部区間のみとなっている。現在現場では、復旧作業が進められている。

■トロリーバス、年内いっぱいか BioBio Chileの記事
バルパライソのトロリーバスの営業は、年内いっぱいとなる見通しだ。この運営会社の経営危機が表面化し、行政側がこの支援を打ち切る方針を示したものだ。67年にわたり市内の交通を支えたこのシステムだが、運営費が涸渇し数か月以内に営業終了となる公算だった。運営側は月内での終了の方針を固めつつある。


【アルゼンチン】

■ブエノスアイレスで停電 Cadena3の記事
ブエノスアイレスでは11日、大規模な停電が起きている。南部に供給するEdesur管轄では6万500世帯、北部のEdenor管轄では3500世帯が、停電したものだ。急激な気温上昇で冷房使用が増えたことなどが背景にあるとみられる。この影響で、スブテ(地下鉄)の運転にも支障が生じた。

■ブエノスアイレス、35度 Télamの記事
ブエノスアイレスでは11日にも暑さが続いた。9日から最高気温が摂氏35度を超える状態となっており、この日もこの水準に達した。また国内ではラ・リオハで40.7度、サンティアゴ・デル・エステーロで40.2度を記録している。気象機関は、熱中症予防などに留意するよう市民に呼びかけている。

■為替は比較的安定 Télamの記事
為替市場は比較的、安定した状態だ。10日に左派のアルベルト・フェルナンデス政権が誕生したが、11日は対米ドルでペソは小幅の下落となり、1ドルは63.07ペソとなった。8月の予備選(PASO)直後、左派が優勢となったことからペソが対米ドルで暴落し、就任後に同様の事態が起きることが懸念されていた。

■ロカ線、運転再開 Infobaeの記事
ブエノスアイレスの近郊鉄道ロカ線は、運転を再開した。解雇された元職員らが再雇用などを求めた動きから11日、朝10時頃からストライキが始まったものだ。組合側と経営側の交渉がまとまり、17時42分に運転を再開したという。同路線では合わせて1500人の労働者らが、馘首されていた。

■AR新会長にセリアニ氏 Infobaeの記事
アルゼンチン航空の新会長に、エコノミストのパブロ・セリアニ氏が決まった。国営の同社について、10日の政権交代を前に、前会長が辞任していた。新政権側は人選を進めていたが、同氏に白羽の矢が立ったという。この決定に、同社の労働組合側は歓迎の姿勢を示した。

■国際線出発、12.5%減 Cba24nの記事
国内空港から国際線で出発する人の数が、12.5%のマイナスとなっている。データが公表されたもので、国際線が就航する国内空港すべてで、出発便利用者が減少した。国内では昨年以降、再び経済問題が表出しており、渡航する人の数そのものが減っている。一方、旅行で国内を訪れる外国人は、割安感などから増加している。


【エクアドル】

■サンガイからの灰への注意 El Universoの記事
国内南部に、火山灰への注意が呼びかけられた。モロナ・サンティアゴ県のサンガイ火山の活動で、火山灰の降灰が広範囲で生じた。世界遺産都市クエンカ中心部でもこの降灰が確認され、地域行政は市民に対し、マスク着用などを呼びかけている。灰はさらにカニャル県などでも降っている。

■キト、雨多すぎ El Comercioの記事
キトでは雨が、多すぎる状態だという。気象機関によると12月1~10日の市内の降雨量が、通常のこの時期より50%も多い。キトなどシエラ(アンデス)では来年3月から4月頃にかけ、雨季となり、さらに雨が続く見通しだ。走りの時季のこの雨の多さに、今後土砂災害が頻発する可能性が指摘されている。


【コロンビア】

■ドゥケ、スト主体と協議 Caracol Radioの記事
イバン・ドゥケ大統領は、ゼネストを指揮した主体側と11日、協議の場を持った。国内ではドゥケ政権を批判する社会闘争から11月21日、12月4日にゼネストが行なわれた。主体側は13項目の要求項目を掲げており、ドゥケ大統領本人も参加しこの協議が行われた。主体側は再び、ゼネストを行なう可能性を示唆している。

■ボゴタ空港、60周年 Aviacolの記事
ボゴタのエルドラード空港は、開業から60周年を迎えた。同空港は1959年12月10日に開港し、コロンビアの玄関口であるだけでなく、今は南米大陸の入り口であり、ハブとなっている。同空港は今後1年、この60周年を祝うさまざまなイベントを行なう予定であるという。


【ベネズエラ】

■グアイド「闘い足りない」 Télamの記事
フアン・グアイド暫定大統領は「闘い足りない」と断じた。1月に発足した同暫定政権は、憲法上失効したニコラス・マドゥロ体制の終焉を目指している。しかし一年近く経った今も、二重政権状態が続いている。同氏はさらなる闘争を続け、2020年には「自由なベネズエラ」を取り戻す、と断じた。

■ロシアにグアイド承認呼びかけ Infobaeの記事
米国政府はロシアに対し、フアン・グアイド暫定政権を承認するよう呼びかけた。マイク・ポンペオ国務長官が、ワシントンを訪れたセルゲイ・ラフロフ外相に直接、語りかけたものだ。ベネズエラの「悲惨な状況」を終わらせるためにも、国際社会が協調しグアイド政権を認める必要があると述べた。

■金80トン、売り払われる La Prensaの記事
ニコラス・マドゥロ体制により、国内の金80トンが今年、売り払われているという。野党議員がスペイン、マドリードを訪れ告発したものだ。中央銀行保有の金に加え、国内で違法採掘された金がマドゥロ体制による国外に売られているものだ。トルコや中東などにこれらの金が渡ったことが報告されている。

■マドゥロ「原油産出は安定」 El Universoの記事
ニコラス・マドゥロ氏は、国内の原油産出は安定していると語った。米国からの経済制裁を受けているが、それでも安定産出が続いているとし、11月に産出が20%増えたとした。一方、国内ではガソリンなどの不足が再び広がり始めている現状だ。同体制の失政で、生産体制の維持が難しくなっていることが指摘される。

■闘争遺族、裁きを求める Infobaeの記事
2017年、国内で激化した社会闘争で死亡した人々の家族らが、法の裁きを求めた。ニコラス・マドゥロ体制の打倒を掲げ、数か月にわたり国内で闘争が蔓延した。多くの死傷者を出したこの闘争だが、その責任は問われることなく、うやむやにされている。遺族らはこの責任追及を求める声を上げた。

■近現代で最悪の難民 Infobaeの記事
ベネズエラ難民は、近現代で最悪の状態であるという。ブルックリン研究所が指摘したものだ。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政による生活困窮、さらに国内での生活の将来を悲観し、多くの国民が国外に流出している。その数はすでにシリア難民を超えており、来年には450万人に達するとの予想が示されている。

■カラカス、ガソリンは涸渇へ 2001の記事
カラカス都市圏では、ガソリンは不足から涸渇に達しつつある。産油国でありながら、ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で産油体制が維持できず、再びガソリンの不足が起きている。不足はスリア、カラボボなど複数の州で起きているが、カラカスではすでに給油が難しい状況になりつつあるという。

■メトロ、破綻状態 Cronica Unoの記事
カラカスのメトロ(地下鉄)は11日、運転体制が破綻状態となった。市内ではガソリン不足の影響で、路線バスなどが運休せざるを得なくなっている。このため利用者がメトロに殺到し、各駅では人々は身動きすらとれない状態となった。メトロも輸送力を上げる余力はない状態だ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ野党、デモ再開を企図 Prensa Latinaの記事
ハイチの野党は、大規模デモの再開を企図している。同国では9月16日から社会闘争が続き、ジョブネル・モイーズ政権の退陣を求める声が上がっている。今は鎮静化しているが、対モイーズ政権で姿勢を一致させた野党が、再びデモを行なおうと呼びかけているものだ。この闘争で、疲弊した経済がさらに減速している。

■ボウソナロ、軟化 Télamの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、対アルゼンチンの態度を軟化させた。10日に左派のアルベルト・フェルナンデス政権が誕生したが、極右のボウソナロ氏は就任式参加を拒むなど、強硬な態度に出ていた。しかしアルゼンチンとの関係悪化を避けるため、言動が和らぎ始めているものだ。

■アブド、米国へ ABC Colorの記事
パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は、米国に向けて旅立った。同大統領はワシントンを訪れ、この13日にドナルド・トランプ大統領と会談する予定となっている。この会談では主に、組織犯罪対策やマネーロンダリング対策などが話し合われる見通しだ。同大統領は16日に帰国する。

■ルラ氏、対ボウソナロの行動開始へ Télamの記事
ブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏は、対ジャイル・ボウソナロ政権の活動を開始する。汚職容疑で収監されていた同氏は、最高裁判断で解放されたばかりだ。「政敵」と言えるボウソナロ政権に対する活動を、1月から開始することを発表した。

■暴力で24万人が居所を追われる La Vanguaridiaの記事
ホンジュラスでは暴力により、2004年から2018年までの間に、24万7090人が住まいを追われたという。同国ではマラと呼ばれる組織犯罪の構成員パンディージャの暗躍が起き、治安の悪化が続いている。こうした状況下で、安定した生活を失う国民が、国内全土で発生している状態だ。国連難民高等弁務官事務所がこの数字を指摘した。

■ブラジル渡航者に接種義務づけ La Naciónの記事
パラグアイ当局は、ブラジルに渡航する国民に黄熱病の予防接種を義務づけた。同国保健省は、ブラジル国内でこの感染症に罹患する可能性があるとして、国内への持ち込みを阻止するためこの措置をとるとしたものだ。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、国内でも広がるおそれがある。この感染症はベネズエラで、14年ぶりに感染が起きた。

■カナダから100万人来訪 Ciber Cubaの記事
カナダからキューバへ、今年は100万人を超える観光客が訪れているという。キューバにとって観光は、外貨を得る重要な産業だ。しかし米国のドナルド・トランプ政権による経済的締めつけで、観光も減速を示していた。それでもカナダからの観光客は順調に推移している状況だという。

■アビアンカ機、乗務員が負傷 Flight Globalの記事
アビアンカ航空の旅客機で、乗務員が負傷する事故が11月3日に起きていたという。この事態が起きたのは、ボゴタを発ち、スペインのバルセロナに向かったボーイング787型機だ。着陸態勢に入ろうと減速したが、いわば「急ブレーキ」がかかったような状態になり、乗務員2人が軽傷を負った。



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