2020.02.15

【ボリビア】

■アニェスの効力に疑問 El Díaの記事
憲法法廷が、ヘアニネ・アニェス暫定政権の有効性に疑問を唱えた。ペトロニロ・フローレス判事が指摘したものだ。昨年11月12日、憲法の序列に従い、上院議長から同氏が暫定大統領となった。しかし上院では直前にそれまでの議長が辞任しており、アニェス大統領はこの序列に含まれていないとしたものだ。

■アニェス、科学大使設置 El Díaの記事
ヘアニネ・アニェス暫定大統領は、新たに「科学大使」を置いた。ハーバード大学で自然科学を学んだモスタホ・ラッジ氏を任命したものだ。アニェス大統領は、これからのボリビアの科学技術発展の上で、若い世代の育成が欠かせないとし、同氏が「目標」となる存在となることを願った。

■モラレス氏出馬への抗議 El Díaの記事
エボ・モラレス氏が5月3日の上院議会選に出馬することを受け、抗議行動が予定されている。サンタクルスの市民団体が、市民に参加を呼びかけているものだ。現在、選挙法廷(選管)が同氏の出馬の是非についての審議を進めており、23日頃をめどに結論が出される。国民がこの出馬に反対している、という姿をデモを通じて示すと団体側は語った。

■レジェス氏、市長職復帰 La Razónの記事
ホセ・マリア・レジェス氏が、コチャバンバ市長職に復帰した。同氏は児童が使用するリュックをめぐる汚職疑惑から拘束を受けていたが、エボ・モラレス政権の崩壊後に解放されていた。市議が市長職を代行する体制がとられていたが、同氏がこの職に戻り、支持者らが歓喜の声を上げた。

■警察、汚職撲滅を La Razónの記事
アルトゥロ・ムリーリョ大臣は、警察に対し汚職撲滅を訴えた。ラパスで行なわれた新人事の認証式の場で語ったものだ。ボリビアでは汚職の蔓延が、社会成長を阻害していると同大臣は指摘し、警察にもこの対応強化を求めた。エボ・モラレス政権に警察は、軍とともに引導を渡した存在だ。

■タバコ規制法が成立 La Razónの記事
上院議会はタバコ規制法を可決した。タバコの規制は世界的流れだが、ボリビアは南米各国の中で唯一、これを規制する法律が存在しない国となっている。モラレス派であるMASが中心となりこの規制法案が新たに提出され、上院議会が可決した。ボリビアは南米各国間ではもっとも、喫煙率が低い水準でもある。

■ラパスで土砂災害 La Razónの記事
ラパスのソナ・スールでまた、土砂災害が起きたという。雨による地盤への影響で、コスタネラ通りなど2個所で防護壁の一部が崩落したという。いずれも人的被害はなく、建物への影響などはない。しかし車の走行には影響があり、大幅な迂回を強いられている地点もある。市内を含む国内の広い範囲は現在、雨季だ。

■エルアルト、影響懸念 Página Sieteの記事
エルアルト市側は、原子力センターの「凍結」への影響を懸念した。エボ・モラレス政権は国内の原子力開発を図る拠点を、同市内の8区に設ける計画を進めた。ロシアからの協力で着工もなされたが、ヘアニネ・アニェス暫定政権はこの見直しを含めた検討を進めるとして、事実上凍結したものだ。

■ルリバイ、被害甚大 Página Sieteの記事
ラパス県のルリバイの行政は、雨被害が甚大であると報告した。大雨による川の氾濫と泥流により、地域の800ヘクタールの農地が影響を受け、このうち250ヘクタールはすべての農産物を失ったという。農家ら500世帯が影響を受け、また30世帯は住まいそのものを失ったとした。

■警察もウイルス対策 La Patríaの記事
オルーロでは警察官らも、新型コロナウイルス(Covid-19)への対応をとっている。この22日にユネスコ無形文化遺産のカルナバルのパレードが予定され、多くの観光客が訪れる。このイベントで感染が広がることを抑止するため、警察官も市内やターミナルで、活動を行なっている。またフアン・メンドサ空港でも、検疫体制が強化された。


【ペルー】

■対中輸出、軽微な影響 Andinaの記事
ペルーから中国への輸出は、軽微な影響にとどまっているという。輸出業の団体Adexが明らかにしたものだ。新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大を受け、同国との間の物流が影響を受けている。一部品目ではすでに影響が生じているが、同団体は輸出の大勢には大きな影響はでていないとした。

■サンディア郡で孤立 El Comercioの記事
プーノ県のサンディア郡で、孤立地域が生じている。大雨の影響で、同郡と県都プーノ市を結ぶ道路が通れなくなり、連絡が途絶えているものだ。現在も、地域を流れるイナンバリ川、チンチャナコ川の増水が続いており、影響が長引く可能性もある。通信はできる状態で、現時点で急病人などは発生していないという。

■クルス・デル・スール、強盗被害 El Comercioの記事
大手バス会社クルス・デル・スールの便が、強盗団に襲われた。この事件が起きたのは、ワラスからリマに向かっていた便だ。14日午前2時頃、パラモンガ付近でこの車輛は止められ、45人の乗客らは金品を奪われた。武器を手にした強盗団は、40分ほどでこの車輛を解放したという。

■ロレト、コロンビア人ら殺害 El Comercioの記事
ロレト県の国境地域で、コロンビアの5人が殺害されたという。この5人の遺体は、地域を流れるプトゥマヨ川で相次いで見つかった。いずれも殺害されたとみられ、警察は麻薬カルテルにからむ何らかの暴力があったとみている。現場はコロンビア側のプエルト・レギサモから近い場所だ。


【チリ】

■プエルト・モント空港、来年竣工 BioBio Chileの記事
第10(ロス・ラゴス)州都プエルト・モントのエル・テプアル空港は来年にも竣工する。この空港では拡張とリモデルの工事が行なわれている。ターミナルは1万5千平方メートルに拡大すれ、2028年ににも予想される総利用者300万人突破に備える。さらに滑走路についても、3000メートルに延長される。

■バケダノ広場近くで火災 BioBio Chileの記事
サンティアゴのバケダノ広場近くで14日、火災があった。ビクーニャ・マッケナの角にある住宅で起きたものだ。この建物のすぐ近くでは社会闘争によるバリケード封鎖が行なわれ、消防車が通れず一時騒然となった。警察が闘争への鎮圧行動をとり、催涙ガス弾などを使用しており、火災との関連が調べられている。


【アルゼンチン】

■年金、13%引き上げ Télamの記事
アルベルト・フェルナンデス政権は、年金額を13%引き上げることを明らかにした。4分野の年金についての引き上げを明らかにしたもので、国内の年金受給者のおよそ86%がこの恩恵を受けることになる。しかし一方、国内ではインフレ率が高水準で続いており、年金生活者はより高い引き上げ幅を求めていた。

■スブテ3路線、運転遅れ Télamの記事
ブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)3路線ではこれから、便の遅れが続くことになる。リネアB、C、Eでは車輛に、発癌性があるアスベスト(石綿)が使用されていることが明らかになっている。この除去などの作業を進めるため、編成の一部が使用できなくなる。このため、当面の間今のスケジュールを維持することが難しくなるという。

■イグアス直行便、9月まで維持へ Infobaeの記事
スペイン、マドリードとプエルト・イグアスを結ぶ航空直行便は、9月まで維持される。エア・ヨーロッパが運航するこの路線は、4月までとされていた。しかし同社とアルゼンチン政府側が協議し、この9月まで維持することで合意したという。現在の体制で、9月5日まで運航を続けるという。

■15歳少年がひき逃げ Infobaeの記事
マル・デル・プラタで、15歳の少年が無免許で車を運転し、ひき逃げ事故を起こした。今月14日、この少年はおじの車を勝手に運転したという。この際、赤信号で止まらず直進し、横断歩道を渡っていた8歳の女の子を轢き、そのまま逃走したという。女の子は軽傷を負った。警察はこの少年を特定し、補導している。


【エクアドル】

■花卉輸出増、利益減 El Comercioの記事
この聖バレンタインデーでの、国内からの花卉輸出は増加したが、一方で利益は下がった。花卉はエクアドルの主要な輸出農産物で、この聖バレンタインデーには輸出が跳ね上がる。しかし今年は、新型コロナウイルス(Covid-19)の流行拡大で輸入のキャンセルなどが相次ぎ、また価格もこの状況に応じ引き下げざるを得なかったという。

■キト、治安悪化 El Comercioの記事
キトの治安は2019年、前年比して悪化したという。警察が市内でこの年に起きた犯罪のデータを示したものだ。空き巣、いあきなど住宅での窃盗は14.72%減となったものの、ひったくりやすりなどは2.50%増加した。またオートバイ窃盗は29.46%増え、また殺人も18.77%の増加だ。犯罪件数全体としては、17%の増加となった。


【コロンビア】

■22日に脱出作戦 Caracol Radioの記事
中国の武漢で足止めされているコロンビアの14人について、この22日に脱出作戦が敢行される。外務省が明らかにしたものだ。新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大でこの町は封鎖され、これらの14人は身動きがとれない状態だ。空軍の輸送機を現地に送り、30時間をかけて国内に戻すという。

■IATA、ターミナル拡張支持 Caracol Radioの記事
国際航空運送協会(IATA)は、ボゴタのエルドラード空港拡張計画を支持した。ボゴタでは航空需要の高まりを受け、新たなターミナルを建設する計画が浮上している。IATA側はこの取り組みを評価し、この拡張計画への支持を表明した。ボゴタでは近郊のマドリードに、新空港を建設する計画もある。


【ベネズエラ】

■マドゥロ、脅す Infobaeの記事
ニコラス・マドゥロ氏が、フアン・グアイド暫定大統領を脅した。スピーチの中で、グアイド氏が逮捕される日が「そう遠くない時期に来る」と述べたものだ。マドゥロ体制は野党への弾圧を強め、今もフアン・レケセンス氏やヒルベル・カロ氏などが拘束されたままだ。マドゥロ氏は、グアイド氏が「間違いなく牢屋に行く」と断じた。

■マドゥロ「ボウソナロのせい」 Infobaeの記事
ニコラス・マドゥロ氏は、ブラジル国境地域で緊張が生じていることについて、同国のジャイル・ボウソナロ大統領のせいだ、と語った。治安問題からブラジル側が国境を閉鎖する事態が生じたが、マドゥロ氏はボウソナロ政権が「軍事衝突を企図している」と述べた。またブラジル側が、ベネズエラの軍に対する「テロ攻撃」を行なっているとも述べた。

■グアイド、国際社会に訴え Télamの記事
フアン・グアイド暫定大統領は、国際社会に訴える姿勢だ。11日、同氏が米国から帰国した際、おじがニコラス・マドゥロ体制側に拘束された。同体制側は、このおじが航空機内に爆発物を持ち込もうとしたと不可解な理由を示している。グアイド氏はマドゥロ体制側による明らかな弾圧であると断じ、国際社会にこの件を訴えるとした。

■マドゥロ、外交関係を仕分け Télamの記事
ニコラス・マドゥロ氏は、マドゥロ体制に友好的な国とそうでない国とに、外交関係を仕分けする方針を示した。現時点で友好的な国にはメキシコ、パナマ、スペインなどが含まれ、そうでない国にはコロンビアやブラジルが含まれる。また同氏は、野党が多数を占める議会が今年改選されることを受け、チャベス派を多数に導く方針を示した。

■CIDH、さらなる人権侵害 El Impulsoの記事
米州機構(OEA)の人権機関CIDHは、ニコラス・マドゥロ体制によるさらなる人権侵害を告発した。現在同機関の特使らが、コロンビアの国境の町ククタで侵害の被害者からの聞き取りを行なっている。この中で、マドゥロ体制側による拷問などの新たな事実が次々と明らかになったという。特使らは、マドゥロ体制によりベネズエラ入国を阻まれた。

■キューバへの供給増やす Infobaeの記事
ニコラス・マドゥロ体制側は、キューバへの原油供給を増やす方針を示した。キューバでは現在、米国からの経済締めつけなどの影響で、ガソリンやディーゼルなどの不足が生じている。国営のPDVSAにキューバへの供給を増やす措置を命じたことを明らかにした。一方、国内でも産油体制の陳腐化からオイル不足が目立っている。

■メルラノ氏解放を求める Caracol Radioの記事
コロンビアの外務省は、フアン・グアイド暫定政権に同国の元議員、アイーダ・メルラノ氏の解放を求めた。同氏はマラカイボ市内で拘束されたことが伝えられた。コロンビアはニコラス・マドゥロ体制側とのチャネルを放棄しており、グアイド氏側にこの解放を求めた。一方、グアイド氏側はこの件で、動きがとれない状態にある。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ハイチ、孤児院の悲劇 BioBio Chileの記事
ハイチの首都ポルトー・プランスにある孤児院で火災があり、こども15人が死亡した。13日21時頃に起きたもので、2人は現場で死亡し、13人は一酸化炭素中毒などで搬送先の病院で死亡が確認された。同国ではエネルギー事情が悪く、停電のため使用していたろうそくがこの火災を招いたとみられている。

■メキシコで感染の疑い El Universoの記事
メキシコで、新型コロナウイルス(Covid-19)への感染の疑い事例が報告された。ヌエボ・レオン州で45歳の男性に症状がみられ、隔離されているものた。この男性の家族ら6人も、現在経過の観察が行なわれている。この男性は1月末、仕事のため上海と北京を訪れていた。2月7日頃から咳が出始め、その後肺炎と診断されていた。

■クルーズ船で感染症か El Universoの記事
カリブ海で航行中のクルーズ船で、何らかの感染症が生じた疑いがあるという。プリンセス・クルーズ・ラインが運航する「カリビアン・プリンセス」号で、複数の乗客が嘔吐などの症状を示しているものだ。この船はフロリダ州の港を発ち、カリブ海を航行中だが、寄港予定があったバルバドス、トリニダード・トバゴは入港を謝絶した。

■ウルグアイで麻疹2件 Teledoceの記事
ウルグアイで麻疹(はしか)の感染例が2件、報告された。発症したのは母子で、風邪の症状で医療機関を受診したところ、麻疹と判明したものだ。この感染症が広がるブラジルやアルゼンチンを訪れていないが、自宅にアルゼンチン人の訪問を受けていたという。同国内ではワクチンが展開されたため、麻疹の感染例は非常に少ない。

■エルサルバドルでやや強い地震 La Prensa Gráficaの記事
エルサルバドルで14日14時16分頃、やや強い地震が起きた。観測機関によると震源はウスルタンの海岸近く、サンフアン・デ・ゴソ半島の南54キロの太平洋で、震源の強さはマグニチュード5.4、震源の深さは16キロだ。ウスルタンの海岸一帯を中心に強い揺れを感じたが、人や建物への被害はとくに報告されていない。

■フエゴ火山、また活発化 Radio La Primerisimaの記事
グアテマラの活火山、フエゴ火山がまた活発化しているという。首都の南西35キロにあるこの火山だが、観測機関によると火山性微動が増加し、噴火の兆候が見られるという。国内でもっとも活発な火山の一つであるこの火山からは、標高4800メートルの高さまで今、噴煙が立ち上っている。

■デング死者、16人に ABC Colorの記事
パラグアイでのデング死者数は、16人になった。同国保健省が明らかにした数字だ。国内ではアスンシオン首都圏を中心に、このネッタイシマカが媒介する感染症が劇的に増加し、地方にも広がっている。この状態で国内の医療機関は受診を待つ人であふれかえり、公営病院の中には手術などを一時中止したところもある。

■キューバ、薬の闇市場 Ciber Cubaの記事
キューバ国内では、医薬品の闇市場が「活性化」しているという。国内では、米国による経済締めつけの影響で物資不足が蔓延しつつある。とくに医薬品は不足の度合いが高く、薬局などで入社できない薬も少なくない。このため、闇流通の医薬品が今増加しており、市場が形成されているという。


【サイエンス・統計】

■航空、40~50億ドルの減収 El Universoの記事
新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大により、航空業界は40~50億ドルの減収となっているという。国際航空運送協会(IATA)が見方を示したものだ。感染の震源となっている中国路線について、すでに70社が全便の一時停止の措置をとっている。2020年第一四半期、座席供給は前の年に比して39~41%減るとみられるという。



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