2015.12.11

【ボリビア】

■フリオ・テラサス氏死去、79歳 El Mundoの記事
ボリビア唯一の枢機卿であるフリオ・テラサス氏が9日19時15分、サンタクルス市内の医療機関で死去した。同氏は持病の糖尿病の悪化などから、すでに危篤の状態が1週間、続いていた。同氏はボリビア生まれとしては初めての枢機卿で、現フランシスコ1世が選ばれたコンクラーベにも参加していた。

■ボリビア政府、服喪 El Deberの記事
フリオ・テラサス氏の死去を受け、ボリビア政府も服喪を宣言している。アルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領はこの報を受け、「ボリビアのカトリック教会の偉大なリーダーが失われた」と語った。またアルゼンチンを訪れているエボ・モラレス大統領も「深い痛みに接している」とコメントを出した。

■法王「深い悲しみ」 El Deberの記事
フリオ・テラサス氏の訃報を受け、ローマ法王フランシスコ1世は「深く悲しんでいる」とのコメントを出した。法王とテラサス氏は長年の交流があり、法王はテラサス氏について「慈愛の光のある人物だった」と述懐した。この7月に法王が来暮した際には、法王はサンタクルス市内のテラサス氏の自宅に泊まった。

■サンタクルス市民、悲しみに包まれる El Deberの記事
サンタクルス中心部の大聖堂(カテドラル)では、多くのサンタクルス市民が祈りを捧げている。ボリビア唯一の枢機卿であったフリオ・テラサス氏が9日夕方に死去し、弔問のため多くの市民が大聖堂に集まった。テラサス氏の遺骸は10日に埋葬され、11日にはこの大聖堂で葬儀が行なわれる。

■エボ、マクリ新大統領と会談 Los Tiemposの記事
アルゼンチン、ブエノスアイレスのカサ・ロサーダ(大統領府)で、エボ・モラレス大統領とマウリシオ・マクリ新大統領が会談した。マクリ新大統領の就任式が10日に行なわれ、モラレス大統領はこれに参列した。モラレス大統領と新大統領の会談は、この日は挨拶程度だったが、選挙戦で対立候補を支援したモラレス大統領にとっては、関係構築の一歩となったとみられる。

■エボ、フットボール外交 Los Tiemposの記事
エボ・モラレス大統領は、また「フットボール外交」を展開した。マウリシオ・マクリ新大統領の就任式に参列するため同国を訪れたモラレス大統領は、就任前日の9日、マウリ氏らとフットボール(サッカー)の試合を行なった。無類のフットボール好きであるモラレス大統領は、各国首脳などとこうした外交を展開している。

■議会、年末年始休み La Razónの記事
ボリビア議会は10日、クリスマスから年末年始の休会日程を承認した。いわゆる首相の立場を務めるアルバロ・ガルシア・リネーラ副大統領が明らかにしたものだ。12月21日から来年1月4日にかけ、ボリビア両院議会は休会するという。この休会前に、議会は法案の審議を精力的にこなすことになる。

■TAM、運航停止の可能性 Página Sieteの記事
ボリビア空軍航空(TAM)が運航停止となる可能性があると、ミルトン・クラロス公共事業相は語った。空軍の一部門である同社は公企業化され、この年末までに監督権限が民間航空局に移ることになっている。同大臣はこのプロセスが完了しなければ、同社は運航停止となると断じた。公企業化プロセスにおいて、まだ重要な課題が残されていることが指摘されている。

■オルーロ、BoAに陳情 La Patríaの記事
オルーロ県のビクトル・ウゴ・バスケス知事は、最大手の国営ボリビアーナ航空(BoA)本社を訪れ、陳情した。オルーロのフアン・メンドサ空港への路線就航を求めたものだ。この滑走路近くの高圧線鉄塔が離着陸の支障になると指摘されていたが、同知事はこの撤去が間もなく完了すると説明した。この上で、サンタクルス線などの就航を同社に強く求めた。

■東西動脈、また土砂崩れ Los Tiemposの記事
サンタクルスとコチャバンバを結ぶ、ボリビアの東西の動脈は、また土砂崩れの影響を受けている。コチャバンバから130キロのチョコラタル付近で起きたこの事態で道路が不通となり、この区間の陸路輸送はストップしている。道路管理局(ABC)が復旧を急いでおり、10日じゅうには通行が再開される見通しだ。この区間は雨季の間、通行が不安定化しやすい。

■薬物輸送機、燃やされる El Deberの記事
サンタクルス県で、薬物輸送に使用されたとみられる小型機が、燃やされた状態で発見された。警察によるとこの小型機の残骸は、チャネのアグアイの農村地域で見つかったという。機番などから、この小型機はパラグアイから来たものとみられ、証拠隠滅などのために火が放たれたとみられる。小型機による薬物輸送は、南米各国間の大きな問題となっている。

■ボリビア男性、警察官殺害容疑 Página Sieteの記事
チリで、警察官2人を殺害した容疑で、ボリビア国籍の男性が拘束されたという。チリのメディアの報道によると、逮捕されたのはフアン・カルロス・キスペ・チャコリャ容疑者(20)だ。同容疑者は国境のチャラニャで盗みを働き、リンチを受けているところを救出されたが、警察に2010年1月の警官殺害事件を自供しているという。

■航空レーダー設営始まる La Razónの記事
国が新たに導入する新航空レーダーの設営作業が始まったという。レイミ・フェレイラ国防相が10日、明らかにしたものだ。エボ・モラレス大統領は11月初めにフランスを訪れ、同国製の新式レーダーを購入する契約に調印した。同社関係者が国内を訪れ、この設営を行なっているという。初めにコチャバンバ県のチモレに設置され、この後ラパスの空港にも設営される。

■カルナバル・プロモ始まる La Razónの記事
国内で行なわれるカルナバル2016のプロモーション活動が開始された。ユネスコ無形文化遺産のオルーロのカルナバルを筆頭に、この時季には国内各地でさまざまな祭、イベントが行なわれる。このプロモ活動が文化省とビール会社CBNが協力し、まずスペインのマドリードと米国のワシントンで始まった。文化省は来年のカルナバルには、80万人の外国人来訪があると予測している。


【ペルー】

■アレキパ、野犬抹殺計画 El Comercioの記事
アレキパのマリアノ・メルガル市長が「野犬抹殺計画」を示し、波紋が広がっている。市内では野犬の増加が指摘され、市民の安全や狂犬病予防の上で対策が必要と指摘されていた。市長側はすべての野犬を捕獲し、処分する方針を示したが、動物愛護団体や弁護士の団体が相次いで反対を表明した。この計画をめぐる論戦が始まるとみられる。

■タクナ、霊柩車の事故 El Comercioの記事
タクナ中心部で、霊柩車が事故を起こした。アウグスト・レギア通りで、柩を乗せた霊柩車が走行していたところブレーキが効かなくなり、衝突事故を起こして通りを塞ぐ形で停止した。この車に接触した、駐車中の車輛数台が損傷を受けた。警察は、この霊柩車の整備不良が原因とみている。

■マンコラ湿地、70%が損なわれる El Comercioの記事
ピウラ県海岸のマンコラ湿地の、実に70%が損なわれたという。この湿地は多くの野生の鳥が棲息することで知られているが、保護活動にあたる団体によるとこの4年で、急速に湿地帯が失われているという。マンコラのビーチは国内外からの観光客に人気で、この観光開発にともない土地の売買が活発化し、この侵食を招いていると団体側は指摘する。

■スタバ、限定セール Correo Perúの記事
ペルー国内のスターバックスは11日、限定セールを実施する。携帯電話会社Movistarのクーポンを持つ利用者に対し、「モカ・フラペチーノ」を1ソルで販売するという。この特別価格は、先着6千名が対象だ。国内ではリマに多くの店舗があり、クスコなど地方都市にも進出している。南米ではペルーはチリについで、2番めにスタバが進出した。


【チリ】

■アタカマ沙漠発電計画 BioBio Chileの記事
アタカマ沙漠で、大規模な電源開発計画が浮上している。イキケの南100キロの「アタカマの鏡」と呼ばれる地域に、水力発電所を設けるものだ。実現すれば300メガワットの発電が可能となり、3つの州の電力をすべて賄える。さらに同施設周辺に風力、太陽光による発電施設も設け、北部一帯の電力事情が大きく変わることになる。


【アルゼンチン】

■マクリ新大統領が就任 El Universoの記事
10日、マウリシオ・マクリ新大統領が就任した。2003年以来続いた中道左派政権から、12年ぶりに中道右派政権に移行したことになる。就任式ではフェデリコ・ピネード上院議長らの前で宣誓し、南米各国の大統領らがこれを見守った。大統領府が面する5月広場には、多くの支持者、国民が集まり、この就任を祝っている。

■クリスティナとの別れの集会 El Universoの記事
大統領府が面する5月広場には9日午後、多くの国民が集まった。クリスティナ・フェルナンデス大統領はこの日で任期を終えることから、別れを告げるための集会となったものだ。法の規定でフェルナンデス大統領は23時59分までで、10日午前0時からはマクリ新大統領に政権が移る。フェルナンデス前大統領は10日、地元のサンタクルス州に空路で向かった。

■ウシュアイアに雪 Clarín.comの記事
国内南端、ティエラ・デル・フエゴ州のウシュアイアに雪が降り、地元の人々を驚かせた。市内中心部でも数センチの積雪となり、市街は一面の雪景色となった。国内は現在、初夏にあたるが同州一帯は寒波に覆われ、ウシュアイアでは朝の最低気温が氷点下5.6度まで下がったという。


【エクアドル】

■トゥングラワ、自殺が激増 El Universoの記事
トゥングラワ県内で、自殺が激増しているという。県都アンバトの南、テチョ・プロピオの住宅で、24歳の女性が首を吊って自殺しているのが発見された。県警によると、この女性で県内で今年自殺した人の数は62人となった。昨年の県内の自殺者総数は32人で、倍近くに増えたことになる。


【コロンビア】

■国内旅行にシフト Caracol Radioの記事
コロンビア国民の旅行への関心は、国外から国内にシフトしているという。旅行業界が明らかにしたものだ。米ドルに対するコロンビアペソの下落が続いているため、クリスマスから年末年始にかけての旅行を国内に変える動きが広がっている。このためサンアンドレス諸島への商品は12%販売が増加し、カルタヘナも11.7%の増加となっている。


【ベネズエラ】

■当選議員ら、ロペス氏釈放を語る El Universoの記事
6日の議会選挙で当選した野党議員らは、野党リーダー、レオポルド・ロペス氏への恩赦実施、釈放への強い意思を示している。ロペス氏は昨年逮捕、収監されたが、現政権による政治弾圧と野党側は指摘している。今回の選挙では、政府側のこのような強権的手法への国民からの反発が強く働いた。恩赦実施に向けた議会内の議員数を、野党は満たしている。

■物資不足、来年も続く Informaciónの記事
ベネズエラ国内の物資不足は、少なくとも2016年第1四半期までは、続くという。国内の工業会が明らかにしたものだ。ニコラス・マドゥロ政権による価格統制や輸入制限が続く限り、深刻化している物資不足は続く見通しだ。6日の選挙では政府の経済失政への批判から野党が大勝し、マドゥロ政権は難しいかじ取りを迫られている。

■インフレ率、160%に Negocios.comの記事
ベネズエラの今年の年間インフレ率は、160%になるという。国際通貨基金(IMF)が試算した数字だ。ニコラス・マドゥロ政権はこの数字について100%となるとの見通しを示しているが、同機関によるとこれを上回る数字になるという。この数字は世界各国の中で突出して高く、ハイパーインフレに近い状態にあると同機関は指摘している。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■コパ航空、ベリーズ線就航 TVN-2の記事
コパ航空は8日、ハブであるパナマシティとベリーズを結ぶ路線を就航した。この路線は火、金曜の週2往復で、使用機材は94座席のエンブラエル190型機だ。コパ航空はこの路線開設で中米各国の首都すべてに乗り入れることになり、パナマシティのハブとしての優位性が高まると同社は分析している。

■カラスコ、庭にカピバラ El Paísの記事
ウルグアイ、モンテビデオ近郊のカラスコの住宅の庭に、カピバラが現れた。この家の住民は11月28日に庭にカピバラがいると地域の大学の獣医学部に連絡していた。この学部の学生らがこの庭を訪れ、メスのカピバラを発見、捕獲した。国内の農村部には野生のものが棲息するが、都市部に現れるのは珍しいという。

■眞子さま、ホンジュラス日程終えられる La Tribunaの記事
ホンジュラスを訪問されている眞子さまは10日、すべての日程を終えられた。6日にエルサルバドルから同国に入られた眞子さまは、大統領との会食やJICAの協力隊員40人との会合に参加され、また同国西部のコパン遺跡を訪れられた。このご訪問は、日本とホンジュラスの国交80周年を記念したものだ。