2019.12.19

【ボリビア】

■モラレス氏に逮捕状 Télamの記事
前大統領のエボ・モラレス氏に、逮捕状が出された。検察が請求し認められたもので、アルゼンチンに身を寄せる同氏が帰国すれば、拘束されることになる。ヘアニネ・アニェス大統領は、モラレス氏への容疑は、暴動誘発とテロだという。同氏の辞任表明後、抗議闘争が組織的に行われ、国内はおおきな混乱に陥った。

■モラレス氏、逮捕状に反発 El Díaの記事
エボ・モラレス氏は、自身に対する逮捕状に反発を示した。暴動とテロの容疑で逮捕状が出されたことについて、アルゼンチンに滞在する同氏は「逮捕しようとする行為そのものが不正で、超法規的なものだ」と断じた。また米国のドナルド・トランプ大統領がヘアニネ・アニェス暫定政権を評価したことにも、強い反発を示している。

■弁護士、抗戦の構え El Díaの記事
エボ・モラレス氏の弁護士、ウィルフレド・チャベス氏は、同氏への逮捕状が出されたことに対し「断じて容認できない」との姿勢を示した。暴動誘発やテロ、テロへの経済支援などの容疑が付されたこの逮捕状申請などを精査し、今後抗弁する姿勢を示した。同弁護士は、司法のこの態度が人権弾圧にあたると断じている。

■アルゼンチン大統領に質問 El Díaの記事
アルトゥロ・ムリーリョ大臣は、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領に質問をぶつけた。10日に就任した同大統領はエボ・モラレス氏を過剰に擁護し、ヘアニネ・アニェス暫定政権を敵視するような姿勢を続けている。ムリーリョ大臣はこの姿勢に疑問を呈し、質問を投げかけた。

■OEA、選挙に協力 El Díaの記事
米州機構(OEA)のルイス・アルマグロ総裁は、ヘアニネ・アニェス暫定政権のもとで行なわれる総選挙に、全面協力する姿勢を示した。同総裁は、やり直し総選挙を支持しており、この選挙が透明性を確保し、自由公正に行われることに期待を示し、OEAとしてもその成功のため、協力する姿勢を示した。

■UN、選挙参加へ El Díaの記事
実業家のサムエル・ドリア・メディナ氏が率いる政党UNは、来るやり直し総選挙に参加する。ドリア・メディナ氏自身が表明したものだ。10月20日の選挙では、大統領選ではカルロス・メサ氏を支持するなどしたが、今後独自候補の擁立を含め、体制を整える。同氏はエボ・モラレス氏の「政敵」の一人だ。

■メサ氏、議会候補を公表 El Díaの記事
カルロス・メサ氏と、同氏をやり直し大統領選に擁立する政党CCは、やり直し議会選の同党からの候補者を公表した。候補者の多くは10月20日の無効選挙からの横滑りとなっている。メサ氏はこの候補発表について、総選挙に向けた川を一つ越えた、と表した。

■MDSも体制協議 El Díaの記事
サンタクルスのルベン・コスタス知事が率いる政党MDSも、やり直し総選挙に向けた体制作りの協議を行なう。同政党は10月20日の無効選挙の際、独自の大統領候補を擁立することを断念した。やり直し選挙では擁立する可能性を含め、検討を進めているという。同氏はエボ・モラレス氏の「政敵」の一人だ。

■モラレス氏「米国が糸を引いた証拠」 Los Tiemposの記事
エボ・モラレス氏は、国内で起きた「クーデター」の背後で米国が糸を引いた証拠だ、と断じた。ドナルド・トランプ大統領がヘアニネ・アニェス暫定政権を承認した。この事実について、米国がボリビアの左派政権を倒すため画策した結果だとした。ボリビア国民の70%は、国内で「クーデター」が起きたとは考えていない。

■ヘリ事故は重量オーバー Los Tiemposの記事
空軍は、ヘリコプターの事故は、重量オーバーが原因だったと発表した。先月4日、コチャバンバ県でエボ・モラレス氏が乗ったヘリが緊急着陸する事態が生じた。辞任直前の同氏を巻き込んだかもしれないこの事故について、暗殺を謀ったものとの憶測があったが、空軍はこれを否定した。

■アニェス、電気代下げの意義強調 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、電気料金の値下げの意義を強調した。新政権は、電力機関のSINの手数料を下げることで、最大で50%の値下げになるとした。このSINのシステムに参加していないパンド県を除く8県で、電気料金が下がるという。この恩恵を受ける世帯数は、200万戸にのぼるという。

■オルーロ元知事を逮捕 El Díaの記事
検察は、オルーロ県の元知事、アルベルト・ルイス・アギラール容疑者を逮捕した。同容疑者は、オルーロが抱える大型公共工事案件であるプエルト・セコ事業において、汚職に関わった容疑が高まったという。2014年からのこのプロジェクトに対し、検察は捜査を続けていた。


【ペルー】

■ケイコ氏、政治活動停止 Perú21の記事
元大統領候補者ケイコ・フヒモリ氏は、政治活動の停止を発表した。同氏は汚職疑惑を受け1年以上にわたり拘束されていたが、妹のサチ氏の申し立てが認められ釈放された。しかし司直からの操作はまだ続いている状態であるため、すべての政治活動を休止すると発表した。

■コスタ・ベルデ、土砂災害 El Comercioの記事
リマ、バランコのコスタ・ベルデで土砂災害が生じた。太平洋岸の道路の一部が、この土砂崩れで塞がれ、通行ができなくなっているものだ。現場はチョリージョスとの境界付近のロス・ユヨスで、この土砂に巻き込まれた人や車はなかった。復旧には時間を要する可能性がある。


【チリ】

■社会闘争から2か月 El Espectadorの記事
国内では社会闘争の開始から、18日で2か月となった。10月18日、交通運賃値上げ反対運動をきっかけに、反政府闘争が全土に拡大したものだ。この間、警察など公権力による過剰な武器使用が問題となり、また混乱に乗じた略奪事件の蔓延も起きた。現在も抗議行動などは散発的に続いている状態にある。

■メトロ、運転時間は平常化 BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)の運転時間は、平常化した。10月18日の社会闘争初日、メトロ網はバンダリスモ(破壊行為)の標的となり、多くの駅が破壊されたり燃やされたりした。このため再開したものの運転時間は短縮されていたが、18日までにこの体制が従来の時間まで回復したという。

■メトロ1号で人が転落 BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)1号線で18日、人が線路上に転落する事故が起きた。この事態が生じたのはウニベルシダー・デ・チレ(チリ大学)駅で、この事故のためエスタシオン・セントラル-ロス・エロエス間は一時、運転見合わせとなった。1時間後、この区間は再開されている。

■チロエにカツオノエボシ BioBio Chileの記事
第10(ロス・ラゴス州)チロエ島の海岸に、カツオノエボシが出現した。俗に電気クラゲと呼ばれるこのクラゲは、触手部分に毒を持ち、刺されると死に至るケースもある。このため、この出現が確認されたクカオ、ウエンテモのビーチ付近では、遊泳などが禁止された。


【アルゼンチン】

■失業率、9.7%に上昇 Perfilの記事
国内の失業率は、9.7%に上昇したという。国の統計機関Indecが、この第三四半期の数字を示したものだ。この数字は前年同期に比して0.7ポイント、前の3か月に比しては0.9ポイントの増加となっている。国内では昨年7月の通貨暴落以降、経済先行きに対する不安が強まっている。

■クリスマス品目、特別価格 Télamの記事
政府と主要スーパーは、クリスマス時期に消費される6品目を199ペソの特別価格で提供する。政府とスーパー運営会社の間で合意されたものだ。サイダー、パネトン(パネットーネ)、トゥロンなどの、国内の家庭でクリスマス時期に消費される6品目を安く提供するものだ。

■エア・ヨーロッパ、イグアス線休止へ Reporturの記事
エア・ヨーロッパは、マドリードとプエルト・イグアスを結ぶ路線の休止を発表した。同社は今年、アスンシオン経由でのこの路線の運航を開始していた。しかし搭乗率が低迷するなとしたため、アスンシオンとイグアスを結ぶ区間の運航を来年4月26日までで休止するとした。

■ラ・キアカでもう一人を逮捕 Télamの記事
ブエノスアイレス、プエルト・マデーロでの英国人観光客殺害事件で、もう一人がボリビア国境のラ・キアカで逮捕された。空港から車輛をバイクで追いかけたグループが、この強盗殺人を犯したものだ。ベネズエラ国籍の男がサルタで逮捕され、この37歳の別のベネズエラ人の男が、国境近くで拘束された。


【エクアドル】

■キト、立ち売り規制 El Comercioの記事
クリスマスを前に、キト中心部の歴史景観地区では、立ち売り業者の規制が始まっている。警官らがパトロールし、こうした行為を禁じているものだ。物を立ち売りする業者は場所代や税金を納めておらず、既存店舗などは以前から不公平感を表していた。今後、こうした業者側の反発が起きるおそれもある。

■マドリードのメトロに制裁 El Comercioの記事
キト市は、スペイン、マドリードのメトロに制裁金を科す。キト市内では全長22キロのメトロ(地下鉄)が建設中だ。マドリードのメトロは技術協力し、車輛開発などを行なっているが、キト市側は同社が契約を満たしていないと判断した。キトのメトロは、来年下半期にも開業の予定だ。


【コロンビア】

■インディヘナ層、保護求める Caracol Radioの記事
トリマ県のインディヘナ(先住民)のリーダーが、インディヘナ層の生活の保護を政府に求めた。国内にも伝統的な生活を踏襲するインディヘナのコミュニティが複数存在するが、その多くが危機に瀕していることが指摘されている。コミュニティ、文化保全のため、政府側に対応を求めたものだ。

■アルーバ航空、新規2路線 Caracol Radioの記事
カリブ海、オランダ領アルーバ島のアルーバ航空が、国内2地点に新路線を開設する。同社が新たに乗り入れるのはバランキージャとメデジンだ。ボンバルディアCRJ200型機を使用し、定期便を就航する。同社はアルーバ島への観光需要があるとみて、この路線拡大を判断した。

■リネアH、オープン3年 Caracol Radioの記事
メデジンの都市交通型テレフェリコ(ロープウェイ)、メトロカリベのリネアH開業から、3年となった。この路線はコムーナ8の45万人の住民の重要な交通機関で、2016年12月17日に開業した。コロンビアだけでなく南米では都市交通型テレフェリコの整備が各国で進み、新たにペルーなどでも計画がある。


【ベネズエラ】

■バチェレ氏、レケセンス氏解放求める Infobaeの記事
国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ氏は、野党議員フアン・レケセンス氏の即時解放を、ニコラス・マドゥロ体制に求めた。レケセンス氏はテロ関与を一方的に指摘され昨年8月から拘束され、今月裁判が行われているが一切非公開となっている。バチェレ氏はこの扱いについて、人道上の重大な問題があると断じた。

■グアイド「再建のチャンスはある」 El Carabobeñoの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、「この国にはまだ再建のチャンスはある」と述べた。メディア向けの会見で語ったもので、貧困にあえぐ国民の生活を再建する上で、最低条件がニコラス・マドゥロ体制の退陣であると断じた。この1月に発足した暫定政権だが、一方で今、同氏の求心力低下が指摘されている。

■グアイド、再任の見通し Al Nativoの記事
フアン・グアイド暫定大統領は1月5日、議会議長に再任される見通しとなった。求心力低下が指摘され、再任されない可能性が指摘されていた。しかしニコラス・マドゥロ体制が、グアイド氏への圧力を増したことから、野党が多数を占める議会内でむしろ結束が強まったとみられる。

■国境橋が大渋滞 La Opiniónの記事
コロンビアとを結ぶシモン・ボリバール橋は17日夜、大渋滞となったという。現在、毎日数千人規模のベネズエラ国民が移民や買い物のためこの国境橋を通る。しかしこの夜は、移動する人が極端に増えて、橋は人が溢れんばかりの状態となった。こうした混雑はブラックフライデーの11月29日以来だという。

■ロシア、さらに医薬品支援 RTの記事
ロシアは国内に、さらに医薬品を送った。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で国内では物資不足が続くが、とくに医薬品は深刻な状態だ。マドゥロ体制の後ろ盾の一つであるロシアが、この対応として20万錠を送ったことが明らかになった。国内ではこの医薬品不足で、HIVキャリアや血友病患者の死亡例が増加している。

■カラカスへの国内難民が増加 Diario La Regiónの記事
地方から、カラカス首都圏への「国内難民」が増加している。カラカスでも物資不足などは続いているものの、地方都市、農村部よりは状況が恵まれている。このため地方から、首都圏に移り住む人の流れが起きているものだ。アマゾン各州やスリア州などからの移動が多い。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パナマで銃撃、12人死亡 Infobaeの記事
パナマの受刑施設で銃撃事件があり、12人が死亡し、13人が負傷した。首都の東部にあるこの施設で、受刑者間の争いがこの事態に発展したものだ。マラと呼ばれる犯罪組織の構成員、パンディージャ同士の抗争とみられる。施設に介入した警察は、この施設内から複数の銃器を発見、押収している。

■ボウソナロの長男に捜査 Télamの記事
ブラジル、ジャイル・ボウソナロ大統領の長男、フラビオ・ボウソナロ地方議員に、捜査の手が伸びた。リオデジャネイロの検察が、汚職容疑での捜査を開始したものだ。検察によると同氏には、汚職のほか公金横領の容疑もあるという。ボウソナロ氏は昨年の選挙で、清新さをアピールしていた。

■ルラ氏、つらい日々を語る Télamの記事
ブラジルの元大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ氏は、「つらい日々」を語った。同氏はフランス、パリを訪れパリ市長からの歓迎を受けた。ルラ氏は汚職容疑で12年の刑を受けて昨年4月に収監され、この11月に最高裁が釈放を判断するまで拘束を受けた。このつらい日々について、この場で言及した。

■ハイチ、またデモの動き Prensa Latinaの記事
ハイチの野党が、またデモを行なおうとしている。同国ではこの9月16日から、モイーズ政権の退陣を求めるデモが国内各地で繰り広げられた。今は鎮静化しているが、対モイーズ政権で態度を一致させた野党が、さらなる圧力をかけようと、新たなデモを準備しているという。

■年金受給、労働者の23% ABC Colorの記事
パラグアイで、年金制度の改革を求める声が高まっている。18日、アスンシオンの労働省前で複数の労働組合が声を上げた。同国では職域年金制度の適用が限られ、現役世代労働者の実に23%しか、年金受給権を得られない状況だという。老後の生活設計を整えるためにも、制度の改革、改善が必要と組合は訴えた。

■キューバ、豚肉不足 Ciber Cubaの記事
キューバ国内では今、豚肉の不足が急速に広がっている。米国からの経済締めつけの影響で、国内ではすでにコーヒーやマッチ、石鹸といった物資の不足が起きている。こうした中、とくにクリスマスから年末年始に消費が増える豚肉が、首都ハバナなどで品薄となっているという。またアルコール飲料やトマトピューレなども不足している。

■ウルグアイ、観光に逆風 Ambitoの記事
ウルグアイの観光にはまさに逆風だ。隣国アルゼンチンが経済対策の一環で、「ツーリスト・ドル」の制度を導入した。国外消費の場合、対米ドルの為替をオフィシャルより30%高い率で交換するものだ。国外旅行が不利になることから、同国からウルグアイに旅行する人が大きく減る可能性が指摘されている。

■違法マリファナ使用が減少 France24の記事
ウルグアイでは、違法なマリファナ(大麻草)使用が、大幅に減少したという。同国では世界に先かげ2013年から、マリファナの使用や保持、売買などが段階的に合法化されている。非合法の使用範囲が狭まったことや、使用が一般化したことから、非合法の使用例が大きく減少したことが明らかにされた。

■アスンシオン-ボゴタ線就航 ABC Colorの記事
パラグアイの首都アスンシオンと、コロンビアのボゴタを結ぶ直行便が就航した。新たにアビアンカが開設したもので、17日からエアバスA319型機を使用し運航が開始された。この路線を経由し、アスンシオンとマイアミやマドリードなどとの接続が便利になる。



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