2019.12.29

【ボリビア】

■スペイン、亡命受け入れ否定 La Razónの記事
スペイン側は、前大臣のフアン・ラモン・キンタナ氏の亡命受け入れを否定した。ラパスのメキシコ大使館に入ろうとしたスペイン大使館の車輛が、警察に止められる事態が生じ、新たな外交問題とななっている。ボリビア側は、逮捕状が出ているキンタナ氏の身柄移動のため車が入ろうとしたとみているが、スペイン側はこれを否定した。

■ボリビアは植民地ではない Dossier Politicoの記事
カレン・ロンガリック外相は、「ボリビアはメキシコの植民地ではない」と断じた。フアン・ラモン・キンタナ氏の扱いを巡り、両国間で外交上の問題が生じている。メキシコがウィーン条約違反をめくり国際機関に提訴する姿勢を示しているが、同外相はメキシコ政府がボリビアを「属国のようにみている」ことが背景にあるとした。

■エバ・コパ氏、アルゼンチン詣でせず Página Sieteの記事
現上院議長のエバ・コパ氏も、「アルゼンチン詣で」をしないという。MASメンバーなどが次々とアルゼンチンを訪れ、同国で亡命生活を送るエボ・モラレス氏と面会している。エルアルトを地盤とするコパ氏だが、このMASの姿勢と一線を画す姿勢を示した。一部のカンペシーノ(農業)層なども、このアルゼンチン詣でをしない方針を示している。

■アルゼンチンで批判も El Díaの記事
エボ・モラレス氏の「活発すぎる活動」に、アルゼンチン国内で批判が起きている。同国で亡命生活を送る同氏は、やり直し総選挙の指令を同国から国内に出す姿勢だ。しかし政治亡命者として政治活動への関与や言及は当局側から自粛が求められている。アルゼンチン国民からも、同氏の過激な言動を批判する声が起き始めているものだ。

■米国、モラレス氏を牽制 Página Sieteの記事
アルゼンチン大統領府が、あらためてエボ・モラレス氏に政治的言動の自粛を求めた。政治亡命を認めた際、このような条件があったことが伝えられている。この自粛を求める動きの背後で、米国が同氏の言動を危険と見なし、牽制したとの見方が広がっている。米国はヘアニネ・アニェス暫定政権を支持承認している。

■パッチ知事、出馬表明 Los Tiemposの記事
ラパス県のフェリクス・パッチ知事が、やり直し大統領選に出馬する意向を表明した。同氏はこの選挙に、地域政党MTSを地盤に出馬するとした。エボ・モラレス氏を欠くこの選挙には、新たな勢力の出馬表明が相次いでいる状態だ。同知事は、副大統領候補選びを今後、MTSと協力し進めるとした。

■モラレス氏、電話で「勝利する」 Los Tiemposの記事
エボ・モラレス氏は、電話を通して「勝利する」と断じたという。ラパス県ユンガス地方のカラナビで、コカ葉農家らの会合が開かれた。身を寄せるアルゼンチンから電話で参加し、来るやり直し選挙で、モラレス派のMASの勝利を目指すとした。オルーロ県出身のモラレス氏だが、チャパレ地方のコカ葉農家はもっともコアな支持母体だ。

■アジア5か国で鉱物の70.5% Eju.tvの記事
国産鉱産物の実に70.5%は、アジア5か国に向け輸出されている。鉱山省が明らかにしたデータだ。国内からは錫や亜鉛などの鉱産物が産出されているが、輸出の20.9%をアラブ首長国連邦、17.2%が日本、16.0%がインド、8.6%が中国、そして7.8%が韓国に輸出されている。

■輸血の65%は家族間 Los Tiemposの記事
国内で必要とされている輸血血液の実に65%は、家族間で供給されている。コチャバンバの血液銀行が明らかにしたものだ。国内では売血は禁じられ、輸血血液は献血に依存しているが、ドナー不足は慢性化しており、必要が生じたときにその近親者で賄われることが今も一般的な状態だという。

■CBBA、欠陥ニュータウン El Díaの記事
コチャバンバでの、「欠陥ニュータウン」の実態が明らかにされた。エボ・モラレス政権下で、新たな住宅地として整備されたビジャ・スダメリカーナでは、土地使用の正規手続がとられておらず、さらに集合住宅には強度上の不足などの問題があることを、公共事業省が明らかにした。


【ペルー】

■アンカッシュ、バス全焼 El Comercioの記事
アンカッシュ県で、バス車輛が全焼した。28日午前3時頃、同県のカスマ郡のパンアメリカン道を走行していたアリンブス社の車輛から火が出た。50人の乗客と運転手らはすぐに逃げ、全員無事だったが、車輛は全焼している。現在消防が、出火原因などを調べている。

■ベネズエラ人、転出超過 El Comercioの記事
ペルーから出国するベネズエラ難民が、入国する難民数を上回っているという。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政による困窮を逃れ、多くの同国民が国内に流入し難民生活を送っている。しかし政府が、この流入増加を受け入国者にビザ取得を義務づけたところ、流入数が減少し、第三国に向かう難民が増えた。

■リマも温度上昇 Perú21の記事
地球規模の気候変動の影響とみられる温度上昇が、リマでも数字に表れている。気象機関が明らかにしたもので、20年前と現在を比較すると、平均気温が1.5度上昇しているという。さらにこのうち直近の10年だけで、1.0度の上昇となっている。気象機関は市内では、いわゆるヒートアイランド現象の影響もあるとした。

■ペルー産ブドウ、米国で3位に Gestionの記事
米国で消費されるブドウの、実に23%はペルー産となっているという。国内中部コスタ(海岸)地方は地中海性気候で、ブドウ生産に適している。こうしたことから国外に輸出される国産ブドウは増加している。米国で消費されるブドウとしては、ペルー産はチリ産、メキシコ産に次いで3番めに多い。


【チリ】

■バルパライソ交通規制 BioBio Chileの記事
バルパライソでは31日21時から、交通規制が始まる。市側が明らかにしたものだ。この町では年越し時、新年を祝う花火大会が開催される。この混乱を避けるため、幹線道路を含め車輛通行の規制が行われるという。また、違法な花火販売を取り締まる特別警戒もこの時間帯、実施される。

■牛、渇水を受け疎開 BioBio Chileの記事
国内では渇水を受け、牛の疎開が始まった。雨不足による影響を受けている第4(コキンボ)州から、第9(ラ・アラウカニア)州のクラカウティン、ラウタロに合わせて600頭の牛が移されたものだ。地中海性気候の地域は夏の間、雨が減るが、今季は雨季にも雨が少なく、飼育に重大な問題が生じつつあったという。


【アルゼンチン】

■クロマニョンの悲劇から15年 Télamの記事
この30日で「クロマニョンの悲劇」から15年となる。ブエノスアイレス、オンセにあった同名のナイトクラブで2004年のこの日、大きな火災があり、若者を中心に194人が死亡した。この現場近くの広場には、犠牲者を追悼するモニュメントが置かれており、この日を前に多くの人が訪れ、手を合わせている。

■クリスティナ、キューバへ Télamの記事
クリスティナ・フェルナンデス副大統領はこの年末年始、キューバを訪れる。長女のフロレンシア氏が同国滞在中に発病し、国内に空路で戻ることができなくなっている。同副大統領は就任前から定期的に、ハバナを訪れ、娘を見舞っていた。副大統領は1月12日に、国内に戻る予定だという。

■小型機が畑に不時着 El Onceの記事
マル・デル・プラタで、小型機が畑に不時着する事態が生じた。この事態が起きたのは市内中心部から数キロのところにある農場のトウモロコシ畑だ。9人が乗ったこの小型機にトラブルが生じ、機長が不時着を選択したという。この9人に目立った負傷などはなかった。

■スト、実施の姿勢 El Intransigenteの記事
LATAMアルゼンチン組合は、ストライキを決行する姿勢だ。インフレにともなう賃上げを求めた動きで、組合はこの30日、24時間のストを行なうことを通告している。年末年始の混雑期のストに、国内で困惑が広がっているが、組合側は「スト通告後も経営側に具体的動きがない」と、不信感を示している。

■マル・デル・プラタで嵐 Télamの記事
マル・デル・プラタは29日未明から朝にかけて、嵐に見舞われた。強風をともなった強い雨が降ったもので、この影響で倒木が電線に被害をもたらし、市内の広い範囲で停電するに至った。しかし電力会社がすぐに対応し、午前中には送電は正常化したという。建物などへの被害は報告されていない。

■LCCは存続へ Clarínの記事
国内のLCCは、「存続」する見通しとなった。LCCはマウリシオ・マクリ前政権の航空自由化政策で参入が相次ぎ、国内でも市場が拡大した。しかし政権交代となり、左派政権となったことから対LCC政策がどうなるか、不透明となっていた。アルベルト・フェルナンデス政権は、LCCの現体制での存続という現実路線を選択したという。


【エクアドル】

■落石、バスを直撃 El Comercioの記事
ナポ県のバエサとテナを結ぶ道路で落石があり、この岩石がバスを直撃した。グアカマヨス付近で27日22時頃に起きた事態だ。キトからコカに向かっていたバーニョス社のバスがこの被害を受け、1人が死亡し13人が負傷した。雨により地盤に影響が生じたことが原因とみられる。

■来訪外国人、4%増 El Comercioの記事
国内を観光で訪れた外国人はこの1~11月、前年同期比で4%増えたという。観光省が明らかにした数字だ。今年この期間に国内を訪れた観光客は132万6559人だった。国別ではスペインが15.8%を占めてもっとも多く、米国が15.8%、その他欧州連合各国(EU)が15.1%、カナダが10.6%で続く。


【コロンビア】

■アビアンカ、システム障害 Diario La Libertadの記事
アビアンカ航空は28日、システム障害を起こした。同社によると、同社のウェブサイト上でチケットを購入したり、予約することができなくなったという。サーバー上のトラブルが生じたことが原因だ。一方、同社のこの日の便の運航などには、影響などはなかった。

■カルタヘナで断水 Caracol Radioの記事
カルタヘナ市内で28日、広範囲での断水が生じた。アルボルノスの主要水道管で破裂が生じたことを受け、市内の100地域、市街全体の40%の地域で水道水が利用できなくなったという。この水道管破裂現場付近には大量の水が流れ出し、一帯の街路などは水に浸かる状態となった。


【ベネズエラ】

■ブラジル、兵5人拘束 Notimericaの記事
ブラジル当局は、国境のロライマ州内でベネズエラの兵5人を拘束したことを明らかにした。この5人は武器などを持たず、国内に入り込んでいたとして拘束したという。ニコラス・マドゥロ体制側は、マドゥロ政権にテロ攻撃などを企図した可能性があるとして、ブラジル当局側にこの身柄引き渡しを求めた。

■グアイド体制継続を呼びかけ NTN24の記事
野党議員のレオナルド・レグナウルト氏は、フアン・グアイド暫定政権の継続を訴えた。議会議長のグアイド氏はこの1月、マドゥロ体制の失効を受け暫定政権を立ち上げた。1月5日に議長をめぐる議会内投票が予定されるが、マドゥロ体制側からの切り崩しを受け、再選されるかどうかは不透明な状態だ。

■マドゥロ氏、難民を脅す La Repúblicaの記事
ニコラス・マドゥロ氏が、ベネズエラ難民らを脅した。同体制の経済失政による困窮を受け、多くの国民が国外に流出し難民化している。マドゥロ氏はこれらの難民が「ベネズエラを悪く言い続けている」と断じ、こうした発言をやめるよう脅した。国連の推計で、難民数はすでに400万人に達しているとみられる。

■1ドル、4兆6千億ボリバール Venezuela al Díaの記事
1999年のウゴ・チャベス体制誕生時の通貨で換算すると、現在は1ドルは4兆6千億ボリバールだ。この政権誕生時には1ドルは573.88Bsで、この20年で通貨価値は8億分の一に下がったことになる。この間、通貨の実質デノミが行なわれているが、今もなおハイパーインフレと通貨暴落に歯止めがかかっていない。

■ロシア肉、早くも密輸 RCN Radioの記事
ロシアから援助を受けた食肉が、早くも密輸されているという。物資不足に喘ぐ国内向けに、ロシアからクリスマス向けに支援の肉が届いた。これらの肉が、転売を目的にすでにコロンビア国内に、持ち込まれているという。双方の税関が目を光らせているが、それでも密輸は一部、成功しているという。

■ガソリン不足、なお悪化 El Impulsoの記事
国内でのガソリン不足は、なお悪化している。産油国のベネズエラだが、ニコラス・マドゥロ体制の経済失政によるメンテ不足で、生産体制が維持できていない。国内の大半地域でガソリンの入手が難しくなり、ガソリンスタンド前に長い車列が形成されている。すでに、国営オイル会社PDVSAのストックそのものが涸渇しつつあるという。

■停電、8万回 El Intransigenteの記事
国内では今年、発生した停電が8万回にのぼるという。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で、電力インフラのメンテナンスが行き届かず、停電が繰り返されている。とくにこの3月から4月にはメガ停電が長期化し、経済活動が全土で止まる状態にも陥った。この状況は、まったく改善には至っていない。

■コンビアサ、アルゼンチン線復活 TelesurTVの記事
国営航空会社コンビアサは、カラカスとアルゼンチンのブエノスアイレスを結ぶ路線を、復活させるという。アルゼンチンではニコラス・マドゥロ体制に批判的なマクリ政権から、左派のフェルナンデス政権に変わった。これを潮境に、同国との関係改善が図れるとマドゥロ体制側が読んだとみられる。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ニカラグアに16人の保全要求 Infobaeの記事
米州機構の人権機関CIDHは、ニカラグアに対し野党の16人の保全を求めた。同国では昨年4月からの反政府行動の長期化を受け、ダニエル・オルテガ政権による弾圧が強まっている。オルテガ政権に自由などを求め、拘束されたこの16人について、同機関は「喫緊の状態にある」との見方を示した。

■エルサルバドルに透明性求める El Salvadorの記事
米州機構の人権機関CIDHは、エルサルバドルに対し透明性の確保を求めた。今年就任したナジブ・ブケレ政権は、国内での治安対策として、犯罪組織の構成員パンディージャの抑止政策を開始した。CIDHはこの政策で一定の効果が表れていることを認めたが、パンディージャなどへの扱いに疑問を示したものだ。

■パナマ運河、水不足続く América Economíaの記事
パナマ運河は、少雨による水不足が続いている。この運河は、中途にあるガトゥン湖を経由するが、この水不足のためこの湖の水位が低下し、太平洋とカリブ海の水位調整の役割が、十分にとれない状態になっているという。運河の管理側によると、この湖の水量は通常よりも27%、少ない状態にある。

■パラグアイで銀行強盗 ABC Colorの記事
パラグアイで銀行強盗事件が起きた。サンタロサ・デ・アグアライのファミリアール銀行の店舗に、天井から男らが押し入ったものだ。男らは11億3千万グアラニの現金を奪い逃走したが、その直後に22歳から33歳の男3人が拘束され、その後25歳から44歳の3人が拘束された。これら6人の男らは、いずれもブラジル人とみられる。

■移民保護施設で水痘流行 Conexion Migranteの記事
メキシコ北部、米国国境にある移民保護施設で、水痘(水ぼうそう)が流行したという。米国を目指す移民らが一時滞在するこの施設だが、ホンジュラスから来た少女が発症した後、施設内の人々に一気に感染が広がったという。このためこの施設は、運用が一時、中止されているという。

■キューバ、食料不足広がる Diario Las Americasの記事
キューバで、食料品の不足が広がっているという。米国からの経済締めつけと、ベネズエラの経済問題を受け国内では、ガソリンや石鹸などの不足、涸渇が起きている。新たにタマゴや豚肉などの不足が生じ、さらにこうした食料品では闇市場での価格高騰が起きているという。



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