2017.04.25

【ボリビア】

■チリ最高裁、解放を否決 Correo del Surの記事
チリ最高裁は24日、ボリビアの9人の解放要求を否決した。先月19日、オルーロ県ピシガの国境で税関職員と兵らがチリ側に逮捕される事件が起きた。いずれも職務中で、チリ側にかけられた盗みなどの容疑を9人は否定している。イキケの司法がこの開放要求を却下したことからボリビア検察が上告していたが、最高裁も同じ結論を出した。

■9人、外交問題の「人質」に La Razónの記事
大統領府のレネ・マルティネス大臣は、チリが拘束したボリビアの9人を、外交問題に利用していると批判した。オルーロ県ピシガで拘束された9人の解放を24日、同国最高裁が否決した。同大臣はこの件について、チリ側が9人を事実上の人質にし、外交問題に利用しようとしていると断じた。ボリビアとチリは1978年の断交以来、正規の外交関係がない。

■ラテンアメリカ通商会議、ボリビアで開催 Página Sieteの記事
ボリビア銀行業協会(Asoban)は、ラテンアメリカ通商会議が5月28日から30日にかけ、サンタクルスで開催されることを明らかにした。今回で33回めとなるこの国際会議は、ラテンアメリカの銀行業の団体が主催するものだ。5つの分野に分かれ、参加する16か国の300の銀行が会議に参加する。

■バンジージャンプの事故 La Razónの記事
この週末、バンジージャンプのアトラクションで、事故が起きた。サンタクルスとコチャバンバを結ぶ旧道沿いのラ・ネグラ橋から、若い女性がこのアトラクションに挑戦した。この際、安全ベルトが作動せず、女性は頭から、川の中に着水した。女性は無事だったが、一つ間違えれば惨事となっていたおそれもある。

■使用農薬が3倍に El Díaの記事
国内の農業生産現場での農薬使用量が、大きく増えているという。環境団体が指摘したものだ。1ヘクタールに使用される農薬の量が、数年前の12キロから、3倍の36キロに増えた。天候不順や病害流行の影響で増加に至ったものだが、同団体は国内の自然環境への影響は甚大だと警告する。

■コルキリで封鎖 La Razónの記事
ラパスとオルーロを結ぶ道路のコルキリで24日、道路封鎖が行なわれた。パンドゥーロとコナニの間で行われたこの道路封鎖で、交通や物流に影響が生じている。この封鎖は、地域住民と地域鉱山の労働者らが、道路整備などの公共事業実施を国やボリビア道路管理局(ABC)に求めた動きだ。

■オルーロ道で事故 Los Tiemposの記事
ラパスとオルーロとを結ぶ道路で、バス事故が起きた。24日午前2時30分頃、オルーロから57キロのコンドリリで、バスが左側から側面に衝突したものだ。この事故で、バスに乗っていた2人が死亡し、複数の負傷者を出した。このバスはボリバール社の便で、コチャバンバからラパスに向かう途中だった。

■癌病院、放置状態 Página Sieteの記事
ラパス近郊のアチュマニに建設されていた癌病院の建物は、工事が中断されたまま放置されている。この建物は50万ドルが投じられ、18年前に建設が始まった。しかし進捗率30%の段階で工事が止まったままで、建設中の病棟などには現在、ホームレスが住み着いているという。

■テレフェリコ、カメラ1300台 Página Sieteの記事
ラパス、エルアルトの都市交通テレフェリコ(ロープウェイ)の安全を、1300台のカメラが守っている。現在赤、黄色、緑、青の4路線が運転され、年内には白、オレンジ線が開業予定だが、66のモニターパネルを通じ、職員らが監視を行っている。駅や設備内の犯罪取り締まりだけでなく、強風や降雨、降雹などについても監視員は目を光らせている。

■スクレ、シマウマたちが復帰 Correo del Surの記事
スクレ市内に24日、シマウマたちが戻ってきた。シマウマの着ぐるみの若者たちが、市内で交通整理や指導を行なうものだ。ラパスで導入されたこのモデルは、若者の雇用開発と交通マナー向上を図る取り組みだ。スクレでも導入されていたが、シマウマたちへの賃金払いの遅れなどから、停止していた。


【ペルー】

■クエラップ、観光激増 Perú21の記事
アマソナス県のクエラップ要塞遺跡を訪れる観光客が、激増している。今年に入りこの遺跡を訪れた人の数は25万7852人と、前年同期比で52%増加した。この3月、要塞に至る新たなテレフェリコ(ロープウェイ)が開通し、この観光地に注目が集まったためとみられる。このテレフェリコ効果で、県都チャチャポヤスとの間の交通利便性が大きく向上した。

■ニート、170万人 La Repúblicaの記事
国内には学業にも仕事にもつかない若者、ニートが170万人いるという。FORGE財団が試算した数字だ。対象となった18歳から24歳の若者の多くは、学業を終えても望む職に就けないケースが多く、そのままニートと化すことが多いという。同財団は、こうした若者たちの職能開発などのプログラムを進めている。

■悩めるマンコラ Perú21の記事
国内北部随一の海の観光地マンコラが、悩んでいる。この町があるピウラ県では3月以降、大雨による水害や土砂災害が相次いだ。この影響で、今月中旬の観光の繁忙期セマナサンタ(聖週間)の来訪客が、前年の半分まで落ち込んでしまった。マンコラの観光業界は、観光の巻き返しに向けて現在、さまざまな策を練っている。

■Cepal、3.5%成長予想 El Comercioの記事
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(Cepal)は、今年のペルーの経済成長について3.5%と予想した。南米の経済成長については0.9%と低い予想でペルーはこの数字を上回るが、中米の3.6%は下回る。南米はベネズエラが大きなマイナス成長となり、また大国ブラジルの成長率はプラスに転換するものの幅が小さい予想だ。


【チリ】

■バルパライソ、M6.9の強い地震 BioBio Chileの記事
第5州のバルパライソでは24日18時39分頃、強い地震が起きた。観測機関によると震源はこの町の西72キロの太平洋で、震源の強さはマグニチュード6.9だ。この地震の揺れは北は第4(コキンボ)州から南は第8(ビオビオ)州の範囲で感じ、またアルゼンチンの内陸でも揺れを感じたという。この地震の後、30分の間に余震とみられる揺れが5度観測されている。

■バルパライソ、群発地震の様相 La Terceraの記事
第5州のバルパライソで起きているのは、群発地震とみられるという。チリ大学の研究者が指摘したものだ。この町の西の太平洋では先週末以降、地震が相次ぎ、その数は130回に達している。22日夜にはM6.0、24日夕方にはM6.9の強い地震も起きている。環太平洋造山帯に位置するチリは世界有数の地震国で、同大学は当面警戒が必要との見方を示した。

■メトロ、地震で運転見合わせ BioBio Chileの記事
第5州のバルパライソとリマチェを結ぶメトロ(電車)は、24日夕方の地震を受け、運転が見合されている。運営側はツイッターを通じ、全線で運転を休止していることを明らかにした。また電力会社によるとこの地震の影響で、第5州の広い範囲で停電が起きているという。この地震でバルパライソ市内ではメルカリ震度5の揺れが記録されている。

■チリの成長見通しを下方修正 La Terceraの記事
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(Cepal)は、チリの今年の経済成長見通しを下方修正した。Cepalは今年の成長について、2.0%との予想を示していたが、これを1.5%に修正した。ラテンアメリカ全体については、当初の1.1%から、1.3%に上方修正している。同期間は今後の地域経済について、米国や欧州の政治的、政策的影響を受けるおそれがあるとの指摘をした。


【アルゼンチン】

■世紀の強盗で国境警戒 Clarín.comの記事
パラグアイ、シウダー・デル・エステで「世紀の強盗」事件が起きたことを受け、国境を接するミシオネス州では警戒態勢が強化された。セキュリティ会社をブラジルの武装集団50人が襲い、銃撃戦となったものだ。この事件では4千万ドル相当の現金が奪われている。シウダー・デル・エステはプエルト・イグアスと国境を接し、国内にも波及するおそれがあると警戒が強められた。

■ロカ線、シティベルへ Clarín.comの記事
ブエノスアイレスの近郊鉄道ロカ線が、ようやくシティベルに乗り入れた。ロカ線はコンスティトゥシオン駅とラ・プラタ駅を結ぶが、このシティベルはラ・プラタのターミナルから10分ほどのところにある。政府側がこの地への乗り入れを発表していたが、1年半遅れでの乗り入れ実現となった。政府側は、ロカ線全体で利用が一日17万人に増えると試算している。

■トゥクマン、大規模プロモ予定 La Gacetaの記事
トゥクマンの観光業界は、大規模なプロモーションを実施する予定だ。トゥクマンの空港は6月から、3か月にわたり閉鎖され、滑走路の補修工事などが行なわれる。この間、同空港発着の便はサンティアゴ・デル・エステーロ州のテルマス・デ・リオ・オンドの空港に移管される。観光客の減少が予想されることから、この間にプロモを実施し、乗り切る方針だ。

■コモドロ、海岸道路復旧 El Patagónicoの記事
チュブ州のオイル産業の町コモドロ・リバダビアでは、ラダ・ティリとを結ぶ海岸道路が復旧する。この町では今月上旬にかけて、2度にわたり局地的大雨が降り、水害発生で道路に被害が生じていた。州側によると、この海岸道路については復旧作業が進み、数日内に通行が再開される見通しとなったという。


【エクアドル】

■キト中心部が水浸し El Comercioの記事
キト中心部の主な街路は24日、水浸しとなった。この日の午後にかけ強い雨と雹が降り、幹線道路のレプブリカ通りやエロイ・アルファロ通りなどが水に覆われる状態となった。車は走行したものの、走るたびに街路にさざ波が立った。また市内の複数個所で倒木の報告もある。キトではこの雨季、大雨による被害が相次いでいる。

■イトゥルカチ、工場火災 El Comercioの記事
キト近郊のイトゥルカチで24日、工場火災が起きた。午前11時頃、Incinerox社の工場から火が出たとの通報があり、消防が車輛20台で現場に駆けつけた。50人体制での消火活動で、火は間もなく消し止められた。この工場は15年ほど前から、ゴミの資源再生などを手がけていたという。


【コロンビア】

■モコア、依然69人不明 El Colombianoの記事
大規模土石流災害に見舞われたプトゥマヨ県都モコアでは、依然として69人が不明だ。3月31日夜から翌朝の大雨で3つの河川が同時氾濫して起きたこの災害では、328人の死亡が確認されている。この町の人口は7万人で、このうち4万5千人が被災したとみられる。現在、カケタ川などで、不明者の捜索が続けられている。

■マニサレス、注意報継続 La Razónの記事
カルダス県都マニサレスでは、新たな土砂災害に対する注意報が継続して出されている。この町では先週、大規模な土砂災害が発生し、住宅など500棟が被害を受け、17人が死亡した。この災害は大雨の影響で地盤が緩んだことが原因で、行政側は新たな災害発生リスクが下がっていないとして、注意報を継続している。

■カケタ、牛泥棒 Caracol Radioの記事
カケタ県で、牛1000頭が盗まれる事件が起きた。事件が報告されたのは同県北部、サンビセンテ・デ・カグアンのカルボナにあるラス・エルコニアス農場だ。所有者によると実数は不明ながら、1000頭以上が盗まれたという。警察は、左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)が、資金稼ぎのため行なった盗みではないかとみている。

■メデジン、殺人増加 Caracol Radioの記事
国内第二の都市メデジンでは今年、殺人が増加しているという。警察側が明らかにしたものだ。1月以降、市内で発生した殺人件数は151件と、前年同期の139件から12件、率にして9%増加した。この1月には長期間、殺人が起きない時期があり、件数は減少を記録していたが、2月以降はむしろ増えたという。


【ベネズエラ】

■また大規模反政府デモを計画 El Paísの記事
野党はまた、大規模反政府デモを行なうことを計画している。この19日、国内各地ではニコラス・マドゥロ大統領の早期退陣を求めるデモが行なわれ、250万人が参加した。政府側にさらなる圧力をかけるため、同規模またはこれを上回る規模の、デモを計画しているという。今月に入り、こうしたデモやデモに乗じた略奪で、21人が死亡している。

■週明けでも各地でデモ Clarín.comの記事
国内では週明けの24日、また各地で反政府デモが行なわれた。ニコラス・マドゥロ政権退陣と選挙の前倒しを求めるデモは先週にかけ、国内を席巻した。1日以降だけで21人の死者を出しているが、野党側は政府や警察に催涙ガス弾、ゴム弾の使用停止と、逮捕者の全員即時解放も求めている。

■フットボールの試合でも反政府デモ El Comercioの記事
この週末に行われたクラシコと呼ばれる、フットボールの伝統の一戦の場でも、反政府デモが行なわれた。デポルティーボ・タチラとカラカスFCの試合がサンクリストーバルで行われたが、試合に気持ちが向かうはずのサポーターから上がった声は、ニコラス・マドゥロ政権の退陣を求めるものだった。この現場ではとくに大きな混乱は起きていない。

■ティントリ氏「夫は孤立」 El Comercioの記事
活動家のリリアン・ティントリ氏は、「夫はこの1か月間、孤立している」と述べた。同氏の夫は野党指導者レオポルド・ロペス氏で、14年の刑を受け収監されている。ティントリ氏は夫との面会のため収監施設を訪れているが、施設側に面会を阻まれているという。ロペス氏はティントリ氏だけでなく、弁護士や友人らとの面会もできない状態が続いている。


【ラテンアメリカ・カリブ海】

■シウダー・デル・エステ、世紀の強盗 TNの記事
パラグアイ、シウダー・デル・エステで「世紀の強盗」事件が起きた。24日、ブラジルから来たとみられる武装強盗団50人がセキュリティ会社Prosegurの施設を襲った。この襲撃で警官1人が死亡し、強盗団は4千万ドルの現金を奪った。逃走に使用された車輛15台は、その後うち棄てられているのが発見されている。

■ブラジルでも似た強盗事件 ABC Colorの記事
世紀の強盗事件が起きたパラグアイ、シウダー・デル・エステから900キロのブラジルの町で、似たような強盗事件が起きていた。パラグアイの事件の24時間前、ピラール・ド・スールの銀行が強盗団20人に襲われた。およそ15分間の短いこの事件で、施設内からは現金などが奪われたが、その額は明らかにされていない。

■ジェットブルーはキューバ線拡張 Biz Journalsの記事
米国のLCCジェットブルーは、キューバ線を拡張する方針だ。関係正常化を受け、米国の航空会社がキューバに乗り入れたが、需要低迷で撤退や減便が続いている。こうした中、参入会社の一つであるジェットブルーは、撤収した航空会社の代わりにキューバ路線を増やしたいとした。同社会長は米国とキューバを結ぶ市場が「若い」ことを挙げ、今後の成長への期待を示した。

■キューバ、プレミアム涸渇 América Economíaの記事
キューバでは、オクタン価の高いガソリン「プレミアム」が涸渇したという。同国の国営メディアが伝えているものだ。同国で流通するガソリンの70パーセントは、友好関係にあるベネズエラから供給されている。しかし同国の政治、経済の問題からこの供給が滞り、国内でもガソリンの品薄感が広がっている。とくにこのプレミアムについては、国内で得ることが難しい状態となった。

■アマスソナス・パラグアイ、サルタへ El Retrato de Hoyの記事
アマスソナス・パラグアイは25日から、アスンシオン-サルタ-イキケ線を運航する。同社は今月、アスンシオンとブエノスアイレスのアエロパルケを結ぶ路線に就航したばかりだが、アルゼンチン2路線めを開設する。同社はボリビアのアマスソナスとスペイン企業が合弁で立ち上げ、路線の拡充方針を示していた。

■ホンジュラス、黄熱病に警戒 La Prensaの記事
ホンジュラスの保健省は、国内に黄熱病に対する警戒を呼びかけた。現在、ブラジルではミナス・ジェライス州を震源にこの感染症が広がり、リオデジャネイロでも死者が出たことが報じられている。保健省は、この感染症のラテンアメリカへの広がりが「近づいている」とし、国民に対しても予防接種を受けることを推奨した。