2020.01.09

【ボリビア】

■モラレス氏逮捕に向け手続き La Razónの記事
アルトゥロ・ムリーリョ大臣は、エボ・モラレス氏の逮捕に向け国際刑事警察機構への告発の手続きをとるとした。大統領を辞任したモラレス氏は今、アルゼンチンで亡命生活を送っている。同氏が今月下旬、チリを訪れる計画を示したことから、チリで逮捕拘束を図れるよう、この手続きを取るとしたものだ。

■チリでもモラレス氏拘束論 Correo del Surの記事
チリでも、エボ・モラレス氏の拘束を図るべきとの意見が出されている。上院議員のイバン・モレイラ氏が表明したものだ。同氏は「モラレス氏はチリが歓迎できる人物ではなく、国内を訪れれば拘束し、ボリビアに引き渡すべき」とした。モラレス氏はチリへの悪感情を煽り、政権支持の高まりを図っていた姿勢で知られる。

■モラレス氏に近い592人を捜査へ La Razónの記事
政府は、エボ・モラレス氏に近い企業経営者など592人に対する、捜査を行なう方針だ。これらの人々は、モラレス前政権とのつながりを利用し、利益を得ていた可能性が高いという。この中には、公共事業受注などで国費による事業に参加した経営者らも含まれており、汚職の疑いもある。

■議会、22日に特別開会 La Razónの記事
両院議会はこの22日、特別開会することを決めた。この日は、インディヘナ(先住民)出身のエボ・モラレス氏が大統領に就任した日で、「多民族国の日」とされる。政権は後退したが、この日を祝うための開会がなされるもので、ヘアニネ・アニェス暫定大統領にも参加を求める招待状が出されるという。

■キロガ氏、辞任 La Razónの記事
ヘアニネ・アニェス暫定政権に顧問として参加していた元大統領、ホルヘ・キロガ氏がこの職を辞した。同氏はアニェス大統領との確執などは否定し、あたかも同氏が政権交代のための「クーデターの黒幕扱い」されることに辟易したと語った。今も左派政権各国は、国内でクーデターが生じたと主張している。

■レビジャ市長、姿勢表明へ Página Sieteの記事
ラパスのルイス・レビジャ市長は、5月3日のやり直し総選挙に向けた姿勢を、近く表明するとした。同市長と、同市長が率いる政党SOL.boの方針を示すものだ。10月20日の選挙ではCCとともに、カルロス・メサ氏を支援したが、同じ道を歩むかどうかについて、現時点では分からないと同市長は語った。

■2か国へのガス、減少 Los Tiemposの記事
ブラジル、アルゼンチンへの天然ガス輸出が、大きく減っている。ボリビアの天然ガスの輸出先の大半をこの2か国が占めるが、2019年1~10月の実績でブラジルへは前年比27%、アルゼンチンへは17%減ったという。両国ともガス資源開発が進み、国産ガスの重要性が低下していることが背景にある。

■モケグア、静観中 Gestionの記事
ペルー南部のモケグア県が、ボリビアの政界の動きを静観している。エボ・モラレス政権は国内鉄道を活用し大陸横断鉄道を実現させる姿勢だった。この計画で、太平洋側の出口が同県のイロ港となるはずだった。しかしモラレス政権が瓦解し、この計画についてその後、新政権が一切触れない状態となっている。

■アレナウイルス警戒続く Página Sieteの記事
アニバル・クルス保健相は、ラパス県でアレナウイルスに対する警戒が続いていることを明らかにした。昨年6月から7月、同県ユンガス地方でこのウイルスに4人が感染し、3人が死亡した。新たな感染の疑いがラパス県内で発生したことから、今も医療現場で警戒が続いているという。

■オルーロ、HIV教育 La Patríaの記事
オルーロの保健局は、教育局の協力を得て、児童生徒へのHIV教育を今年、強化する。国内を含むラテンアメリカでは、今も性交渉を通じたHIV感染が拡大し続けている現状だ。同局はこの状況に危機感を示し、早い段階でこの性行為感染症の実情や予防について、啓発する必要があると断じた。


【ペルー】

■LATAM、コンセプシオン直行便 Gestionの記事
LATAMペルーは、リマとチリ第二の都市コンセプシオンを結ぶ直行便を開設した。この路線は今月4日から運航を開始したもので、週3往復での運航体制となる。国内からはサンティアゴのほか北部のアントファガスタ、イキケなどへの便はあるものの、南部のこの町と直接結ばれるのはこれが初めてとなる。この路線の使用機材は、座席数144の、エアバスA319型機だ。

■スカイ便に遅れ El Comercioの記事
トルヒーリョの空港で8日、スカイ航空の利用者らが騒ぎを起こしたという。この空港を10時30分に発ちリマに向かう便が、遅れた。その後同社はこの便の出発が12時間遅れの22時30分になると発表し、乗客らの怒りに火がついたものだ。チリのLCCである同社は、昨年4月に国内線に参入した。


【チリ】

■林野火災で緊急事態 BioBio Chileの記事
第6(オイヒンス)州のナビダーで、緊急事態が発令された。地域で発生している林野火災が未だコントロールできず、住宅地などにも延焼するおそれがあるという。現時点で牧草地5ヘクタールを焼いている。国内では昨年のクリスマス、バルパライソで林野火災の延焼で、住宅245棟が全半焼した。

■トランサンティアゴが炎上 BioBio Chieの記事
サンティアゴの交通システム、トランサンティアゴのバス車輛が炎上する事故が起きた。インデペンデンシアで、一輛から火が出たもので、当時この車輛にいた乗客2人と運転手は逃げて無事だった。車輛は全焼し、消防の調べでは電気系統の不備によりこの火が生じたとみられるという。


【アルゼンチン】

■マル・デル・プラタ、寮で中毒 Infobaeの記事
マル・デル・プラタの寮で一酸化炭素中毒事故が起きた。ボリバール通り沿いに面する、企業の社員や作業員らが寝起きするこの施設で、排気の問題から一酸化炭素が漏れ出したという。この事故で、この寮にいた30人が中毒症状を示し、病院で手当てを受けている。当時建物内には、180人がいたとみられる。

■トレン・パタゴニコ、否定 Bariloche2000の記事
トレン・パタゴニコ(パタゴニア列車)側は、火災原因となったことを否定した。沿線のラス・グルータスで起きた林野火災の原因が、この車輛の通過にあったとの指摘がある。しかし当時のこの便の運転士は、通過時にはすでに火災が起きていたと証言していると、運営会社側が明らかにした。

■ビーチで同性愛者差別 Clarín.comの記事
マル・デル・プラタのビーチで、同性愛者差別が告発された。31歳と30歳の男性カップルが、この地にあるビーチ「オーシャン・クラブ」を訪れた際、入場を謝絶されたという。これが性的マイノリティに対する差別にあたるとして、告発がなされたものだ。ビーチ側は「招待状がなかった」とこの謝絶の理由を示している。

■ネウケン、強風注意 Río Negroの記事
ネウケン州に、強風への注意が呼びかけられた。暖かい空気と冷たい空気がぶつかり、大気の状態が不安定になっているという。雷雨となる可能性があり、また風速30メートルに達する強い風が吹く可能性があるとして、警戒が呼びかけられたものだ。天候は9日にかけ、激変すると予報された。

■3300人が接種受ける Télamの記事
ブエノスアイレスのラ・マタンサやメルロなどでは、合わせて3355人が予防接種を受けたという。ブエノスアイレス都市圏では今、麻疹(はしか)の感染がじわりと広がっている。保健局がこの対応として未感染者、未接種者に対するワクチン投与を実施しているものだ。

■バギー、ヘルメット着用進まず Infobaeの記事
ブエノスアイレス州大西洋岸のピナマールでは、バギー使用時に義務づけられたヘルメット着用を守らない人が依然、多いという。ビーチなどでバギーが使用されるが、事故が多いため条例でこの義務づけがなされた。しかし行政によると、バギー使用者で、ヘルメットを着用する人は、半数にとどまるという。


【エクアドル】

■シモン・ボリバール通り、大渋滞 El Comercioの記事
キト市とマリスカル・スクレ空港を結ぶシモン・ボリバール通りが8日、大渋滞となった。年明け、この道路で落石があり、通行に支障が生じていた。この落下した岩石を除去する作業が行われ、新たな規制が敷かれたことから生じた渋滞だ。作業は難航し、予定時刻を過ぎても交通は正常化していない。

■メトロビア車輛、刷新へ El Universoの記事
グアヤキルの市営BRT、メトロビアはこれから大きく変わるという。長い間使用されてきた車輛が新型に置き換わるものだ。この新車輛は在来車輛よりも乗降口が多く、利用者により分かりやすい表示がなされるという。また運営する市側によると、新車輛の消費ガソリンは、在来よりも大きく減るという。


【コロンビア】

■ボゴタ空港、霧の影響 Alerta Bogotaの記事
ボゴタのエルドラード空港は8日、濃霧の影響を受けた。空港側によるとこの日の朝の時間帯、濃霧で視界不良となり、運航にも影響が生じた。この事態による欠航便はないものの、多くの便に遅れや、出発時刻の変更があったという。利用者に対しても、運航状況を事前に確認するよう呼びかけがなされた。

■ELNが落書きか a href="https://caracol.com.co/radio/2020/01/07/nacional/1578432056_255697.html">Caracol Radioの記事
ラ・グアヒラ県で、ゲリラ組織民族解放軍(ELN)が落書きをしていったという。このELNを名乗るメッセージが、市街の車輛のボディや大学の壁などに欠かれていたものだ。ELNは1年前、ボゴタで大規模テロを起こし、イバン・ドゥケ政権は和平交渉を凍結している。


【ベネズエラ】

■グアイド「自由への扉を開ける」 
El Carabobeñoの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、2020年の目標として「自由への扉を開ける」ことを示した。チャベス派による「逆クーデター」で混乱が生じたが、同氏は議会で議長職に再選された。グアイド氏は、今年こそニコラス・マドゥロ簒奪独裁政権を終焉に導くと断じ、新たな大規模デモを計画していることを明らかにした。

■米国、マドゥロ体制を牽制 El Comercioの記事
米国政府は、ニコラス・マドゥロ体制を牽制した。この5日、マドゥロ体制の指示で警察が議会を封鎖し、野党議員の登院を妨げる事態が起きた。米国はこうした事態を憂慮し、もしフアン・グアイド暫定大統領の身柄が拘束されることがあれば、マドゥロ体制に対し「すべての選択肢をとる」と断じた。

■米国、パラ氏を制裁対象に Infobaeの記事
米国政府は、議長就任を宣言したチャベス派のルイス・パラ氏を、制裁対象に加えた。米国はフアン・グアイド暫定政権を承認しており、パラ氏の宣言後のグアイド氏の議長就任も受け入れている。米国はパラ氏が、議会内で「クーデターを起こした」と見なし、入国禁止や資産凍結などの制裁対象に加えたことを明らかにした。

■ツイッター、アカウント凍結 Télamの記事
ツイッターが、ニコラス・マドゥロ体制とその関係機関、関係者のアカウントを凍結したという。ニコラス・マドゥロ氏や、同体制下の観光省、通商省、国営オイル会社などが対象だ。マドゥロ体制側はこの措置は、米国政府の介入によりとられたと、反発を示している。

■アムネスティ、登院妨害を批判 Télamの記事
アムネスティ・インターナショナルは、5日にカラカスの議会で起きた登院妨害を批判した。警察が、野党議員らの登院を阻止したことについて同機関は、「明確に民主主義に反する行為」と断じ、非難したものだ。また同機関は、野党議員ヒルベル・カロ氏が12月20日に一方的に拘束されたことも、非難している。

■レデスマ氏「目をそらすな」 2001の記事
前カラカス市長のアントニオ・レデスマ氏は、米国に対し「目をそらさないで」と呼びかけた。ドナルド・トランプ政権は今、イランへの対応に注力しているが、ベネズエラ問題が同国が目をそらしている間に、不穏な展開を迎えるおそれがあると断じたものだ。

■カロ氏、依然所在不明 El Pitazoの記事
野党議員のヒルベル・カロ氏は、依然として所在不明だという。同氏は12月20日、カラカス市内でインテリジェンス機関に拘束されたことが分かっている。しかしその後外部と一切連絡がとれず、同機関とニコラス・マドゥロ体制側もこの件について説明をしていない。弁護士は、同氏の安否が不明という、異常事態であることを強調した。

■レケセンス氏裁判、続く El Impulsoの記事
野党議員フアン・レケセンス氏に対する裁判は、8日も続いた。妹のラファエラ・レケセンス氏が明らかにしたものだ。同氏は2018年8月、テロ関与を一方的に指摘され拘束された。以後、外部との接触も制限された状態にある。12月上旬から裁判が始まったとされるが非公開で、内容は伝えられていない。

■パスポート、さらに値上げ El Carabobeñoの記事
パスポート取得にかかる費用が、さらに上げされた。ニコラス・マドゥロ体制側がこの引き上げをしたものだ。これまでの費用は287万55551.69Bsだったが、7日から334万9956.26Bsとなったという。現在のこの額を給与所得者が支払うことは絶望的で、米国やブラジルなどは失効パスポートの期限を読み替える対応を取っている。

■難民、1000万人突破の予想 ABC Colorの記事
ベネズエラ難民の数が、1000万人を突破するとの予想が示された。ニコラス・マドゥロ体制の経済失政による生活困窮を逃れ、多くの国民が国外に流出し難民化している。国連のまとめで、この数はすでに450万人に達しているとするが、2023年には1000万人になると、国際通貨基金(IMF)が見方を示した。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■トランプ氏、緊急事態公布 La Vanguardiaの記事
米国、ドナルド・トランプ大統領は8日、プエルトリコの緊急事態にサインした。プエルトリコでは12月28日から群発地震のように地震が発生し、7日にはM6.5の強い地震で1人が死亡した。プエルトリコの行政府が緊急事態宣言をワシントン側に求め、トランプ氏が公布したものだ。ワシントン政府はこれを受け、プエルトリコへの財政支援を増やす。

■プンタ・ベンターナ崩落 El Universoの記事
プエルトリコの景勝地プンタ・ベンターナが崩落したという。6日に起きたM5.8の地震で、岩に開いた窓のような警官で知られたこの場所が崩落してしまった。7日にさらに大きなM6.5の地震があり、8日にもM4.1の地震など、余震とみられる揺れが今も続いている状態で、多くの建物に損傷が生じている。

■プエルトリコ、休校 Prensa Latinaの記事
プエルトリコの学校は、休校措置が取られている。12月28日から群発地震の様相を示し、6日にM5.8、7日にM6.5の地震が発生し、建物などに被害が及んでいる。教育行政は、児童生徒の安全が担保できないとして、休校の措置をとった。現時点で学校は、この13日から再開される予定だという。

■アルマグロ、斡旋へ 20 Minutosの記事
米州機構(OEA)のルイス・アルマグロ総裁が、斡旋に乗り出す。ハイチでは昨年、ジョブネル・モイーズ政権の退陣を求める社会闘争が激化し、疲弊した経済がさらに悪化した。今も闘争の火種が残った状態となっているが、モイーズ政権と野党との対話に向け、同総長が斡旋に乗り出すこととなった。

■LGBTQ活動家に拷問か Washington Bladeの記事
ニカラグアのLGBTQの活動家が、拷問を受けたという。ウリセス・リバス氏が、LGBTQ団体の場で自ら明らかにしたものだ。昨年9月1日、姪のバレーボールの試合観戦中に突然警察に拘束され、その後拷問を受けたという。警察は同氏に盗みの容疑をかけたが、本人はこれを「目的を隠すための後付の理由」と説明している。

■キューバ、もっとも暑い一年 Efe Verdeの記事
キューバは2019年、この70年でもっとも暑い一年だったという。同国の気象機関が明らかにしたものだ。1951年以降、データが残る中で、この年の平均気温がもっとも高い水準となった。この年だけで実に33度も、最高気温の記録を乗り換え、摂氏39.1度を記録した日もあった。地球規模の気候変動の影響が大きいとみられる。

■ブラジル、高速道路民営化 Télamの記事
ブラジル、ジャイル・ボウソナロ政権は、国内高速道路の民営化を進める。就任1年となった同大統領は、国営事業の民営化政策を進めている。この一環で、サンパウロ州内の主な高速道路を、民間のパトリア社に、30年にわたり委託する契約を結ぶことを明らかにした。契約額は2億7500万ドルだ。

■パラグアイ川、また下がる ABC Colorの記事
パラグアイを流れる大河パラグアイ川の水位が、また下がっているという。この川の水量は12月上旬にかけ、大型船が航行できないほど減った。その後回復していることが伝えられたが、今年に入り再び減少に転じ、8日間で1メートルも下がった。現在国内の広い範囲は雨季を迎えている。

■ベルギー、南米3か国からのコカイン増 El Universoの記事
ベルギーでは2019年、南米3か国からのコカイン摘発が増加したという。同国が明らかにしたもので、この年には62トンのコカインがアントワープ港で摘発された。このうちの60%はブラジル(15.9トン)、コロンビア(10.5トン)、エクアドル(10.5トン)が占めているという。

■デングの95%は首都圏 ABC Colorの記事
パラグアイで今季確認されているデングの、実に95%はアスンシオン首都圏に集中しているという。同国保健省が明らかにしたものだ。ネッタイシマカが媒介するこの感染症は、雨季を迎えた今、とくに感染が起きやすい。デングには4つの型があるが、今季はとくに2型と4型が多くみられるという。



最近の記事