2016.03.28

【ボリビア】

■チョケワンカ外相、シララへ El Deberの記事
ダビド・チョケワンカ外相がポトシ県のシララを訪れる。シララ水系の水をチリが長年にわたり、無許可で取水している問題をボリビア政府は、ハーグの国際司法裁判所に持ち込む方針だ。この動きを受け、この問題の先頭に立つチョケワンカ外相が現場を視察する。同外所は、チリ側の取水の違法性を証明したいと述べた。

■エボ「水の主権を取り返す」 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は27日、あらためて「水の主権を取り返す」と語った。23日の「海の日」に同大統領は、ポトシ県のシララ水系の水利問題を再提起し、チリを国際司法裁判所に提訴する考えを示している。この件について、モラレス大統領は「チリはボリビアから水を盗み、侵攻し、殺している」と述べ、この問題の解決を図る姿勢を示した。

■チリ外相「あらゆる手を尽くす」 El Díaの記事
チリのエラルド・ムニョス外相は、シララ水系問題で「あらゆる手を尽くす」と語った。ボリビアが、チリによる無許可取水をハーグの国際司法裁判所に持ち込む方針を示したことを受けた発言だ。チリ側はこの水系が国際河川であることを理由に、問題はないとの立場をとっている。同外相は、ボリビア政府が国内問題から目をそらすためにチリを攻撃している、と断じた。

■原子力センター、近く着工へ Página Sieteの記事
ボリビア政府が計画する「原子力センター」は間もなく、着工となる。将来的な国内での原発稼働を見据え、政府はエルアルトのパルコパタにこの施設を建設する。この建設については今月初め、ロシアからの技術、資金援助を受ける覚書が交わされている。この計画では、国内のウラン資源の開発についても、ロシアの協力で進められる可能性がある。

■エボの弁護士「子はいない」 El Deberの記事
エボ・モラレス大統領の弁護士、ガストン・バスケス氏はモラレス大統領の子の存在をあらためて否定した。元交際相手ガブリエラ・サパタ氏が2007年に、息子を出産したとされる問題だ。サパタ氏サイドは子が生存していると主張し、DNA鑑定を受ける考えを示している。しかし同弁護士は、子は存在せず、DNAデータもあてにならないと断じた。

■中国との関係強化方針変えず Página Sieteの記事
エボ・モラレス政権は、中国との関係強化方針を変えていない。中国の建設業界のトップがラパスを訪れ、大統領府で大統領と会談した。この中で両者は、両国の経済関係をさらに発展させる姿勢で一致した。中国資本のCAMCをめぐる汚職疑惑を受け、野党や国民から、中国への過度の接近に対する批判が起きる中、政府はスタンスを変えていない。

■サンタクルス、4河川が増水 El Díaの記事
サンタクルスを流れる4つの河川が、増水している。ピライ川水系の管理事務所が明らかにしたものだ。イチロ、ラ・フンタ、スルトゥ、ヤパカニの4河川で水量が増し、氾濫するおそれがあるという。同県を含む国内の広い範囲は雨期から乾季に移りつつある時季だが、今期は雨期のピークが遅れ、今も雨が多い状態となっている。

■クエジャール氏、在宅逮捕 Página Sieteの記事
元チュキサカ県知事のサビナ・クエジャール氏が、在宅逮捕の状態となった。現在県都スクレから180キロの、パディージャの自宅に軟禁されているという。同氏については、在任中の汚職の疑惑が浮上し、当局からの捜査、追及を受けている。同氏は与党MASに所属していたが、与党に造反して野党に鞍替えし、同県知事に当選した。

フアン・メンドサ空港、表示なし La Patríaの記事
オルーロのフアン・メンドサ空港では未だに、この名称の表示がない。2013年2月に開港した同空港について、県議会が「エボ・モラレス空港」への名称変更を強行しようとした。しかし地元の名士の名称変更に反発が起き、社会闘争に発展する事態となった。県議会側は変更計画を撤回したが、元々の名称の表示が未だ見られない異常事態となっている。

■身障者の安定職、1% El Deberの記事
国内の身体障碍者のうち、安定職に就いている人は全体の1%にとどまるという。ラパスの身障者団体のホルヘ・フローレス氏が明らかにした数字だ。国内の身障者が職に就くことは非常に難しい状態にあるという。身障者団体は現在一致して、年金の引き上げなどを政府に求めており、同時にこうした就労環境の改善も働きかけたいという。

■シララ・ブーメランを懸念 El Deberの記事
オルーロ県では、シララ水系問題のブーメランを懸念する声がある。ポトシ県のこの水系の水利をチリが無許可で使用している件で、政府は国際司法裁判所に提訴する方針を示した。しかしオルーロ県では、マウリ川の水利について、ペルーとの間で同様の問題があり、オルーロ県の水が大きく影響を受ける可能性があると県議会議員が指摘した。

■フォルクローレ日本人ユニット El Deberの記事
日本人によるボリビアフォルクローレのユニット「ワイラ」が結成された。ロス・カルカスの宍戸誠氏、アナタ・ボリビアの秋元広行氏、チャランゴ奏者の桑原健一氏、ギターの渡辺康平氏の4人が結成したものだ。いずれもボリビアのフォルクローレ界で実績がある。同ユニットはラパス市内で、フォルクローレや日本のポップス曲を演奏した。


【ペルー】

■カニェテ、キャンプ地が浸水 El Comercioの記事
リマ県カニェテの海岸にあるキャンプ地が、高波により浸水したという。この問題が起きたのはセロ・アスールにあるキャンプ場だ。セマナサンタ(聖週間)の連休で利用者が多い中、波がキャンプサイトまで到達し、複数のテントが水に浸かったという。この夏、海岸では高波が繰り返されており、地球規模の気候変動の影響が指摘されている。

■FAO、豆を勧める El Comercioの記事
国連食糧農業機関(FAO)はペルーに、豆類の栽培拡大を勧めている。今年は国連が定める豆類の年となっており、これを機会にペルー国内でも生産を増やすことが提案されたものだ。世界規模での対飢餓や食糧生産の多様化の上で、豆類の重要性は増しているとFAOは示す。ペルー国内ではこの生産増加の余地が十分にあるという。

■帝王切開、32.8% Correo Perúの記事
ペルー国内での出産に占める帝王切開の割合は、32.8%だという。保健省の機関が2015年のデータを示したものだ。この数字は2014年に比して、実に9.9ポイントも上昇しているという。とくに都市部とその周辺部で、帝王切開による出産例が劇的に増えている現状だという。

■タクナ、イチゴ増産計画 El Comercioの記事
国内南端のタクナで、イチゴの増産を図る計画が進められている。生鮮品の輸出を手がけるシエラ・エスポルタドーラ社が主導するものだ。県内でのイチゴ栽培面積を1800ヘクタールに増やし、輸出を増やしたいという。同社は米国やスペイン、オランダなどの市場への輸出開始を想定している。


【チリ】

■サムディオ事件から4年 BioBio Chileの記事
いわゆるサムディオ事件から、4年を迎えた。2012年3月、サンティアゴの路上で同性愛者のダニエル・サムディオさんがホモフォビア(同性愛憎悪)の暴力を受けて意識不明となり、その後に死亡したものだ。保守的なチリ社会もこの事件に動き、その後ホモフォビアや差別を禁止する通称「サムディオ法」が成立している。

■プコン、観光客救出 BioBio Chileの記事
第9(ラ・アラウカニア)州の観光地プコンで、観光客2人が警察により救出された。26日20時40分頃、この町の近くのプラタ川で、観光客らが身動きが取れなくなったと通報があった。照明がなく、視界が悪い中警察官らが現地を捜索し、この2人を発見、保護したものだ。2人の健康状態に問題はないという。


【アルゼンチン】

■セマナサンタは旅行増、消費減 La Nacionの記事
このセマナサンタ(聖週間)、旅行する国民は増えたものの、消費は減ったという。中小企業連盟が明らかにしたものだ。セマナサンタ後半は旅行の繁忙期で、今年も主な観光地は観光客で賑わった。しかし景気悪化から消費を控える傾向が強まり、消費額は前年同期比で2.1%のマイナスとなると試算されるという。

■イグアス、ホテル稼働83% Misiones Onlineの記事
この週末、ミシオネス州のプエルト・イグアス市内の主なホテルの客室稼働率は、83%だ。セマナサンタ(聖週間)を迎え、観光地イグアスの滝を訪れるため、多くの観光客がこの町に滞在している。ホテル業の団体によると、この期間中の主なホテルの利用者は、前年同期比で19%増えたとみられる。

■トレン・ア・ラス・ヌベス、6月再開へ Informate Saltaの記事
サルタの観光鉄道トレン・ア・ラス・ヌベス(雲の列車)は、6月にも運転を再開するという。運営側が明らかにしたものだ。昨年末、この鉄道ルートのアリアス川にかかる鉄橋が川の増水で損傷を受け、現在は運休している。この補修工事が進展し、6月の初めにも運転を再開できる見通しだという。運賃は国民が1600ペソ、外国人が2200ペソ、サルタ州民が600ペソとなっている。

■バラカス、大きな事故 Clarín.comの記事
ブエノスアイレスのバラカスで大きな事故だ。ロチャ通りとモンテス・デ・オカ通りの交差点で、猛スピードで走行していた乗用車がコントロールを失い、衝突事故を起こして歩道上でひっくり返ったものだ。この事故で運転していた20歳の男性が、近くの病院に搬送されている。この運転手がブレーキを踏んだ形跡がないと警察は指摘している。


【エクアドル】

■チンボラソ山で訓練 El Universoの記事
チンボラソ火山周辺ではこの30日、噴火を想定した訓練が実施される。国の防災機関と地域行政が共同で行なうものだ。チンボラソ県都ラタクンガやサルセドの行政や学校、民間企業などが参加する。この火山は昨年、活発な状態になり、一時は噴火の危険性も指摘された。国内にはトゥングラワ火山など、活発な活火山が複数存在する。

■国内交通、Uターンラッシュ El Universoの記事
国内交通はUターンラッシュを迎えている。セマナサンタ(聖週間)後半は旅行の繁忙期で、先週末には多くの国民が国内外を旅行した。この旅行先から家に戻るラッシュが27日、ピークを迎えたものだ。海の観光地サンタ・エレーナ県からグアヤキルやキトに向かうバスの便は、軒並み満席となっていた。


【ベネズエラ】

■鶏肉買占めでスーパー摘発 Panoramaの記事
ファルコン州のスーパーが、「経済戦争」の容疑で摘発を受けた。警察によるとこのスーパーは、4千トンもの鶏肉を在庫として抱え込み、売り惜しんでいたという。こうした買占め行為は、国内法で禁じられている。このスーパーのオーナーが逮捕されている。国内では経済失政などで物資不足が続いている。

■抗議デモ、千回以上 Informe21の記事
国内では今年に入り、すでに千回以上の抗議デモが行われている。社会闘争のオブザーバー機関が明らかにしたものだ。この2月の国内の抗議デモ数は523回と、昨年同月の481回から8%増えた。しかし2014年同月の6319回には遠く及ばない。国内では経済問題が深刻化しており、物資や雇用をめぐる抗議デモが頻発しているという。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■パナマ、メトロで日本と契約へ Nacionの記事
パナマ政府は、パナマシティのメトロ3号線建設について、日本と近く契約を交わす。この建設にかかる資金、技術協力について、JICAとの間ですでに覚書が交わされている。この3号線は市内と西部を結ぶ新たな都市交通の軸となるもので、全長26.7キロ、駅は14設けられる。日本政府はこの建設に、20億ドルの協力を行なう。

■米国航空会社、キューバをめぐる駆け引き LA Timesの記事
米国の航空会社間では、キューバ路線をめぐる駆け引きが活発になっている。キューバと米国は今年初め、航空交渉に合意し民間航空機の乗り入れ枠が設定された。今年下半期にも旅客定期便の就航が可能になるのを前に、航空各社がこの枠確保に向け、しのぎを削っている。

■パラグアイ、冬時間へ La Naciónの記事
パラグアイは27日から、冬時間に移行した。デイライト・セイビング・タイム(夏時間)の制度が導入され、これまで時計の針が1時間進められていたが、午前0時からこれが戻されたものだ。この制度は、世界的なエネルギー危機となった1975年から導入されているものだ。同様の制度はチリやブラジル南部でも採用されている。


【国際全般】

■AA機、副操縦士が酒酔い Sky Newsの記事
アメリカン航空機の副操縦士が酒酔いで勤務に現れ、混乱が起きた。この事態が起きたのはデトロイトの空港だ。フィラデルフィア行きの便に勤務するはずだったこの副操縦士は、血中アルコール濃度検査に引っかかり、乗務できなくなった。このためこの便はキャンセルされ、利用するはずだった乗客によるとまさに「混沌」とした状態になったという。