2019.12.31

【ボリビア】

■スペインとの外交摩擦が激化 Correo del Surの記事
ボリビアとスペインとの間の外交摩擦が激化している。スペイン政府は、在マドリードのボリビア大使館の外交官3人に、72時間以内の出国を命じた。ラパスのメキシコ大使館前で、スペイン大使館の車輛が警察に停められる事件が生じ、スペイン側は外交官ら6人をすでにボリビアから出国させている。

■アニェス、2か国外交官に出国命令 La Razónの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、スペインとメキシコの外交官に、出国を命じた。メキシコ大使館にかくまわれているとみられるフアン・ラモン・キンタナ氏をめぐり、両国との対立が深まっている。同大統領は両国の大使に72時間以内の出国を命じた。両国はともに、ボリビアで「クーデターが起きた」と主張している。

■外相、2か国の措置に「遺憾」 Correo del Surの記事
カレン・ロンガリック外相は、メキシコとスペインの措置に「遺憾の意」を示した。両国は、ボリビアの外交的対応を批判し、外交官らに帰国を命じた。同外相はこの措置について、きわめて残念なものであるとの見方を示し、両国に理解されるよう説明を尽くすとした。

■キロガ氏、スペインを批判 El Díaの記事
元大統領のホルヘ・キロガ氏は、スペイン政府の対応を批判した。外交官への帰国命令を出したことについて、キロガ氏はスペイン政府は、「独裁者」であったエボ・モラレス派に肩入れしていると批判した。この上で、来るやり直し選挙でスペインは公然と、モラレス派のMASを支援する可能性があるとした。

■メキシコ、モラレス氏輸送に10万ドル Página Sieteの記事
メキシコ政府は、エボ・モラレス氏の輸送に10万ドルを投じたという。選挙不正が明らかになり、モラレス氏は大統領を辞任し、メキシコに一次亡命した。この際、メキシコは空軍機を出してこの輸送にあたったが、この輸送にこの額を投じたという。同国の国防省が明らかにしたものだ。

■エバ・コパ氏、政府対応を批判 El Díaの記事
上院議長のエバ・コパ氏は、ヘアニネ・アニェス暫定政権の対応を批判した。アニェス政権はスペイン、メキシコ大使らの出国を命じたが、コパ氏はこの出国命令は「ボリビアのためにならない」と断じ、非難した。この上でアニェス政権の対応で、ボリビアの外交が危機に瀕すると断じた。同氏はモラレス派のMAS所属だ。

■アニェス政権の責任追及へ El Díaの記事
上院議長のエバ・コパ氏は、ヘアニネ・アニェス暫定政権への責任を追及する方針を示した。選挙後、そしてモラレス氏辞任後の抗議闘争で、エルアルトのセンカタとコチャバンバ県のサカバで、多くの人が死傷する事態が生じた。コパ氏はこの責任は同暫定政権にあるとして、モラレス派のMASとして責任を追及する方針を示した。

■MASの水政策、踏襲へ El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定政権は、モラレス派のMASによる「水の政策」を、踏襲するという。マリア・エルバ・ピンケル環境相が、ラジオ放送を通じて明らかにしたものだ。この政権交代でさまざまな政策がドラスティックに変わったが、水を使用できる環境整備については、踏襲する姿勢を示した。

■エル・シジャル、トンネル火災 Página Sieteの記事
コチャバンバとサンタクルスを結ぶ道路のエル・シジャルで、トンネル火災が起きた。走行中のトラックから火が出たもので、消防が駆けつけ消火活動を行なった。このトラックに乗っていた人やトンネル内にいた車輛の人々はすぐに外に逃げ、いずれも無事だった。現在、出火原因の調べが進められている。

■泥棒の車を燃やす Eju.tvの記事
オルーロで、泥棒をはたらこうとした男らの車輛が、住民らに燃やされたという。この事態が起きたのは市内のヌエバ・エスペランサだ。男らは、捉えようとした住民らの手を逃れたが、車に火が放たれた。インディヘナ(先住民)社会では盗みは重罪で、法の正義の前に、リンチ(私刑)が加えられることは珍しくない。


【ペルー】

■チンチェロ空港、2024年開業へ Actualidad Aeroespacialの記事
クスコのチンチェロ新空港は、2024年に開業するという。現行のアレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港の現地拡張が難しいため、バジェ・サグラド(聖なる谷)のチンチェロに新空港が建設されるものだ。交通省は、同年末の開業を目指し、近く工事が着工されるとした。工事は、韓国企業が請け負うこととなっている。

■アンカッシュ県でバス事故 El Comercioの記事
アンカッシュ県でバス事故が起きた。カミーノス・デル・インカ社のバスがラカバンバを走行中、衝突事故を起こして道路わきに転落した。この事故で運転手と、乗客女性の2人が負傷し、病院に搬送されている。また同県では小型トラックが70メートル下の谷に転落する事故があり、1人が死亡している。


【チリ】

■送還是非、2月に延期 BioBio Chileの記事
司法はニコラス・セペダ容疑者の身柄送還の是非判断を、2月に延期した。フランス、ブザンソンで日本人留学生黒崎愛海さんが失踪した事件で、元交際相手のセペダ容疑者の送還をフランス当局が求めている。今月中旬に判断がなされる予定だったが1月に延期され、さらに2月に再延期された。

■メトロ1号、一時見合わせ BioBio Chileの記事
サンティアゴのメトロ(地下鉄)1号線は30日、一時運転が見合された。マヌエル・モント駅で、乗客がホームから線路上に転落したためだ。このためウニベルシダ・カトリカ駅とトバラバ駅の間で、およそ2時間、見合せとなった。転落した乗客は、搬送先の病院で死亡が確認されたという。


【アルゼンチン】

■高速道路料金、抑止の方針 Télamの記事
アルベルト・フェルナンデス政権は、高速道路の料金について、上昇を抑止する方針を示した。国内ではインフレ率が高い水準で続いており、この料金についてもこの上昇に合わせ引き上げられてきた。しかし物流などの影響を考え、この上昇を抑止する方針を示したものだ。

■メンドサ、緩和措置強行 Télamの記事
メンドサ議会は、鉱山での化学物質使用制限の緩和措置を強行した。新たに、シアン(青酸)化合物などの使用を解禁する新たな法が施行され、従来の制限法が廃止されたものだ。州内ではこの反対運動が起きていたが、州側はこの影響は限定的だとして、この施行を強行することとなった。

■コルドバで洪水 Télamの記事
コルドバで大雨により、洪水が起きた。29日、州都を含む広い範囲で強い雨が降り続き、地域を流れる大小の河川が増水した。この氾濫が各地で生じ、水浸しになる事態が各地で起きたものだ。この事態で死傷者が出た報告はないが、避難を強いられる世帯が続出している。

■またピラニア禍 Página 12の記事
サンタ・フェ州のセトゥバル湖で、ピラニアの一種であるパロメタに人が噛まれる被害が相次いだ。この湖では先週末、多くの人が水浴したが、20人ほどがこの魚に噛まれ負傷したという。パラナ川を通じて、この湖パロメタが入り込んだとみられる。地域行政が、水浴者に注意を促している。

■サンフランシスコ道、再開 Télamの記事
カタマルカ州とチリを結ぶサンフランシスコ国境道は30日、通行が再開された。アンデス山脈の高所を通るこのルートは29日、悪天候に見舞われ、積雪などがあったため通行が見合された。30日、一応は再開されたが、不急の車輛については移動を延期することが推奨されている。

■落雷で牛22頭が死ぬ Ambitoの記事
ラ・パンパ州で、落雷により一度に牛22頭が死んだという。この事態に見舞われたのは、ケウエにあるロス・コラレス農場だ。悪天候の中雷が落ちたが、狭い場所に集まっていた牛らが一度にこの影響を受けた。農場によるとこの被害額は20万ドルにのぼるという。


【エクアドル】

■タンダピで土砂災害 El Universoの記事
アロアグとサント・ドミンゴを結ぶ道路のタンダピで、土砂災害が発生した。崩れた土砂がこの道路を塞ぎ、通行できなくなっているものだ。この道路はキト首都圏とエスメラルダスなど海岸を結ぶ主要ルートで、移動の繁忙期だけに影響が広がっている。この土砂災害に巻き込まれた車や人はいないとみられる。

■キト、人形商戦 El Comercioの記事
キトでは人形商戦が佳境だ。国内では大晦日の夜に、人形や古い衣類などを燃やす習慣がある。燃やすための専用の人形が、市場などで売られているものだ。この人形は時の人などをかたどることが多いが、今年はレニン・モレノ人形の人気が高い。人形は5ドルから、165ドルの価格帯となっている。


【コロンビア】

■アラウカ川で3人不明 Caracol Radioの記事
アラウカ川で船の事故があり、3人が不明となっている。ベネズエラ国境のアラウキータ付近で起きたもので、航行中の船同士が衝突事故を起こし、乗っていた3人が川に投げ出され不明となったものだ。今も下流域で捜索が続くが、この3人の行方の手がかりも見つかっていない。

■ボゴタ、出発ピーク Caracol Radioの記事
ボゴタのバスターミナルは30日、旅行や帰省をする人の移動のピークとなった。ターミナル側によると、国内各地に向かうバスの出発便はこの日、1200便と、年間でもっとも多い水準となったという。国内でも年末年始に旅行したり、帰省したりする人が多く、陸路、空路とも交通は混み合っている。


【ベネズエラ】

■88%、マドゥロに不満 Diario Las Americasの記事
ベネズエラ国民の実に88%は、ニコラス・マドゥロ体制に不満を抱いている。CNEが行なった世論調査の結果だ。来年に行なわれる予定の議会選挙で、80%はマドゥロ体制側には投票しないとしている。やはりこの不満の多くは、同体制による経済失政が国内に困窮を招いたことによる。

■グアイド、国際社会に呼びかけ RPPの記事
フアン・グアイド暫定大統領は国際社会に対し、「圧力の継続」を呼びかけた。2019年の終わりのメッセージで、触れたものだ。この1月、ニコラス・マドゥロ体制が憲法上失効したことを受け、議会議長の同氏が暫定政権を立ち上げた。国際社会に対し、マドゥロ体制の退陣に向け圧力をかけることを求めた。

■カロ氏ら、拘束から10日 Efecto Cocuyoの記事
野党議員のヒルベル・カロ氏と、記者のビクトル・ウガス氏が突然拘束されてから、10日となった。ニコラス・マドゥロ体制の命を受けたインテリジェンス機関が、カラカス市内で拘束したものだ。今も2人は、家族や弁護士とも接触ができていない。野党は、マドゥロ体制による弾圧だとして、即時解放を求めている。

■ブラジルに5人「返還」要求 El Pitazoの記事
ニコラス・マドゥロ体制派ブラジルに対し、兵5人の「返還」を要求した。この5人は、武器も持たずロライマ州内に入り込み、当局側に拘束されている。ボリバール州で起きたインディヘナ(先住民)層反乱の混乱を逃れたとみられる。ブラジル側は5人が、亡命を希望しているとしてこの要求には答えない姿勢だ。

■カトリック教会、危機宣言 ABC Colorの記事
カトリック教会が、国内に危機宣言を出した。国内が、歴史上最大の人道的危機に見舞われているとしたものだ。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政で、国内では物資不足が蔓延し、国民は栄養不足に陥っており、また難病患者らは医薬品が入手できず、事実上「死を待つ」だけの状態となっているとした。

■ロシアからワクチン支援 VTVの記事
ロシアから国内に、支援のワクチン150万本が届いた。支援を受けたのはインフルエンザワクチンで、今後国内でこどもや高齢者などに、接種が行われる。物資不足に喘ぐ国内にロシアはこれまで、食料や医薬品などを届けている。同国はニコラス・マドゥロ体制の後ろ盾の一つだ。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチからの脱出続く Listín Diarioの記事
ハイチから、隣国への国民の脱出が続いているという。ドミニカ共和国の移民局によると、現在毎日300人から700人が、国内に流入している状態だ。ハイチでは9月16日から反政府行動が続き、もともと疲弊した経済がさらに悪化している。この状況を逃れようと、隣国に脱出する人が増えているとみられる。

■ニカラグア、91人解放 La Prensaの記事
ニカラグアのダニエル・オルテガ政権は、政治犯やデモ参加で拘束された91人を30日、解放した。年末の、事実上の特赦とみられている。同国では昨年4月から反政府デモが相次ぎ、オルテガ政権はすべてのデモを「テロ」見なして大弾圧を加えている。野党は、拘束した者らの全員の解放を要求してきた。

■パナマ運河、気候変動の翳 El Universoの記事
米国からの返還20年となったパナマ運河だが、今は気候変動の翳がさしている。この運河は同国経済にとって重要な存在となっているが、極端な雨不足で運河の水位が下がるなどし、航行できる船の制限が生じているものだ。とくに水位調整の要衝となっているガトゥン湖の、この調整能力にも限界が生じている。

■パラグアイ、インフレ2.8% Infobaeの記事
パラグアイの今年の年間インフレ率は、2.8%となったという。同国中央銀行が明らかにした数字だ。この数字は昨年の3.2%からやや下がっている。この12月の物価上昇は0.6%となっている。また今年の同国の経済成長率については、0.2%と微増となる予想だ。

■キューバ観光、8.5%減 Ciber Cubaの記事
今年1~11月に、キューバを訪れた外国人観光客は、前年同期比で8.5%のマイナスとなった。国の統計機関が明らかにしたものだ。米国との関係正常化以降、観光は高い成長を示す産業となっている。しかしドナルド・トランプ政権による経済締めつけで、観光産業にも大きな打撃が生じている。

■エルサルバドル、殺人減 El Diarioの記事
エルサルバドルではこの12月、殺人件数が大幅に減っている。今月これまでに国内で起きた殺人件数は113件と、2018年同月比で54.6%減った。今年就任したナジブ・ブケレ政権が、殺人抑止に向けた政策に注力した結果とみられる。国内ではパンディージャと呼ばれる組織犯罪構成員の暗躍で、殺人などの重大事件が多い状態が続いていた。

■押収コカイン、記録的量に El Observadorの記事
今年ウルグアイ国内で摘発、押収されたコカインの量が、記録的なものになっている。同国警察によると、今年の年間摘発量は12トンにものぼる。昨年の年間摘発量754キロから、大幅な増加だ。とくに今月、モンテビデオ港で一度の押収量としては最多の4トンが摘発されたことが大きく響いた。

■デング感染、10万人に La Prensaの記事
ホンジュラスでの今年のデング感染者数は、10万人に達した。同国保健省が明らかにした数字だ。今年国内では、カリブ海岸を中心に、このネッタイシマカが媒介する感染症が流行し、このうちの256件は出血熱に至るなど重症化した。保健省は、年をまたいでも警戒が必要と警告している。

■チアパス州で事故 El Universoの記事
メキシコ、チアパス州で大きな事故が起きた。29日朝7時35分頃、オコソコアウトラとアリアガを結ぶ道路で、グアナフアトから来た乗用車が、対向してきたトラックと衝突したという。この事故で、11人が死亡し、7人が負傷している。メキシコでもこの時期は交通量が多く、事故が起きやすいという。

■アエロメヒコもLCC型 Reporturの記事
メキシコのアエロメヒコも、LCC型の運賃体系を導入する。同国ではLCCの台頭が続き、国内線のシェアではついにボラリスが、アエロメヒコを上回った。同社は経営体制の刷新を図り、LCC型のチケット販売を新たに取り入れる。同様の措置は、ラテンアメリカではLATAM航空やアビアンカがとっている。

■デルタ、23%取得 Aeroflapの記事
米国のデルタ航空は、すでにLATAM航空グループの株式の23%を得たという。両社は今年9月、包括提携に合意し、デルタがLATAM側の20%株式を取得することを明らかにしていた。実際にこの措置が取られたという。LATAMはこの合意を受け、航空グループワンワールドを、来年9月末で脱退する予定だ。

■パラグアイ、カード払い障害 ABC Colorの記事
パラグアイでは30日、クレジットカードやデビットカードの支払いに障害が生じたという。この情報をオンランでやりとりするための、光ファイバー通信網がダウンしたものだ。年末の買い物の繁忙期であるため、多くの利用者がこの事態に困った。この障害は昼頃に始まり、数時間にわたり続いた。



最近の記事