2019.12.26

【ボリビア】

■アニェス、クリスマスメッセージ Correo del Surの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は24日夜、クリスマスのメッセージを出した。10月20日の「不正選挙」以降、国内では暴力や個人主義、イデオロギー対立による政治二極化が生じたことを「よくないこと」と一蹴し、新しい年に「よりよいもの」を作り上げようと国民によびかけた。同政権は5月3日にやり直し総選挙を行なう方針だ。

■モラレス氏、在留邦人らと祝う Télamの記事
アルゼンチンで亡命生活を送るエボ・モラレス氏は、現地在留邦人らとクリスマスを祝った。同氏はツイッターを通じ、「親愛なるボリビアの家族」に対し、クリスマスを祝うメッセージも送っている。同氏は同国からモラレス派であるMASの選挙指揮をとる方針を示している。

■モラレス氏「米国によるクーデター」 News Frontの記事
エボ・モラレス氏は、政権交代は米国政府の企図によるクーデターだと断じた。国外メディアの取材に答え語ったものだ。11月10日に辞任したが、米国がボリビア国内のリチウム資源を手に入れようと、この糸を引いたと断じたものだ。一方、直近の世論調査では、ボリビア国民の70%は今回の事態をクーデターとは見ていない。

■前オルーロ知事、国際手配か ATBの記事
オルーロの検察は、前知事のビクトル・ウゴ・バスケス氏について、国際手配する可能性を示した。同氏はエボ・モラレス氏辞任後の「辞任ドミノ」の中で知事を退いたが、職権濫用や汚職の容疑などが持ち上がっている。現在同氏はメキシコ国内に身を寄せているとみられ、検察は国際手配の可能性を示した。

■MAS、また分裂か El Díaの記事
モラレス派である政党MASが、また分裂しそうだ。このMASの一部に組み込まれてきた農村部教員の団体が、モラレス氏が滞在するアルゼンチン訪問を否定したものだ。この団体はモラレス氏、そしてMASとの関係性そのものを再考する可能性を示している。モラレス氏亡命以降、MASの分裂の動きも起きている。

■選挙法廷、動く Página Sieteの記事
選挙法廷のトップとなったサルバドール・ロメロ氏は、27日にもラパス県の組織との意見交換に臨む方針を示した。10月20日の総選挙で、選挙法廷による不正が明らかになり、ヘアニネ・アニェス暫定政権は全人事の刷新を図っている。1月2日にメンバーが固まる予定だが、それを前に地方部会との調整を開始する方針を示した。

■経済成長、2.5%止まりか El Díaの記事
ボリビアの今年の経済成長が、2.0~2.5%止まりとなる見通しだ。通商機構(IBCE)が見方を示したものだ。エボ・モラレス前政権は4%台の成長を見込んでいたが、10月下旬からの政局混乱、社会闘争に加え、米中間の貿易摩擦などの影響で、これを下方修正せざるを得ないという。

■パルミート、スペインにシフト Los Tiemposの記事
コチャバンバ県産パルミート(ヤシの新芽)の輸出が、スペインにシフトしている。同県産のパルミートの大半はアルゼンチンに輸出されていたが、経済問題による輸入の減少が顕著に起きていた。この分が今、スペインへの輸出に回されている状態で、生産者団体も来年にかけ、スペイン向けでこの落ち込みをカバーできる見通しであることを明らかにした。

■パネトン、50万個販売 El Díaの記事
「La Suprema」のブランドのパネトン(パネットーネ)は今期、国内で50万個を販売したという。スポンジケーキのパネトンは、国内ではクリスマス時期に広く消費される。同ブランドを展開する企業は、販促で品質の高さなどをアピールし、多くの消費者に選ばれた、と発表した。

■サンタクルス、デング警戒 El Díaの記事
サンタクルス県の保健局は、デングへの警戒を呼びかけた。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、国内ではこれから本格化する雨季に、感染のピークを迎える。同局によると県内では、この感染症が早くも増加傾向にあり、注意が必要とした。現時点で同県内で確認された感染数は545件となっている。


【ペルー】

■労災後一年は監督期間 Gestionの記事
重大な労働災害が起きた場合、その事業場は1年間、行政による監督を受けるという。リマ、プエブロ・リブレのマクドナルドの店舗で、アルバイト店員2人が感電死する事故が起きた。マルティン・ビスカラ大統領もこの件に憂慮を示したが、労働、保健の監督機関が事故後1年、このような措置をとることを明らかにした。

■リマ空港に高い関心 El Comercioの記事
今、世界各国の建設会社が、リマのホルヘ・チャベス空港に注目しているという。メキシコシティの新空港建設計画が現政権により凍結されたことを受け、リマ空港の拡張計画への参入に関心を示す企業が続出しているものだ。リマ空港では、第二滑走路と第二ターミナルの建設計画が、間もなく具体化する予定だ。


【チリ】

■バルパライソで大火災 BBCの記事
バルパライソで、住宅130棟を焼く大火災が起きた。ロクアント山、サンロケ山で発生した林野火災が燃え広がったものだ。これらの家々に住む住民は全員避難しており、人的な被害は避けられたとみられる。住宅省は、焼け出された200世帯への具体的支援を検討している。

■検察、大火災の捜査開始 BioBio Chileの記事
検察は、バルパライソの大火災の捜査を開始した。森林火災の広がりで住宅など130棟が焼失したものだ。現時点で、火災の発生原因などは特定されておらず、この特定や責任の追及を図る姿勢だ。被害を受けた建物のほとんどは全焼で、被害総額は相当にのぼるとみられる。

■アルゼンチン大統領に抗議も BioBio Chileの記事
政府与党などが、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領に抗議する動きを見せている。同大統領が、チリ国内でベネズエラ国民が「迫害を受けている」と発言した。この10日に就任した左派の同大統領は、ニコラス・マドゥロ体制を擁護するかのような発言をしている。

■コンセプシオン、商戦不振 BioBio Chileの記事
コンセプシオンでは、クリスマス商戦は不振だったという。商業界の団体が指摘したもので、昨年同期に比して50%も売り上げを落とした店もあるという。10月18日からの社会闘争の長期化に加え、路上などで場所代や税金を払わずに営業する露天商の急増が、影響したと指摘している。


【アルゼンチン】

■エル・パロマール閉鎖要求 Diario26の記事
ブエノスアイレス、モロンのエル・パロマール空港の閉鎖を求める要求が出された。地域住民らが、騒音などを理由に裁判所に申し立てたものだ。軍用空港だった同空港は昨年2月から旅客に転用され、今はLCC2社の拠点となっている。司法はこの空港の、夜間の使用を差し止める判断をしたばかりでもある。

■トゥクマン、病院で騒ぎ Infobaeの記事
トゥクマン市内のパディーリャ病院で25日、騒ぎが起きた。朝6時頃、頭部の負傷者と付き添った家族、友人らが診療を求めてこの病院を訪れた。しかし診療時間外であったことに腹を立て、警備員らに暴力をふるうなどし、暴れたという。結局数人が、警察に拘束される事態となった。

■フェルナンデス、闘争化を懸念 Sin Mordazaの記事
アルベルト・フェルナンデス大統領は、社会闘争化への懸念を表した。メンドサで、鉱山の禁止物質の見直しが進められている。この中で、シアン(青酸)化合物の解禁が含まれ、市民らがこれに反対する大規模抗議行動をとった。フェルナンデス大統領はこの事態がこじれ、闘争化することを懸念した。

■豚肉生産、1.8%増 Télamの記事
国内での1~10月の豚肉生産は、前年同期比で1.8%増えたという。アルゼンチンと言えば牛肉だが、近年は豚肉の生産も拡大傾向にある。コンサルタント企業によると、この期に生産された豚肉は526.2トンとなった。一方でこの期の国内消費は0.2%の増加にとどまり、輸出が拡大したことになる。

■中小商店、販売3%減 Télamの記事
大型店、チェーン店などを除く中小商店の、このクリスマス商戦での販売は、前年同期比で3%のマイナスとなったという。中小企業団体が明らかにしたものだ。店頭での販売は3.5%の減少だが、一方でネット販売などが1.5%増加し、この減少幅となった。国内では経済先行きへの不安感が強まっている。

■花火による負傷、30人 Cadena3の記事
クリスマスイブの24日から25日にかけ、ブエノスアイレスでは花火の事故で、30人が負傷した。この時期、花火を楽しむ人が多いが、粗悪品による事故や、誤った使い方による事故が多発する。国内では事故防止や、花火の音に犬などのペットが怯えるなどの理由から、この販売使用を禁止する動きも起きている。


【エクアドル】

■油の回収、続く El Comercioの記事
ガラパゴス諸島のサンクリストーバル島では、油の回収作業が続く。港湾でクレーン車が倒れて海に転落し、この事故でボート一艘も転覆した。この際、大量の油が海に流出したもので、ガラパゴス国立公園や海軍などがオイルフェンスなどを使用し、回収作業を続けている。

■キト郊外でバス事故 El Comercioの記事
キトの東で、バス事故が起きた。アロアグとサント・ドミンゴ、コノコトを結ぶ道路で24日午後、地域交通のバスとワゴン車が衝突したものだ。この事故で1人が死亡し、12人が負傷している。この事故で、キトとバジェを結ぶ道路区間は一時、不通となった。


【コロンビア】

■ELN、2人を解放 Télamの記事
左翼ゲリラ組織民族解放軍(ELN)は、チョコ県で誘拐していた2人を解放した。解放されたのは商店主らで、それぞれ8か月、15か月間にわたり拘束されていた。ELN側はこの解放を「クリスマスプレゼント」と位置づけている。この組織はこの1月、ボゴタで大規模テロを起こし、イバン・ドゥケ政権は和平交渉を凍結している。

■AA、LCC型運賃導入 Caribbean Newsの記事
アメリカン航空が、コロンビア路線においてLCC型運賃を導入した。同社は国内にはボゴタやメデジン、バランキージャなどに乗り入れているが、ウェブサイトを通じ「エコノコミア・バシカ」クラスのLCC型運賃での販売を開始した。同社はLATAM航空とのパートナーシップを失い、ラテンアメリカ戦略の見直しを迫られている。


【ベネズエラ】

■カロ氏逮捕の事例「緊急事態」 NTN24の記事
米州機構(OEA)の人権機関CIDHは、野党議員ヒルベル・カロ氏が先週、逮捕されたことについて「緊急事態」と位置づけた。ニコラス・マドゥロ体制の命を受けインテリジェンス機関が高速たものだが、CIDHは弾圧による人権侵害の可能性が高いと結論づけた。逮捕以降、家族や弁護士とカロ氏は接触できていない。

■造反軍人ら、鬱屈状態 La Repúblicaの記事
ニコラス・マドゥロ体制に忠誠を誓う軍に造反し、フアン・グアイド暫定政権を支持した軍人や兵らは今、鬱屈した状態にあるという。グアイド氏側は積極的造反を呼びかけ、こうした軍人や兵らはコロンビアに身を寄せている。しかしこうした軍人、兵らはあたかも受刑者のような扱いを受けているという。

■クリスマス解放、なし El Pitazoの記事
ニコラス・マドゥロ体制側は「クリスマス解放」の約束を守らなかった、と野党側が指摘した。政治犯として拘束している者らの解放が合意されていたが、履行されなかったという。この中には野党議員のフアン・レケセンス氏などが含まれる。一方先週には、新たに野党議員のヒルベル・カロ氏が拘束されている。

■クリスマスの晩餐は不可能 Contexto Tucumánの記事
国内ではこのクリスマスも、伝統料理で祝うことは不可能だった。ニコラス・マドゥロ体制による経済失政による物資不足とハイパーインフレで、アヤカやパン・デ・ハモンなど、伝統的に食べられる料理を準備することは、一般市民にはもうできないこととなっている。ロシアから食肉供給がなされたが、価格の高さから市民は手が出なかった。

■移民たちのクリスマス Perú21の記事
多くのベネズエラ難民は、その移民先でクリスマスを楽しんだ。多くの難民が身を寄せるペルー、リマではアヤカやパン・デ・ハモンなどを準備する人が多く、このような食材が移民向けに広く売られたという。こうした需要は、リマの商業界にとっても新たな商機となった。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ボウソナロ、記憶障害も El Carabobeñoの記事
ブラジルのジャイル・ボウソナロ大統領は、記憶障害も経験したという。電話取材に答え明らかにしたものだ。同大統領はブラジリアの公邸のバスルームで倒れ、軍病院に緊急搬送される事態が生じた。診察した医師は、休養が必要と判断し一晩をこの病院で過ごし、翌日から公務に復帰した。この倒れた際の記憶が、欠落しているという。

■ボウソナロ「汚職のない一年」 Télamの記事
ブラジル、ジャイル・ボウソナロ大統領はクリスマスのメッセージで、「汚職のない一年」を祝った。この1月に就任した同大統領とその政権では、この一年間、汚職疑惑などの報道がなかったことを受けたものだ。一方、リオデジャネイロの地方議員である長男に、マネーロンダリング疑惑が今、浮上している。

■アルマグロ、キューバ受刑者に「同情」 El Paísの記事
米州機構(OEA)のルイス・アルマグロ総裁は、キューバの受刑者に対し同情の意を示した。同氏は、キューバの共産党体制のもとで収監されているすべての受刑者に、連帯の意を示したものだ。OEAの人権機関であるCIDHは、同国の人権状況に重大な問題があると指摘している。

■ニカラグア野党「自由を」 Andinaの記事
ニカラグアの野党は、ダニエル・オルテガ政権に対し「自由」を要求した。同国では昨年4月から反政府行動が激化したが、オルテガ政権は力づくでこうした動きを排除し、弾圧姿勢を強めている。野党は、クリスマスを祝うオルテガ大統領のコメントに対し、自由を訴えた。

■サンティアゴ・デ・クーバで浸水 On Cuba Newsの記事
キューバ、サンティアゴ・デ・クーバ市街地の一部が、完全に水に浸かった。24日午後から冬の寒気が同国一帯にさしかかり、国内各地で強い雨が降ったという。同市内では4時間に170ミリもの雨が降り、浸水が起きた。また首都ハバナでもこの雨で、一部で冠水の被害が報告されている。

■プエブラ空港、灰の影響 Milenioの記事
メキシコ、プエブラの空港が、灰の影響を受けたという。ポポカテペトル火山からの火山灰がこの一帯に降った影響で、同空港に到着する予定だった4便が25日、別の空港に降り立った。影響を受けた朝7時から10時までの時間帯だけで、348人の利用者に影響が広がったという。

■パラグアイ、物流に安堵 ABC Colorの記事
パラグアイの物流業界に、安堵感が広がっている。同国を流れる大河パラグアイ川は、上流部の雨の不足などから異常な水位低下が生じていた。このため大型の船が航行できず、物流に影響が広がっていたものだ。しかしここにきて水位が回復し、水運は通常の体制に戻っている。

■コスタリカ、医薬品密輸摘発 100% Noticiasの記事
コスタリカで、大量の医薬品の密輸が摘発された。ニカラグア国境近くで、同国から持ち込まれたとみられる医薬品7571パッケージが押収されたものだ。ウパラから首都サンホセに向かっていた車輛内から見つかったもので、組織的な密輸が行なわれていた可能性が高いとみられている。

■パナマ、デング4066件 TVN2の記事
パナマ国内で今年確認されたデング感染件数は、4066件となったという。同国保健省が明らかにした数字だ。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、国内では年間を通じて感染リスクがある。内訳は北部が955件、コロンが835件、西部が490件だ。このうち11件が、出血熱などの重症化の事例だった。



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