2016.05.25

【ボリビア】

■エボ「チリは諜報工作員を送り込んだ」 El Díaの記事
エボ・モラレス大統領は、チリが諜報・工作員をボリビアに送り込んだと断じ、同国を批判した。今年2月に、モラレス大統領の再選の是非が焦点の、憲法改正を問う国民投票が行われた。この際チリは、「報道」を騙り諜報、工作活動をする者をボリビアに送ったという。この国民投票は「No」が勝利する結果に終わった。

■ムニョス「主権はテーマではない」 La Razónの記事
チリのエラルド・ムニョス外相は、ハーグの国際司法裁判所で争われる海岸線問題は「チリの領土主権がテーマではない」と語った。ボリビアは太平洋条約に基づき主権ある海岸線を求め、同司法にこの問題を持ち込んでいる。同外相はこの裁定がどのような形となっても、チリの領土主権は変わらないとボリビアを牽制した。

■今年も二重アギナルドの可能性 La Razónの記事
エボ・モラレス大統領は、今年もアギナルド(クリスマス手当)倍払を政策的に行なう可能性を示した。過去3年にわたり、金銀生活者の生活の質向上のため、この倍払を企業などに義務づける措置をとった。今年の実行については微妙だったが、政府試算で今年の成長が5.4%となる見通しとなり、今年も実行される可能性があるとした。

■国連、ジェンダー法を歓迎 El Díaの記事
国連はボリビアの議会が「ジェンダー・アイデンティティ法」を可決し、成立させたことを歓迎した。この法は、性同一性障害を抱えた者が、戸籍記載の性別や名前を変更できるようにしたものだ。国連は性的マイノリティの地位向上、権利擁護につながるとしてこの成立を祝福した。一方、同性婚や同性パートナーシップは、国内での議論は進んでいない。

■ジェンダー法、保守層は反発 El Díaの記事
議会が可決、成立したジェンダー・アイデンティティ法に対し、国内の保守層は反発している。サンタクルスでは福音(プロテスタント)教会が主導する、この法に反対する集会とデモ行進が行われた。保守層は、性の問題の方針転換や同性愛の権利向上などに対し、強い反発を抱いている。この法の撤回に対し、国内では1万人が署名したという。

■Enatex闘争、COBが参戦 Página Sieteの記事
公営アパレル会社Enatexの職員らによる闘争に、有力労働組合連合COBが参戦した。Enatexは業績不振などを理由に工場を閉鎖し、雇用されていた職員らが雇用継続を訴え、ラパスでデモなどを行なっているものだ。COBは、Enatexの姿勢に重大な問題があると指摘し、同職員らを支援する方針を示した。

■ラパス、6つの闘争が混在 El Díaの記事
ラパス市内では23日、6つの社会闘争が混在する、異例の事態となった。身体障碍者の年金闘争やEnatexの雇用継続問題、さらに労使対立や交通事業者の闘争などが並行して行われたもので、市内中心部の交通は大きく乱れた。これら6つの闘争はいずれも膠着状態で、今後長期化するおそれもある。

■ラパス、直下型地震の可能性 La Razónの記事
ラパス市では、直下型の地震が起きる可能性があるという。フランスの地質機関が指摘したものだ。エルアルトとアマチュマを結ぶ活断層が存在し、200年から千年に一度大地震を引き起こす可能性がある。マグニチュード5.7~5.9の直下型地震が起きるおそれがあり、発生すれば甚大な被害が予想される。

■ワルネスで大きな火災 El Deberの記事
サンタクルス県ワルネスのゴミ置き場で、火災があった。サンタクルス市への幹線道路と町を結ぶ地点にある現場で起きた火災で、大量の煙が発生した。この火は、隣接する製氷工場に類焼するおそれがあるとして、警戒が高まった。駆けつけた消防によりすでにこの火はコントロールされている。

■ポオポ湖、やはり汚染深刻 El Deberの記事
オルーロ県のポオポ湖の汚染は、やはり深刻なレベルだという。昨年12月、雨不足の影響でこの湖が干上がったことを受け、通常は湖底となっている土壌の物質についての調べが行なわれた。この結果、鉱山排水の流入によるとみられる金属物質などが多く検出されたという。カドミウムやヒ素、鉛といった、人体に有害な物質が高いレベルで検出されている。


【ペルー】

■22%、投票は当日に決める Los Andesの記事
大統領選では、国民の22%は、投票当日に誰に投票するかを決めるという。IEPが行なった調査の結果だ。6月5日にケイコ・フヒモリ候補とペドロ・パブロ・クチンスキー候補の間で、決選投票が行われる。当日に投票相手を決めるという人は北部アンデスで32%、東部低地で31%となった。直近の模擬投票でケイコ氏の有利が伝えらるが、当日まで情勢は分からないとみられる。

■マドレ・デ・ディオス、水銀汚染 Perú21の記事
マドレ・デ・ディオス県では水銀汚染が進んでいるという。漁業衛生機関が指摘したものだ。同県内にある鉱山からの排水を通じて水が汚染され、こうした河川で捕れた魚を通じ市民もこの汚染の影響を受けている。同機関は県内の11地域をとくに汚染が進んだ地として指摘し、こうした地域産の魚を消費しないよう、異例の呼びかけを行なった。

■盲導犬、普及進まず Perú21の記事
国内では盲導犬の普及が進んでいないという。議会は2012年1月7日、盲導犬についての法を成立させた。飲食店などへの盲導犬の立ち入りを許可し、さらに飼育環境を整えるというものだ。しかし国民間で、盲導犬に対する認知が広がらず、盲導犬を育てる現場の整備も立ち遅れた状態であるためだ。

■クスコ、ボゴタ直行便に期待 El Comercioの記事
クスコでは、コロンビアの首都ボゴタとの間の直行便就航の報道に、期待の声が上がった。アビアンカ航空が7月18日から、週3往復の体制で運航を開始するもので、とくに北米からの利用客の増加が見込まれる。クスコの観光業界は、南米有数の観光地として観光業のさらなる振興につながるとの指摘がある。現在、クスコからの国際線はラパス線のみだ。


【チリ】

■自殺企図青年に、賠償求める BioBio Chileの記事
サンティアゴの動物園は、自殺を企図した19歳の青年に賠償を求める方針だ。先週末、この青年はライオンの檻に自ら入り込み、飼育員は襲われたこの青年を助けるためライオン2頭を射殺した。動物園側はこの青年の行為が不法行為にあたり、ライオン2頭を失うこととなったとして賠償を求めるという。この青年は、精神疾患を追っていたことが報じられている。

■メトロ、クリーンエネルギー化計画 BioBio Chileの記事
チリ大学は、サンティアゴのメトロ(地下鉄)の使用電力のクリーンエネルギー化の計画プロセスを示した。ミチェル・バチェレ大統領がこの計画を示したもので、同大学は太陽光48%、風力12%と、総電力の60%をクリーンエネルギーでまかなう計画や、具体的施策を示した。


【アルゼンチン】

■自転車へのナンバープレート議論 Clarín.comの記事
自転車に、ナンバープレートをつけることが議論されている。ブエノスアイレスなどでは自転車が新たな交通機関に位置づけられ、利用者が大きく伸びている。一方で自転車の盗難件数は激増し、高額な自転車は闇市場で売買されている現状だ。この対策としてナンバープレートの導入が提案されているが、コスト負担から反対する声も根強い。

■マテ茶の回し飲み、自粛を La Nacionの記事
保健省は国民に対し、マテ茶の回し飲みの自粛を求めた。国内では北部を中心にマテ茶を飲む習慣があり、これを回し飲みするのも一般的だ。しかし冬を迎えた国内ではインフルエンザの流行が起きつつあり、この回し飲みが感染拡大につながるおそれがあるという。現在国内で感染が広がっているのは、2009年にメキシコを震源に広がったAH1N1型だ。


【エクアドル】

■コレア、信頼度が低下 El Universoの記事
ラファエル・コレア大統領に対する、国民からの信頼度が低下している。Cedatos-Gallupが行なった世論調査で、大統領を信頼すると答えたのは29%にとどまり、信頼しないは65%だ。就任9年を迎え、もっとも低い水準となった。また支持率は27%と、一年前の37%から10ポイント低下した。

■クエンカ空港、また制限 El Universoの記事
クエンカのマリスカル・ラマール空港では24日、運航の制限が生じた。天候の問題から視界が悪く、同空港への便の着陸ができなくなったものだ。同空港では4月末に、TAMEの便がオーバーランの事故を起こしたばかりだ。同空港は滑走路が短く、アスファルト舗装の状況も悪く、また計器着陸装置(ILS)なども設置されていない。

■クエンカでM4.9の地震 El Universoの記事
クエンカで24日午前11時35分頃、地震があった。観測機関によると震源はクエンカの町の近郊で、震源の強さはマグニチュード4.9、震源の深さは74.56キロだ。市内でははっきりとした揺れが感じられ、建物から多くの人が街路に飛び出した。この地震による人や建物への被害報告はない。

■グアヤキルで爆弾騒ぎ El Comercioの記事
グアヤキルのバスターミナルで22日夜から23日にかけて、爆弾騒ぎがあったという。運営側に、施設に爆発物を仕かけたとの脅迫があったというものだ。警察官の調べで、施設内のトイレに不審物があり、爆薬などが検出されたという。一時、利用客らが避難する動きもあった。警察は容疑者を特定しており、現在事情を聴いているという。


【コロンビア】

■キンディオ、コーヒーの30%に影響 Caracol Radioの記事
キンディオ県では、コーヒー生産に天候の影響が生じているという。同県は国内有数のコーヒー豆の産地だが、エル・ニーニョ現象の影響とみられる異常気象で、不作や病害などが起きている。生産者の団体によると、今シーズンのコーヒー生産量は、例年よりも30%程度減る見通しだという。


【ベネズエラ】

■Unasur、ベネズエラ危機を認識 Caracol Radioの記事
12か国が加盟する南米諸国連合(Unasur)も、「ベネズエラ危機」を認識している。国内では経済失政による高いインフレと物資不足が続き、議会選で大勝した野党側が与党に強い圧力をかけている。Unasurは国内の状況が危機的な状態にあるとし、対話による解決を図るため各方面への働きかけを行なう方針を示した。

■トウモロコシ粉、900%上昇 La Jornadaの記事
国内では23日、トウモロコシ粉の価格が実に900%も上昇したという。15か月にわたりトウモロコシ粉はキロ当たり19ボリバールに据え置かれていたが、この日から一気に190ボリバールとなった。トウモロコシ粉は伝統料理アレパに欠かせないもので、国民生活に直結した素材の一つだ。政府による価格据え置き政策も、限界に達しつつあることがうかがえる。

■物資不足、悪化続く Sipseの記事
国内での物資不足の状態は、悪化が続いている。経済失政により食料品や医薬品、トイレットペーパーやコンドームといった衛生保健品などの不足が目立つ。消費者機関の分析では、主な42品目の価格はこの不足により、この1年で700%上昇している。国外のコンサルタントは国内経済が今年、8%のマイナス成長になると予測している。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■ホンジュラス、2人の捜索続く La Prensaの記事
ホンジュラス、チョルテカ県のエル・コルプスで17日に発生した鉱山の落盤事故現場では、不明となっている2人の捜索が今も続けられている。不明となっていた3人のうち1人は遺体で発見されたが、残る2人については手がかりもない状態だ。現場では二次災害のおそれがあるとして、重機などを使用し慎重に捜索がなされている。

■トゥリアルバ火山、やや落ち着く Caracol Radioの記事
コスタリカの活火山、トゥリアルバ火山の活動はやや落ち着きつつあるという。首都サンホセの東70キロにあるこの火山は20日頃から活発な状態が続き、先週末にはサンホセの空港の便にも影響が出ていた。観測機関によると24日朝、火山活動は鎮静化に向かっているとみられるとした。

■エルサルバドル、200年の刑 El Comercioの記事
エルサルバドルの司法は、パンディージャと呼ばれる組織犯罪のギャングメンバー89人に、最大200年の刑を言い渡した。サンミゲルの裁判所が言い渡したもので、容疑はゆすりやテロ行為だ。同国ではこのパンディージャの暗躍で犯罪が大幅に増加している状態で、この存在が社会不安そのものになっている。

■キューバ最古のビールがマイアミに Clarín.comの記事
キューバ最古のビールが、米国フロリダ州のマイアミの人々を沸かせた。関係正常化の進行により、キューバ産品の米国への輸出の扉が開かれた。このため、1888年製造開始の「ラ・トロピカル」が上陸し、音楽イベントの際に販売されたという。マイアミにはキューバ系移民も多く、多くの人が懐かしげにこの味に触れた。