2016.03.27

【ボリビア】

■エボ、シララ問題でチリ提訴へ El Díaの記事
エボ・モラレス大統領はシララ水系の水利問題で、チリをハーグの国際司法裁判所に提訴する方針を示した。ポトシ県南部のこの水系の水をチリ側がボリビアの許可なく使用し続けている問題だ。モラレス大統領は23日の海の日、この件を再提起していた。ボリビアは海岸線問題でチリを提訴しており、異例の連続提訴となる。

■チリ、ボゴタ合意破棄を検討 El Díaの記事
チリの議会議員の間で、「ボゴタ合意」の破棄が議論になりつつある。エボ・モラレス大統領は新たにシララ水系問題を再提起し、ハーグの国際司法裁判所への提訴方針を示した。これを受け、両国が両国間の問題について合意したこの内容を破棄するべきとの議論が高まっているものだ。有力議員はモラレス政権が「国民投票の敗北のすり替えをしようとしている」と批判した。

■ポトシ選出野党議員も賛成 Página Sieteの記事
エボ・モラレス政権に対峙する野党議員の間でも、新たに提起されたシララ水系問題には賛同の動きだ。シララを抱えるポトシ県選出の野党議員、ゴンサロ・バリエントス氏は、モラレス大統領のハーグ提訴を支持する姿勢を示した。ポトシ県にとって、この問題の前進、解決は県民に資する、としている。昨年、長期間のストがあった同県では、反モラレス色の野党が強い。

■横断鉄道、オルーロ通過を La Patríaの記事
政府が計画する大陸横断鉄道のオルーロ通過が、あらためて求められた。県選出だった元議員エドゥアルド・カンポス氏が訴えたものだ。太平洋と大西洋を結ぶこの鉄道について、通過点となることが有力のオルーロは、その立ち位置が政府計画では微妙となっている。オルーロは国内西部鉄道の起点で、オルーロ抜きでの鉄道計画はありえないと同氏は主張した。

■サパタ氏弁護士「政治的拘束だ」 El Deberの記事
エボ・モラレス大統領の元交際相手ガブリエラ・サパタ氏の弁護士は、「政治的な拘束、逮捕だ」と断じた。サパタ氏は汚職の容疑で拘置され、ラパス市内の受刑機関に移されている。弁護士は、サパタ氏の娘は母親と会えず、この政治的弾圧の犠牲になっていると主張した。

■エボの子は国家機密 El Díaの記事
エボ・モラレス大統領の元交際相手ガブリエラ・サパタ氏の弁護士は、モラレス大統領の息子が「国家機密だった」と発言した。サパタ氏の汚職容疑と、モラレス大統領の隠し子の問題がスキャンダルとなっている。同弁護士はモラレス大統領サイドは、この子の存在を明らかにしたくなかったと発言し、この秘密を守るようサパタ氏側に圧力をかけていたと主張した。

■サパタ氏移送は安全上の問題 El Díaの記事
ラパスの受刑機関側は、ガブリエラ・サパタ氏の移送は、単に安全上の問題だった、とした。汚職容疑で拘置されている同氏は、オブラヘスの施設から、ミラフローレスの受刑機関に身柄を移された。サパタ氏の弁護士はこの移送に反発しているが、同機関側はサパタ氏の安全を最優先する上で必要だったと反論した。

■感染症対策で予備兵動員 El Díaの記事
サンタクルス県では、感染症対策で予備兵700人が動員される見通しだ。同県ではネッタイシマカが媒介するデングが広がり、さらに同じ蚊によるチクングニヤ熱、ジカ熱も広がりつつある。この蚊対策のため、予備兵を招集し、薬剤散布などにあたらせることが検討されている。県内では4月10日に、一斉薬剤散布が予定されている。

■政府、キヌア価格対策 Página Sieteの記事
政府は、キヌアの価格対策に乗り出す。アンデス原産の穀物キヌアは、その栄養価の高さで知られる。しかし2013年の国際キヌア年をピークにブームが終焉し、さらに隣国ペルーでの生産増加で流通価格が下落している。生産地であるオルーロ、ポトシ県では農家の間で不安が広がっている。政府は国産キヌアの競争力維持を図り、価格を安定化させる方針だ。

■アラライ湖、100万立方メートル減 Los Tiemposの記事
コチャバンバのアラライ湖の水量は、この4年で100万立方メートル分減ったという。ホセ・マリア・レジェス市長が明らかにしたものだ。渇水などの影響で、この湖の水量減少が伝えられているが、この4年で水位が80センチ下がったという。この湖では今月、魚の大量死が起きており、汚染拡大も水量減少に直結しているとみられている。

■サンタクルス、歩道橋後回し El Deberの記事
サンタクルス市は、計画している市内幹線道路への歩道橋建設を棚上げした。市内の自動車交通量は増える一方で、歩行者の安全確保が必要となっている。しかし市側によると、新たな信号機整備や道路舗装などを優先させなければならず、歩道橋建設に手が回らないという。

■オルーロ、呼吸器感染症 La Razónの記事
オルーロでは呼吸器感染症が流行しつつあるという。県保健局が指摘したもので、とくに学校でこの感染性疾患が広がるケースが増えている。10~14歳の児童、生徒で、この感染症に罹った者は4626人にのぼる。オルーロを含む国内の広い範囲はこれから秋冬を迎えるため、この感染症のさらなる拡大が懸念される。


【ペルー】

■ペルービアンに制裁 La Repúblicaの記事
消費者保護行政であるIndecopiは、ペルービアン航空に対し制裁金を科した。同社の便が24日、クスコ空港の滑走路上で動けなくなり、長時間にわたり滑走路閉鎖となり、さらに同社便が運休した。この原因はバードストライクにあったとされるが、同機関は同社に対し制裁金を科すことを決めた。

■アルマス広場でテント生活 Correo Perúの記事
クスコ中心部のアルマス広場で、テントを張る観光客が現れたという。このテントの様子が、Facebookなどに投稿され、話題になっているものだ。行政や警察によると、このような事態は前例がないという。文化省は、文化財保護の観点から問題となる可能性があるとして、今後取締りの可能性に言及した。


【チリ】

■チリ大手企業、ブラジルで攻める La Terceraの記事
チリの大手企業は、ブラジル市場で「攻め」の姿勢を見せている。ブラジルではジルマ・ルセフ政権の汚職による求心力低下や経済減速で、先行きの不透明感が増している。しかしLatam航空や流通大手のCencosudなどは、同国市場での拡大をめざし、動きを活発化させている。今の状況は悪いものの、ラテンアメリカ最大の市場であることには変わりないためだ。

■国内初のジカ熱性交渉感染 BioBio Chileの記事
チリ保健省は、国内で初めてジカ熱の性交渉感染があったことを明らかにした。ハイチ滞在時にジカ熱に感染した夫を持つ46歳の妻の感染が明らかになった。この妻には渡航歴がなく、夫との性交渉で感染したとみられるという。国内でのジカ熱感染例はいずれも国外からの持ち帰りで、この件は同時に、国内初の二次感染例でもある。


【アルゼンチン】

■電力供給増を計画 La Nacionの記事
政府は今年の年末に向け、電力供給を緊急に増やす計画を立てている。国内では電力需要に対し供給が不足している状態が、前政権から積み残されている。電力需要が増す夏には停電が頻発する状態で、これを避けるため新たな電源を設ける計画を政府が示した。政府、民間合わせて1000メガワットの増量を目指す。

■ティグレ、浸水続く La Nacionの記事
ブエノスアイレス州ティグレでの浸水は続いている。25日午後から、ラ・プラタ川の水位上昇が突然進み、この地では3メートルを超えた。このため川の流域近くの道路や住宅は、溢れた水に浸かった状態となっている。深いところでは水は、大人の膝丈まで達している。水は引きつつあるが、今後感染症に対する警戒も必要となる。

■コルドバ、銅線窃盗で停電 La Nacionの記事
コルドバでは銅線窃盗が原因で、停電が発生した。地域の電力会社によると、送電線5200メートル分、200キロ相当が盗まれたという。この影響で被害を受けたティオ・プヒオ付近の広い範囲で、電力供給が絶たれた。同社によるとこの被害額は50万ペソにのぼるという。盗んだ容疑者はまだ特定されていない。

■イグアス、2万5千人見込み Misiones Onlineの記事
ミシオネス州のイグアス国立公園をこの週末に訪れる人の数は、2万5千人に達する見通しだ。地域の観光業の団体が示した数字だ。聖木曜日の24日から復活祭の27日にかけて、国内は旅行の繁忙期となる。イグアスの人気も高く、25日には8500人が来園したという。プエルト・イグアス市内の主なホテルはこの期間中、予約で90%が埋まっている。

■マットレス工場火災 Clarín.comの記事
ブエノスアイレス州イトゥサインゴのマットレス工場で26日、大きな火災が起きた。アクセソ・オエステにある工場で午前11時頃、火の手が上がった。現場からは大量の黒煙が上がり、市街地の上空を覆ったほか、近くを通る高速道路の車輛の通行にも支障を生じさせた。この煙は化学ゴムを燃やしたために発生したもので、毒性があったという。

■夏のグルメ、40%減 La Vozの記事
コルドバでのこの夏のレストラン、バーなどの飲食店の消費は、前年同期比で40%落ち込んだという。飲食、ホテル業の団体が明らかにした数字だ。インフレにともなう価格の上昇で、利用を控える市民や観光客が増えたためとみられる。また販売不振にともない、飲食業に就く労働者数も前年同期比で8%減った。


【コロンビア】

■ジカ熱感染5万8838件 El Universalの記事
コロンビアでのジカ熱感染例はさらに増えて、5万8838件となった。保健省が26日、明らかにした数字だ。胎児に影響が生じるおそれがある妊婦の感染例は1万812件となっている。13日から19日までの新規感染例は3108件と、前に比べ大きく減った。小頭症などが現れたとみられる乳児は50件、ギラン・バレー症候群は258件となっている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■フエゴ火山、また活発化 Caracol Radioの記事
グアテマラでもっとも活発な活火山の一つであるフエゴ火山が、また活発な状態だ。首都の南西50キロにあるこの火山の火口からは多量の噴煙が立ち上り、火山性の地震も観測されている。観測期間は、再び噴火活動に入る可能性があるとして、周辺に注意を呼びかけた。この火山活動の影響で1月20日には、首都の空港が一時閉鎖された。

■LCC2社、オーバーブッキングか Quadratinの記事
メキシコのLCC2社に対し、オーバーブッキングが告発された。ボラリス、インテルジェットの2社の利用者らが、SNSを通じて怒りの声を上げているものだ。カンクン発の便について、チケットを購入したにも関わらず利用できない事態が相次いでいるという。航空監督行政に告発する動きも出ている。

■パナマのメトロ、時間延長 Panamá Américaの記事
パナマ首都のメトロ(電車)は、運転時間を延長するという。メトロ1号線は現在、朝5時から22時までの運転だ。運営側によると4月6日から、この時間を1時間延長し、23時までとするという。この1号線は全長14キロで、3輛編成で運行され、一日当たり26万人が利用している。2017年には新車輛が導入され、運行本数が増える予定となっている。


【サイエンス・統計】

■ジカ熱感染男性、性交渉制限を News24の記事
ジカ熱に感染した男性について、6か月間性交渉を制限するよう勧告された。米国の保健機関が明らかにしたものだ。ラテンアメリカで感染が広がるこの感染症が、性交渉により感染する可能性があることが指摘されている。感染した男性について、6か月間はコンドームなどを使用しない性交渉は控えるべきと、同機関は指摘した。

■ジカ熱、ブラジル上陸は2013年か Primera Plana Nueva Yorkの記事
ジカ熱のブラジル上陸は、これまでの推定より早かった可能性がある。同国で蔓延するこの感染症は、2015年5月頃に最初の感染例が報告されている。しかし同国保健機関の調べにより、国内上陸が2013年の12月であった可能性があるという。国内へのこのウイルスは、フランス領ポリネシアから来た人により運ばれたとみられる。